無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

早々、ボリス・ブラウン鶏きたる。

2008-10-15 23:50:22 | 日々の自然菜園
本日

17日に来舎する予定の廃鶏のために鶏舎の仕上げに研修生と共に取りかかった。

今年の夏の収獲ラッシュなどで鶏舎はなかなか着工できずにいた。

養鶏を思い立ってから、早13年くらい。
本格的に飼えそうな環境にようやく今年なってきた。

育苗用のハウスを立てる際に、
ハウスパイプを利用した簡単廃材鶏舎を思い立ったのが2007年12月。

実際にゼロから鶏を飼った経験はほぼなく、
市販の養鶏の本を読み漁ったが、何がなんだかわからなかった。

近所に住む養鶏・解体の、元プロに基本的な自然養鶏の仕組みを伝授してもらい、手元にもらってきた廃材をベースに10月に入り本格的に鶏舎つくりに研修生と取り組み始めた。

友人に借りたインパクトドライバー(電動ドライバー)を使うのは、庭師の仕事をしていた5年前以来だった。

不安もありつつ、二人して取り掛かると
サシガネ(直角定規)・スケール(メジャー)・鉛筆なしでどんどん廃材が骨組みに変わっていった。

もらってきた建具で、扉をつくり、
もらってきた古い瓦で、害獣対策。
もらってきたネットでハウスを覆い、
もらってきたリンゴの剪定枝で、止まり木を作り、
もらってきたリンゴの木箱で産卵箱を作る。

買ったものといえば、ビス(金ねじ)とトタン屋根と金具くらいだ。

明日には最低限の鶏の寝床が完成しそうな夕方17時。

うちの家内が、車で鶏舎の現場に来て曰く、
「今さっき、友人の家に廃鶏が着いたそうだ。これから取りに来て欲しい。」とのこと。「本当は来るのは明後日のはず」、、、


と言うわけで、車の電気をつけて18時まで屋根の代わりに
天井にネットを覆う。

それから暗い中、友人宅に廃鶏と取りに軽トラでいく。

確かに、ゲージで15羽(♂3羽♀12羽)が届いていた。

暗い中、出来立ての鶏舎に鶏を運び、迎え入れる。

鶏の名は、『ボリス・ブラン』後で知ったのだが、有名な赤玉卵を産む親鳥だった。生後480日。

真っ暗な中、ニワトリたちは、写真のように身を寄せながら震えていた。

ここは田舎のど真ん中。
トンビや野良猫だけでなく、キツネやタヌキなど何でもいる。

どうか無事今夜を過ごして欲しい

明日の朝、改めて鶏の数を数えてみようと思う。

はじめての自然養鶏がこうして始まった。

明日からは鶏と、元養鶏のプロに聴きながら
自給自足の自然養鶏を続けていきたい。
コメント (3)
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