一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

井原山・登吾留山 ……オオキツネノカミソリとオニコナスビに逢いたくて……

2012年07月29日 | 背振山系
7月29日(日)。
Hiroさん、Haruさん、信ちゃん、俊ちゃんと、
オニコナスビの花を見に行った。
これは以前、クロカミランや隠居岳のヤマツツジを見に行ったときに、
「オニコナスビの花を見てみたい」
と言った私に、
「オニコナスビの花が咲く時期にご案内しましょう」
とHiroさんが仰って下さって、
その約束を忘れずに、
「見頃を迎えたようです」
と連絡して下さったHiroさんの尽力によって実現した山行。
「井原山のオオキツネノカミソリも見頃を迎えているようですから、オニコナスビを見る前に寄ってみませんか?」
とHiroさんから提案があり、
まず、佐賀県側の新村ルート(これも私に対するお気遣い。配慮に感謝!)でオオキツネノカミソリを見ることとなった。
お花大好きの信ちゃん・俊ちゃんも参加されるということで、
期待いっぱい、楽しみにこの日を迎えたのだった。

みなさん、新村ルートは初めてとのことで、
このルートだけは私が案内役。
元気に出発。


Hiroさんと信ちゃんが、小さな花を写真に撮っていた。
ヒナノウスツボという花だそうで、
写真を撮るのに苦労するほど花が小さい。
私も撮ってみたが、ピンボケ。
帰って調べてみたら、
佐賀県のレッドデータブックに載っている花で、
絶滅危惧Ⅱ類種。
貴重な花であった。


水無が近づくと、オオキツネノカミソリの群生が見られるようになってくる。
この辺りは、まだこれからといった感じ。


水無ルートに出て、山頂を目指す。


ハグロソウが美しい。


おっ、たくさん咲いている。


奥の方までずっと咲いていて、見事!


やはり、夏は、オオキツネノカミソリだね。


信ちゃん、Hiroさんをパチリ。


こんな道を歩けるなんて、幸せだ~


オオキツネノカミソリの群生地を抜け、急坂を登り、
山頂近くで私たちを迎えてくれたのは、ハンカイソウの花。
この花もまた夏を代表する花。


山頂には、大勢の人がいた。
風の通りのよい岩場を見つけ、そこで昼食。




食後、美しい縦走路を下って、登山口に戻ってくる。


車で登吾留山に移動。
途中、雨が降り出してきた。
雨もまた楽し。

キンミズヒキが咲いている。


おっ、オニコナスビだ~


美しい~


雨に濡れ、光沢を増し、色が一層鮮やかに見える。


横から見ても美しい~


至福のひととき。


ヤマジオウや、


ヤマホトトギスなども咲いていて、
存分に夏の山を楽しむことができた。


オオキツネノカミソリもオニコナスビも、
ちょうど見頃で、言うことなしの花山行であった。
Hiroさん、Haruさん、信ちゃん、俊ちゃん、
ありがとうございました。
またご一緒しましょう。

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