
5月3日(金)
夏に北アルプスに行きたいと思っているが、
行けるかどうかはまだ分からない。
分からないけれども、いつでも行けるように訓練はしておきたい。
現在、週2回のペースで山に登っている。
今はGWなので、天山でも登山者が多いことだろう。
ならば裏山(鬼ノ鼻山)へ。
裏山とは言っても、自宅玄関から歩き出して、山頂まで2時間はかかる。
往復4時間。
案外、歩き応えがあるのだ。
佐賀は麦秋の季節を迎えつつある。

最初は車道を登って行く。

遥か彼方に、“鬼の展望台”が見える。


途中から(私しか歩かない)土道ルートへ。

しばらく来ないうちに、草茫々となっていた。(笑)

緑の中を歩いて行く。

この道で人に出会ったことはない。

この分岐は左へ。(右は行き止まり)

雰囲気の好い道。


ゆっくり登って行く。

キノコがたくさん。

杉の植林帯を抜けて行く。

どこかの山で、(このような)どこにでもある植林帯に道を通し、
“人生の並木道”などと名付けているYAMAP族がいたが、
社畜として飼い馴らされた人生を送ってきた人々は別にして、
整然と整列した直立不動の植林の木に、人生を感じます?
私はまったく感じないのだが、
YAMAP族は喜々として“人生の並木道”詣をしているらしい。

やがて林道へ出る。

羊歯植物の群れや、

サヌカイトの崖を見ながら歩いて行く。

※鬼ノ鼻山は、サヌカイト(讃岐石:安山岩溶岩)で有名な「瀬戸内火山群(帯)」に属する火山で、同時期に活動したと思われる聖岳は、「玄武岩溶岩」が噴出した火山であった。
二つの山の活動時期は、新生代新第三紀中新世後期(約1200万年前)頃と推定されており、
いずれも活動はすでに止まっている。鬼ノ鼻山から聖岳にかけては、すでに「地すべり地形」になってかなり侵食が進んでいて、火山の原形も留めていない。(詳しくはコチラを参照)
緩やかな傾斜の道を歩いて行き、

この分岐から左へ。

植林帯を抜けると、

“みはらしの丘”へ出る。


ここから右折して尾根道を登ると、

“鬼のテラス”に着く。

さらに歩いて行くと、

鬼ノ鼻山山頂に到着する。

山頂は展望がイマイチなので、
“鬼のテラス”に戻り、

こんな風景を見ながらランチとした。


“麦秋の白石平野”が美しかった。


では、最後に、本日出逢った花々を少しだけ紹介しよう。
山の中腹では、
オドリコソウ、


タツナミソウ、


オオジシバリ、

ムラサキサギゴケなどの花々を見ることができた。

山頂が近くなると、
フタリシズカ、



コキンバイザサ、

フナバラソウなどの花々に出逢った。



キンランはあちこちで見掛けた。



立ち姿が美しかったキンラン。

いいね~

そして、ギンラン。

とある場所にひっそり咲いていた。

今日も「一日の王」になれました~


