THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

折り返し地点

2007-01-30 22:31:01 | チョイ毒エッセイのようなもの

最近になって自分の年齢と娘の年齢の相対関係、既に他界した自分の両親の年齢との相対関係を気にするようになった。
「オヤジは65歳で死んだから、俺はあと何年・・・?」とか、「俺が今の娘の年齢だった頃、オヤジやオフクロは・・・」といった具合に計算してしまう。
実際には日本人男性の平均寿命の半分は既に生きてしまっているので、老化など無縁の物だと思っていた俺も、遂に年齢に対して若干の焦りを感じるようになってしまった。
それもつい数ヶ月前からである。

Mimikozo_1

数日前、滅多に医者に行かぬ俺が病院へ行った。半年程前から耳に違和感があり、自分の顔を触ると、その音が頭蓋骨を伝って聞こえてくる。自分の話す声もそうだ。
また、モトクロスコースへ練習に行った際に、アップダウンやジャンプで平衡感覚を刺激してしまったのだろうか、かなり強い吐き気を感じた事もあった。
どうやら「耳管」とかいう鼻と繋がる空気の通路が詰まり気味なのが原因らしい。聴覚検査をしたところ平均よりも高音域と低音域の聞こえが悪いのだそうだ。

ここ数年で目も極端に悪くなった。以前はむしろ2.0の視力が自慢だった程なのだが、最近は視線を移した瞬間にピントが合うまで暫く掛かる。先日葬式に参列した際に受付にあった老眼鏡をふと掛けてみたところ、少なくとも裸眼よりは良く見える。仕事で金属加工をしており、鉄粉と溶接の光は相当目に悪いと聞いた。また、普通の人に比べてパソコンに向かっている時間も非常に長い。

若い時に無茶しすぎると、○○歳を過ぎた頃に身体が思ったように動かなくなる

・・・とは良く聞く言葉だ。
若造の俺がコレを全面否定するつもりは無いが、非常にネガティヴでイヤだ。

歳を食うと若い時の半分位の事しか出来なくなるから、キャパを広げる意味で、若い内に無茶をしておくべき

と言っていた人もいたなあ。俺としては断然コッチの意見を支持したい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンドル廻りのリフレッシュ

2007-01-28 13:57:15 | XR250

昨日(27日土)にダートフリークに買い物に行った。
近所のS本店で済ませようと思ったのに、何とオフロード用のハンドルを置いてねえ!!

ダートフリークは、俺が買い物に行き始めてから既に2回も引越しをしているのだが、どんどん遠くなってます。
最初は近かったのに、1回目の引越しで「まあ何とか」程度、今は1時間近く掛かる(有名な開かずの踏切があるので、行きのみ時間が掛かる)。
んで、最初は気が付いてなかったのだが、何と同店は日曜日休み。※日月休み
俺も商売人なので事情はワカランでもないし、否定もしない。同店はあくまでディストリビュータだから、直営店は「サービス」なんですな、多分。
それでも会員カードとか特典とか、我々直顧客に対しては気を遣って戴けているようで、個人的に「遠くなった」以外には不満は無い
今回買い物に行った中でも笑えたのがコレ。

Epsn2743

アルミボルトをオタマで一掬い、500円ナリ。しかもパーツケースごと渡してくれる。別にボルトやパーツケースが欲しかった訳でもないのに、思わずやっちまった(主婦的かw)。
勿論どちらも高級品では無いが、非常にイイと思いますよ。
我社も実はチト画策アリ。別に儲けようってんでは無い。趣味人であり仕事人である俺、趣味であるバイクと、仕事である看板。その接点は俺自身の内部にある。コレを相互に還元できる事、それが現在の目論見である。
自分の家を掃除するなら、ドコから??・・・俺なら玄関とトイレだね。
コレを今年の目標の一つにしよう。…って、目標立てるの遅すぎ?

さて、買ってきたのは
●ハンドル
●グリップ
●バークバスターのシールド
●プラグコード

レンサルのハンドルは、その良し悪しとか、部品の出来とかは全くの別問題としても「高い」。アルミハンドルでもっと安いの無いの??
アリマス。ZETA COMP RIBBED WALLBAR。まあ比較的安い、というレベルですが。OFFではハンドルは、ある意味消耗品なんである。今回曲げたのは俺ではアリマセンが(じゃ誰?)。
グリップもそう。どうにも貧乏性なのでグリップをワイヤリングのみで固定してしまうが、特にオープンエンドの場合は左側グリップを接着剤で固定した方が良いみたいだ(当たり前か)。今までの経験では何故か右は大丈夫。

今回アレッと思ったのは、バークバスターの上面が傷ついているものの、下は殆ど無傷な事。冷静になって考えれば、例えば左に転倒する場合、ハンドルが左に切れた状態でコケるとバークバスターの上側を擦りそう。右に切った状態だとするとハンドルの端を擦るだけでバークバスターは擦らない。

Epsn27412_1

坂内2DAYSにて某氏(敢えて判別可能な固有名詞は避ける)にライダー交代してスタートした時、その時点ではバークバスターのシールドは付いてたのに、次のライダーチェンジの時には上側が割れていた。どーやったらそんな所を割るんだよ・・・と思っていたが、確かに理に適ってます。何せ転倒すると自然の摂理に逆らって、コーナーのIN側に吹っ飛んでいく彼の事。何か地球外生命の存在を彷彿とさせていたが、コレで納得です。

Epsn2746

一箇所曲がると、走行で振動を拾うようになって部品が欠落する。バークバスターのクランプが無い。過去のバークバスターの部品を取ってあるのでチェックするも、どれも使えない事が判明。仕方ない、余り使いたくは無いが、お手製のパーツを使用・・・ゴツイ。シールドは純正ではなく、CYCLAのステルス用のシールド。俺はこういう「ナンチャッテ」が非常に好きだ。CYCLAはブランド品の割りに余り高くないので、正に俺向き。現在俺のXR250には色々なブランドのステッカーが貼ってあるが、実際に使用している物は少ない。別に見栄を張ってる訳じゃなく、「ワハハ、そんなの何使っても一緒だよ、一緒!!!」と言った方が男らしいと思うからなのだ。あまり「ハンドルはドコソコのナンとかいうモデルじゃなきゃ」とか言うのが好きでは無い・・というか女々しくて嫌いだ(スミマセン)。どーでもイイんだよそんな事。但し、口に出さないだけで出来る範囲の工夫はしている(爆)。

Epsn2745

写真はまだ仮付け状態。
キルスイッチは確かOW01の純正部品。別に意図があっての選択ではなく、持ってたから。
とにかくホンダらしくない色にしようと、とりあえず青ばっかり。別に青=ヤマハ…のつもりでは無い。元々青が好きなのです。
バーパッドは我がチームオリジナル(当社製品:非売品…欲しい人なんていねえか)。URLは全くのウソ。左端に我がチーム代表のT中氏の写真入り。メンバーで自分のバイクにこのバーパッドをつけてないのはT中さんのみ(爆)。

プラグコードも青。元々NGKのブルーの物のつもりだったが、正直な所どうでもいいので、ノ○ジーHOTWIRE姉妹品、イナ○マワイヤーをチョイス。

Epsn2740

早速抵抗測定してみたのだが、確かに抵抗は低い。本来はプラグやプラグキャップ、コードには「抵抗が与えられている」という見方もあるので…どうなんすかね? 
今回はインチキノ○ジーは取り敢えずヤメ。

イグニッションコイルは悩み中。取り付けるスペースが無い。IMSのポリタンは内側にも太っている(様に見える)ので、スペース的にツラいのだ。フレームを塗装する前からわかっていれば、ブラケットを溶接しておいたのだが…。つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

XR250の点火強化・その1

2007-01-27 12:05:58 | XR250

俺のXR250は現状ではアーシング(というよりも、ほぼアース線を太くしただけ)とノーマルイグニッションコイルをインチキノ○ジー化してある。・・・が、効果の方は全く判らない。
アーシングの是非についてはココでは書かないが、アーシングをやる事自体は嫌いではない。何と言うか、念力の様なモンだ。
本物のノ○ジーホッ○ワ○ヤーそのものはともかく、現状のインチキノ○ジーも効果は疑問だ。理屈上はプラグコードを長く取らないとイカンみたいだが、XR250のノーマルプラグコードはやたら短いし、プラグもノーマルの抵抗入り、プラグキャップも抵抗入りのノーマル。飾りにしかなってないだろうと思う。まあそれでも念力は加えられているので・・・(爆)。
最も確実に火花を強化するにはイグニッションコイルを強化タイプに変更する事であろう。社外品があるのでソレに替えれば手っ取り早いのだが、俺はプライベーターという特性上、流用部品からチョイスしたい。

イグニッションコイルは単なるトランス=変圧器である。
巻き数の違う二つのコイルが入っており、一次側の巻き数の少ないコイルに電気が流れると、二次側の巻き数の多いコイルの方に電圧が高められた電気が発生する。この巻き数の比率が大きい方が電圧の増幅率は高くなる。ロス等を考えない単純計算では、巻き数が1:10だったら10倍である。
巻き数や昇圧比はサービスマニュアルには記載されていないので、どうやったら調べる事ができるんだろう? 分解するしかないのか…?と思って散々ググッて調べたら、どうも下記の計算によって求める事ができるらしい。
巻き線比=√インピーダンス比

XR250のノーマルイグニッションコイルを測って見たら、一次側が0.4Ω、二次側(プラグキャップを外した状態)は3.06kΩであった。ややっ、基準値から外れている。寿命か?
サービスマニュアルでは
一次側:0.1~0.3Ω
二次側:3.5~4.7kΩ

なので、各平均をとって計算すると、√(4100÷0.2)=√20500=143.17…となる。
イグニッションコイルとパルスジェネレータのピーク電圧の標準値から逆算してもツジツマの合う数字である。当たり前か。

Epsn2736

XR250はCDI点火なので、やたら一次側の抵抗値が低い。イグニッションコイルは車種を問わず基本的な構造は一緒なので、とりあえず接続すれば大抵の場合はプラグに火が飛ぶと認識していた(確認してないので知らない)が、試しにVmax(トランジスタ点火)のを調べてみたら一次側が3Ω、二次側が13.5kΩというかなりかけ離れた数字が出てきた。

Epsn2734

トランジスタ点火だとコイルとは別に抵抗が入っている場合があるらしいので必ずしも巻き線比の比較はできないかもしれないが、ここまで一次側が違うと問題がありそう。XR250のに比べて体積比で3倍位の大きさで、しかもズッシリ重いので期待していたのだが、コレを流用するのはヤメた方が良さそうだ。

どうしようかと思っていたら、何と夢でお告げがあった(爆)。イヤ、ホントです。街に買い物に行ったら、オバちゃん一人で店番してる「イグニッションコイル屋」があり、ここで聞いたら「RS125かRS250の物がいいだろう」と言われたのだ(爆)。確かに2stの流用カスタムなんかでは良く言う事、頭のどこかに引っ掛かっていた為に夢に出たのであろう。
本当にオークションで出品されてないか見てみたら、RSの物は一次側のコネクターが特殊な形状なので、一次側のカプラと配線も付いてないと取り付けは少し厄介なカンジ。しかも相場は高めだ。

バラしてみないと構造は正確には判らないが、テスターで計って推測するには、ノーマルXR250のコイルは下図のようになっているのであろう。

Photo_14

XR250のノーマルコイルの一次側の線2本の内1本はアースである。コイルの鉄芯もアースであるので、例えばVmaxの様な形状のコイルの場合は鉄芯が直接そのまま車体にボルト締めされているが、XR250のノーマルコイルは内部で結線されていると思われる。小型化する為と振動によるアース不良を嫌う物であろうか(XRのコイルは取り付けボルトではアースされていない様だ)。なのでXRをノーマルコイルのままでアーシングを行う場合は、取り付けボルトにアース線を持ってきても意味は無さそうだ。
※訂正:一旦ハーネスに入った後、再び出てきてコイルの取付ボルトに共締めするカタチでアースに落とされている。それとテクノロジーの進化も忘れてはならないようだ。単純な構造のコイルでも結構進化してるみたい。

つまり、鉄芯部分を直接フレームに締結する形状の、CDI点火の物、さらにバイクの年式(或いは新型発表された時期が新しい)を買い集めて抵抗を実測する以外は方法が無さそうだ。

が、意外な着眼点により適合する可能性の高い物の存在に気が付いた。
オークションをチェックすると出品されている物があったので入札、アッサリ落札。

Epsn2737

届いたコイルのコードとキャップを早速引き抜いて抵抗測定。届いた物は鉄芯が錆びているので(オークション上では年式が不明だった)規定値では無いかもしれないので数値は書かないが(っつーか写ってますが)、どうやら1発目にしてビンゴの様だ。※他の物を何種類も試したわけではないので、ベストとは限らない。XRのノーマルと比較すればベターという意味である。写真は二次側を測定中の物、一次側の数値は同等。グヘヘ。

コレをモディファイ等してXR250に取り付ける。
…エッ? そのコイルが何用なのかって? スミマセン、秘密です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェーンガイド移動ステーの製作

2007-01-26 23:29:26 | XR250

ゼロから製作するつもりだったチェーンガイドだが、結局メンド臭くなってXR250用(MD30)の純正部品を買ってしまった。
但し、そのままでは使えないので、移動ステーを製作する。

既に坂内4Hと坂内2DAYSの時に一応は対策をしていた。その時作ったのがコレ、鉄製の移動ステー。

Epsn2731

スイングアームに元々付いているブラケット部分に、穴を開け直して使う。が、コレはレースの前日の夜中(つまり当日)に慌てて作った物で、改めて見ると各部品の収まりが非常に悪い。

今回は先日製作したアンダーガードと同じくA5052の4mm板で製作。※アンダーガード以外の物も製作しようと、300*460を2枚買ってあった・・・結局アンダーガードは1枚で足りた。

Epsn2727

一応はノーマルガイドを補強するようなカタチだが、あまり強力だと何かの時にスイングアームごと壊れる様な気がしたので、軽量化も兼ねて肉抜き。
スイングアーム側の取り付けの皿ネジはM8の小頭でD12、ノーマルの取り付け穴(M6の貫通穴)にM8のタップを立ててネジ込むカタチとした。スライダーを貫通する小ネジはM6で普通の大きさの頭(D12)。
皿頭を沈める加工は、専用の皿揉み錐を使うという手もあるが、普通の錐(鉄工用ドリル)の刃先を90°に研いでやれば同じ加工が可能。たまたま先日D12の皿加工を仕事でやったので、90°の錐がそのまま残っていた(D12なんてのはまず使わない)。普通の錐を研いでしまうと勿体無いので、バッタ物のドリルセットを買ってきて90°に研ぐのがお得。※通常はドリルの刃先は118°に研ぐ

Epsn2730

マジメに作ったつもりだが、非常に気に入らない。部品単体で見るとそんなに悪くない気がするが…何故????? バイクに取り付けると、突然変な形状の物体に変化してしまう。その内に気が向いたら作り直そう。

この後、残すXR250の作業は
●点火系の強化(部材手配中)
●バッテリー廻りの改良と製作(あとはヤル気を出すだけ)
●フロントフォークオイル交換(オイルは買ってきてある)
●ハンドル取替えとハンドル廻りのリフレッシュ(ハンドルを買いに行かなくちゃ・・)
●フレームガードの製作
●ブローバイホースの処理
順不同。もうちょっとだなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェーンガイド製作・・・のつもりが、脱線。

2007-01-24 21:38:37 | XR250

XR250に乗ってる皆さん、スプロケって何丁を付けてるんですかね?
でもってチェーンのリンク数って幾つなんですかね?

●ノーマル(初期型の場合)は
 
F:13T R39T=3.00(102L)

 ※多分’98以降はR40T=3.07
●元々このXRが手元に来た時点で、
 
F:12T R:42T=3.50 (多分104Lだった)

まさかドライブスプロケが小さくなってるとは思ってもいなかった。
Rが42Tなのは判っていたので「普通はドリブンを5T位大きくするから」という先入観もあったのかもしれないが、若干の違和感を感じていた。
●買ってきたのが
 F13T R:44T=3.38(確認せずに106Lでカットしてしまった)

コレは最悪だった。各ギヤが全く使い物にならず、2速が高すぎるので登りのコーナーは半クラ状態、しかも2速では登りでは引っ張りきれないので3速にも入れれない。かといって1速は低すぎる。
取り付けとしてもこの組み合わせだとチェーンガイドがチェーンを少し押し上げてしまうので、そのままでは不可。

これはイカンと思って、
●坂内2DAYSでは
 
F13T R45T=3.46 (106Lのまま)

たったの1T違いで絶好調、スタート時から2速でOK、各ギヤで引っ張りきれるので登りでも4速に入る程。1速を使う必要は全く無い(当たり前か)。
但しチェーンガイドに対してはもっとキビシくなり、44Tの時よりもF側に移動する必要があった。

俺が良く行くオフロード用品店は、スプロケは各丁数が揃っているがパッと見た感じチェーンガイドは売ってない。皆は丁数変えたらどうしてるんだろう?

追記:※スミマセン、その後売ってる事が判明。http://search.yahoo.co.jp/search?fr=jword-tb&p=ZETA%A1%A1%A5%C1%A5%A7%A1%BC%A5%F3%A5%AC%A5%A4%A5%C9%A5%D6%A5%EC%A1%BC%A5%B9

リンク数を増やしているのかな? それだけでは追いつかん筈だ。
ちなみに俺は今まで4stに乗った事が無く、新車時は勿体無いのでFのみ1T小さく、その後は同等の二次減速比になるようにドリブンを変更という形で困る事は無かったのだが・・・。
R46Tを試してないので絶対とは言えないし、用途や好みにもよる事だと思うが、現状が一番良いような気がする。ベストのスプロケ丁数とリンク数を求めて部品買いまくっていたら、とてもじゃないが財布の中に木枯らしが吹き荒れてしまう。
ME08の資料を持ってないので判らないが、メーカーサイトで公表されている諸元表の「二次減速比=3.692」から逆算するとF:13T R:48Tの様な気がする。そうするとME08のチェンガイドが使えるという事か???

これは俺の屁理屈かもしれないが、二次減速比を変更するのは勿論直接ギヤポジションがちょうど良い具合になるようにする目的もあるのだが、二次減速比を低く設定する事によって相対的にクロスミッション化する事も大きいと思っている。
ちょっとマジメに計算してみた。二次減速比を変更した時の各ギヤポジションでの相対関係。
エンジンの…というかプライマリードライブギヤの回転を100として(あくまで係数なので数値そのものに意味は無い)、各ギヤの変速比とスプロケによる二次減速比でリヤタイヤの回転を割り出してグラフ化したのが以下。

Photo_15

「gear_ratio.pdf」をダウンロード←上のグラフのEXCELによる計算表(表計算データとしては使えません)

※実際の走行ではエンジンフィールとかの感覚的な部分が加わってくるので一律に比較は出来ないが、あくまで数字的にグラフ化してあります。もしも計算間違いしてたらスミマセン。具体的な計算方法としては…100÷各ギヤに於ける変速比÷二次減速比。例えばノーマル初期型MD30二速の場合は100÷1.882÷3.0=17.711。

まずは各二次減速比に設定した場合に、上のギヤに行くほどに、トータルの減速比の差が大きくなっている事に注目。※折れ線グラフが右に行くに従って差が開いている
二次減速比が3.38の時と3.46の時では、グラフ上では殆ど差が無いのに、その走行フィールが著しく違う。
3.50よりも3.46の方が良い印象があったのだが、3.38との比較よりも更に差が小さい。
それに対して驚くのはME08のグラフがMD30と全然違う事。メーカーの国内サイトから引っ張った数字(輸出仕様ではなくて国内限定レーサー。輸出仕様は、定かでないが二次減速比が各輸出先によって異なるとの噂)を元に計算した物。この図から判断する限りでは、ME08の場合はオフロード走行でも普通に5速まで使えそう。勿論本来はMD30との比較では無く、ME08で走ったときの絶対的な判断をするべき。あくまで参考にしかならない。(※1速と6速はMD30と共通の様だ)

確かにF:13T R45TのMD30のグラフは、ME08の2速~5速の守備範囲のほぼ中央に位置している。もしもME08の状態がベストとすると(当然レーサーとしてメーカーがかなり検討していると思われるので)、MD30ではこの組み合わせが良いのかもしれない。

坂内2DAYSでチェンガイドが割れてしまったので直さなければならない…っつーか、そもそもソレが本題でこの記事を書き始めたのだが、何でこうなるの??? 我ながら回りくどいと思いマス。
当初はゼロから製作しようと思っていたのだが、PP?PE?板を調達するのが面倒になってきて(心当たりはザッと探した)、結局前回純正部品を注文した時に、一緒に注文してしまっていた(爆)。
スミマセン、長くなりすぎました。つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

XR250:EGのカバー類をリフレッシュ

2007-01-23 22:10:31 | XR250

随分前にやってあったのだが、紹介するのを忘れていた…。下の記事の写真にも写っている。
折角のSPLエンジンなので、外観もそれなりにスペシャル化したいと思い、ヤレたカバー類の補修も兼ねてカスタム。

Epsn2692

Epsn2695_1

まずはクランクケースカバー。
俺はアンチホンダなので、各所にある「HONDA」の文字は尽く消し去ってある。左ケースカバーはTIGで刻印を埋め、右ケースカバーはアルミ板を上に重ねて溶接してしまった。スミマセン。
元々は全面にバフを掛けてあったのだが、オフロード走行により傷みが激しい(当たり前だ)。また、エンジンの熱によって酸化が促進されるのだろうか、焼けた様な変色をする。この変色はピカールなんかで磨けばすぐにキレイになるのだが、複雑な形状なので磨き難い。結局そんな訳で塗装してしまった。ブラストしてからアルミ用のプライマー(イサム塗料のメタルエポ・プライマーという物、仕事で亜鉛メッキ板や非鉄金属を塗装する時に使用している物で、本来は車両塗装用では無い)を吹き付け、缶スプレーのシルバー塗装(ラッカー)、二液ウレタンのクリヤー塗装。経験上、ケースカバー程度の物ならば耐熱塗料でなくても大丈夫である。当然純正の塗装に比べると塗膜の強さではかなり劣る。
ケースカバーの色、ホントはアウターチューブ位のゴールドにしたかったのだが、ホームセンターで缶スプレーを調達する際に気に入った色が無く、微妙にゴールドっぽいシルバーでガマンする事にした。

フライホイールセンターキャップやスターターギヤのカバー、オイルエレメントのカバー、タペットキャップはアルミ製であり形状が丸いので、旋盤に銜えさせてバイトで削り、その後銜えさせたままペーパーとピカールでバフ仕上げとした。(※丸い、とは言え全て旋盤で処理できる程丸い訳ではないので、手作業も行っている)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンダーガードの製作・その2

2007-01-23 21:40:57 | XR250

その1からの続き←少し追記してあります

Epsn2681

切り出した板を曲げる。作業は全くの手作業で力技で行うので、結構大変である。
金属板とはいえ基本的には紙やなんかと同じで、硬くて角のある物が当たっていると、その部分から折れる。また力を掛けた位置から遠い所から曲がる(テコが働く為。近い位置は板が撓るだけで折れない…程度にも因る)。

Epsn2689

平面を残したい部分は板で挟んでクランプ締めしておくと良い。・・・コレだけ解っていれば、平面構成のアンダーガード程度ならば、設計を工夫すればDIYで可能と思われる。
ちなみに本体をフレームに沿わせた形状に手作業で曲げるのに小一時間。左右のフラップを曲げて本体にピタッと付く様に摺り合わせするのにまた約1時間。
友人とか若い衆とか、余り作業慣れしていない人(スマン)が作業してるのを見て思うのは、発展性のある仕事なのに、一工程がしっかり出来ていない状態で「まあいいや」的に作業を進めていって、最終的に仕上がりに影響してしまう事。
納得の行くまで何度でもやり直し、場合によっては一旦前の工程に戻る勇気も必要だ。

今回は冶具を特に用意しておらず、現物あわせである。天井クレーンにてXR250を吊り下げて作業している。

Epsn2687

そうそうジックリ見る事ができない、下からの写真をお楽しみ下さい?
見ての通り、アンダーチューブはかなり左右非対称である。クランクケースの合わせ面は車体の中心にあるので、コレを基準にした。リヤサスのリンクロッドは車体左側にオフセットしているので、目の錯覚で一瞬目をパチクリさせてしまうが、リヤタイヤはちゃんとセンターにある。

Epsn2688

デザインを重視して曲面構成とする為、アンダーチューブに対して結構スキマが生じてしまう。実際グランドクリアランスが減ってる事になるが、俺としては「性能は良いがデザインが悪い物」よりも「性能は悪いがデザインは良い物」を選ぶ主義なので(当然だが、程度にも因る)、いいのである。

Epsn2683

曲げ加工の終わった部材に肉抜き穴を開ける。一定以上大きい穴はドリルではなくてホルソー(ホールカッター)を使用。ノコ刃が円状に並んでいる物で、ホームセンターでも入手可能だが、結構高い。写真の物で4~5000円位。
曲げ加工をする前に穴をあけてしまうと、そこが弱くなる為に正確に曲げられないので、曲げた後で穴を開けている。

部材を溶接して組み立てる。アルミの溶接にはTIGを使う(※半自動溶接機でも可能、機種によっては不可の物もある)。正確には「TIGアーク溶接」だ。TIGとはタングステン・イナート・ガスの略で、タングステン電極で不活性ガス(基本的にはアルゴンガス)をシールドに使うという意味。この為「アルゴン溶接」とも呼ばれる。タングステンは地球上で最も融点が高い金属なので、理屈上全ての金属を溶接できる。殆どの金属は直流溶接で行うが、アルミやマグネシウムは交流溶接となる(真鍮はどちらでも可能らしいがやった事が無い)。TIG溶接機には大きく分けて代表的な物が二種類あり、直流専用と交直両用の物。直流専用の方が一般的(と自分では認識している)だが、アルミを溶接するには後者が必要。 ※我社の溶接機は後者であり、しかも交直のハイブリッド溶接が可能
実作業でもハードルが多い。まず、母材の表面に不純物があるとダメ。油分とか、塗装とか、アルマイト皮膜とか。溶接作業前に除去しなければならない。
鉄やステンレスでは母材を溶かすのみでも溶接可能だが(必ずしも溶棒を足してやらなくてもOK)、アルミでは事実上殆ど不可能なので、左手でフィラワイヤ(溶加棒)を足してやらなければならない。つまり必ず両手を使うので、面を持つ手が足りない(爆)。今は光に反応して自動で暗くなる便利な面を使っているので良いが、以前は色ガラス部分を手動で開閉する面を使っていた。
あと、そのフィラワイヤだが、アルミの材質に適した物を使う必要がある。逆に言えば材質が判ってないと作業に困る(この場合は母材を細く切り出してフィラワイヤとして使う)。対応する材質の巾が広い物だと便利。我社で加工するのは殆どがA6063なので、それに合わせた物を在庫している。
加えてアルミは放熱性が高いという特性があるので、作業時には母材の温度が低いと溶けていかない。母材のサイズが大きいとこの傾向は顕著だ。母材の温度が上がって溶け出すまでシツコク放電させ続ければ溶接可能だが、その後母材の温度が上がってくるとビード(溶接跡)の見栄えが変わってしまうので、特に気温が低い時期はストーブやヒートガンで予熱を加えている。※その他、他の材質と比較してヒケ(体積の減少)が大きいとか、溶接すると強度が低下するとか、クリーニング巾とかの条件設定が色々あるが割愛。

・・・とまあエラそうな事を書いてきましたが、実は俺、アルミの溶接があまり得意では無い(自爆)。仕事であまりやらないのだ。というよりも、そもそも交直両用のTIG溶接機を導入したのは、ハッキリ言ってバイクの為だった(爆)。近年は仕事でもアルミで、というお客様の要望が多いので、結果的には同業他社に対してアドバンテージがありますが・・・。(参考過去記事:坂内2DAYSで使用したライトのガードVmaxのバッテリーケース

前側の取り付け位置には、フレームにナットが溶接されている(純正のパイプ状のガードが付いていたとの記憶)。この形状のアンダーガードだと、スペーサーで持ち出してやらなければならない。左後側の取り付け穴は単なる貫通穴なので、取り付け時はナットを入れるとかの対策が必要。

結構迷ったのが、先代アンダーガードではデザイン上のポイントにもなっていた、フレームのドレンボルト部分のガードと、繭型の肉抜き穴(風穴でもある)を入れるかヤメるか。ドレンボルトが無防備なのは気味が悪いが、先代アンダーガードではこの部分は余り傷が付いていないし、既製品でもココをガードしてる物はパッと調べた所では無い様なので今回はヤメ。肉抜き穴はデザインのポイントとする為に採用。

Epsn2698

両面溶接をするが、裏面を先に溶接した時点で全体をバフ掛け(表を溶接してからバフを掛けてビードを削ってしまうのを嫌っている)。我社ではバフモーターは使っていない(本格的にやる時は外注)。最近使い出したのがサイザルバフのオフセットディスクで、ディスクサンダーに取り付けて使用する物。コレに各種研磨剤を付けて使う。そのままスイッチオン!だと回転が速すぎるので、スピードコントローラーで回転を落としている。
最後に表から溶接して軽く磨いて終了。

Epsn2707

どうでございましょう?売れそう?(写真は仮付状態)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペーパーレス化に取り組んでいます

2007-01-23 11:26:20 | 仕事

どんな仕事でもそうだと思うが、どうしても書類が必要になる。
例えば経理書類、コレは法律でデータでの保存は認められていないので、PCで書類作成した場合でも必ずプリントアウトしなければならない。
お客様にお渡しする資料もそう。最近はメールでのやりとりも多いが、直接会って話しをする場合は資料を紙面で作成せなばならない。
FAXも紙の無駄遣いの一因になり得る。仕事上の連絡・・・特に材料の発注等の場合は、証拠を残す必要もあるので比較的小額の場合は(契約書が不要な金額という意味)FAXが主流だ。
我社は看板屋なので、デザイン図面の紙が多い。PCで作成したデザイン図面をプリントした際に色等が意図したものと違ってしまっている場合は調整して再印刷となるので、ここでも無駄を生じる。
実製作でも紙を使う。例えば原寸。加工の下書きとして1m巾*100mのロールペーパーをかなりの量使うし、粘着FILMのセパレータ(剥離紙)もとんでもない量がゴミとなる。またFILMのロールの芯が紙製である。しかも10m巻きの製品は個々に段ボール箱に入ってくる。

地球のために・・・とまで御大層な事は言わないが、コレでは精神衛生上宜しくない。大体からして管理する自分も大変だ。

ダンボール箱やロール芯に使われる紙管は当然リサイクルである。
その他の雑紙はどうしたら良いのか? たまたま我社は地元優良企業の資源リサイクル業の会社と取引があるので、分別や処理について問い合わせてみたところ、直接リサイクルできない紙でも火力発電の固形燃料の原料として活用できるらしい。

勿論、問題の紙を使わないのが一番の解決策である。
インターネットの接続がまだダイヤルアップだった頃は、FAXはPCからモデムで直接送っていたが、その後ブロードバンド化で使えなくなった。
その頃ソースネクストから「いきなりPDF」というアプリケーションが発売された。たまたま雑誌の紹介記事を目にして、その日の内に入手。印刷機能のあるソフトのファイル(例えばWordやExcelも)であれば全てPDFに変換できる。
元々商売柄アドビ製品を使っているので、その便利さは良く知っていた。
コレで見積書などはメールで送る事ができる。※Excelでパスワードを掛けて送るという人も身近にいる。また、メールに添付する形ではなく、本文に金額を書き込んでくる人もいるが(メール本文としては改ざんできないので)そのままデータとして保存できないので不便。

だが、頻繁にメールをチェックしない人もいる。時間制限のある連絡の場合は未だFAXの方が主流だ。
で、先日ブラザーの複合機を買った。USB接続により、FAXは受信も発信もPCから行える。受信した物はデータとして保存できるのだ。

コレはありがたい。

で、本日初めてFAXをPCから発信してみた。お客様の所に見積書を送った。心配だったので電話して確認・・・A4を1枚送っただけだったのに、レイアウトが紙からはみ出して4枚届いているらしい。我社は紙の節約をできたが、先方は損をした事になる。トホホ・・・。

仕事では塩ビを使う。ディーゼル車2台使っているし、デカいバイク、2st車にも乗る。オマケに用もないのに走り回る。そうやって考えると、俺は相当環境に悪い男だぞ。なんとかしなきゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンダーガードの製作・その1

2007-01-20 23:22:52 | XR250

今まで我がXR250には自作のアンダーガードを付けていた。
・・・のだが、現在この有り様。

Epsn2679

何故ここまでボコボコになってしまったのか・・・っつーと、実は予想していたのだが、アルミの材質が弱い事、肉厚が薄い事。

Epsn1286

↑元はこんなにピカピカだった・・・。

自作マフラー紹介の記事の時もちと触れたのだが、建築や装飾関係のルートからの仕入れだと板材はA1100という材質が主流であり、たまたま仕事で使用した3mm厚のA1100の余りがあったので、それを使っただけなのである。
それでも身を挺してフレームやクランクケースを守っていた。

今回はもう少しちゃんとしたのを作る。
用途で考えると5mm厚のA5083あたりが妥当な線かと思うのだが、5mmの板を曲げるのは大変だなあ…。4mmにしよう。
実際、社外品でも「4mm厚のアルミ製」と銘打って売ってる物もあるし、たまたま持っているDT200WR用のアンダーガードも厚みを計ったら4mmだった。
一応は仕事の仕入先でも材質を指定すれば規格品である限りは入手可能なのだが、アルミの場合は1000*2000が来てしまう。さすがに使いきらねえ。で、PWKの取り付け用カラーの材料を買った「とくきん」というネットショップにて切り売り対応してもらう事にした。
ところがこの「とくきん」では、6t以下の板材は最大サイズで300*460までと取り決めているらしい。同店は小口販売に特化しているのだ(そこが便利でもある)。今まで使っていたガードのサイズを確認すると、それ以下の大きさだったので、この問題はクリアー。
それと取り扱い材質と板厚を見ると、A5083に4mmは無い様だ(規格に存在しないのか、単純に取り扱っていないだけなのかは不明、当然5mmはある)。で、結局板材としては最も一般的なA5052の4mm厚に決定。情けない・・・5mmで作れよ・・・。
300*460を二枚頼んだ。

ボコボコになってしまったアンダーガードだが、俺としては形が非常に気に入っていた。既成のアンダーガードは汎用の工作機で製作する為カクカクな物が多い。で、それに差別化を図ろうと、極力曲面構成で製作した(実はKTMアドベンチャー純正のガードをモデルにした)。※既製品は直線的な形状として極力アンダーチューブに沿わせて、地面とのクリアランスを重視している。曲面にするとアンダーチューブから離れてしまうので、その点では不利。
そのうち壊れてしまうであろうと、実はCADで図面を引き(と言っても二次元の展開図面)、データが保存してある。全く同じ物の再製作の場合には寸法の管理という面では苦労が無い(製作は全て手作業なので、製作手間は変わらない。レーザーとかで切断するならば別)。

Epsn2670

我社は看板屋なので、当然カッティングプロッタがある。粘着FILMをカットする場合はヘッドに専用のカッターの刃を取り付けるのだが、コレは他のツールも取り付けできる。代表的なのがペン。ロールペーパーをセットして出力すると、原寸を描く事が出来るのであります。まあ別に卓上プリンターで印刷した物でも良いのですが。

Epsn2673

この紙をデザインボンドで材料に貼る。コレも別に必ずしもデザインボンドでは無くても良いのだが、デザインボンドはスプレーにより均一な塗布が可能で粘着が弱い。使いやすいっつーよりも、そもそもこういう用途の為のボンドである。
切り出しはジグソーにて行う。アルミはネバッとしている為、鉄板用等の目の細かい刃だと目詰まりしてちっとも切れないので、裏技に木工用の刃を使う。ジグソーを使用する場合、刃が加工物の裏側に飛び出すので、普通の人は加工物を浮かして置くと思うが、我社では10cm厚の発泡スチロールの上に置いて切っている。別にこれも発泡スチロールじゃなくても、個人が一回ポッキリ使う位ならば段ボール10枚重ねとかでもOKだ。

Epsn2678

まず最初にカッターで輪郭をケガいておいて、ジグソーでは微妙にケガキが残る程度に大きめに切り出す。切りすぎると元に戻せないが、この方法ならばディスクサンダーやベルトサンダーで切断面を整えつつ、正確な形状に加工できる。

つづく。次回アップはチト先になると思われます。

※比較的簡単に型を採る方法を書き忘れてたので追記

今回は既に形状が決まっているのだが、全くのゼロから型をとる場合は、クリヤーの塩ビ板0.5mm厚辺りをガムテープで仮止めして、マジックで下書きをすると便利。ハサミでも切れる。紙だと透けて見えないが、透明板だから大丈夫。ホームセンターでも入手可能で結構安い。欠点は、近年では悪者扱いされてる所。処分時は気をつけましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想いは、理屈を凌駕するのか。

2007-01-20 18:29:45 | チョイ毒エッセイのようなもの

自宅と実家と会社はそれぞれ20km前後離れており、位置関係としては大体正三角形を描いている。
その距離が20kmまでは、普通に自走で通勤できる・・・というのが俺の持論。過去に40km近く離れた大学と会社に通った経験があるが、どちらも結構大変だった。

両親が亡くなって以来実家は空家のままである。今現在、持ち家がありながら借家住まいをし、20km離れた会社に通うという、非常に効率の悪い事をやっているのだ。
当初はちゃんと理由があってこの場所を選択したのだが、途中で事情が変わってきてしまったのである。
長期計画で会社の近くに引っ越す予定なのだが、不動産屋に2件ばかり相談したら、どちらも真っ先に帰ってきた返事は「実家は人に貸したら?」。

不動産屋さん的に言うと貸すのが一番いいらしい。が、ここでも俺の持論を言えば・・・
バイクでもそうだが、愛情がなくなってしまった物は持っていても無駄だ。「このバイクは好きではないが、プレミアが付きそうだから取っておこう」なんて考えだと、気が付いたときにはそのバイクは朽ち果てている。
実家に対して愛情がないか否かという意味では、ある。だが、俺の思いは足りなかったのだろう、1年ほど前に空き巣に入られた。ガラスを割られて侵入された。思い出を踏みにじられた様で悔しかったが、「どうせ何も置いてなかったから」と自分に言い聞かせて我慢した。だがある時にふと、オヤジの唯一の自慢だったROLEXが実家に置きっぱなしだった事を思い出して、急いで見に行ってみた。

ROLEXは無くなっていた。あの時に盗られていたのだろう。

この時、俺は実家を売るという最終決断をしたのだ。まだ当分先の事になるとは思うが・・・。

さて、一方で自宅には膨大な量のバイクの部品がある。引っ越すとなるとコレも何とかしなければならない。加えてチビが今春から小学校に上がるので、勉強部屋を用意してやらねばならない。
俺が独立起業時に仕事場として使っていた部屋をチビに明け渡す事にした。現在は仕事には全く使っておらず、単なる物置になっている。当然バイク関連の物も置いている。
この部屋とは別に、ガレージがある。元々はバイク関係にしか使っていなかったのだが、俺が暫くバイクから離れている間に嫁さんが物を置き始め、1/4程度占領されてしまった。

いらない物は処分、必要な物は仕舞い直し。まだやってる余裕が無いが、いずれオークションにでも出していこうか。

Epsn2645_1

改めて見直すと、部品もそうだが雑誌類もすごい。Vmaxの特集本(何度か出てる・・爆)、何故か俺のコラムが連載されていた某紙(今見ると赤面そのもの)、Vmaxが発表された当時の販促ポスターやプレス資料、自分で撮り溜めたVmaxの写真(他人のVmaxをカスタムの参考に撮っていた。ハンパでは無い量)、Vmaxグッズ・・・。元々コレクションする趣味は無いのだが、結果的に集まってしまったものばかりである。

Vmax以外でも、R32スカイラインGT-R発表当時のカタログ、初代MR2とかのカタログもある。それとマンガ。結婚前に随分○ックオフで裁いた記憶があるが、池沢さとしの「サーキットの狼」は残っている。
「しまった! フロントスタビライザーを打ったか!?」
影響受けたなあ。

Epsn2675

暫く使ってないFILMカメラ。カメラや写真が趣味という訳では無いのだが、メカニカルなボディには魅力を感じる。この他にPENTAXのZ20P(一眼レフ)も所有しているが、一番好きなのはOLYMPUSのOM10。中学生の頃に欲しくて欲しくて、でも当時の懐具合ではとても…。同社の当時のフラッグシップはOM1とかいうヤツだったと思うが、OM10は中学生でも小遣いやお年玉を貯めれば何とか手が届きそうだったので、身近な憧れだったのだ。実際にお金を貯めて、カメラ店の限定安売りセールに買いに行ったら、売り切れ。
コレは社会人になってから入手した中古品。標準では絞り優先AFなのだが、オプションのシャッタースピードが調整できる「マニュアルアダプター」付き(フルマニュアルになる)。
もう一台はハーフサイズカメラ。OLYMPUSのPEN D3。こんなに古臭くてもなかなか良い写真が撮れる。今となってはオヤジの形見だ。

最近XR250に乗り、結構手も掛けてきた。
旧知の友人は俺がホンダ嫌いなのを知ってるので、XRをイジる姿を見てオカシくなったかという位の目で見てくる。イヤ、オカシいのは元々だ。現在イジっている俺のXR250、この個体その物にコダワリや愛情があるのだ。もしもN造さんが見てたら、泣くなあ、コリャ。

俺は一見現実派の理屈至上主義者に見えるかもしれないが、実はその大部分が「気持ち」で構成されている、と姉に言われた事がある。やっぱりそうなのかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする