毎年恒例の坂内2DAYSエンデューロの季節である。
坂内の役場の、というかバイクランド協会の都合で、日程が1週間ディレイとなった今年。エントリー台数が少ないのは日程変更が理由と言われているけど、俺はそれは違うんじゃないかな、と思う。少なくとも他のレースイベントカレンダーを見る限り、今回の日程の方がいいんじゃないかな。
何となく一頃の活気が薄れてきているようで、ファンとしては寂しい限り。
我らが田中麗震愚のマシンは、一体いつまで使い続けるのか、24年落ちのXLR250BAJA、通称「芋樽号」。今回で確か12回目の使用のはずだ。毎年もうダメか、というダメージを負ったりするのだが、しぶとく復活して次の年のレースも走ってしまう事から、不滅の=IMMORTALが由来で、いつの間にか「芋樽」という名前になってしまったのだ。
あっ、そうそう、田中代表は去年で完全に拗ねてしまったので、今年は現場にすら来ないよ!!(笑)
いい大人が2年越しで拗ねるなんて、さすがだ、ダイヒョー。
俺はほぼ事前準備をしておらず、当日も家庭の事情で到着が遅くなってしまった。ということでいきなりスタート場面から。
スタートはルマン式。

手前の場違いなバトルスーツ&カットオフ+カンバンの2人は、ご想像の通り我々の関係者である(笑)。
スタートライダーは、このバイクの元々のオーナーであるN目君。どうやら今年はエンジンの掛かりが悪いようで、いきなりビリからスタート。

集計チェックポイント手前には、お約束のセクションがある。
締まった路面ならどうってことないのだけど、深い砂利なんで、見た目以上に難しい。初心者は間違いなく苦労することになる。
そしてN目君も穴の底で転倒(笑)。

これは去年、田中代表の事をバカにし過ぎた罰が当たったのだろう(笑)。
華麗な投げを披露して脱出!

その後は何度かハマりながらも・・・、

ノルマの1時間を無事クリアして第2ライダーのJロウさんへバトンタッチした。
Jロウさんはそもそもオフロードライダーではない。経験が少ないのに器用に走らせてしまうのは驚異的だが、今回のセクションはさすがにキビシイだろうと思い、俺はスイーパーとしてセクション前で待機することに。
実はセクションそのものよりも、手前の右ターンが難しい。何度かエンストをするも、俺はJロウさんの左足元にさりげなく踏み台になる石を置き、キック始動の補助になるようにした。バイクに触れない、新手の手助けである。
その次は酔いどれメカ長のT裏氏にチェンジした・・・のだが、T裏氏はタイムテーブルに従わず、2周で帰ってくるという暴挙に出た(笑)。
なんでも1か月前の剥離骨折が完治してないとか。
ブーツすら履いていなかった第4ライダーの俺は、慌てて準備をしてスタート。
なんと半年ぶりのライドである(笑)。
先に書いておこう。
目をつぶっても走れる坂内だからとナメていたのは事実だ。
多分8年ぶりくらいに乗る芋樽は、走り出してすぐに「あ、遅っ!!」。
これが例えればミニモトみたいな感じで、攻め攻めでイケるかなーと錯覚してしまった。
ダンロップ裏でフロントが激しく振られたけど立ち直ったので、まあこんなもんだろうと、その後もガバ開けノリノリ。
ところが、東屋を過ぎた次の登りのストレートで、何の前触れも無く思いっきり吹っ飛んでしまった。
なんで!? こんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。
左ひざを痛めたようだが、まあ大丈夫だろうと走り出したら、今度はエンジンストール。見るとコックがOFFに…。なんで??
再始動にかなり手こずり、再々スタート。
すると今度は山の頂上で何の前触れも無くドンガラガッシャンの大クラッシュ。おかしいぞ、やっぱこんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。
左足首がバイクに挟まれ、激痛が走る。コリャ折れたな・・・。
ゆっくりとコースを下りながら考えた。
まず、このまま走るべきかどうか。
怪我は、割と深刻な状況だ。だが、ここで俺がバイクを降りると、この後のタイムテーブルに狂いが生じる。それどころかメンバーの少なさから、リタイヤも有り得る。
何よりピットで見ている正吉君に、情けない姿を見せる事となってしまう。
無理してでも走行を続けよう。
しかし、何故にこんなにコケのか。
サスがプアーだと言うのもあるが、これはタイヤの空気圧が高すぎるのでは…と思い、一旦バイクを止めて、コース脇でフロントのみ空気を抜いた。
この後は攻めて走るのを止めよう。
左足に全く力が入らないので、腕の力で乗ることになる。右コーナーがかなりキツい。
首のヘルニアの影響で右上腕に痛みがある俺には、足の力がないのは結構ツラい。
それに、XLRはステップがかなり後ろにある。コーナーで足を出した後でステップに戻そうとするたびにステップを探すことになってしまうほど。俺にとっては2~3本分くらい後ろに感じられる。
シッティングで走ると、尻はシートの一番低い部分にズズズと滑ってしまう。この時、俺の足はステップから離れてしまうのだ。乗りにくいったらありゃしない・・・。
また、リヤブレーキがかなり深い位置にあり、スタンディングでは相当意識しないと踏めない。2回目の転倒は、たぶんリヤブレーキが利かずに握りゴケしたのだろう。
ウチのチームはライダーは5人だが、Jロウさんは初日のみで帰ってしまうので、事実上4.5人。なので、ライダーチェンジは長めのスパンで予定が組まれている。あまりの激痛に何度か心が折れそうになったが、何とか無難に走りきり、ライダーチェンジ。
なんか長ぇなぁとは思ってたけど、2時間近くも走ってたのね。
うーむ、何かに摑まらないと、立っていられない・・・。
ブーツを脱いで確認すると、膝は単なる捻挫だろうが、足首は、やっちゃってるね。
例えて言えば、高級ソープで5時間のコースを選び、即尺で咥えてもらった5秒後に発射してしまい、その後の5時間、勃たなくなってしまったようなものだ。
ああ、情けない(笑)。
写真は帰宅後のものだけど。

本来は料理担当であるJロウさんは、走りに回らざるを得ず、他に誰も料理する人はいない(笑)。
T裏さんの長男であるケン君を「アレ持って来い、ソレ持って来い」とアゴで使い(笑)、おでんだけはなんとか作っておいた。
調理中の写真は無いんで、とりあえずコレで(笑)。

カラーコーディネートがイカしている。
電装トラブルでライトの光量が極端に落ちてしまっているのと、ライダー数不足で全メンバーは意気消沈(笑)。
あまり気を遣うことなくハイエースの車内で寝ることにした。
一応、無理してでも走るつもりだったんだけど、夜中に起きて車からピットの方をみると、ピットの明かりが消えていた。
バイクも止まったまま。やはり夜間に走り続けるのを止めたのだろう・・・という事で、俺も二度寝。
朝、傘を杖にしてピットへ。
結果を出すのを諦めた以上、けが人の俺が無理して走ることはないので、定点カメラ化。
誰も走り出さない。

お、やっとガソリン入れるのね。

やっとこさ走行開始。8時くらいだったかな?

正吉君は色々な作業を手伝いたがる。

トンチンカンなサインボードを出したり、ピット作業を邪魔したり。

他のメンバーからは「全日本ライダー」と冷やかされたり(笑)。
なんやかんやで成長してんのね。
中間リザルトも、最終リザルトも知らぬままにレースが終了(笑)。
正吉君が一生懸命運んでいるのは高圧洗浄機。

高圧洗浄機なんて、坂内2DAYSのピット設備としては要らないと言えば要らない。だけど、24時間走ったバイクをそのまま持って帰り、ヘッドからエキパイにかけて分厚い泥のオブジェが出来上がってしまっているものを、整備以前に洗車することから始めなければならないのは、大層骨が折れることを俺は知っている。
意外とテキパキと片付けが進み、パンクしたN目君を見捨てて、俺はウンコがしたかったのと、全日本モトクロスのIBの結果が気になっていたので、そそくさと山を降りたのであった。
坂内の役場の、というかバイクランド協会の都合で、日程が1週間ディレイとなった今年。エントリー台数が少ないのは日程変更が理由と言われているけど、俺はそれは違うんじゃないかな、と思う。少なくとも他のレースイベントカレンダーを見る限り、今回の日程の方がいいんじゃないかな。
何となく一頃の活気が薄れてきているようで、ファンとしては寂しい限り。
我らが田中麗震愚のマシンは、一体いつまで使い続けるのか、24年落ちのXLR250BAJA、通称「芋樽号」。今回で確か12回目の使用のはずだ。毎年もうダメか、というダメージを負ったりするのだが、しぶとく復活して次の年のレースも走ってしまう事から、不滅の=IMMORTALが由来で、いつの間にか「芋樽」という名前になってしまったのだ。
あっ、そうそう、田中代表は去年で完全に拗ねてしまったので、今年は現場にすら来ないよ!!(笑)
いい大人が2年越しで拗ねるなんて、さすがだ、ダイヒョー。
俺はほぼ事前準備をしておらず、当日も家庭の事情で到着が遅くなってしまった。ということでいきなりスタート場面から。
スタートはルマン式。

手前の場違いなバトルスーツ&カットオフ+カンバンの2人は、ご想像の通り我々の関係者である(笑)。
スタートライダーは、このバイクの元々のオーナーであるN目君。どうやら今年はエンジンの掛かりが悪いようで、いきなりビリからスタート。

集計チェックポイント手前には、お約束のセクションがある。
締まった路面ならどうってことないのだけど、深い砂利なんで、見た目以上に難しい。初心者は間違いなく苦労することになる。
そしてN目君も穴の底で転倒(笑)。

これは去年、田中代表の事をバカにし過ぎた罰が当たったのだろう(笑)。
華麗な投げを披露して脱出!

その後は何度かハマりながらも・・・、

ノルマの1時間を無事クリアして第2ライダーのJロウさんへバトンタッチした。
Jロウさんはそもそもオフロードライダーではない。経験が少ないのに器用に走らせてしまうのは驚異的だが、今回のセクションはさすがにキビシイだろうと思い、俺はスイーパーとしてセクション前で待機することに。
実はセクションそのものよりも、手前の右ターンが難しい。何度かエンストをするも、俺はJロウさんの左足元にさりげなく踏み台になる石を置き、キック始動の補助になるようにした。バイクに触れない、新手の手助けである。
その次は酔いどれメカ長のT裏氏にチェンジした・・・のだが、T裏氏はタイムテーブルに従わず、2周で帰ってくるという暴挙に出た(笑)。
なんでも1か月前の剥離骨折が完治してないとか。
ブーツすら履いていなかった第4ライダーの俺は、慌てて準備をしてスタート。
なんと半年ぶりのライドである(笑)。
先に書いておこう。
目をつぶっても走れる坂内だからとナメていたのは事実だ。
多分8年ぶりくらいに乗る芋樽は、走り出してすぐに「あ、遅っ!!」。
これが例えればミニモトみたいな感じで、攻め攻めでイケるかなーと錯覚してしまった。
ダンロップ裏でフロントが激しく振られたけど立ち直ったので、まあこんなもんだろうと、その後もガバ開けノリノリ。
ところが、東屋を過ぎた次の登りのストレートで、何の前触れも無く思いっきり吹っ飛んでしまった。
なんで!? こんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。
左ひざを痛めたようだが、まあ大丈夫だろうと走り出したら、今度はエンジンストール。見るとコックがOFFに…。なんで??
再始動にかなり手こずり、再々スタート。
すると今度は山の頂上で何の前触れも無くドンガラガッシャンの大クラッシュ。おかしいぞ、やっぱこんな場所で吹っ飛ぶはずは無い。
左足首がバイクに挟まれ、激痛が走る。コリャ折れたな・・・。
ゆっくりとコースを下りながら考えた。
まず、このまま走るべきかどうか。
怪我は、割と深刻な状況だ。だが、ここで俺がバイクを降りると、この後のタイムテーブルに狂いが生じる。それどころかメンバーの少なさから、リタイヤも有り得る。
何よりピットで見ている正吉君に、情けない姿を見せる事となってしまう。
無理してでも走行を続けよう。
しかし、何故にこんなにコケのか。
サスがプアーだと言うのもあるが、これはタイヤの空気圧が高すぎるのでは…と思い、一旦バイクを止めて、コース脇でフロントのみ空気を抜いた。
この後は攻めて走るのを止めよう。
左足に全く力が入らないので、腕の力で乗ることになる。右コーナーがかなりキツい。
首のヘルニアの影響で右上腕に痛みがある俺には、足の力がないのは結構ツラい。
それに、XLRはステップがかなり後ろにある。コーナーで足を出した後でステップに戻そうとするたびにステップを探すことになってしまうほど。俺にとっては2~3本分くらい後ろに感じられる。
シッティングで走ると、尻はシートの一番低い部分にズズズと滑ってしまう。この時、俺の足はステップから離れてしまうのだ。乗りにくいったらありゃしない・・・。
また、リヤブレーキがかなり深い位置にあり、スタンディングでは相当意識しないと踏めない。2回目の転倒は、たぶんリヤブレーキが利かずに握りゴケしたのだろう。
ウチのチームはライダーは5人だが、Jロウさんは初日のみで帰ってしまうので、事実上4.5人。なので、ライダーチェンジは長めのスパンで予定が組まれている。あまりの激痛に何度か心が折れそうになったが、何とか無難に走りきり、ライダーチェンジ。
なんか長ぇなぁとは思ってたけど、2時間近くも走ってたのね。
うーむ、何かに摑まらないと、立っていられない・・・。
ブーツを脱いで確認すると、膝は単なる捻挫だろうが、足首は、やっちゃってるね。
例えて言えば、高級ソープで5時間のコースを選び、即尺で咥えてもらった5秒後に発射してしまい、その後の5時間、勃たなくなってしまったようなものだ。
ああ、情けない(笑)。
写真は帰宅後のものだけど。

本来は料理担当であるJロウさんは、走りに回らざるを得ず、他に誰も料理する人はいない(笑)。
T裏さんの長男であるケン君を「アレ持って来い、ソレ持って来い」とアゴで使い(笑)、おでんだけはなんとか作っておいた。
調理中の写真は無いんで、とりあえずコレで(笑)。

カラーコーディネートがイカしている。
電装トラブルでライトの光量が極端に落ちてしまっているのと、ライダー数不足で全メンバーは意気消沈(笑)。
あまり気を遣うことなくハイエースの車内で寝ることにした。
一応、無理してでも走るつもりだったんだけど、夜中に起きて車からピットの方をみると、ピットの明かりが消えていた。
バイクも止まったまま。やはり夜間に走り続けるのを止めたのだろう・・・という事で、俺も二度寝。
朝、傘を杖にしてピットへ。
結果を出すのを諦めた以上、けが人の俺が無理して走ることはないので、定点カメラ化。
誰も走り出さない。

お、やっとガソリン入れるのね。

やっとこさ走行開始。8時くらいだったかな?

正吉君は色々な作業を手伝いたがる。

トンチンカンなサインボードを出したり、ピット作業を邪魔したり。

他のメンバーからは「全日本ライダー」と冷やかされたり(笑)。
なんやかんやで成長してんのね。
中間リザルトも、最終リザルトも知らぬままにレースが終了(笑)。
正吉君が一生懸命運んでいるのは高圧洗浄機。

高圧洗浄機なんて、坂内2DAYSのピット設備としては要らないと言えば要らない。だけど、24時間走ったバイクをそのまま持って帰り、ヘッドからエキパイにかけて分厚い泥のオブジェが出来上がってしまっているものを、整備以前に洗車することから始めなければならないのは、大層骨が折れることを俺は知っている。
意外とテキパキと片付けが進み、パンクしたN目君を見捨てて、俺はウンコがしたかったのと、全日本モトクロスのIBの結果が気になっていたので、そそくさと山を降りたのであった。
