THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

田中代表の怨霊に翻弄された2日間

2015-10-28 09:37:57 | オフロード
毎年恒例の坂内2DAYSエンデューロの季節である。

坂内の役場の、というかバイクランド協会の都合で、日程が1週間ディレイとなった今年。エントリー台数が少ないのは日程変更が理由と言われているけど、俺はそれは違うんじゃないかな、と思う。少なくとも他のレースイベントカレンダーを見る限り、今回の日程の方がいいんじゃないかな。
何となく一頃の活気が薄れてきているようで、ファンとしては寂しい限り。

我らが田中麗震愚のマシンは、一体いつまで使い続けるのか、24年落ちのXLR250BAJA、通称「芋樽号」。今回で確か12回目の使用のはずだ。毎年もうダメか、というダメージを負ったりするのだが、しぶとく復活して次の年のレースも走ってしまう事から、不滅の=IMMORTALが由来で、いつの間にか「芋樽」という名前になってしまったのだ。

あっ、そうそう、田中代表は去年で完全に拗ねてしまったので、今年は現場にすら来ないよ!!(笑)
いい大人が2年越しで拗ねるなんて、さすがだ、ダイヒョー。

俺はほぼ事前準備をしておらず、当日も家庭の事情で到着が遅くなってしまった。ということでいきなりスタート場面から。
スタートはルマン式。


手前の場違いなバトルスーツ&カットオフ+カンバンの2人は、ご想像の通り我々の関係者である(笑)。

スタートライダーは、このバイクの元々のオーナーであるN目君。どうやら今年はエンジンの掛かりが悪いようで、いきなりビリからスタート。


集計チェックポイント手前には、お約束のセクションがある。

締まった路面ならどうってことないのだけど、深い砂利なんで、見た目以上に難しい。初心者は間違いなく苦労することになる。
そしてN目君も穴の底で転倒(笑)。


これは去年、田中代表の事をバカにし過ぎた罰が当たったのだろう(笑)。

華麗な投げを披露して脱出!


その後は何度かハマりながらも・・・、


ノルマの1時間を無事クリアして第2ライダーのJロウさんへバトンタッチした。

Jロウさんはそもそもオフロードライダーではない。経験が少ないのに器用に走らせてしまうのは驚異的だが、今回のセクションはさすがにキビシイだろうと思い、俺はスイーパーとしてセクション前で待機することに。
実はセクションそのものよりも、手前の右ターンが難しい。何度かエンストをするも、俺はJロウさんの左足元にさりげなく踏み台になる石を置き、キック始動の補助になるようにした。バイクに触れない、新手の手助けである。

その次は酔いどれメカ長のT裏氏にチェンジした・・・のだが、T裏氏はタイムテーブルに従わず、2周で帰ってくるという暴挙に出た(笑)。
なんでも1か月前の剥離骨折が完治してないとか。

ブーツすら履いていなかった第4ライダーの俺は、慌てて準備をしてスタート。
なんと半年ぶりのライドである(笑)。

先に書いておこう。
目をつぶっても走れる坂内だからとナメていたのは事実だ。

多分8年ぶりくらいに乗る芋樽は、走り出してすぐに「あ、遅っ!!」。
これが例えればミニモトみたいな感じで、攻め攻めでイケるかなーと錯覚してしまった。

ダンロップ裏でフロントが激しく振られたけど立ち直ったので、まあこんなもんだろうと、その後もガバ開けノリノリ。
ところが、東屋を過ぎた次の登りのストレートで、何の前触れも無く思いっきり吹っ飛んでしまった。
なんで!? こんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。

左ひざを痛めたようだが、まあ大丈夫だろうと走り出したら、今度はエンジンストール。見るとコックがOFFに…。なんで??
再始動にかなり手こずり、再々スタート。
すると今度は山の頂上で何の前触れも無くドンガラガッシャンの大クラッシュ。おかしいぞ、やっぱこんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。
左足首がバイクに挟まれ、激痛が走る。コリャ折れたな・・・。

ゆっくりとコースを下りながら考えた。
まず、このまま走るべきかどうか。
怪我は、割と深刻な状況だ。だが、ここで俺がバイクを降りると、この後のタイムテーブルに狂いが生じる。それどころかメンバーの少なさから、リタイヤも有り得る。
何よりピットで見ている正吉君に、情けない姿を見せる事となってしまう。

無理してでも走行を続けよう。
しかし、何故にこんなにコケのか。
サスがプアーだと言うのもあるが、これはタイヤの空気圧が高すぎるのでは…と思い、一旦バイクを止めて、コース脇でフロントのみ空気を抜いた。
この後は攻めて走るのを止めよう。

左足に全く力が入らないので、腕の力で乗ることになる。右コーナーがかなりキツい。
首のヘルニアの影響で右上腕に痛みがある俺には、足の力がないのは結構ツラい。
それに、XLRはステップがかなり後ろにある。コーナーで足を出した後でステップに戻そうとするたびにステップを探すことになってしまうほど。俺にとっては2~3本分くらい後ろに感じられる。
シッティングで走ると、尻はシートの一番低い部分にズズズと滑ってしまう。この時、俺の足はステップから離れてしまうのだ。乗りにくいったらありゃしない・・・。
また、リヤブレーキがかなり深い位置にあり、スタンディングでは相当意識しないと踏めない。2回目の転倒は、たぶんリヤブレーキが利かずに握りゴケしたのだろう。

ウチのチームはライダーは5人だが、Jロウさんは初日のみで帰ってしまうので、事実上4.5人。なので、ライダーチェンジは長めのスパンで予定が組まれている。あまりの激痛に何度か心が折れそうになったが、何とか無難に走りきり、ライダーチェンジ。

なんか長ぇなぁとは思ってたけど、2時間近くも走ってたのね。

うーむ、何かに摑まらないと、立っていられない・・・。
ブーツを脱いで確認すると、膝は単なる捻挫だろうが、足首は、やっちゃってるね。

例えて言えば、高級ソープで5時間のコースを選び、即尺で咥えてもらった5秒後に発射してしまい、その後の5時間、勃たなくなってしまったようなものだ。

ああ、情けない(笑)。
写真は帰宅後のものだけど。



本来は料理担当であるJロウさんは、走りに回らざるを得ず、他に誰も料理する人はいない(笑)。
T裏さんの長男であるケン君を「アレ持って来い、ソレ持って来い」とアゴで使い(笑)、おでんだけはなんとか作っておいた。
調理中の写真は無いんで、とりあえずコレで(笑)。


カラーコーディネートがイカしている。

電装トラブルでライトの光量が極端に落ちてしまっているのと、ライダー数不足で全メンバーは意気消沈(笑)。
あまり気を遣うことなくハイエースの車内で寝ることにした。

一応、無理してでも走るつもりだったんだけど、夜中に起きて車からピットの方をみると、ピットの明かりが消えていた。
バイクも止まったまま。やはり夜間に走り続けるのを止めたのだろう・・・という事で、俺も二度寝。

朝、傘を杖にしてピットへ。
結果を出すのを諦めた以上、けが人の俺が無理して走ることはないので、定点カメラ化。
誰も走り出さない。


お、やっとガソリン入れるのね。


やっとこさ走行開始。8時くらいだったかな?


正吉君は色々な作業を手伝いたがる。


トンチンカンなサインボードを出したり、ピット作業を邪魔したり。


他のメンバーからは「全日本ライダー」と冷やかされたり(笑)。
なんやかんやで成長してんのね。

中間リザルトも、最終リザルトも知らぬままにレースが終了(笑)。

正吉君が一生懸命運んでいるのは高圧洗浄機。


高圧洗浄機なんて、坂内2DAYSのピット設備としては要らないと言えば要らない。だけど、24時間走ったバイクをそのまま持って帰り、ヘッドからエキパイにかけて分厚い泥のオブジェが出来上がってしまっているものを、整備以前に洗車することから始めなければならないのは、大層骨が折れることを俺は知っている。

意外とテキパキと片付けが進み、パンクしたN目君を見捨てて、俺はウンコがしたかったのと、全日本モトクロスのIBの結果が気になっていたので、そそくさと山を降りたのであった。
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エンデューロ界からの刺客

2014-11-21 14:46:19 | オフロード

11月16日にモトクロスランド多度で行われた、「ダートスポーツ杯・HAMMERのアリーナクロス」の最終戦に出場した。

 

曲がりなりにもレースに出るからには、一応は整備をしなきゃいかんわけで。

まず、以前から気になっていたタンクからのガソリン漏れ。チョビッと滲みている程度かと思ったら、ビックリ! ワレメちゃんパックリ!!(笑)

どうりで燃費が悪いと思った(爆)。俺の今の走りと走行量で、3日練習して20リッターは多すぎる(笑)。昔、DTに乗っていた頃は、朝に満タンにして2時過ぎには空っぽにするくらい走っていたが・・・。

半田ごてで溶かして縫い合わせ・・・、

ヒートガンで整形。

完璧に直すのは難しいと思うけど、とりあえず暫くは大丈夫だろう。コニシのSUのソフトタイプはPEも接着できるので、いずれ何か方法を考える事にする。改めてよく見てみたら、同様の割れが全部で4箇所!!(笑) 我ながら、よくぞ今まで放置してきたものだ。

 

調べてみるとマトモに走らせたのは2009年の秋の坂内4時間が最後で(驚)、2010年のGWの合宿を最後にほぼ乗っていない。この合宿の時に田中代表が自分のバイクを持って来ず、「YZを貸せ」というので貸したら、代表が走行中にシフトペダルのスプラインがバカになってしまった(クラッシャーと呼びたいところだが、もちろんそれ以前から悪くなっていたのだろう)。で、このシフトペダルを交換したのがつい先日。つまり、5年ほどメンテナンスをしていなかったことになる(笑)。

全体があまりに汚いので、3回も高圧洗浄を掛け、リンクのグリスアップと、前後ホイールベアリングのグリスアップ。

俺はだいたい中指でグリスを塗るんだけど、リンクのベアリングレースに中指を突っ込んでクチュクチュやっていると、ウヒヒな気分になってくる(笑)。近いうちに池下あたりにでも行くとしよう、ヒヒヒ

あと、屁のツッパリでリヤサスに窒素ガスを充填。本来はこの窒素ガスはロッドが伸びきった時に、ロッド分の容積を稼ぐために加圧しているだけのはず。サスの動作そのものに関係ないというウワサもある。でも、ガスが抜けた状態と加圧された状態では、乗ってみるとかなり違いを感じる。もちろん何をやったところで、走りが変わるはずもないが(笑)、一応少しは足掻いておきたい。

そして、今回も職業倫理に基づき(違)、デカールを貼り替えた。

 

そんなことをやっていたものだから、ただでさえ睡眠時間の短い俺が2時間ほど寝ただけで、土曜日の朝から多度に向かった。本当は朝練から出たかったのだが、ちょっと間に合わず。すでにパドックスペースは一杯で、一番遠いところになってしまった。

ちなみにゼッケンは正吉君と同じ17番。

 

この日、スタートバー初体験(笑)。20年近く前にはちょくちょく多度に来ていたので、この頃にやったことがあったかもしれない。走りはブランクがどうのこうの言うレベルではなくなってきているけど、全体にリズムに乗り切れないというか。

そして、午後からのスクールには、子供達に混ざって、俺がまさかの受講(笑)。

[写真:93YZ250氏]

 

晩ご飯は、勝負事の前日の定番、とんかつ(笑)。

生卵が必要になるので、出先で作るのは面倒臭い。

あと、正吉君にはナイショで、好物の生牡蠣を1パックペロリ。

こちらはライディングにはあまり関係はないが、暖かいものにライディングする際には効力を発揮する。

 

俺も正吉君も、食っている最中から眠くなって舟を漕ぎ出し、すぐに寝てしまった。

 

朝、やけに寒いと思ったら霜が降りていた。

当然、ちゃんと食事を作り・・・。

カメラを外に放置していたら、カメラにも霜が・・・。

知ってる人たちと話をしたり、知ってる子が走るレースを見ているうち、自分の出番が来てしまった。なんとも慌しくて、今のスタイルのままで自分と正吉君が同日のレースに出場するのは、ほとんど無理だろう。

HEAT1がスタート!!ゴール!!(爆)

[写真:93YZ250氏]

俺の走った「スーパーエンジョイ」は4台出走で、スタートから激しく出遅れて、そのままどんどん引き離されて終わり(笑)。“ちゃちょう”にも「スクールにも出たのに、何やっとるか」と怒られてしまった(笑)。

昼も当然ちゃんと食事を作り・・・。

 

知ってる人たちと(以下同文・・・笑)

HEAT2がスタート!!ゴール!!(爆)

[写真:93YZ250氏]

スタート直後に前走者が転倒してハンデをもらったにもかかわらず、結局また抜かれて終わり(笑)。

う~ん、このブレストガードはそろそろやめよう(笑)。

正直、ケツに付いて走ることくらいはできるのではないかと思っていたのだが、両ヒートとももう少し時間が長ければラップされてしまうほどの差で、なんともならなかった。一矢報いることすらできず、刺客は返り討ちにあってしまったのだ(笑)。4台出場の逆ピンピンという目も当てられない結果に終わり、スーパーエンジョイのリザルトとしては居ても居なくても同じ状態(笑)。総合結果が出て、ちゃちょうには怒られるどころか、大笑いされてしまった(笑)。

 

敗因もクソもないんだけど(笑)、反省を兼ねて、とりあえず書いておくとしよう。

全体の中で特に引き離されるのが、4コーナー(最終コーナー)からフープス。このたった20mくらいの区間で2車身くらい離される。これはフープスにゆっくり入ろうとして4コーナーで大減速するため。自分でも練習の時から分かっていたのだが。フープスは一旦入ってしまえば、そんなに困らないし、あまり怖くはない。分かっちゃいるんだけど、徐行しちゃう。

昔からジャンプやフープスなどの人工セクションが苦手で(とっ散らかりそうで怖い)、また、走り出してすぐにベストな状態が出せない体質のようで、モトクロスではなくエンデューロに傾いた。時間が長ければなんとかなるだろうというわけだ。また実際に持久力系の体格をしているし、マラソンや水泳(特に遠泳)が得意な半面で、激しく動き回るスポーツが苦手な事もある。それに、ツーリングライダーだった頃からかなりの長距離ランナーで、下道24時間1000kmツーリングとか、24時間温泉アタックとかやっていた。二十歳くらいの頃は年間40000kmくらい走っていたかな。あと、エンデューロ(当時の)はトレールをイジってレース仕様にするのが楽しかった。これは現在の坂内2DAYSにも繋がっているんだけど。ラリーなんかだと、性格的なものも合わせてドンピシャなのかな、とは思ったりもする。

多度のコースは得意な部分がない。完全カチパンの路面には慣れないし(夏に走った時は未知の路面でビックリした)、バンクもあまり走った経験がない。あと、まるっきり平坦でアップダウンが無い。前のライダーに付いて走れている場合はまだいいんだけど、引き離されてしまうと気持ちが途切れて、体の動きがバラけてしまう。そうなってくるとコーナーで尻を前に持ってこれず、向きが変えられないのでスロットルも開けられない。多度はコーナーを直線で結んだだけの単純なレイアウトであり、基本的なテクニックを求められるコースだな、とつくづく感じた。

実力のあるライダーなら、どのコースに行ってもすぐに速く走れるのだろうけど、俺の場合は、延々と同じコースで練習しないとちゃんと走れるようにならない。例えば俺が最も走行量の多い坂内であれば、少々コースが変わろうが、あんまり動じない。なんちゅうか、目には見えない何かが体に染み付いているんだろう。今回は、多度の常連さんたちの中に完全アウェイの丸裸で飛び込んだわけ。このシーズン、正吉君を走らせるために通っていたので、場慣れしているような錯覚を持ってしまっていたが、まるっきりアウェイだったんだよね。

バイクがエンデューロ仕様(ソフトサス&18インチ)だというのはあまり言い訳にはならんだろう(笑)。

 

とにもかくにも、復帰戦というかモトクロスデビュー戦というか、正吉君の代理出場は無事終了。正吉君が上達して盛り上がってきたところで怪我をさせてしまい、その代わりに俺が復活したのは良かったのか悪かったのか。ライダースミーティングで、エイキ君(全国大会NA&中部選手権チャンプ)のお父さんが「子供を上達させようと思ったら、怪我をさせないことです」と言ってみえて、正にグサリときた。多度に来なかった2ヶ月の間に、みんなものすごく速くなってたり、バイクが変わってたり。

正吉君は今年中に乗れるかどうかという状態で(今でも、かけっこがかなり大変そう)、かなり取り残されてしまった感じ。他のキッズ達となかよく遊んでいたけど、「他の子が走ってるのを見ると、バイクに乗りたくなるだろ?」と聞いても「う~ん・・・」と首を傾げてしまう。この日は遊びまわっていただけで、レースはほとんど見てなかった(笑)。

俺の場合は仕事の負担が普通の人よりもかなり大きいのと、子供達の食事の支度、掃除や洗濯をやらなきゃならないのとかで、他の人たちとはスタート位置がかなり異なる。バイクでも仕事でも人生でも、かなり不利だと思う。でも、正吉君にバイクを勧めたのは、もちろん自分がバイクに関わっていたいからであり、無理せん程度に乗れたらな、と。

 

最後に一言!!

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

 

 

 

 

リベンジだリベンジ。練習練習(笑)。

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不肖父負傷、詳細不詳、是不祥也。

2014-11-04 12:57:55 | オフロード

4日連続酒抜きという、誰も信じない快挙を成し遂げた俺は、月曜日の祝日もモトクロスランド多度に向かった。ちなみに2日前の練習終了後に洗わずに積み込み、帰宅後も翌日も全身筋肉痛で何もやる気が起きなかったので、バイクはドロドロのまま(笑)。

この日も多度は大入り。一般的なお父さんとは異なり家事をやっているため、到着が遅くなってしまった。なので、午前中は1本のみの走行となった。走りのレベルは一昨日と変わらないが(笑)、体を解すことに専念。

昼の間にハンドガードを取り外し、破れたグリップを交換。

 

タイヤも買ったよー。

まさかのエンデューロタイヤ(笑)。最近はリヤ18インチのモトクロスタイヤが廃盤になっていくばかりで、ミディアム~ハード路面用のタイヤの選択肢が少なくなっている。俺みたいな用途だと、今後ちょっと困りますな。

 

昼からは少しずつペースを上げようかなぁ・・・なんて思ったら、コースインしてものの10秒ほどでスリップダウン。理由と呼べる理由は無く、なんでもないところでラフにスロットルを開けたら、体が付いていかなかっただけ・・・(笑)。

あまりに痛いんで、一旦コースアウト。

気を取り直してもう一回コースインして、トロトロと走ってたら目の前でキッズが転倒、何とか避けたんだけど、タチゴケ的にパタリ。で、元々曲がってたブレーキレバーを、根元に近いところで折ってしまった。

やっぱハンドガードは、俺にとって必需品のようだ(笑)。

スペアのブレーキレバーは持って来ていない。それに、スリップダウンした時に左の内腿から膝にかけてを強く打ちつけたみたいで、かなり痛む。帰ろうかと思ったんだけど、「ちょっとでも走っておかなきゃ」と再スタート。レバーはギリギリ握れるくらいだったので、助かった。

膝を曲げたり伸ばしたりという動きをすると痛むし、ブレーキレバーも無いので無理は出来ないけど、かなり楽しく走れた。2日間走って、最後の1本が一番良かった。息も全く上がらなかったし、バキバキになった体もかえって解れたくらい。全ラップをフープスのど真ん中のラインを通っても持ちこたえる事ができた。

正吉君は、持ってった自転車で元気に走り回り(ホントはパドックでは自転車禁止・・・)、練習走行に来ていた他の子達と遊びまわり、とても楽しそうだった。

よいリハビリになったかな。

 

正吉君が写真を持ってたんで、多度の古いアルバムの写真かと思ったら、先日のレースのものを貰ったらしい。まさかの紙焼きでビックリ(笑)。

尤も、正吉君はとても気に入ったようで、ずっと見ていた。確かに俺がデジカメで撮る写真は俺のパソコンの中にしか入れないので、滅多にジックリと見れないからね。

多度では「正吉君」という呼び方が完全に定着したようで(笑)、何よりです。ヒヒヒ

 

左膝はパンパンに腫れてしまった(笑)。

 

晩飯はおでんと、5日ぶりの酒!

過去にも経験があるけど、酒は一定期間抜くと、久しぶりに飲んでもかえってあまり美味く感じない。金麦2本とウヰスキーのお湯割り一杯でライトに終了。おでんは前日の晩から仕込んでおいたんで、サイコーな仕上がり。あとは、これを作ってくれるような奥さんがいれば、申し分ない(笑)。

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居酒屋坂内2DAYSエンデューロ・FINAL

2014-10-31 07:24:54 | オフロード

タペット音がチンカラチンカラと騒々しいので、戻ってきたのがよく分かるわ~!!(笑) なんやかんやでそこそこコンスタントに走り続けている。

4時間毎の中間リザルト。最初の4時間時点でのビリ2から、20時間時点で19位まで浮上(笑)。

 

が、やはり田中代表がこのまま終わるわけがない。

 

レーススタッフが「また集計前のセクションで止まってますよ~」とPITまで伝えに来て下さった。

「またか!」

「放っとけ、放っとけ!!」

と冷たい言葉がPIT内に飛び交う(笑)。

スタッフ氏には「そのまま放置しておいてもらえればOKで~す」と伝え、誰も動く者はいない。みんな自分が走る以外にも代表のヘルプで振り回されて、ヘトヘトなのだ。

PITからセクションの方に目をやると、ほほ~う、確かに悶えとる(笑)。さすが光学20倍(爆)。

 

俺はセンターハウス下にカメラを持って移動し、遠方から田中代表をしばらく観察。

一応、掛けようという素振りは見せるが・・・。

 

明らかにPITから誰かが来るのを期待しとる。

 

誰も来ねぇ・・・

 

・・・と諦めかけた時、ペドロサが見かねて駆け寄る。

 

結局、他のメンバーも助けに来た。嗚呼、熱い友情(笑)。

 

あ、コッチ見つかった(笑)。

 

T裏さんが既にヘルメットまで被って待機してるのに、田中代表はちっとも戻ってこない。

 

次のLAPで、またエンスト。エンジンを掛けられないなら、エンストしなきゃいいと思うのだが。

 

どうにかバトンを渡し終えて、へたり込む田中代表。

このあと、「走るのは今年で最後にします」と名言を吐いた(笑)。

 

お隣のPIT、HSTRさんは、電装系のトラブルのよう。ハンドルを左に切るとエンジンが止まっちゃうとか。左に曲がるときはフルカウンターで曲がればいいのでは・・・(笑)。

 

HSTRさんとは去年は、最後の最後まで1~2周の差でクラス優勝を懸けてバトルしたのだが、HSTRさんがTカーからメインハーネスを移植するとのことで、今年はドンケツに近いところを1~2周差でバトルしております(笑)。

過去にも気になっていたのだが、ワイシャツ&スラックスでPIT作業を手伝う方。如何にも駆け付けた、というパフォーマンスなのか、サッカーの監督をオマージュしたのか、単純に普段着を持ってないのか(笑)。下手なコスプレよりもかなり目立つ(笑)。

 

最終ライダーのペドロサへ交代。

 

ゴール目前、チェッカーが用意された頃、集計前のセクションでパスンとエンスト。再始動させようとすると、キックがやたら軽い。吸気の音はしてるんで、カムチェーンが切れたか?

 

チェッカーが振られるまで手前で待機。それこそ終了まで残り数十秒という直前での出来事だった。

みんなで押してゴールイン。

これが山の中だったら大変なことだったけど、芋樽号は、田中代表以外は裏切らなかったね(笑)。

 

今年は完全部外者モード(笑)で手伝わせてもらったので、お笑いでも見てるみたいで楽しめた(笑)。でも、これが自分がマシン準備して、ライダーとしても参加してたら、かなり腹が立ってたんだろうなぁ(笑)。

毎回思う事なんだけど、今の会費設定で毎年欠かさずに出場し続けるのは、絶対に無理だ。いまのところ出来ているのは、バイクがあるから・・・というか、無理矢理使っているだけだ。そこそこ調子のいい誰かのバイクを使うという方法ならば会費は安くなるんだけど、長くは続けられない。マシンオーナーは見えない出費をしてるわけだからね。

かといって、ボロバイクをベースにすると、今と同じ苦労が付き纏う。

今回のレポの冒頭で「XLRはあんまり好きじゃない」なんて書いたけど、当初から再始動性の悪さ、キャブの張り付きには苦労してきたし、何よりベースが古すぎると思う。走り出せばそこそこイケる事は分かっているけど、今回みたいにエンジンを掛けられないんじゃあ意味がない。

俺としては、どうせやるなら、やっぱ勝ちたいと思うんだよね。そのためには絶対に勝てるマシンと体制が必要になる。誰かが乗れば速いけど、別の誰かだと速く走れないバイクというのは、坂内2DAYSでは「勝てるマシン」にはならない。ライダーのレベルがそこそこなら、レーサーにバッテリー載せてLEDヘッドライトで、サスを超ソフトにする。それ以外ノーマル。

または、今回みたいに純粋なエンジョイでやるなら、誰もが楽しく周回できて、誰もがエンジンを掛けられるバイク。「誰もが」というのには田中代表を含むんで、一般常識は通用しない(笑)。強いて挙げればセローかなぁ。MD30のノーマルは、意外と使えないと思う。相場が高く、1コケも高くつくのと(部品が壊れやすい)、人によってはシート高が高く感じるだろうし、重い。

 

我らが田中麗震愚は最終的に97周、18位/27台中という、散々な結果に終わった(笑)。T裏さんは今回で結構自信をつけたようで、レースが終わったのにテンション高め(笑)。今は、田中代表のGoProドライブレコーダーをみんなで見て、笑いこけております(笑)。動画は本人の名誉の為に限定公開となっております、ヒヒヒ まあ、ここまで書いちゃったら名誉もクソもないかな?

なにはともあれ、お疲れ様でしたー。

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居酒屋坂内2DAYSエンデューロ・その3

2014-10-30 15:01:48 | オフロード

無事に「居酒屋坂内」も開店したんで、あとはテキトーなレポで。

第2ライダーのJロウさんと第3ライダーのペドロサがそこそこ走ったんで、心に熱いものが宿ったのか?(笑) 田中代表がローテーションとは別に「3周だけ走る」と言い出した。

PIT IN後、くたばるペドロサから芋樽を引き継ぎ、キック・・・掛かった(笑)!!

 

その走りは田中麗震愚代表としての面目躍如で、いきなりファステストラップを記録。

さっきまで周回すらできなかった人が、何故に突然普通以上に走り出したのか?・・・という疑問を感じる人も多かろう。が、付き合いの長い我々は、田中代表がそーゆーヒトだという事を知っているので、何ら疑問は感じない。何せ幼少の砌、おでんを食べているときに彼の下におでん型UFOが飛来して以来、常人では理解しえない力を手に入れたのだ。

 

ハカイダー。

この方はちょくちょく多度にもみえるので声を掛けたのだが、全く覚えて下さっていないようで、華麗にスルーされてしまった(寂)。人の顔と名前は、きちんと覚えていただきたいものである(笑)。

 

田中代表の栄養管理を一手に引き受ける、料理長のJロウ氏。何をやらせても、とても器用にこなしてしまう。

 

チームメイト以外には分からないPITサイン。本来は「Hefu」と書く。

 

かなり小さい頃からT裏さんに連れられて、坂内2DAYSエンデューロに来ているケン君。このブログの過去のレポにも度々登場している。0歳の頃から知ってるんだけど、もう中3だもんなあ。コーヒーを飲み、iphoneを操作するようになっちまった(笑)。

今回は、記録係をかなりしっかりとやってくれた。ちなみに俺はこの手の仕事がまるでダメ。自分の気分やその時の状況に左右されず、何かを淡々と続けるという事ができないのだ。会社の事務仕事とかは、その時の気分で一気にできるんで、割と得意な部類である。

 

酒飲みながらも、集計ポイント手前のセクションで、チーム専属スウィーパー(爆)をやってた俺。せっかくの丸太越えのセクションの脇のコーステープがブッチされており、丸太を通らないラインが出来てしまっているのが気に入らない。

やむを得ず(笑)、N目君走行時に、彼の目の前で「あーっ!! ゴメンゴメン!!」と言いながら、丸太や大きな石をインチキライン上に投げる作戦を敢行。他のチームの目の前だと問題あるからね。

俺のせいで足攣った人。

 

それを見ていたレーススタッフが、俺の正しく勇気ある行動を評価し、直ちにコーステープが張りなおされたのは言うまでもない。

エントラントの皆さん。インチキラインが使えなくなったのは、俺のせいだぜ(笑)。

実は簡単にクリアできるポイントを2つほど残しておいたんだけど、轍を見てついついトレースしちゃうんだろうね。ほとんどのライダーは最も面倒臭いラインに入ってしまい、苦労していた。

N皮君、N目君の工具を中心に配置された作業スペース。

工具が少なくて、ちょっと困った(笑)。やっぱ「基本ツールセット」って、痒いところに手が届くようにはできてないのね・・・。

正吉君は早々と寝落ち。

 

持参したビールが無くなってしまったんで、ウヰスキーのお湯割りにシフト。

その後、俺は20時くらいでメンバーに何も告げないままにフェードアウト。いや、意図的なものじゃなくて、クルマに寝かせていた正吉君の様子を見に行った時に、寒さと眠気から、つい誘惑に負けてしまったのだ。例えて言えば、会社帰りの駅前にあるヘルスに、ついつい入ってしまうようなものだ。

まあ、ここ1ヶ月間の合計睡眠時間が90時間を下回るので、お許しいただきたい。「忙しい」を連発している田中代表は、もっと寝ていないのだろう。キックでエンジン始動できなくても、致し方ない。

マジでチョイと言わせてもらえば、「忙しい」という言葉は、あまり使わない方がいい、と思う。許容範囲は人によって全然違うし、全然寝てない俺が、夜ちゃんと寝てる人に「忙しい」とか言われたら、何も言い返せないじゃんか。大体からして大の男が「忙しい」を連発するのって、キャパが狭いみたいで、とてもカッコ悪い。

もちろん俺も口をついて出てしまう事もあるけど、基本的には使わないね。

逆の例を挙げれば、長期出張。出張先で仮に全くやる事が無かったとしても、24時間拘束されているのと同じ。つまり、人によって尺度が全く違ってしまうワケだ。

それでも敢えて書いておこう。世の中に、俺以上に限界ギリギリで動いている奴は、あまりいないはず。もちろん自分が一番だとは思っていない。

そうは言ってもそこそこ暇な時もあったりするワケで。暇になると、不眠不休の反動でイカガワシイトコロに行きたくなるのであるよ。出張なんかだと、確実に夜中にやる仕事がないので、間違いなくイカガワシイトコロに行くね(笑)。基本的には出張中の自分の日当は全て夜の街で消費する事にしている。出張先の近くに夜の街があるかどうかは、俺にとって、とても重要なんであるよ。ヒヒヒ

まあいいか(笑)。

 

深夜2時半ごろに目を覚まし、何食わぬ顔で再びPITへ。みんなお疲れモードで、口数も少ない。

そして夜が明けてきた。

 

つづく。

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居酒屋坂内2DAYSエンデューロ・その2

2014-10-29 17:59:37 | オフロード

先に田中代表を探しに林間コースに入ったN皮君は、コースを最初から正回りしてしまうであろう。

コース後半で立ち往生している事が分かったため、N皮君に正しい場所を伝えつつ、代表を救出に向かわなければならない。で、走って山登り。

たまたま持っていたメガホン(本来は代表の走りにツッコミを入れるために手にしていた)で、かなり先に行っているであろうN皮君に向かって大声を出す。これがなかなかの効き目で、N皮君とはアッサリと合流できた。

このブログは坂内2DAYSエントラントの間では、かなり有名である。今や各チームが必ずと言っていいほどに使っているPITのコンパネは、恐らくこのブログが元ネタである。100円ショップで購入したメガホンの有用性を説いた以上、次回以降の坂内2DAYSエンデューロでは、各チームは必ずやメガホンを用意する事であろう。

さて。

ヒ~コラ言いながら駆け足で坂を上り、目的地に到着。真っ先にやること、それは「写真を撮る」である。

大方の予想通り、体操座りしとる(笑)。

芋樽を転がしとるやんけ~バチあたりな!

スタッフの方々にも気を遣っていただいたようで、誠にありがとうございました。

これが去年クラス優勝、過去に2回総合優勝したチームの代表の姿だろうか(笑)。エンジンはもちろん、俺がアッサリと再始動させたのは言うまでも無い。

再始動したバイクに向かうのにダラダラ歩いていたので「早く早く!」って言ったら、「コッチはずっとキックしてたもんで、疲れてるんだって」との事だ。俺も急いで山を登ったんで、息も切れ切れ、膝はガクガク。ちょっとイラッと来た(笑)。そもそも何度もキックしなくても掛かるやん(怒)。

田中代表をその場から送り出し、N皮君と「さすがにすぐにJロウさんに交代するだろうな」と話をしながら歩いて戻ったんだけど、なかなか#16のバイクが林間コースのほうに来ない。河原に出て、集計ポイントの方に目をやると、正吉君がさっきと同じ位置に座ってるし、T裏さんの姿も見える。

まさかね~~~・・・と思ったら。

またエンストして止まってるやんけ!!!

上の写真は、自力でエンジンを掛けられず、人に掛けてもらっている図ね。

歩いた方が速いわ、このオッサン(笑)。

その後も何度もエンストし、エンジンを掛けられず、そして最後の丸太がどうしても越えられない。

結局、業を煮やしたN目君がヘルメットを取り上げ、代わりにピットまで乗って戻っていった。本来はコース上でのライダー交代は禁止のはずだが、まあお許しくださいませ(笑)。

 

もう少しマトモに走り、集団に揉まれながらセクションにて轟沈するのではないかと予想していたが、ネタにすらならない展開で、残念というより失望した(笑)。

そりゃいいんだけど、俺には気になる事が一つあった。エンジンの音がおかしいのである。チンカラチンカラと、タペットの音を出し始めている。

この時点では、タペットアジャストスクリューのロックナットでも緩んだか・・・という程度の考えで、念の為チェックしようと提案したのだが、これが少々妙な展開になってしまった。

まず、タペットホールキャップが緩まない。単に強く締め付けすぎているようなのだが、右側を作業しているN皮君が「もうナメそう」と言っている。左側の俺は一つは外せたのだが、もう一個をインパクト的に「ハッ」と回したら、頭がポロッと欠けてしまった(汗)。

仕方が無いのでスペアマシンからタペットカバーごと移植する事にし、芋樽・スペアともにカバーを取り外す。移植は造作ないのですぐに終了したのだけど、第2ライダーのJロウさんを送り出した後で、取り外した芋樽のロッカーアームが削れている事に気が付いた。

タペットカバーを交換したエンジンは、その後もやはりタペット音が大きくなってくるが、まあ俺は今回は「あてにならない敏腕ピットクルー」なんで、気にしないことにして、早々にビール1本目に手を出した。ようやく「居酒屋坂内」開店である。

つ~か、ホントはスタート直後に飲みはじめるハズが、田中代表のおかげで遅くなってしまった。

 

つづく。

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居酒屋坂内2DAYSエンデューロ・その1

2014-10-26 16:00:22 | オフロード

今年もこの季節がやってきた。「坂内2DAYSエンデューロ」である。2DAYSという名前だけど、2日間に亘って行うというより、24時間の耐久レースだという意味ね。

ここ数年、俺はチームの運営には携わっていないが、1年間で最も気になるイベントの一つであることは間違いない。友人たちと、決まってこの時期に参加するレース。レースであるからには勝敗が決まり、お金や手間、時間もかかる。喜びがあったり、悲しみがあったり、ぶつかり合いなんかもあったりするのだ。

今年のマシン準備のほとんどはT裏さんとN皮君が行い、マネージメント面も同様。俺に言わせると、本番当日に走るだけ、というのは誰でも出来る事であり(それが24時間1人で走るとしても)、最も大変なのは事前準備であり、そしてこのレースの醍醐味もそこにある。学生の頃の文化祭とかだって、そうだっただろ?

頭数を揃えるために、当日だけ来てもらって走ってもらうというスタイルは否定はしないけど、上手くやらないと、中心メンバーとビジターの間には、無視できないほどの温度差が発生してしまう。

じゃあ、なんでアンタは事前準備もせず、当日も走らないの?・・・とか言われそうだけど、この話はいずれ・・・という事で。

今年の俺の役回りとしては、「あてにならない敏腕ピットクルー」(俺の自己設定・・・笑)。いざという時には率先して動く反面、突然いなくなったり、貢献した分をプラマイゼロにするような動きをしたりする予定。何せ「酔いどれメカ長」の代理なんで、俺は「泥酔メカ長」で行くことにする。ヒヒヒ

 

マシンは、何と今年で10回目の使用となるXLR250BAJA。メンバー内では「芋樽号」と呼ばれている。

芋樽とは良くも悪くも腐れ縁。俺自身はXLRなんてあんま好きじゃないし(笑)、セルが付いていないのでメンバーからも不評。若干名、XLRサイコー!と言っているヒトもいるが、俺に言わせりゃ単なる変人だ。毎年のように「今年で最後だな」とか言っている割に、次の年も結局直して使ってしまう。他のチームにも、これだけこのレースで使ったバイクは、他にはまずないだろう。

 

ライダーの布陣は、チーム始まって以来の最弱との呼び声が高い(笑)。

Jロウさんとペドロサは固定メンバーではあるものの、1年に1度しかバイクに乗らない(笑)。田中代表は、ここ数年バイクに乗っているのを見たことがない。そしてもちろんキックでエンジン始動ができない(笑)。T裏さんは3か月ほど前にオフの練習を始めたばかり。N目君とN皮君はそこそこ走れるが、N目君は去年の坂内2DAYS直前の大怪我のせいで、ここ1年はほとんど走っていないはず。

ME06さんとT田さんはスケジュールが合わず、moritechさんもお休み中。加えて諸般の事情で俺も走らないので、こんなライダー構成になってしまった。

 

25日土曜日の早朝、寝ている正吉君を起こさないようにクルマに乗せて、出発。坂内に到着すると、多くの人やトランポが集まっていた。

ピットの設営も、備品類は人任せ。ウチは色気が無いんで(笑)、ちょっとは賑やかしになるのではと思って、正吉君にモトクロスウェアを着せてキャンギャルならぬキャンボーイ代わりに。まあ、周りからの反応は、あまり無かったですな(寂)。

 

スタートライダーは、何と世界の代表、田中氏。田中代表をスタートライダーに指名したのはN皮君。曰く「真面目に考え、意地悪はしていない」との事だが、「田中代表が最も適任であり、意地悪度がゼロ」という事は絶対にないであろう(笑)。何せサイティングラップですらロクに走れず、コーステープを何度もブッチして逆走したりしてたし(笑)。

サイティングラップのみで疲弊し、スネる田中代表。

ヘルメットにはGoProが取り付けられているが、それはオンボードカメラというより、田中代表を監視するドライブレコーダーといった方が正しいであろう。

 

午前11時ちょい過ぎ、国旗が振り下ろされる。ルマン式スタートである。

いきなり、代表のエキセントリックぶりが炸裂。

バイクの左側から乗り込むはずが一旦右側に回ってから左側に戻り、前後逆に跨る仕草を見せてから(ありえん)、ようやく普通に跨った。なにやってんの???(笑)

バイクに跨ったころには、大半のバイクはスタートしている。彼を知らない人は「ふざけているんだろう」と思うかもしれないが、付き合いの長い我々は、彼が大真面目でやっていることを知っている。

そして当然、エンジンを掛けられない。今まで何度もコース上でエンスト後の再始動が出来ず、そのたびに立ち往生してきたヒトが、ルマン式スタートでスムーズに発進できるわけがない。何せ2stですら掛けれないんだから(笑)。

それでもメンバー2人が支えるマシンに仁王立ちになり、最後にはどうにかエンジンを掛けた。当然ブッチギリのビリ(笑)。状況確認の為に最後尾を走るコースマーシャルの、遥か後ろを行く。

言い訳は出来んよ、ちゃんと撮ってるんだから(笑)。

 

ここ数年、坂内2DAYSエンデューロでは、集計ポイント手前に軽いセクションが作られる。当初は集計ポイントにブレーキミスで突っ込むのを避けるためという名目だったかと思うが、最近のゲロやクロスカントリーブームに倣ってか、年々難易度が上がっていく。

今年は初心者が多く走る坂内2DAYSとしては、ちょっとキツいんじゃないの?・・・というほどで、オープニングラップから各所で悲鳴が上がっていた。

まあ、田中代表がそんなに早くオープニングラップから帰ってくるとは思えないんで(笑)、最初はあんまり気にしてなかったんだけど、山に消えてから15分くらい経った頃から、メンバーが口々に「来ないな」と言いはじめた。林間コース内には難所は無いので、田中代表ならば10分も掛からずに戻ってくるはずであるのだ。

最初にペドロサが林間コースの出口方向を確認しに行った。しばらくして反対方向からN皮君が徒歩で山に入っていった。

その後、集計ポイント付近にいたコースマーシャルを捕まえて「どこかで#16が止まってませんでしたか?」と聞くと、「あご」の手前のシケインでずっとキックしてるヒトがいる、との事。

で、俺も救出に向かうことにした。やれやれ・・・(笑)。

 

つづく。

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誰が呼んだか、スパルタ・ライディング塾

2014-09-18 04:23:36 | オフロード

ここ数年は諸般の事情で、俺は田中麗震愚の活動に直接は携わっていなかったのだが、今年は坂内2DAYSエンデューロの本番だけは裏方として参加することとなっている。裏方・・・ということは、俺は走らないということである。

今年はライダーの規定人数が揃わないことやら何やらで、今までに無い布陣となる。

中でも目玉は、今まで「酔いどれメカ長」として当日のピット番としてのみ活躍してきたT浦さんが、今年はライダーとして参加すること。T浦さんは、オフロードライディングの経験は、無い。その他のライダーも初級者が多く、間違っても入賞はありえないだろうという構成(笑・・・失礼!)。

物事を変わらない体制で長く続けるというのはとても難しい。この坂内2DAYSエンデューロに連続してずっと出場し続けているチームは意外と少ない。

実際にこのレースに何度も出てみると分かるのだが、メンバーの予定が合わずに人数が揃わなかったり、マシン準備の問題が発生したり、お金の問題もあったり。また、毎年変わらずテンションやモチベーションを保つのも、結構大変なはず。

田中麗震愚は、比較的初期の頃から間を空けることなく出場し続けてきた。それは、てんでアテにならない代表を中心に、毎年コンセプトを変えてきたから出来た事だろう。

バリアブル・コンセプト・チーム、田中麗震愚である(笑)。

 

まあ、それはいい(笑)。

T浦さんはオフロードはおろか、ここ数年はバイクそのものに乗っていないはず。今年になってCRF250Mを購入して8の字などの練習をしているようだが、それで坂内を走れるとは限らない。

そこそこ乗れる人間であれば、坂内はガレていて怖いだけで路面は単調であるので、比較的簡単なコースと言えると思う。しかし俺は、初心者の大半はマトモに走れないのをこの目で見てきている。

T浦さんがいよいよ坂内に練習に行くことになったのだが、メンバー内で誰も同行の都合がつかず、正吉君の骨折で休日のスケジュールに余裕のある俺が練習に付き合うことになったのだ。

別に、正吉君の代わりにT浦さんに稽古をつけようってわけではない(笑)。

 

15日の10時ごろ、坂内に到着。家事をやっていると、どうしてもこれくらいの時間になってしまう。・・・んが、T浦さんが見当たらない。車もバイクもある。周りを見回してもいないし、トイレにもいなかった。

仕方ないなあ・・・と自分の準備をしつつ、ふとT浦さんの車の中を覗くと・・・いた(笑)。

 

 

話を聞くと、俺の到着を待ちきれずにコースに入り、どうにか1周したものの、2周目で転倒。足首をひねってしまったとのこと。

ドラゴンボールで言えば「激しくヤラレて“気”がゼロに近くなっている状態」で(笑)、俺もT浦さんの存在に気付かなかった(笑)。スカウターを用意しなきゃ(爆)。

 

人の怪我の具合は分からないけど、もしもそれほど酷くないのならば、せっかく来たのだから走っておいた方がいい・・・と説得。何とか走り出したんだけど、コケたり、その後のエンジン再始動ができなかったり。

アカン、T浦さん、今までに見たことのない目をしてる(笑)。

 

フルコース走るのが無理なら、とりあえずはショートコースを走ってみる事を提案。1時間エンデューロで使うルートで、アップダウンのあるところをかなりカットできるので、随分と楽なはず。

 

このころ、N皮君が「飛び入り参加」として登場。もちろんそれは嬉しかったのだが、その後の彼の行動には憤慨(笑)。

そもそもこの日は、「T浦さんの練習」が大前提である。日にちを設定したのもT浦さんだし、バイク(本番で使用する芋樽号=長年、田中麗震愚が坂内2DAYSで使っているマシン)を持ってきたのも彼。そして俺もそれに合わせて片道2時間10分かかる坂内にわざわざ来たわけだ。

本番に向けて、マシンの調子が気になるのは分かる。俺も芋樽でコースを走ってみたかった。でも、本日の趣旨を考えて、駐車場内を軽く乗る程度に留めたわけ。

それなのに、T浦さんが凹んでいるのをいいことにして、T浦さんが持ってきた芋樽号を乗り回してしまうってのはど~なのよ(笑)。

しかも、自分のバイクはちゃんと持ってきてるのよ、このヒト。

意気消沈しているT浦さんを説得して、ヘルメットまで被ったのに、芋樽にN皮君が乗っている事を知り、T浦さんはウェアまで脱いでしまった・・・。

 

N皮君は初めて坂内を走ったとき、コースのハードさに凹んで、ものの1分ほどで逆走して帰ってきた(笑)。いまでこそそこそこ結果を残したりしてるが、初心を忘れるってのもど~なのよ。

 

左側の人が、そのKY野郎(笑)。

自分が乗って汚したんだから、自分が洗えっちゅーに。

皆さん、彼を見かけたら「KY野郎」と呼んでやってください。

※批判そのものはマジだが(笑)、多分にジョークも含んでいるんで、石とかは投げつけないようにお願いします。

 

さて、T浦さんに付き合って、バイクを持って行った俺。

T浦さんのペースに合わせて、延々と周回するイメージを持って現地に行ったんだけど、KY男の心なき行動もあって叶わず(笑)。

無理せぬ程度に8割ペースで数周走ってみた。そしたら、結構走れる事が判明。ジョグの効果・・・と言いたいところだけど、そう言うにはトレーニングのメニューが甘すぎる。正吉君にライディングを教えているんで、自然と自分もイメージランニングができているのが大きいかな、と。

これなら、今年中に何らかのレースに出れるかも・・・ヒヒヒ

 

早朝より連行された正吉君は、本を一冊読み切る忍耐力がない。

読むようにと渡しているのは、俺が彼と同年齢の頃に読んだ本ばかり。情けなや。

 

連休明けて、ついに登校開始。

ギブスを嵌めた左足はどんどん細っていくが、上半身は鍛えられる。

これを機会に、メソメソ・ボヤボヤ・モタモタを直せよ!!

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肉ザワールド鶴里

2013-11-25 17:48:02 | オフロード
Pb240014




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遅く行って、早く帰るのがオッサン流

2013-11-18 09:16:16 | オフロード
日曜日はまた鶴ってきた。
Pb170078_2

寒い時期になると、バンプトラックは大盛況となる。
一頃に比べて、またバイクの練習走行台数も増えてきているような。
昨日はそうでもなかったが、最近はモトクロス派だけでなく、エンデューロ系のライダーが多いような気がする。




テーブルトップはどうにか飛び越えているのだが、あらためて見ると、やっぱ俺はヘタクソだ(笑)。

こっちは正吉君。


俺と違って、どんどん上達する。ただ、かなりマイペースなヤツなんで、人に勝ちたいとかあまり思わないみたい。

この間まで「バイクに乗りたい」と言っていたので、今一度「ホントに乗る?」と聞いてみたら、「乗らない」との返事。
理由は「飽きたから」だそうだ。

一度も乗ったことねぇじゃん(笑)。

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