無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

市民農園で、自然農のはじめ方(1)

2009-03-09 11:17:52 | 自然菜園の技術 基本
本日
久々に東京に行ってみると感じるのは、
都会では、なかなか農的な生活をするには
農地が少なすぎると思いました。

プランターでも野菜を育てられるように、
いろいろ工夫したりすると楽しめます。

先日、「友人から市民農園で自然農を行いたい、
けれど、どうしたらいいか分からない。」

と相談のメールが届きました。

今回から、3回で市民農園でも自然農ができる、
そんなブログ教室を行おうと思います。
僕が東京時代、市民農園で苦しんで編み出した方法です。

【市民農園で、自然農のはじめ方】
≪1≫自然農の取り組み方、始め方
≪2≫種の選び方、野菜の選び方
≪3≫野良仕事法(栽培&収穫&種まきの三位一体法)



今回は、第一回目【市民農園で、自然農のはじめ方】

≪1≫自然農の取り組み方、始め方

①市民農園は、自然農の農地としては一番大変な場所です。
それは、以下のような場合が多いからです。
1)土の構造が単純で、草も生えにくく、痩せているため。
2)「草を生やすこと=畑を荒らすこと」
「害虫が飛んでくる」と勘違いされている。
3)1~2年単位で借りるため、土を育てる期間短すぎる。

②そこで、1)~ 3)の対策を伝授します。
1)まず、3つやり方があります。組み合わせると強力です。

1:完熟堆肥を畝や通路の中央深さ20cmのところに、1m当り1kg埋め込みます。
つまり、最初畝を作る際に、堆肥を埋めて地力を養う方法。

2:通路や、畝の中央に、赤クローバーやエン麦を蒔き、牧草を生やす。
つまり、草が生えないので、土づくりを積極的にしてくれる牧草の種を蒔いてしまう方法。

3:春先、ハコベ、オオイヌフグリを畑に移植する。
つまり、草が生えないような痩せた農地なので、
ハコベなどがこんもり育つ土を、ハコベごと客土する方法。

2)近所の人や、隣の区画の人と人間関係が良好でないと、
草を生やしたりする変わった人だと思われ、
嫌がらせされる場合があります。

そんなときは、まず区画に近くで人に会ったら「挨拶」
次に世間話をしたり、お茶菓子を一部あげたりして、
相手と友好関係を築きましょう。

3)土づくり(育土)は最低3年かかります。
1)で紹介した以外に、刈った草を敷いた上から、
有機ボカシ肥料や生ヌカ、油粕をいずれかひとつかみほど撒いてあげると一層、
畑の微生物群が増え、土が蘇ります。

明日は≪2≫種の選び方、野菜の選び方
をお伝えします。


●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html

●お奨め講座●

私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。

日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図

参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで
コメント (10)
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