無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

野菜の種芋保存法(越冬編)

2008-11-17 22:17:52 | 自然菜園の技術 応用
本日

朝から暖かく、大いに助かりました。

今日は昨日のシャロムの仕事明けなので、ゆっくりズムで野良仕事をしました。

●ナスの自家採種(大口終了)
●去年の漬物樽の掃除
●種芋の選抜・保存(サツマイモ・里芋・ショウガ・ヤーコン)
●正月用の葉もの野菜のハウス種蒔き
●はと麦の収獲
●大野芋の収獲&来年の準備
などです。

研修生がいてくれるお蔭で、3倍くらい早く仕事が片付き、明日から薪小屋作りに入れそうです。

今日のメインの野良仕事に、種芋の越冬保存がありました。

秋に収獲した野菜のうち、来年の種芋になる親株や来年食べるものをハウス内に穴を掘って埋めておきます。

今日埋めたものは「里芋」「サツマイモ」「ヤーコン」「ショウガ」があります。

【保存方法のポイントと方法】

保存させる種芋は、形や収量など次世代に託したい形質のものを選びます。そして、特に種芋にするものは、無肥料で育ったものが適します。

収獲してから、サツマイモはよく乾燥させておきます。ヤーコンやショウガ、里芋は、収獲してから今日まで、倉庫や土の中に仮埋めておきました。

そして、一定の温度・湿度(凍らない状態)を保ち、野菜が発根しないように逆さに埋めます。

1)雨のたまらない温かい場所(今回はハウス内)に深さ50cm以上穴を掘ります。
2)一番下に、3cmくらい籾殻を敷き、その上に藁を束で並べます。
3)土を藁の上に少しかけて、野菜を並べます。(写真参照)
4)ヤーコンや里芋は、掘った形状の逆さに並べます。
5)真ん中か、上部に藁束を差し込みます。野菜の呼吸が出来るように、地上まで出しておきます。
6)野菜に土を被せ、麻袋で覆います。
7)その後土を地下30cmほどまでかけます。
8)籾殻・藁束の順で、たっぷり覆います。(大体元の地面の高さまで)
9)藁の上から土を被せ、5)の藁がちょっとでているところまで、地上20cmくらい土を盛ります。
10)ハウス以外の方は、9)の上から更に麻布・藁・ビニール・古絨毯などいずれかを被せ、雨が入り込まないように工夫します。

来年の4月頃まで暖かくなるまで、そのままにします。
トマトやナスなどの育苗が落ち着き、西瓜やメロンの鉢上げ頃に掘り出して、ポットや仮植えなどし、苗(芽だし)にかかります。

野菜の苗は最初は購入しますが、余裕があれば自作してみると一層愛着が湧きます。

来年は、久々にサツマイモの苗採り(苗作り)や、ショウガ・里芋・ヤーコンを育苗しようと思います。

それに、うまくいったら、4月ごろ里芋やサツマイモが食べることもできます。

夢膨らむ越冬技術。まずは失敗を恐れずにやってみましょう。

コメント (31)
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