元々、正吉君にはバイク(モトクロス)をやらせる計画もあって、小さいうちから自転車に乗らせてきた。
だが、不景気のアオリを受けたりした事もあって、親の都合で練習できなかったり、上達途中で止めざるを得なくなったりするのも可哀想だ・・・と思い直し、より気軽に取り組めるであろう自転車(BMX)にターゲットを絞ることになった。
ところが、ウチの地域が子供がモトクロスをやる環境に恵まれているのに対し、BMXはかなりマイナーな存在で、マトモにやらせようと思ったらモトクロスよりも大変な事が判明。何せ、まともにレースに出ようと思ったら、近くても大阪。果ては広島や秩父、新潟に行かなければならない。
金の問題は置いておいたとしても、これは親にとってかなりの負担になるだろう。
また、俺自身が自転車だと全くテンションが上がらないという問題がある。コースに行って走行料金を払っても、まるで乗る気が起きないというヒドい状態なのだ(笑)。あんま性に合わないみたい。
正吉君が楽しんでやっているものを止める必要はないので、もちろん自転車は続ける。
しかし、やはり親の情熱は必要だろうと。
上の娘2人はボーイスカウトに入っており(ちなみに俺はこれをあまり好ましく思っていない)、休日の時間は大半がこれに費やされる。今春小学校に上がる正吉君にも何かをやらせるべきだろう。
本当は俺は子供たち3人には、音楽をやってほしかった。あるいは書道などの右脳系のもの。ところが嫁さんは全くそういう人間ではない。せっかく表彰を受けたりしていた長女の書道を、いつの間にか止めさせてしまっていたという究極のバカをやりやがった。
嫁さんの協力が得られない以上は、俺が仕事を休める日曜・祝日に出来るものに限られる。ピアノや音楽教室には未練があるが、あれは基本的に平日になってしまうので無理だろう。
で、音楽以外となると、やはりバイクになる。
音楽を自力で教えようとすると個人レッスンが主になる・・・つまり人との関わりが無くなってしまう恐れがある。しかし、バイクの場合は同じレベルの子供達から影響を受けることができるような気がする。
正吉君は、率先して何かをやったりするわけでもないし、負けん気が強いわけでもない。性格的に見ても、まさかスポーツ選手には向かないだろうと思うが、自分で興味のあることを探し出す事ができるようになるまでは、それなりに面倒をみてやりたい。
まだまだヘッポコなので、コースを走るのは無理だ。
先日、正吉君とともにモトクロスランド多度を見学してきた。あの独特の雰囲気は、社長さんの情熱あっての事だろう。しばらくは無理だろうけど、あそこなら正吉君にとって、行く価値があるのかもしれない。
俺は当面の間は、今のYZのままのつもり。致命的に壊れるまで乗り、その後の事はそれから考える。
レースに出ず、楽しんで走るだけならば、それで十分のはずだ。
1台が子供用バイクとはいえ、2台積むとギュウギュウ詰めだ。
数年ぶりにウェアを新調。
遂に俺もラーメン好きを公言する人になっちまった(笑)。