THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

パンゲア淡路

2009-03-21 16:18:45 | チョイ毒エッセイのようなもの

話題沸騰な世紀の大レースとなりそうなJNCC開幕戦・パンゲア淡路がいよいよ明日となった。
エントリーしたのだが、まだ仕事している。

Img_2987

 
実は、出場を断念する事にしたのだ。
 
どうしても数時間足りず、仮に行ったとしてもスケジュールはキツキツ。出場を諦めれば半日休める位に余裕が出る。
レース会場で仕事しようかとかも考えたが(笑)、問題はバイクの整備が全く出来ていない事(パンクしたまま)と、そのエントリー台数の多さから途中退場が不可っぽい事。
 
「スケジュール管理くらいしとけよ」とか言われそうだが、理由がある。
今月は早々に予定が全て埋まってしまったので、何とかこなしていたところ、先々週(8日の日曜日)イナベを走行中に携帯に着信履歴が残されていた。
俺は休日は原則として仕事の電話には出ない(緊急時のために電源は入れている)。掛けてきた人は以前に数回、全く普通の用事で休日や夜中(12時くらい)に電話をかけてきた事があるので(明らかにマナー違反だ、俺ならば絶対に掛けない)、月曜日朝まで折り返し電話を放置。
 
結局この用件が仕事の依頼で、「19日までに完了してほしい」との事。
一般的に看板屋さんというと、パネルを作って切文字を貼って・・・という作業が多いと思うが、そういった普通の仕事ならばマジメにやってれば必ず終わるし、時間も読める。
我社にももちろんそういった仕事はあるが、そうじゃない仕事も多いのだ。
ウチは技術的な信頼が厚く(そう自負している)、同業者ですら「ウチでは作れないから」と他から紹介されてきたりするほど。余談だが、「相見積だから」と言われた東京発注の物件の、相見積競合先が巡りめぐってウチだった事もある(爆)。
今回依頼された分は難易度は低いものの少々手間の掛かる部類で、俺は「絶対に間に合わない」と主張。逆に間に合いそうなプランを提案した。
 
ところが数回電話のやりとりをしたところ、返事が返ってくるのが遅い!! 間に合う間に合わないの話だけで、結局3日間もムダに使ってしまう事となった・・・アホやん。挙句の果てに、何故か当初の話よりも手間の掛かるプランを要求してくる始末。
で、俺はこの仕事を断った。
断ったのだが・・・冷静に考えて電話をかけなおし、「やります」と・・・。
 
我社の仕事は広告代理店からの依頼や同業者の下請けが半分程度ある。これらの場合はウチ以外にも業者を持っているので、日程が合わなければ断ることもある。もちろん断ったら後でフォローするし、それ以上に信頼関係もある(と思う)ので、それだけで関係がおかしくなる事はない。
コレが直接のお客さん(要するに施主)や、建築屋さん、コーディネーターからの依頼だと、話が変わってくる。他に業者を持っていないケースが多いのだ。断るとソレっきり・・・という事にもなりかねない。それも仕方のない事なのかもしれないけど、関係が切れてしまうという事は、過去の自分の仕事を否定してしまう事になってしまう。
 
それに、俺はやってみもせずに文句を言うのが嫌いだ。やり遂げた後で文句を言った方が男らしいと思うのだ。
 
今回は納期を最大限まで延ばしてもらう事を条件に、受注する事にした。
その最大限の納期が、23日の月曜日。土日は淡路に行っている筈なので、もう一日延びないとあまり変わらないんですけど・・・。ちなみに24日は富士宮に日帰り出張のあと、夜間工事だ。世の中はホントに不況なのか。
 
この物件以外の仕事は、ギリギリのラインを通りながらも全てクリア。まあ予定通りだ。コノヤロォ、コレが無ければ普通に行けたのに。
11日から19日まで完徹2回を含み、毎日朝の4時頃まで仕事。途中で仮眠する事もあったが・・・。

Img_2986

昨晩も完徹。
頭の中でパチパチと時間の計算を繰り返しながら、昼頃まで頑張った。が、どう考えても厳しい。むう・・・間に合わない。
 
正直なところ、確実に休みが取れる人が羨ましい。
まあ俺は仕事が好きだし、ある程度はスケジュールの融通も利く。その気になれば就業時間中に酒も飲めるし、いかがわしいトコロにも行ける。しかし、このリスクの高さだけは何とかならないものか。
それに、レースにエントリーすると必ず仕事が忙しくなるのは何故だ。
現在はムカついているので、当然ビール飲みながらやってます(爆)。
 

Img_2990

身内ネタなステッカーと共に昨晩プリントしたものの、使われる事なく御役御免となったゼッケン。固定ゼッケンだけど、以後使う事はあるのか?
出場を断念した事で、時間的には余裕が出来たわい。クソッ。
エントリー台数1台減りましたよ。出場される皆様、楽しんできて下さい。
くっそー・・・。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウチにピッタリの車は、無い。

2009-03-20 10:51:02 | チョイ毒エッセイのようなもの

あるまじき事だが、筋金入りアンチホンダの俺、ホンダのディーラーに行ってきた。
家族総出でインサイトを見てきたのである。

Image0091

正吉君は奇声を発しながら店内を走り回り、ボディーカラー確認用のミニカーをイジりまわす。
グレード設定などを事前に調べた訳でも何でもないので、セールスマンの説明を聞いた。
 
グレードは3つで、話題の激安のヤツは一番下のグレード。
バブル期に車に乗り始めた俺にとっては、これでも所謂「フル装備」ってヤツに相当する(笑)。ETCとナビを付ければ文句無いレベルだ。
 
中間のグレードはコレにスマートキーなどの便利装備と、HIDや本革ステアリングなど豪華装備を加えたもの。まあ売れ線としてはコレになるんだろうか?
最上級グレードはさらにパドルシフト、補助ランプなどを加えてスポーティになっている。ま、ウチの奥さんには不要かね。
 
イメージカラーの青いメタリックはハイブリッドならではの未来的なイメージを狙ったのかもしれないが、車のディティールが色の存在感に負けている気がするなあ。
個人的には白がイイかと思っていたものの、何と他の色よりも高いんだそうで。
過去に納車まで3ヶ月待たされた経験が2回もある俺。売れまくっていると聞くインサイトも同じような状態かと思いきや、今のところはせいぜい一ヶ月半位らしい。多少はディーラーの在庫もあるようなので、物によっては即納が可能な場合もあるそうな。
 
値引きは1文たりともしないらしく、何ともまあ・・・といったところだが、エコカーならではの優遇も受けられるので、単純に「車の定価+約11万円」が総額となるようだ。
いくら安いとはいえ、ボチボチVmaxが買える金額だぞ、く、くそー・・・。それを何故に大嫌いなホンダに払わなければならんのだ、くっそー・・・。
 
俺としてはホンダに金を払うのが気に食わないものの、まあコレでいいか・・・と思っていたのだが、ウチの奥さんが突然「パッソ・セッテがいい」と言い出した。ダイハツOEMのパッソをベースに7人乗り(『セッテ』とは7の意との事)に仕上げた車だが、デザインが酷すぎる。個性もへったくれもなく、かなり貧相だ。
ジャパニーズ・レゲエ並にみっともないぞ、コレは。
コンパクトカー最強デザイン(と思っている)のマーチから買い替える気にはならんなあ。
各グレードは、インサイトと比べて平均して安いみたいだけど、折角買い替えるのだから、車種ランクはマーチより1段くらいは上げたいところだ。
 
さて、どーなる?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風林火山

2009-03-17 09:27:14 | チョイ毒エッセイのようなもの

仕事がかなり忙しくて、淡路に上陸できるかどうか微妙な状況となってきてしまった。
 
元々我社は製作の仕事が多く、本来は現場作業は比較的少なめ。比率にして7:3から8:2くらいといったところか。
これが忙しくなってくると大変な事になる。
日程はどんどん現場作業予定で埋まっていき、造る時間が無い・・・。
結果、徹夜して製作するのである。
 

Img_2973_2

さて、富士宮への出張から帰って来た。片道200km強を、オール追い越し車線でノンストップ。我ながら恐ろしいペースで作業を終わらせた。
出張って、実は俺にとっては安息の日。何せ夜中の12時過ぎまで仕事したところで、地元で仕事しているよりもたくさん睡眠をとれる。
 
完徹した朝に出発したので運転は心配だったものの、完徹のお陰もあって予定を1日縮める事ができた。だがまだ余裕はない。
 
富士宮って、地元の方には大変申し訳ないのだが、やたら煩い車が多いような気が・・・?
信号待ちで空ぶかしを続けるアンポンタンなトラック、4枚ドアなのにマフラー変えたヤツ(セダンのマフラーを交換するのは、俺には理解不能)、ガラの悪いバイク。
富士山だけは静かで、圧倒的な存在感。ずっと晴れてたのに、帰り際に写真を撮った時にはこの状態。
 
今月一杯は怒涛の状態が続く。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国内仕様のVmax

2009-03-11 12:49:21 | Vmax

やっと出るみたいですな。というか、予想していたよりは早かったなあ・・・と。
 

Vmax_001_800

ヤマハHP
Vmaxスペシャルサイト
 
気になる価格は、¥2、310、000(税込)。「ふーん」とか言いながらポンとキャッシュで買いたい所だが、サスガに今の状況では買えんぞ。
実際に街中で見掛けるようになったら、ムカつくんだろうなあ(笑)。
 
くっそー・・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

技術や知識には貪欲でありたい

2009-03-10 19:43:45 | チョイ毒エッセイのようなもの

ここのところ思うところあって、様々な講習会に参加している。

 

我社から比較的近い場所に某一流企業の研修所みたいな所があって、定期的に溶接の講習会を行っている。
俺はアーク(手棒)溶接、ガス、CO2やMAG、TIGは全てが独学であり、実際の仕事の中で試行錯誤して技術を身につけた。
身近にいる腕のイイ人をおだてて教えてもらったり、設備屋さんに頼んで資料をもらったり。
一応、必要な資格は所有しているが、基本を誰かに習った訳ではないので、根本的に間違った事をやっている可能性も否定できない。

で、TIG溶接の講習会に行ってきたワケであります。

Img_2966

座学はマジで勉強になる。過去に参加した講習会の中では、最も身になる内容であったのでは? 参加者も15人程度なので、講師に密着した状態で、内容の濃い講義が受けられる。
「参加者はこのメーカーの溶接機を使用している事」という条件なので、一応お客様扱い。ただ・・・我社の設備の内、TIGだけはここのメーカーじゃないんだよな~(笑)。お昼は立派な弁当付き。量は少なかったが・・・(笑)。
この手の講習会には時々、参加者の中に「会社から行けと言われてイヤイヤ参加した」というヤツもいて、休憩時間に文句を言ってたりするのを見掛ける事もある。バチ当たりな輩だ。
今回はそんなバカモンは居らず、一緒に講義を受ける側としても気分が良い。

実技で使用したのは、このメーカーイチオシのフラッグシップモデル。

Img_2964

鉄やステンレスの溶接は、正直言ってウチのとあまり変わらないな~と思ったが、アルミに関してはナカナカの物。
フルデジタルで、全てを数字で細かく指定できるので便利。だが、全ての調整を一つのダイヤルでやるので、各設定のボタンを押してからダイヤルで設定して確定、次の設定項目をボタンを押して選択・・・を繰り返す事となり、俺の仕事では面倒臭いなあ。最低限リモコンは必要だぞ、コレは。個別にダイヤルがあるほうが好きだな、俺は。

 

コッチは、TIGを知らない人にはナンジャイと言われて終わりそうな「タントギ」。

Img_2965

※ちなみに、別メーカーだす。
TIGとは、「タングステン・イナート・ガスアーク溶接」の事。
タングステン製の電極と不活性ガスを用いて行うアーク溶接(電気溶接)。
タングステン電極は新品の時は15cmくらいの棒状で、コレがトーチの中に納まっている。
手溶接や半自動の場合は電極が溶加棒を兼ねているので、電極がどんどん減っていくんだが、タングステン電極は単なる電極の役割しか持って無いので、TIGの場合は別途溶加棒を足してやる必要がある。
なので「非消耗電極式溶接」に分類されるんだが、実はソコソコ減るんですな。または作業を失敗したりするたびに、電極の先端を研ぐ必要がある。
タントギってのはそのための設備。有名な商品なので以前から俺も知っていたけど、使ってみたらあんまり良くないなあ(スミマセン)。電動鉛筆削りみたいに、タングステン差し込むだけで研いでくれると思っていたよ。イラネ~・・・。

 

座学はともかく、実技になると・・・何故か俺は他の受講者と比べてブッチ切りに上手い。どういうコッチャ。
基本を教えられていないだけにトーチの持ち方、フィラーワイヤーの送り方などは基本と違っていたが、今までやってきた事が概ね間違っていないと言う事が分かって一安心。
挙句の果てにゃ他の受講者に質問をされ始めて、何故かそれに答える始末。俺・・・何やりに来たんだっけ・・・。受講者の作業をチェックして周る講師も、俺の前は素通り。
とはいえ、基本を習った事で長年の(?)疑問は全て解決。その内容は、余りに初歩的すぎて、恥ずかしいので書けない。

Img_2968

終了証も発行されるので、一流企業にお墨付きを頂いた気分だ。
やはり基本は大事だね。我流は良くない。

 

俺はまだまだ成長期。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴボウ抜かれinイナベ

2009-03-09 18:43:15 | チョイ毒エッセイのようなもの

仕事が何故か忙しくて、スケジュールは既にパンパン。こんなご時世なんで、どうせ仕事は無いだろうと思って、普段出来ないことに手を出したり、技術講習会に行ったりしてたらこんな事になってしまった。
そんなカンジなのでどうしようか迷ったのだが、日曜日はイナベに練習に行った。子供たちがスカウトに行く週は、比較的自由の身になれるのだ。ちなみにコレはあくまで暗黙の了解であって、以前は俺が子供たちをスカウトに連れて行っていた。まあ、多少はワガママ言ってもイイんじゃないのかなあ。人一倍仕事してる自信はあるし。
 
現地に到着すると、ほぼ同時に到着した隣の人に声を掛けられた。俺もここの所は良くイナベに来ているので、「最近はいつも来てますね~」というカンジ。この方はモトクロスを始めて数ヶ月との事。俺よりも幾つか年上らしく、お子様も高校生とか。奥様にも大目に見てもらっているとの事で、羨ましい限りです。
 
反対隣から見た事のある顔が近付いてきたと思ったら・・・でんでん丸さんのお兄さん。ラリーレイド・モンゴルで数箇所の骨折をしたとは聞いていたが、どうやら初乗りらしい(笑)。奥様もバイクに乗ってみえて、これまた羨ましい限りです。

Img_2956

このワンコはご本人ではなく(笑)、お兄さんご夫妻のトコの子。ビーグルなのに大人しいのよ。
 
レースが近いからか練習走行台数が非常に多く、3クラスに分けての走行となった。

Img_2960

コースは非常にギャップが多くて、280馬邪のサスではラインを選ばないと吹っ飛びそう。コーナーでは追い回す事ができる相手にもギャップの連続で置いて行かれてしまう。辛い・・・。
結局、終了間際はお兄さんご夫妻の案内で裏の方に入り込み、ヒルクライムの練習を・・・(笑)。
 
ナンかリヤに違和感を感じるなあと思ったら・・・

Img_2963

ヒイイ、スローパンクだあ(爆)!!
空気圧が低いなあ・・・と思いつつも調整せず(ちゃんと測ったのに)に走ったのがマズかった。
毎回押し掛けをする羽目になっているセルの不具合と同時に直さなければ。
淡路に行ってまで押し掛けするのはイヤだな(笑)。
しかし、こんなに仕事が詰まるなら、エントリーはヤメときゃ良かったか? 来週は練習には行けんだろう・・・。
 

コレは缶コーヒーのオマケのスーパーGTシリーズのプルバックカー。両方ともGT-Rで、大きい方は途中から加速する珍しいタイプ。

Img_2962

正吉君用。小さいカルソニックの方がお気に入りだった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道具2、アタマ8

2009-03-08 07:48:16 | チョイ毒エッセイのようなもの

随分前のことだけど、練習しに行った時にハイエースのリヤゲートを開けたら、工具箱がガッシャン!!!と落っこちて変形させてしまった。
それをようやく直してやった。

Img_2946_2

蝶番がリベットで留められているのでドリルで揉んで外し、ハンマリングしたりクランプで締めたりして正常なカタチに近づける。

Img_2948_2

壊れたパッチンも取り替えてやった。
 
一応俺はイジリ系の人間なので、さぞかし高級な工具をたくさん持っているだろうと思われているかもしれないが、実はそれほどたくさんの工具を持っているわけでもなく、また使用している工具はほとんどが安物である。KTCのスタンダードが多い。ドライバーは仕事でも愛用するベッセルの電工用。一部、拾ったエーモンも含まれる(笑)。

Img_2951

「道具」というものは「使う人間」によるところが大きい・・・というのが俺の持論。便利な道具も元々は人間が考えた物なんだからさ。まあ、スナップオンをはじめとしたブランド工具の良し悪しについては、ここでは一切触れない事にする。ただし・・・羨ましい事は確かだ(笑)。
俺がブランド工具をほとんど使っていないのは、俺が「アンチブランド派」だからである。俺はかなりヘソ曲がりなので、人に勧められた物を素直に受け入れることが出来ない。
「いや~、スナップオンのメガネレンチは、他の工具では緩まないボルトも緩むんだよ」
とかウンチク垂れるよりも、
「車載工具をチョン切って溶接して、固着したネジを外してやったわ! ガハハ!!」
という方がカッコイイと思っているだけなんである。
コレは俺がアンチホンダである事に通じる物があるのだが、とにかく我社に営業に来る人には、俺を「セールストークで」落とそうと思ったら全くの逆効果である事だけは間違いない・・・と言っておこう。
なので俺は宗教とか幽霊とかの話は大ッ嫌いなんであるよ。ヒヒヒ ※コレは信じる信じないとは全く別の次元の問題だが、いずれにしてもやはり俺はそういったものは信じていない
 
最近はホームセンターに置かれる工具たちもかなり充実しているので、所詮は俺が欲しいと思った工具くらいはホームセンターで手に入る事が多い。
しかし一昔前はそうでもなく、イジリ防止のトルクスとか一部の物だけは已む無く購入したブランド物の工具を使用している。
 
バイクをトランポに積んで走りに行く事が多い為、工具箱に入れておくべき物とそうでない物がハッキリしてくる。
結果、ココから追い出された工具類がこの他にも少々。特殊工具などはまた別の機会に紹介する予定。先日何故か仕事で自転車を修理した時、ブレーキワイヤーをカシメているナットが何と2面巾11mm(もしかしてインチ系かも)だったのだが、何故かソケットのコマを持っていた。その割りに、ヤマハ車では必要なかった(少なくとも今までの車種では)8mmのディープソケットは持っておらず、XRをイジるようになってから購入したものもある。XRは軽量化と省スペースのためか、8mm頭が多い。今は何故か24mmのメガネが無いな。今のところボックスとバックラッシュレスのモンキーを使って対処しているが、XRのタペットキャップを外すには、ボックスレンチはエンジンマウントボルトに引っ掛かってしまう。
 
トルクレンチもホームセンターの安物。コレは俺が尊敬するエンジニアの人が「測定器で測ったら結構正確だった」と言っていたのを信用して使っている。ブランド品をノーメンテで使うより、古くなったら買い換えた方が、所詮は趣味で使う程度ならばかえって手間が掛からないだろうと思うのだ。
 
そんな俺の工具箱は・・・

Img_2949_2

15年くらい前に見つけて「コレこそアンチブランド派の俺に相応しいヤツだ!!」と思って購入した怪しい品。確か当時で1万円くらいだったかな? ところが購入直後に分かった事だが、このブランドは実は本国アメリカでは結構メジャーな存在らしい。
STACK-ON公式サイト
まあソコソコ使えているけど、剛性が足りないので底面にアルミのパンチング板を張って補強したり、足ゴムを取り付けたりと、若干のモディファイが施してある。
 
ピカピカのブランド品もいいけど、ちょっとヤレててカッコいいだろ!!

Img_2955_2

ちなみに・・・貼りまくってある田中麗震愚ステッカーは、声を掛けてくださればいくらでも差し上げます。(押し付けられる場合アリ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハブ迷走

2009-03-01 02:31:03 | 工作

DDCマシン製作にあたり、車輪関係の選択を迫られている。
以前の記事と重複する内容もあるが、あらためて経緯を書いてみたい。
 
俺がマシン製作にあたって真っ先に考えたのは、ホイール径が大きい方がベアリングの回転数が下がるので、より負荷が少なくなるのでは・・・ということ。
ところが、エコラン関係のサイトを徘徊してみたところ、最近のエコランでの主流は20インチであり、ミシュラン(既に廃盤)IRCのエコラン専用タイヤを使用するらしい。
この理由の一つ目は、26インチなどの大きなサイズでは横剛性が不足する事、次にフルカウル化した時に前面投影面積が増える事。
そして最大の理由が、大径ホイールを使用してタイヤの接地面積を前後方向に大きく取るよりも、小径ホイールで横方向に接地面積を増やした方が、より転がり抵抗を抑えつつも必要なグリップを得やすい・・・という事らしい。ホンマかいな。
しかしそれもハッタリではないようで、エコランの現場では、本来は1.75である筈のミシュランやIRCのエコランタイヤを2.125というワイドリムに履かせるのが当たり前のようだ。それどころかもっと幅広のリムに嵌めるケースもあるらしい。
そして最近では14インチの切削ワイドリムに、オリジナルタイヤ(!)を履かせるチームすらあるらしい・・・ということが分かった。
 
さて、DDCは「ムダを無くす」という意味ではエコランマシンに近いといえるが、最大の違いは「速く走らなければならない」というところにある。DDCはタイムトライアルなのだ。
DDCマシンには動力が無いので、ブレーキが重要になってくると考えた。何せ俺が出場を狙うクラスのコースには、シケインがある。
 
20インチで簡単にDDCマシンを製作しようと考えると、20インチの自転車を2台買ってきて、チョン切って使うのが簡単で安上がりと思われる。
ところがですな、それをやると、ホイールベアリングが普通の自転車の標準である「カップ&コーン」というタイプになってしまう。また、普通の自転車のアクスルシャフト径は9mmであるようなので、ハブを両側から支持する必要が生じてしまう。俺の工作技術も踏まえて考えると、結果としてカップ&コーンで両持ちハブの、Vブレーキとかカンチブレーキになってしまうのだ。
 
逆に俺は、片持ちハブのディスクブレーキを理想として頭の中に思い描いている。
そう考える最大の理由は、カッコ良いというところにある。カップ&コーンの9mmシャフトでは不可能であろう「片持ち」を、深溝玉軸受け(以後、工業用ベアリングと表記)であれば実現できるのでは・・・と。
工業用ベアリングを採用すると、幾つかのメリットが生まれる。いくつかの秘策があるのだ。以下、当分の間は企業秘密。
 
仕事の取引先に何人かの自転車好きがいる。相談しつつ、色々と話をしていると「ダウンヒル用の自転車には、特別に20mmシャフトを採用したモデルがある」という情報を得た。
早速自力で調べてみたのだが、バイクと自転車では「用語」がかなり異なる。バイクの世界で使用されている用語が違う意味に使われている事があるのだ(今回問題を発生する原因となった件は後述)。少々この辺りで混乱してしまい、別の物を探す事にした。
「片持ちならば車椅子だよなあ」という事で調べてみると、確かにある。というより実際に、エコランの世界ではFホイールに車椅子のハブを組むのはメジャーな事のようだ。
問題はブレーキ(エコランは駆動輪であるリヤホイールのみブレーキを装備するのが一般的らしい・・・というか、2系統ブレーキがレギュレーションに謳われているのだが、書き出すと止まらないので割愛)。
ハブがそこそこの大きさであるならば、ブレーキディスク用のボスを製作して取り付ければ、ディスクブレーキを装備する事ができるだろう。コレも条件に叶いそうな物を発見。
ところが、一つだけ条件に合わない事がある。ハブベアリングは工業用ベアリングなのだが、それがどうやらインチサイズらしい。インチサイズそのものは我慢したとしても、残念ながら俺の秘策の一部が使えなくなる恐れがある(詳細は秘密)。それにシャフトが12.7φ。ちょっと細いし、俺の加工技術と照らし合わせると、若干苦労する可能性を秘めている。
 
そんな事を田中麗震愚掲示板に雑談程度に書き込んだら、やはり自転車野郎であるN川君から興味深い書き込みがあった。
キャノンデールという自転車メーカーのMTBに、片持ちハブのフロントサスがある・・・と。
キャノンデールという自転車メーカーは勿論知っていたが、同メーカーはパソコンでいえばマック、車で言えばアルファロメオみたいなモンで(笑)、購入できる店が限らる。尚且つパーツの互換性に乏しい(らしい)のでチェックしていなかった。

Lefty_hub

調べた所、片持ちハブのフロントセクションを「LEFTY」(左利きの意)というらしく、パーツ構成も俺の希望に近い。ところが何と価格がハブだけで¥16000超え。左右のベアリングのサイズが異なり、アクスルシャフトもテーパーというか、段つきになっているので、特別に作るかキャノンデール純正パーツを購入する必要がある。
そしてキャノンデールはアメリカのメーカーである・・・ということは、ベアリングもインチサイズである可能性が高い。ブレーキディスクも初期型では4穴、現行は6穴と言っているが、PCDが他の自転車と適合するかは微妙な所だ・・・。 ※自転車の世界では「6穴」と、スプラインによる「センターロック」の二種類が規格共通化されている
 
ここで俺の頭は「20mmアクスル」に巻き戻った。「LEFTY」と「20mmアクスル」は、概略は同じやんけ・・・と。
 
再度調べていくうちにやっと気が付いた。自転車の世界では工業用ベアリング(深溝玉軸受)の事を「シールドベアリング」と呼ぶらしい。
嘘つけェ!!! カンペキに騙されていた!!!
 
シールドベアリングってのは・・・ベアリングの基本構造はべつにして、デリケートな部分を金属板でシールド(shieled)したベアリングだと認識しているが、自転車の世界では工業用ベアリング全て(すなわち開放型であろうが、接触ゴムシールや非接触ゴムシール=sealedであろうが、シールドであろうが・・・そしてきっとニードルローラー他でさえも)を『シールドベアリング』と呼んでいるのであろう。
たまたま取引先の一人が気を遣ってくれて、自転車パーツカタログや雑誌を貸してくれたのだが、その中にベアリングに関しての記載があった。

Img_2918

「MTBのベアリングは“シールド”ベアリングではない」として、shieldとsealedの違いを解説。注文する時は「シールベアリング」と注文しよう・・・だってサ。
・・・ププッ。よくこんな事を雑誌に書くなあ。書いている情報そのものは間違ってないけど、根本的に論点がズレてまっせ。個人ブログじゃないんだから、もう少し勉強してから書いて欲しいものだ。
 
それで、良く名前が知られていてリーズナブルな価格の「シマノ」の製品は、実は全てのハブがカップ&コーンのベアリングであることが判明。シマノはソレを売りにしてるんだってサ。カップ&コーンの方がいいらしいのだけど、ホンマかいな。じゃ、なんでバイクはカップ&コーンじゃないんだろう。
 
それはさておき、「20mmシャフト」のアクスルシャフトは、本当に20mmなのだろうか?
インチ系で言えば19.1φとか21.7φとかを便宜上20mmと表現しているのではあるまいか?
借りた自転車パーツの資料には全く記載がない。仮にシャフトが20mmだとするならば、規格品には全部で8種類のベアリングが存在する。加工技術と設備が足りないので、俺はシャフトを製作する事ができないが、20mmであればM20のHTB(ハイテンションボルト・・・クロモリ鋼)の半ネジを使える(実測で19.9φ前後であった)。
 
悶々としていても仕方が無いので、ダメ元でコレぞと思うハブを買ってみることにした。
BAZOOKAというブランド(廉価なブランドとして有名らしい)の、フロント用の20mmアクスルハブ「B-129」ってヤツ。32ホールと36ホールの2種類があるが、リムのラインナップなど研究した後に32Hに決定。
サイクルベースあさひのネットワーキング店にて注文。¥7140(税込)+送料・代引き手数料で¥8190。在庫品では無かったものの、注文してから5日ほどで到着した。

Img_2917

 
内径は20mmピッタリのシャフト用だったが、カラーが外れないのでベアリングの確認ができない。ハブの構造は不明・・・。

Img_2914

じっくりと観察したところ、どうやらカラーはOリングで支持されているだけのようだったので、商品到着後30分ほどで、ハブをハンマーで激しく叩きはじめる。メーカー様、スミマセン。
オリャーッ!!! 外れたぜィ。

Img_2916

基本的な構造はバイクと同じだが、ダストシールである程度保持されているケースの多いバイクとは違って、カラーが二分割でインナーとアウターに分かれる。この間にOリングが嵌っていて、ダストシールの役割を果たしているようだ。

Hub

一応このハブは非分解という事になっているような感じで、検索して発見したとある個人ブログからの情報ではあるものの、「ベアリングのメンテナンスはできない」との事。製品には取説もなければ消耗品リストもない。
俺に言わせりゃ組み立てた以上は分解可能な訳だ。せめてメーカーも情報を公開するべきだと思うのだが、自転車の世界ではハブは消耗品だということか。それにしてもカスタム用のハブが7千円ナニガシで買えるというのはバイクでは俄かには信じがたい。台湾製みたいだけどw 
ディスタンスカラーはバイクに比べると複雑な形状で、両サイドにOリングが嵌っている。カタカタと遊びのあるバイク用と違って、Oリングによってある程度の位置決めが為されているようだ。
 
そして肝心のベアリングだが・・・天は我に味方した!! 予想通りであった。

Bearing

深溝玉軸受で、NBKの非接触ゴムシール(多分・・・NBKは手元資料が少ないのでわからない)。6804LLBであった。
 
この後残りの3つも注文予定。
当然、リムもだ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする