THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

我が家の開幕戦

2017-03-30 13:37:35 | 正吉君モトクロス
今回は無事にレースに出場することができた。ちょっと遅れて開幕である。

秘密の練習方法によってフープスはほぼ攻略できたのだが、9人のエントリーの内の3人は残り6人と比べて極端に速い。
たかだか1分半のコースで正吉君よりも10秒も速く、走る前から結果が見えている。


9台のうち、1台だけヤマハYZ65(笑)

予想通り4-4で総合4位。

(HEAT1で上位選手の一人にセクションカットのペナルティが課せられたため、リザルトは3-4だが、かなりのレベル差があるので実質4-4と考えるべき)
順位はどうでもいいのだが、あまりの酷い走りに大目玉を食らわせてやった。

モトクロス歴4年目になる正吉君にとって、初の雨天のレースとなった。
まあ、サンドを含んだ土質に霧雨程度なので、それほどコース状況への影響は無かったものの、ただでさえ慣れないコースなので、特にHEAT2は通常のの5秒落ち位でしか走れない事態に陥ってしまった。

正吉君は一度覚えたことに関しては、標準よりも高いパフォーマンスを発揮する。
しかし、他の8人と比べて圧倒的に劣るのは、全く柔軟性が無い事。
これはもちろん、正吉君が産まれつき背負ったものから来るものだろう。
先日の事故も、もしかすると柔軟性があれば起こらなかった事なのかもしれない。

正吉君は、吸収力がとても低い。
この事を「そんなことないって」と励ましてくださる方もいるのだが、残念ながらこれは紛れもない事実。
正吉君に物事を教えるために、俺は他の人たちよりもかなりのエネルギーを費やしている。

俺は、自分のアイデアや実行力には自信があり、知恵を絞ってやっとここまで来た。
これ以上にできることはあるのか?
何をやってやればいいのか?

ここへ来て、また越えなければならない壁が立ちはだかることとなった。

さてさて、今回の中部選手権Rd.2では、50㏄クラスは成立せず。
MFJの規定では2台でレース成立となっているところ、4台のエントリーがあったにもかかわらず、不成立という判断が為されたそうだ。
主催者サイドも苦渋の決断だったのだろうけど、今の中部エリアの50㏄キッズが置かれた状況を考えると、異論を唱えざるを得ない。
これで中部モトクロス選手権に於けるチャイルドクロスの全戦成立という目標は、呆気なく絶たれることになってしまった。

そうそう、前回美杉に行ったときは、往路は高速に乗るも四日市からの渋滞で3時間30分くらい掛かった。
帰路も高速と思ったら、渋滞通過に50分とかいう表示が出てたので、そこから下道。四日市から高速に乗って3時間10分。
今回は最初から下道。朝5時過ぎに出発したら、2時間40分! 帰りもオール下で3時間半。
高速の意味ないじゃん。慣れるまで大変だぞ、こりゃ。
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禁断の美杉へ

2017-03-20 09:27:21 | 正吉君モトクロス
水曜日までお腹が痛いと言っていたのだが、何ともなくなったと言うので、ボチボチと練習を再開することに。

ケガをする前までは第2戦美杉のエントリーは見送るつもりだった。家庭の事情で(笑)、美杉は俺にとって距離的に厳しい場所だ。
しかし、中部選手権に全戦出場したとしても、残り8戦。少なくとも今シーズンは他エリアへの遠征をあまり考えていないこともあり、悩みに悩んだ挙句に出る事にした。出ずに後悔するより、出て後悔しよう。

で、土日の二日間でオフロードランド美杉へ事前練習に。

正吉君が苦手な・・・というか、そもそも走ったことがない、大きなジャンプや尖ったジャンプ。スピードの出るフープス、リズムセクション、柔らかめのバンク。開けまくらなければならないハイスピードなレイアウトに大苦戦。

正吉君だけじゃない、多度育ちの子には厳しいコースだね。
いやいやそれにしても、他のエリアにはすごい子がいるもんだ。


65がこの台数!(一台だけ85ね)


2日目の午後には、一番大きなジャンプもどうにかクリア。
こういったコースももっと練習しないと、自信を持って他のエリアに遠征するなんてできっこなさそうだ。

さてさて。

ここでちょっと書いておきたいことがある。
ここには「俺が何を感じ、何を思ったか」という事を中心に書いているのだが、いつもはできる限り、誰かに嫌な思いをさせるようなことは避けているつもり。
でも、こんなことを書かなきゃイカンのかなあ。

正吉君が救急車で運ばれて以来、かれこれ2週間以上経つけど、未だ相手から一切謝罪を受けてないんだよね。

そもそも相手がどこの誰だか分からない。ゼッケンを何となく覚えているような、いないような・・・。記憶にちょっと自信がない。
でも、そっちからすりゃぁ正吉君のゼッケンは覚えてるだろうし、覚えてなくても事務局に聞けば俺の連絡先くらい分かるだろ?
正常な神経の人ならば、翌日くらいには電話が掛かってくるだろうと思っていたのだが、全く音沙汰なし。知らぬ存ぜぬで通すつもりかい?
すぐに謝っていれば笑って終わったものを、時間が経てば経つほどタダでは済まなくなる。

このブログは以前みたいに1000/日を超える訪問者は無いけど、今でもかなりの人数に読んでいただいている。
当人が読んでても不思議ではないし、少なくとも当人の知人の一人くらいは読んでいるだろう。

多度では、子ども同士でぶつかった場合でも、ちゃんと謝る。正吉君にも謝らせている。
歩いているときに間違って他人の足を踏んでしまったら、謝るだろうが。
礼儀正しい人に食って掛かるような人は、この業界にいないよ。
子供を下手に追い回して痛い思いをさせ、謝りもしないヤツは、バイクなんか乗るなよ。

今後もバイクに乗るつもりなら、顔面に何発か放り込まれるのを覚悟で、謝罪いただきたい。
来ないようなら、こちらから調べるぜ。
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欠場

2017-03-13 08:57:02 | 正吉君モトクロス
結局、中部選手権の開幕戦は出なかった。
応援にも行かず。

退院は金曜日の昼過ぎ。
お医者さんからは安静などの制限はなく、普通に過ごしていたため、念のため金曜日の夕方にマシン整備をしてハイエースに積み込んだ。
土曜日の朝、お腹が痛いようで(毎日、朝だけ痛いのだそうだ)、レースは出るけど前日の練習は行かないと言う。

土曜日の夕方に何度聞いてもモゴモゴ言ってるだけだったので、判断に迷いながらも日曜日の朝は早起きして、4合分のおにぎりを作った。俺と正吉君が車内で食べるための朝食と、娘たちの分ね。

結局、本人がお腹が痛いから行かないと言い、欠場することに。

俺には正吉君のお腹がどれくらい痛いのかは分からないし、何より俺の気持ちに先回りするような意思表示をしない。酷く不愉快な気分で、家の中のものをだいぶ壊したよ。

当初は笑い話で済むくらいの感覚だったのが、少しずつ悪い方に転がり続け、結局最悪の1週間にトドメを刺してしまった。

モトクロスは危険なスポーツである。リスクは承知の上でやっていること。
だからこそプロテクタ類には気を遣っている。各コースやレースの現場での安全意識も、全体的に高いと思う。

今回の事故は、俺自身前後一部始終見ており、正直なところ、この結果を予測できていた。
ルール上は問題なかったと思うが、道義的にはどうだったのか。
俺は正吉君に、走行を一旦止めさせるべきだったか。
相手に回し蹴りくらい食らわせるべきだったか。
人間のやっていることなので仕方がないけど、俺が走り寄った時も、目の前にいたコースマーシャルの方は話し込んでいて、事故に気がついていなかった。黄旗の振られていないブラインドジャンプを跳んだ先に俺が立ちはだかっていたわけで、驚いた人もいただろう。三次事故(正吉君が轢かれたのが二次である)に発展しなくて良かった。

軽い燻り状態から始まって、遂に点いてしまった火は、簡単には消すことができなくなった。
俺自身、今一度取り組み方を考え直したい。
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トムとジェリーのヘビロテ

2017-03-08 20:29:45 | チョイ毒エッセイのようなもの
まだ入院してますわ(笑)。


内臓の経過観察の入院ということで、万一の手術に備えて、当初は完全な絶食。
火曜日の昼に水分はOKとなり、水曜日の朝から軟食を摂っている。木曜日には普通食のOKが出そうだ。

こういった場面になると、正吉君を特別に気にかけてくれる白衣の天使が現れて、そして俺と恋に落ちるというストーリーを思い描くのだが・・・

残念ながら今のところそういった事は無さそうだ。正吉君にもうちょっと頑張ってもらわないと。

まあ、妄想するだけなら俺の勝手なんで、今しばらく夢を見させていただければ幸いである。
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ヘリ出動

2017-03-06 23:24:42 | 正吉君モトクロス
4~5日は2日ともいなべへ。
いつもの事だけど、土曜日ダメダメで、日曜日は絶好調。

コーナーは得意なようで、少し言うだけですぐに修正してくる。

写真だけ見りゃ、ちょっと速そうでしょ?


上下動は苦手みたい(トホホ・・・)。
以前より随分と良くなったけど、フープスとジャンプはまだまだダメだ。


で、2日目の終わり間近。
正吉君を抜く事ができない大人の250が、2周ほど真後ろに付けて走っていた。「う~ん、やめてくれないかなぁ」と思って見てたら、不安が的中。
ステップアップジャンプ頂上で正吉君が転倒、それを避ける事ができず、お腹をマトモに轢いてしまった。

救急車で最寄りの運動場に搬送、そこへドクターヘリでお医者さんが来て。
問題ないでしょうと言われるも、念のためにヘリで病院に送られることに。

運動場に1人残された俺は、皆様のおかげで(本当にありがとうございます)三重県内の救急病院に向かう事ができた。

向かう途中に病院から数度の電話(ブルートゥースだす)があり、「特に問題ありません」とのこと。
各方面に無事を伝え、病院に辿り着いたところ・・・。
いきなり、「入院の必要があります」
ええっ!?

さっきの連絡はなんだったのか・・・

臓器類そのものには異常は見受けられないのだが、血液検査で少し基準値を外れる項目があるとの事。
経過観察しつつ、翌朝にCTで精密検査するのだそうだ。
そこで異常がなければお帰りのはずだったところ、水が溜まっているように見受けられるそうで、今しばらく入院することとなった。

三重県立総合医療センターのICUにて。写真ではまるっきりケガ人に見えるけど、実はピンピンしている。

四日市の病院では俺が参ってしまうのと、県外なので子供医療費受給者証が使えない。転院を申し出て、紹介状を書いてもらって一旦退院。
帰路で仕事の現場を一つ片付けて(オイ笑)、地元の大きな病院に再入院。

ERにて。
今は小児科の大部屋に移動している。
やっとこさ帰宅したのが22時だった。

症状は大したことは無いと思うけど、中部選手権開幕戦はキャンセルが濃厚。

さて。
轢いちゃった人を責めるつもりは全くないが、3年ほど我が子と他のキッズの取り組みを見てきて思う事を書いておこう。

初心者のフルサイズマシンにとって、65は結構邪魔な存在だろう。
初心者でも250のスロットルをストレートだけでもそれなりに開けていれば、正吉君程度のライダーになら追いついてしまう。一見、65が遅いように錯覚する。
ところがですな、実は65は全域全開バリバリで走っているのだ。
多度のような直線が短いコースならば、正吉君の65に軽く食われているはず。実際、先日の模擬レースの「ベストラップだけ」見れば、NBの後ろのほうと変わらない。排気量が小さいんで、ミスして失速したりすると影響が大きく、タイムに大きなバラツキがあるという感じ。

追いついて鼻先を突っ込んでも、65キッズは譲らない。駆け引きをしないどころか、そもそも駆け引きというものを知らない。
速いライダーが後ろから来たらラインを譲れなどと教えている親はいないだろう。
所詮65㏄なんでストレートや登り坂では遅いけど、ライディングの基本ができている上に重量が軽いので、コーナーでは速いのだ。

何せ正吉君は、ほんのこの間まで50㏄に乗って平坦なコースを走っていたようなレベルの子なんですわ。大人がずっと真後ろを走っているのを見ている俺は、内心ヒヤヒヤ。
軽くパスする事ができないのならば、ショートカット(近道)して前に出るとか、一旦停まってやり過ごすとかの工夫をお願いしたいなぁ、と。
大人ならばそういう判断ができる訳なんで・・・。もしも正吉君がIAになったら(笑)、「オレタチが育ててやったんだぜ」と言えるくらいに、おおらかな気持ちになってもらえればいいんじゃないかなぁ。

何にせよ、各方面にはご心配をおかけしております。すんまへん。
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