THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

Reincarnation

2009-01-26 20:35:56 | チョイ毒エッセイのようなもの

娘二人と「日展 東海展」に行ってきた。

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同展は日本画、洋画、彫刻、書、工芸美術の、日本最大の総合美術展である。
長女が小2、次女が年長なので、ちょっと難しいかな・・・とは思ったのだが、美術鑑賞する心くらいは身に付けて欲しいなと思ったのが同行の理由である。
俺が子供の頃、オフクロによく展覧会やコンサートに連れられて行っていた。
俺の影響か二人とも絵や工作が非常に好きで、書道もやっている。長女は先日、書道のナンジャラ展で表彰された。だけど俺的には、正直言って子供たちには芸術の道には進んで欲しくないな(笑)。まあ経験者は語るっつーコトで・・・(謎)。
 
子供たち、特に次女は会場を観て周るときに放置すると、全く展示された物を見ない(笑)。コチラから作品について積極的に話しかけてやる必要がある。
洋画は比較的保守的な内容の作品が多く、子供たちはあまり興味を示さない。むしろ何なのか分からない物の方が、よりイマジネーションを高めるようだ。
 
俺がムカシから思っている事がある。
みんなはロックやJ-POP等は聴くのに、何故クラシックは聴かないんだろう?
写真は楽しんで見るのに、そして漫画やアニメは見るのに何故に絵画は見ないんだろう?
難しいからとか分からないからとか、色々な理由があるだろう。それともお仕着せな義務教育に対しての、無意識な反発だろうか?
それでも、映画やドラマのBGMなんかは普通に体内に溶け込んでくる筈だ。
コレは視覚情報が耳から入った情報を補うからであると思う。
音楽を聴いて情景を思い描くとか、描かれた場面の前後のプロセスを考えるという事は、下らない知識を詰め込んだ大人よりも、意外と子供たちの方が上手だったりする。
彼女達がもう少し大きくなったら、作品を理解しないまでも、作者の内的なエネルギーを感じることが出来るようになってもらえれば俺は満足なんである。
 
工芸美術は俺自身の仕事と繋がる面がある事、子供たちもイメージを作りやすいという点で、非常に楽しめる。絵画に比べて出品点数が少ないのが残念。
思いのほか子連れの来場者は少なく(いたとしてももっと高学年)、子供向けに用意されたクイズラリー的な物の人気は今ひとつのようだ。
そんな中で、どうも人の視線を感じる。
どうやらオネエチャンがずっと俺を見ているようだ。
俺に惚れたか?・・・と思ったら、
「○○新聞ですけど・・・」(我が家も購読の地元紙で、東海展の主催)
 
ゴツいカメラをぶら下げて、脚立持って会場をウロつくこのオネエチャン。親子でジックリと作品を鑑賞しているところの写真が撮りたいんだってさ。
新聞記事捏造に協力した気分でワクワクして月曜日の朝刊を見たが、日展の記事すら無かったので、ちょっとガッカリ。
 
俺もいずれ出品したいですな。まあコリャ寝言だと思って流して下さいw

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礼服の集団に、半ズボンで迷い込む様なモノ

2009-01-19 15:44:59 | オフロード

ME06さんに誘われて、軽い気持ちでトライアル大会に参加する事になった。ちなみに俺、トライアルなんてやった事は無い(笑)。当然トライアルマシンも持ってないので、XR250改280馬邪で走るのだ。
ウマヘタはともかくとして、走ること自体には心理的な抵抗は無い。問題は、会場内でモーレツに居場所の無さを感じるであろうことである。
モトクロッサーの中にトレールが混ざっても、マシンの貧弱さは感じる物のそれほどの違和感は無いと思う。大体似たような格好をしているからね。
だが、トライアラーの中にトレールが混ざるってのは、かなりの違和感を発生する事が予想される。マシンの形もかなり異なるし、ライダーのスタイル・・・特にヘルメットが違う。
それにトライアルの競技ルールすら知らない(爆)。まあ何度かはトライアル大会を観戦した事はあるんで、雰囲気くらいは想像できるのがせめてもの救い。
会場では浮きまくるだろうな~・・・と心配しながらゲートイン。
 
ナンか、今まで見たこと無い雰囲気だぞ! 服装はジャージっぽい人が多く、エンデューロやモトクロスでは考えられないほどに全員がお互いに挨拶を交わし、皆が笑顔でフレンドリー。そしてバイクに跨ってもいないのに、何故かヘルメットを被り続けている人がやたらと多い。オープンフェイスのヘルメットなので、全員が好青年に見える。目つきの鋭い人も好青年に見える。中年以上の人も、好青年に見える。不思議な雰囲気だ。そしてそのヘルメットの後部には、自分の名前を入れている人の割合がかなり高い。チームジャケットみたいなのを着ている人の割合も多い。
そんな中でT中代表の実物大写真入りデカールを貼った280馬邪は、誰が見てもその場に馴染んでいない。場違いそのものである。

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赤い服の人はME06さんの知人の知人のA氏で、カリスマ某社にお勤めとか。
 
今回のトライアル大会は、チーム・ミタニの主催する大会。俺もチーム名くらいは知っている。仮面ライダーショーとかの・・・というイメージが強いかな。

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大会名は「ミニミニ・トライアル」。名前が示すとおり、小ぢんまりとした草レース・・・の筈が、凄い参加人数! 今回は約120人とか。恒例行事となっているこの大会、聞けば参加人数は徐々に増えているとの事。幅広い年齢層で、女性がかなり多いのにはビックリ。
一見してかなり健康的なイメージのトライアル大会。小学校2年生の時に、あまり親しくない女の子の、呼ばれてもいない誕生パーティーに押しかけた時に、10人くらいの女の子の中で男は俺一人だけだった思い出以来の疎外感である。
 
会場は鈴鹿サーキットのトライアル場である。スプーンカーブの外側をグルッと囲むような位置関係にあり、ME06さんからは「ハイレグのレースクイーンが見える」と聞いたので、期待に胸や色々な所を膨らませて来たのに、見えない・・・。どうやら俺を誘う為の口実に過ぎなかったようだ。そのかわり旧車のレースを見ることができた。エスハチやアルピーヌ、ナローポルシェ、何と言っても俺の大好きなロータスヨーロッパ・ツインカムSPがあ!!かっちょイイ! 

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幻の多角形コーナーリングをお願いします。
 
イキナリ問題発生。セルが回らない。とんでもなく遠い所までバイクを押しまくって、何とかエンジンスタート。念の為にフル充電して用意した予備バッテリーに替えたところセルスタートも出来るようになったが、セルの回り方があまりに頼りない。24時間耐久の時といい、恐らくセル本体のトラブルであろう。
 
さて。
大会には一応クラス分けがあって、レベル別に4クラスに加えてトレールクラスの計5クラス。俺はトレールクラスを選択。トレールクラス9台中、俺を除いた8台は各メーカー230cc車やトリッカー。全車がトライアルタイヤを履かせてある。俺だけT中代表ご尊顔入りの完全エンデューロ仕様に、バリ山モトクロスタイヤ。他の人たちはどうやら「トライアルマシンを持ってないビギナーがトレールで出ている」というワケでは無さそうだぞ。

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ME06さんのアドバイスで、フロントゼッケンをポケット状にガムテープで貼り付けて、そこに採点票を入れる。前後サスは全ての調整を最弱にし、タイヤの空気圧を限界まで落とす。まあ俺にとっちゃ所詮は屁のツッパリにしかならんだろう。ケケケ
 
人の走行を少々観察してから徐に手近なセクションに入る。
しかしココで初めて気がついた。俺ってスタンディングでゆっくり旋回する事ができない・・・ってか、やった事がない。いきなりバランスを崩しつつも踏ん張るが、結局スッ転んで終了。
次のセクションはクリーン!・・・と思ったのも束の間、何と自分のクラスのラインを示すカード(と呼ぶのか?)を見落として別のラインを通ってしまい、減点5。ヒャー! この時に初めて知ったのだが、トレールクラスはビギナークラスよりも若干難しいラインを通らなければならない。ビギナークラスにしておくべきだった・・・トホホ。
その後も撃沈を繰り返す。一度は思ったラインから外れて斜面を降りてしまったので、コーステープ内でクルッとUターンしてクリーン・・・したつもりだったのだが、ラインをクロスしてはイカンのだそうで、減点5。
どうも俺は「足を付いてはイカン」ということを意識しすぎるあまりに、ヘタクソぶりに拍車を掛けているようだ。スタンディング状態でバランスを崩した時に「チョン」と足を付けば良いものを、手はハンドルを、足はステップに載せたまま傾いていって転倒するというアンポンタン。
コンニャロ!と思ってスタンディングに拘るのを止めて半分くらいをシッティングで周ってみたところ、多少マシになった。
 
▼こんなカンジで並んで順番待ちするので、混んでいるセクションでモタモタしていると気が引けるw

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▼トレールクラスは土管は通らないラインだった。

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▼各セクションには「オブザーバー」という審判みたいな人がおり、採点をしている。黄色い人がオブザーバー。

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▼前走者がセクション内から抜けてオブザーバーから合図があるまで待機。

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10セクション2ラップの内、「地獄谷」と呼ばれる場所にある3セクションは俺にゃ無理だと判断してキャンセル。会場がもっと適当な雰囲気ならばチャレンジしたかったのだが、既に俺と280馬邪からはKYなオーラを放出しまくっているので遠慮する事にしたのだ(笑)。
結局、地獄谷を除いた7セクション2ラップ中の2セクションを残して、転倒してクラッチレバーを折ってしまった。

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オワリですわ・・・。
 
坂内ではトライアルのセクションにアソビで入る事もあるが、基本的に勢いでガオーンと登って、適当に向きを変えて降りてくるだけ。足もベタベタと付いている。トライアルそのものにはかなり興味はあるし、やってみたいとも思っている。普段からセクションのあるところに行っているワケだし、やらない手はない。しかしトライアルは滾々黙々と練習するべき競技だと認識しており、なかなか一人で始めるのは難しいなあ・・・と。それにトライアルマシンって高いんですわ。実は結構前からコソコソと探しているのだ。2000年位のモトクロッサーならば投売り状態といえるが、トライアルマシンの場合は結構なお値段。とてもオチャラケで買える価格ではない。
 
▼チームミタニのライダーによって、デモが行われた。

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▼見てると自分も出来そうな気がしてくるが、出来るワケ無ぇのです(笑)。

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▼このBETA、カッコ良かった。欲しくなりましたw

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結果はクラスでブッチ切りのビリ、全体でもビリ2という壮絶な物(笑)。
ME06さんはクラス6位入賞。

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この時に壇上に上がっている6人の内、優勝者含めて4人は、ME06さんの職場関係の人なんだそうで・・・。どうりで気合が入っていると思った(笑)。その他のエントラントも固定したチーム(仲間)でまとまって来ている人が多いようだ。同行した上記のA氏もビギナークラスで入賞。
まあそんな感じでも楽しかったのです。願わくばもうちょっと他の人に気を遣わずに済めば、気が楽ですな。それより練習するべし・・・か。
 
そういえば「染めQ」で文字を入れたシートだが、アッという間に擦れて薄くなってしまった。

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どーゆーコッチャ。

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バイクのシートに文字を書きたい!

2009-01-17 20:59:01 | カスタム

以前に表皮を張り替えた280馬邪のシート。今までは適当にステッカー類を貼り、剥がれたら貼り直すという手段を選んでいたのだが、実際に恒久的にマーキングをする方法はないのだろうか?
このブログをいつも見て下さっている方は周知の事かと思われるが、俺は看板屋である。なのでコレは俺の本業からしても気になる事なのだ。
 
オフロードバイクの場合、メーカー純正のシートには側面にメーカー名などが入れられている事が多い。コレはシルク印刷だと思うのだけど、非常に耐擦過性に優れている。真新しい内はラッカーシンナーで消し去る事もできるが、この文字は通常の使用ではそうは簡単に消えない。大したモンだ。通常のシルク用のインクとは違う物なんだろうか? ちなみにラッカーシンナーで消えなくても、スケルトンで消去する事ができる。
 
一応俺は仕事でも布製品やテント生地(塩ビ製)を扱っており、当然それらに文字を入れることも多い。
布の場合は今回の主旨から若干外れる為ここでは割愛するとして、テント生地の場合である。
懸垂幕は通常、「ターポリン」と呼ばれるテント生地の一種を使用して製作する事が多い。カッティングが普及する以前は手書きで文字を入れていたので、テント生地用の塗料があった。(現在でも市販されている)
大同塗料の「テントカラー」。
コレはラッカー系の塗料にも関わらず乾燥後にパリパリにならないので、この塗料を使用して文字を入れた懸垂幕は折りたたむ事が可能。コレを直接バイクのシートに使用したことは無いが、耐久性はそこそこなのではと思う。
但しコレは刷毛や筆を用いての塗装の場合、重ね塗りをすると先に溶剤によって先に塗った色を溶かしてしまい、細かい作業が困難であった。
で、このネガを解消したのが絵の具で有名なターナー色彩の「テントアート」という水性塗料。以前この塗料を使ってバイクのシートに文字を書いた事があるが、耐擦過性が今一つ。色がだんだん薄れてしまうのであった。ちなみにこの塗料は最近、個人向けに小型の容器に入れた物がホームセンターで販売されている。
同様にビニールレザーに使用できる物として「リキテックス」などのアクリル水彩絵の具があるが、試してみたところコレも暫くすると擦れて消えてしまった。
 
マーキングフィルム(俗に言うカッティングシート)にもテント生地専用の物があり、280馬邪にはコレで文字を入れていた。しかし、やはり持ちが悪い。
最近の看板は、カッティングで表示を入れるよりも、専用の大型インクジェットプリンターで出力する事の方が多い。このプリンターのインクは、いわばペンキの様な物であるので様々な材質の物に作画できる。田中麗震具オリジナルバーパッドはコレでプリントしているのだ。しかし、やはり擦れたりするとインクは剥げてしまう。
で、暫く前に知人の間でも話題に挙がっていたのが「染めQ」である。俺も店頭で見かけて気になっていた商品。

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ふと突然思い立ち、コレを買ってきた。
 
この商品をご存知のバイク乗りには、恐らく「シート染めQ」というデイトナの商品の名前が良く通っているであろう。しかし今回購入したのは(株)テロソンコーポレーションの物。まあ恐らく中身は同じで、テロソンがデイトナにOEM供給しているものと思われる。テロソン本家の商品はホームセンターにて入手可能。スプレータイプの「染めQ」はスプレー缶の大きさが2種類。とりあえず白の小さい缶(70ml)を入手。¥840だったかな?
 
このテロソンコーポレーションの製品は、実は仕事でも使ったことがある。同社は相当なニッチャーで、何せ普通の商品が無い。使用したことがある「ミッチャクロン」という塗料も、特殊な面に塗装する時に塗料屋さんから勧められて使用したもの。「染めQ」なる塗料を売っているのも頷ける気がする。ついでに書くと、上記の大同塗料もかなりのニッチャー。コチラは一般的な塗料も扱っているが、看板屋さんにとっては痒い所に手が届く、マニアックな商品が多い。仕事では7割程度が同社の製品を使用している。ニッチな塗料メーカーとしては日本特殊塗料とかも有名ですな。バイクカスタムにも使用できるユニークな商品が多い。
 
さて、染めQである。とりあえずテストをする。
張り替えに使ったビニールレザーの端材に文字型にマスキングを施して塗装。
塗料はかなりシャビシャビ状態。施工面から15cmという、普通の缶スプレーではありえないほどに近い距離から吹き付けるように書かれている。そして、とにかくスプレーを速く動かして、薄く塗布するように指示がある。
塗料をシンナーで希釈したというよりも、「シンナーに塗料を入れた」と表現した方が良いほどに粘性が低く、確かに普通のスプレーのような感覚で塗装すると、間違いなく垂れる。しかも下地の隠ぺい力がかなり低い。(本来は濃い色の素材に鮮やかな色を塗装する場合は、別売りの『ベースコート』を塗装するように指示がある)
注意すべきは塗り始め。重ね塗りの時はある程度普通に塗装することができるものの、1回目は一瞬吹き付ける程度に留める必要がある。施工面に馴染まずに垂れてしまうのだ。

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マスキングを剥がす。作業前から予測していた事だが、塗料の粘性の低さによってシート表皮のエンボス状の細かい模様に、毛細管現象によって塗料が入り込んでしまった。
今度はマスキングをドライヤーで加熱してカンペキに密着させてから再トライ。

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どうやら成功したものの、やはり隠ぺい力はかなり低いようだ。4回塗りでも完全に白にはならない。

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280馬邪のシートの側面には、どんなマーキングをしたら良いのだろう?
XRフリークにとってはここの文字は重要で、トレールとレーサー、年式、排気量などを見分けるポイントとなっている。しかし俺は筋金入りのアンチホンダであるのでXRを匂わせる文字は却下。以前はT中代表の名言にちなんで「おでん型UFO」と入れていたのだが、あまりに意味不明であろう。なので今回はMX VIRUS風の田中麗震愚のロゴを入れることにして作業開始。
 
ベースの模様は赤なので、発色のために白く塗装。

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本来の形状よりも0.5mm程度内側にオフセットしている。

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コレはマスキングを剥がした時に、塗装の厚み部分から下地の白が見えてしまうのを避けるため。塗装の基本の一つですな。

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乾燥後、文字型にマスキングして赤を塗装。

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マスキングを剥がすと・・・ガビーン。

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何となく予想はしていたが、ベースの白がマスキングと共に剥がれてしまった。シートの模様に密着するように塩ビ製のフィルムを使用したので、溶剤が白い下地まで侵してしまったのだろう。ラッカー系の宿命だ。でもコレって、本当に染まっているのであればこうはならない筈。完全に染めるというより、素材に食い込むような塗装が出来る塗料・・・と思った方が良いかも。実際にはテストピースを激しく折り曲げたりしても全く剥がれる気配は無いので、実用性は高いと思う。だが、芸の細かい事をやるには注意が必要なようだ。素材によっても違うかもしれないですな。
 
染めQシリーズには「リムーバー」という商品があり、塗膜を消去する事ができる。しかしわざわざ買うのもなんなので、ラッカーシンナーを使用。

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アッサリ消去できた。ただ、良~く見ると薄っすらと跡が残っている。
結局、リスクを避けて作業したのがコレ。

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実際に使用して暫くテストしてみる。
 
さて、明日は先日のモタードに引き続いてカテゴリー違いの競技に参加予定。
何と、トライアルですわ。
モタードは見た事もやった事も無かったが、トライアルは何回か見た事がある(笑)。
モーレツに居場所の無さを感じつつ、遊んできますw

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ノスタルジック塩辛

2009-01-13 19:44:15 | これはグルメなのか

俺は子供の頃から、酒のツマミみたいな食べ物が好きだ。
スルメとかサラミとか、ツナピコ(銀紙に包まれたサイコロ状のマグロの燻製?みたいな物)、わさび漬け、ビーフジャーキー、昆布とか。
 
俺は実は元々酒は弱く、ビールをコップ半分飲んだだけで顔は真っ赤っか。飲み会なんかでは酒を飲むよりもツマミを恐ろしい勢いで食らっていた。だがそれは俺が酒飲みになるという、生まれ持っての約束のような物だったのかもしれない。いや、それよりもオヤジが酒飲みだった為にいつも目の前にツマミがあった事が、俺の心の内に潜むツマミ好きを覚醒させ、結果としてアルコール漬けにさせたのかもしれない。※ちなみに現在も「酒豪」と呼べるほどは飲めない
 
燻製や乾物だけでなく、ビン詰め系の物も好きだね。海苔の佃煮、ザーサイ、メンマ、ナメタケなどがあればいくらでも飯を食える。
中でも最強なのはイカの塩辛。イカの塩辛のビンを開けた瞬間、俺はその衝動を抑える事ができず、延々と箸を口に運び続けるのであった。
ところが既成のイカの塩辛には欠点がある。しょっぱいのだ。
イカの塩辛の魔の手に掛かって一瓶平らげてしまうと、暫く後に途轍もない喉の渇きに耐えられなくなる。つい先日もやっちまった。
喉が渇いて水やお茶を飲んでる内はまだイイ。ビールなんぞ飲んじまった日にゃ、またさらに塩辛に手が伸びる。コレを人は塩辛スパイラルと呼ぶ。(ウソ)
 
先日塩辛スパイラルに陥った際に突然思い出した。
そう、すっかり忘れていた。俺が子供の頃、オフクロがよく塩辛を作ってくれていたのだ。
オフクロの料理は全てが薄味。この塩辛も例外ではなく、イカ本来の風味を味わうカンジ。しょっぱくないのでたくさん食べる事ができるのだが、4人家族でイカ2杯分。もっと食いたいのに、いつも物足りなさを感じていた。
 
そんな子供の頃の食卓をふと思い出して、幼い頃の記憶とネットで得た情報を元に作ってみた。

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用意するイカは刺身用か冷凍物。イカを生で食べるとイカに付いた寄生虫が心配されるが、一度冷凍された物は寄生虫が死んでいるので安全なのだそうだ。

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丁寧にワタを取り出し、墨袋(イカスミ)を取り除く。 ※イカスミを入れてしまうという手もある。

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吸盤も取り除き、大きめに切る。ちなみに皮は剥かないのがオフクロ流。極力身に水分を残さないようにする。
ワタを搾り出して混ぜる。
さて、ここまでは普通の塩辛とあまり変わらない。普通の塩辛はその名の通り「塩」を使うところ、オフクロ流では「醤油」を使うのだ。醤油は入れすぎに注意。ほんのり塩味が付く程度に留めるのがポイント。イカの身とワタの、本来の風味を味わうべし。
 

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どうやら本来の塩辛はワタに塩を振って、浸透圧を利用してワタの水分を取るのが正しい作り方のようだが、オフクロはそれはやってなかった気がする。
あと、本物は塩辛く作ることによって保存性を高めつつ、漬け込んで熟成させる目的もあるはず。しかしオフクロは作ったらすぐに食卓に並べていた。
まあ薄味なので保存するのは難しいのかもしれない。余った塩辛を翌日食べた事も数回あるが、確かに熟成されてよりまろやかな味になるものの、水分が分離してしまいがち。作り置きする場合は身やワタの水気をしっかり切った方が良さそうだ。
 
オフクロ流の塩辛を食して、しばしセピア色の思い出に浸る。
実はこの「セピア=sepia」とは、イカスミを原料にした顔料の事なのだそうだ。

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新しい年は余談から

2009-01-11 02:48:11 | XR250

あけましておめでとうございます。
イキナリ余談で申し訳ないのだが、他人のブログを見ていて目に付くのが「今さらですが、あけまして~」という言葉。結構多いなあ。
しかも1月2日とか3日とかの記事で書いてある。元旦に言うべしという気持ちも解らないではないけれど、通常は7日までに言えばOK。
多少遅れても15日までであれば可。なかなか会えない相手には、1月中に言う事が出来れば何とか合格ラインだと思ってますが、如何な物でしょう。
仕事の取引先などに新年の挨拶回りをするような場合は、7日あたりがリミットかな。
勿論どんな場合も、出来る限り早く挨拶をしたほうが良いのは当然ではある。
だが、所詮は個人のブログであって公的なWEBサービスではないんで、若干の違和感を感じてしまった。まあ世間知らずな俺の意見なので、適当にスルーして下さい。

俺の年末年始は、やはり仕事に追われる結果となってしまった。
元旦こそ休んだものの、2日から始動。5~7日の夜間工事での現場設置作業に合わせて、無理なスケジュールを強いられる事となったのだ。
この場で仕事内容に関して細かい記述をするのは、二次業者としては問題があるので書く事は出来ないが、ちょっと・・・というか、かなりの問題を発生。
ウチが製作した物と設置作業に関してはカンペキだったので、お咎めは一切無い。ところが他の業者が納めた物が大問題を発生し、コチラも再施工という状態に巻き込まれる事となって泥沼に漬かりつつあるところ。

そんな事をやっていたので、バイクには手を触れないままここまで来てしまった。昼夜がひっくり返ってしまい、夜なのに全然眠くない・・・。
やっとこさ重い腰を上げる。

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リヤサスのオーバーホールと、ついでにスロージェットの変更。
リンクのオーバーホールを行うのは当然だが、24時間耐久前にオーバーホールしたリヤショック本体がどんな状態なのか気になる所。
分解してみると見た事ないほどにメタリックなオイルが出てきた。1年以上使用した状態よりも酷かった。24時間耐久レース、恐るべし・・・。
インナーパーツのスペアは保有しているが、今回は未交換。オイル交換と窒素ガスの封入のみとした。

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その他エンジンオイル交換、グリスアップ等。

見れば見るほどボロい280馬邪。
放置中のリヤフレーム製作に合わせて、全体のリフレッシュを行いたい。
まず、フレームの再塗装。現在のスケベイス調の色は、最近固定デザインとなっている「フューチャリングT中代表デカールw」との組み合わせがイマイチ。フェアレディZみたいなオレンジのメタリックに塗り替えたいな、と。今使ってるZETAのハンドルくらいの色か、もう少し濃いくらいかな?
あと280馬邪の外装パーツは、フロントフェンダー以外はXRの純正品かXR用の社外品を使用しているにもかかわらず、不思議とXRに見え難い。せっかくリヤフレームを作るので、ついでに外装も全く異なる物に替えてしまうのも悪くないかな、と思っている次第。

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