一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……あまり知られていない山で、花に囲まれて過ごすひととき……

2012年04月29日 | 登吾留山
世はゴールデンウィーク。
でも、私にはゴールデンウィークはない。
というか、いつも通り。
日曜と木曜が休みで、あとは仕事。
浮かれ気分はまったくない。

とはいっても、この期間、
長女と二女が、
子供を連れて遊びに来ているので、
とても賑やか。
娘や孫と過ごす時間は、とても楽しい。

今日(29日)の休みは山へ行く予定はなかったけれど、
午前中は娘も孫もまだ眠っている。
この時間を利用して、近くの山へ。(笑)
あまり知られていないマイナーな山に登ってみることにする。

春……というより、もう初夏の雰囲気。
花も過剰だ。(笑)
見よ、この花々を――








ヒノキの植林帯を抜けると、そこは新緑の林。


なんて美しいんだろう。


新緑を見ているだけで、心が癒される。


やがて山頂へ。


この山は、ことのほかミツバツツジが多くて驚いた。
まだ蕾が多かったが、満開になれば見事だろうと思った。


林を散策する。
大きな石を取り囲む、奇怪な形の木。
芸術作品のようだ。


ツクシショウジョウバカマが咲く山だとは知らなかった。
来年が楽しみ。


カンアオイがたくさん。


ヒメハギや、


シハイスミレや、


カノコソウや、


クサイチゴも咲いている。


これは、シロバナニシキゴロモだろうか……


シュンランも咲いている。


おっ、キンランだ。


美しい!


こんな蕾の状態のキンランは初めて見た。


蕾と花。


奥ゆかしくて、好もしい。


アップにすると、恥ずかしそう。


あまり知られていない山で、
思いがけなくも、
花に囲まれて、楽しいひとときを過ごすことができた。
感謝!

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