本日。
昨日とうって変わって、寒空だ。
木枯らしが吹いている。
ここ最近、温かくなったり、寒くなったりの繰り返しなので、
野菜の苗の定植や、種まきの時期が難しい。
前回のブログ講座「市民農園で自然農をしよう全3回」が
好評だったので
数ある無農薬栽培法のうち、
共通して使える、大切な栽培ポイントをちょっとずつ紹介していきたい。
第一回目は、無農薬栽培で共通して覚えておいてほしいこと(概論)です。
1)旬に栽培する。
なぜ、農薬・化学肥料が必要ない栽培のポイントは、
自然の理に従い、学ぶことです。
市場の野菜が、農薬・化学肥料に依存するのは、
姿形がよい野菜を、一年中野菜を市場出荷するためです。
無農薬栽培で、野菜を育てる場合、
いちばん簡単なのは、野菜が一番育ちやすい時期に育てることです。
2)適地適作を心掛ける。
野の自然草を見てください。
自然界では、痩せた酸性の土には「スギナ」、
豊かになってきて、中性の土には「ハコベ」、
育ちやすい場所に、育つ草しか生えません。
野菜も草の一つです。
栽培したい野菜のために、土作りをはじめハウス栽培、果ては農薬使用。
それよりは、いろいろな野菜を育てて、
自分の地域風土に合った野菜を育てることで、
特別な資材(肥料・農薬・除草剤)が不要になります。
3)肥料のやりす過ぎ・水のやり過ぎを止める。
肥料のやり過ぎは、野菜のメタボを引き起こし、
野菜の不健康を招きます。その結果、虫害にあいます。
窒素肥料のやり過ぎは、野菜を軟弱化させ、アブラムシの被害にあいます。
アブラムシがでたら、翌年から肥料を半分以下にしましょう。
また、水をあげ過ぎることで、
根が軟弱化させたり、発芽障害を起こしたり
根腐れなどによる失敗は、家庭菜園家には多いものです。
4)輪作・間作の奨め。
無農薬栽培農家だけでなく、輪作は有効です。
野菜の花形であるトマト・ナス・ピーマン・ジャガイモはいずれもナス科、
ナス科間の連作は、土の障害つくり、連作障害を起こします。
また、草も野菜もなく、空けた農地では、
土の流失、土壌の単純化、養分の流亡が激しく、
空いた期間、間作として、麦や豆、緑肥などを栽培し、
土を保全、育ててあげることは、有効です。
しかし、連作に強い作物や、
連作した方が育ちが良くなるサツマイモ・ニンジンなどは別でしょう。
また、肥料を使わない無肥料栽培などのように例外もあります。
5)混作の奨め。
自然界の野の草は、耕したところは別として
ほとんどの場所で、単独で生えていることは稀です。
春の野原には、ハコベやオオイヌフグリ、ナズナ、スイバ、ギシギシなど
多くの草がせめぎ合いながら、共存しています。
最近注目されてきたコンパニオンプランツ(共栄植物)も、
野菜を単独で植えた場合よりも、
相性の良い野菜と共に育てることで、
病虫害が緩和したり、味がよくなったりします。
そこで、野菜を単独で育てると
土や微生物バランスが単純化してしまいがちで、
バランスが崩れやすくなります。
それよりも複数の野菜を育てることで、調和を見つけることで
無農薬栽培しやすくなります。
また、自然農のように、野菜と野の草をバランスをとりながら
育てることも、有効です。
つまり、無農薬栽培は、人為的作為を強調することよりも、
自然界のメカニズムに習い、模倣しながら、
野菜をより自然に、健康に育てることにポイントがあります。
●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。
『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html
『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html
●お奨め講座●
3月13日(金)の地方紙『市民タイムス』に掲載された
私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。
日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図
参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで
昨日とうって変わって、寒空だ。
木枯らしが吹いている。
ここ最近、温かくなったり、寒くなったりの繰り返しなので、
野菜の苗の定植や、種まきの時期が難しい。
前回のブログ講座「市民農園で自然農をしよう全3回」が
好評だったので
数ある無農薬栽培法のうち、
共通して使える、大切な栽培ポイントをちょっとずつ紹介していきたい。
第一回目は、無農薬栽培で共通して覚えておいてほしいこと(概論)です。
1)旬に栽培する。
なぜ、農薬・化学肥料が必要ない栽培のポイントは、
自然の理に従い、学ぶことです。
市場の野菜が、農薬・化学肥料に依存するのは、
姿形がよい野菜を、一年中野菜を市場出荷するためです。
無農薬栽培で、野菜を育てる場合、
いちばん簡単なのは、野菜が一番育ちやすい時期に育てることです。
2)適地適作を心掛ける。
野の自然草を見てください。
自然界では、痩せた酸性の土には「スギナ」、
豊かになってきて、中性の土には「ハコベ」、
育ちやすい場所に、育つ草しか生えません。
野菜も草の一つです。
栽培したい野菜のために、土作りをはじめハウス栽培、果ては農薬使用。
それよりは、いろいろな野菜を育てて、
自分の地域風土に合った野菜を育てることで、
特別な資材(肥料・農薬・除草剤)が不要になります。
3)肥料のやりす過ぎ・水のやり過ぎを止める。
肥料のやり過ぎは、野菜のメタボを引き起こし、
野菜の不健康を招きます。その結果、虫害にあいます。
窒素肥料のやり過ぎは、野菜を軟弱化させ、アブラムシの被害にあいます。
アブラムシがでたら、翌年から肥料を半分以下にしましょう。
また、水をあげ過ぎることで、
根が軟弱化させたり、発芽障害を起こしたり
根腐れなどによる失敗は、家庭菜園家には多いものです。
4)輪作・間作の奨め。
無農薬栽培農家だけでなく、輪作は有効です。
野菜の花形であるトマト・ナス・ピーマン・ジャガイモはいずれもナス科、
ナス科間の連作は、土の障害つくり、連作障害を起こします。
また、草も野菜もなく、空けた農地では、
土の流失、土壌の単純化、養分の流亡が激しく、
空いた期間、間作として、麦や豆、緑肥などを栽培し、
土を保全、育ててあげることは、有効です。
しかし、連作に強い作物や、
連作した方が育ちが良くなるサツマイモ・ニンジンなどは別でしょう。
また、肥料を使わない無肥料栽培などのように例外もあります。
5)混作の奨め。
自然界の野の草は、耕したところは別として
ほとんどの場所で、単独で生えていることは稀です。
春の野原には、ハコベやオオイヌフグリ、ナズナ、スイバ、ギシギシなど
多くの草がせめぎ合いながら、共存しています。
最近注目されてきたコンパニオンプランツ(共栄植物)も、
野菜を単独で植えた場合よりも、
相性の良い野菜と共に育てることで、
病虫害が緩和したり、味がよくなったりします。
そこで、野菜を単独で育てると
土や微生物バランスが単純化してしまいがちで、
バランスが崩れやすくなります。
それよりも複数の野菜を育てることで、調和を見つけることで
無農薬栽培しやすくなります。
また、自然農のように、野菜と野の草をバランスをとりながら
育てることも、有効です。
つまり、無農薬栽培は、人為的作為を強調することよりも、
自然界のメカニズムに習い、模倣しながら、
野菜をより自然に、健康に育てることにポイントがあります。
●お知らせ●
松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。
『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html
『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html
●お奨め講座●
3月13日(金)の地方紙『市民タイムス』に掲載された
私の日本みつばちの先生である山本晃久さんの
『日本みつばち初心者講習会』のご案内です。
日時:2009年3月29日(日)13~16時(12時半開場)
会場:ももせ第二公民館
地図
参加費:1500円(定員20名)
申込:松本日本みつばちの会
090-1651-5743代表山本まで