THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

ライダーに意思がなければ、マシンは速く走らない

2020-03-30 10:54:19 | 正吉君モトクロス
中部モトクロス選手権・第2戦が行われ、正吉君が出場した。
会場はオフロードランド美杉。
金曜日に雨が降り、レース前日の土曜日はコースクローズ。さらに土曜日の晩からレース当日の午前中までまたまた雨が降り、マディコンディションとなった。


ヒート1はまるでスイッチ入らず、途中でコケて13位。
ヒート2はスタート直後に転倒、ケツからの追い上げで7位。7位といっても、たまたま上位陣が総崩れしたため。
総合は10位と、惨敗。

正吉君はそこそこのセンスがある方だと思っているのだが、ロクな結果を出せないのは、何と言っても本人がシッカリしてないというか、内圧がゼロだからだと思う。
小学校3年生の時に他の子たちとの明らかな差を感じて以来、この点に関してはほとんど進歩がない。

ごく稀に見せる圧倒的な集中力。見事ハマッた時にはとてつもないパフォーマンスを見せるせいか、周りから買い被られているフシもあるけど、実際にはマトモに勝ったことがない。

集中できる時間はすごく短く、ウルトラマンのカラータイマーのよう。スタート後、10秒以内のクラッシュ率が異常に高いし、いまだに俺との会話もほとんど成り立たない。俺だけじゃなくて、年上(気を遣って話してくれる人は除く)と話をするのは苦手。

俺が今やらなきゃならないのは、正吉君との関係を1対1に持っていくこと。人は色々言うけれど笑、俺が正吉君に怒るのは、小学1~2年生くらいの程度のまま、1対0が変わらないから。怒ることが、また逆効果になっているのも事実。しかし、レースの順位が悪くて怒ったことは一度もない。

帰りの車の中で、ほとんど口を開かない正吉君から、誘導尋問的にどうにか引き出した言葉。
「明日の朝から1時間ランニングする」。

ランニングやトレーニングは体作りのために確かに大事だが、俺が正吉君に求めるのはそこじゃない。
勝ちたい。負けたら悔しい。勝つためにはどうしたらいいのか? だったらしっかりトレーニングして、しっかり練習したい・・・という考え方。
自分でスイッチを入れることができれば、納得の行く結果を出すことができるようになるだろう。

ところで、ゼッケンのレギュレーション問題。
レースの車検時に、芝山さんが巻尺を持ってウロついていた笑
実測すると、フルサイズでも数字をクリアしていないマシンがあるとのこと。やはりレギュレーション側に問題があるのでは、と心強い言葉をいただいた。

俺は今回、数字の位置は修正して持ってった。しかし、やっぱこのサイドカバーの形は変だよね。

ゼッケンに関するレギュレーションの盲点というのは、他にも色々ある。
例えば・・・。
ジュニアのバックグラウンド色は「赤」となっているけど、一口に「赤」と言っても幅がある。今回のゼッケンは、星がオレンジに見えるが、これはCMYK上は赤で、他の部分を濃くしている。対比でオレンジに見えるだけ笑
この2色はどちらも赤なので、仮にこの2色のシマシマにしてもレギュレーションに合致することとなるはず。
人間の目では青や、特に緑色は、その色と認識する幅が広い。仕事での経験上、普通の人の場合は緑色というと、濃い目の緑(絵の具のビリジアンや、車のブリティッシュグリーン)を思い浮かべる人が多い。
ところが濃い目の緑は遠めでは黒っぽく見えてしまうため、仕事では若草色を選ぶケースが多いかな。65の時に明るめの緑にしていたのはこのため。

まあ、俺は機能性よりも、デカールにはデザインの自由度が欲しいな、というだけですわ。

まさかの急逝。
全員集合 東村山音頭


キャラ的に、またケロッとTVに出てきそうな気がしてしまう。
ご冥福をお祈りします。コロナ問題、早く収束してほしい。
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歩くインチキ・レーシングガレージ

2020-03-23 13:59:30 | YZ85
去年の年末から、なんだか仕事のスケジュールが集中してしまい、正吉君を練習に連れて行くのもままならない。
オマケに練習車が2月半ばにまたまた壊れて、直してる時間もないし、本番車を整備してる時間もない。

いい加減キーーーーッとなって笑、2月の3連休はモトクロスをお休みして仕事。翌週は練習に行けたが、さらに次の週(レースの前の週)は正吉君がインフルエンザでダウン!
逆に、やれやれこれで整備できるぞ!と思ったのに、いつもフル回転している俺はへたり込んじゃって笑、土曜日はなにもできず。

日曜日にバラしたまま放置してあった練習車のエンジンを組んだ。
やり始めると、大した時間は掛からないんだけどね。

続けて本番車も一気にやろうと思ったら、やっぱなかなか時間が作れない!!

レース直前の金曜日の時点でコレですわ笑


2台のYZ85のリアショックとは別に、予備の2本のリアショック。


4本も要らないので、この部品を利用して・・・、


ブリード用のカップを製作してみた。

で、やっとこさリアサスをオーバーホールしようと思ってガスのバルブの部分を見ると、「あれ、トレール車みたいにいじり止めのフタがあるぞ?」と。
ところがコレ。抉っても外れない。仕方ない、何かを突っ込んで引っ張り出そうと思ってドリルで穴を開けたら、プシューッ!!とガスが吹き出した笑オイオイ


ガーン!!ゴムボール方式じゃん!!
仕方ないので、今回はとりあえず予備のショックからバルブ付きの部品を移植して対処した。次回はもう少し賢くやろう・・・。

外装は全部外して、正吉君に「お風呂場で泥一粒ついてないくらいにキレイに洗え!」

ものすごくキレイに洗って、デカールを剥がしてくれた。
そして当然、新しいデカールを作って、貼ったわけですわ。

創作を生業とする以上、自分のものを作る時は、実験的要素を盛り込んだり、お客さんに対してはできないことに挑戦したり、ある程度攻めたことをやらなければならないと思っているわけで。

実は昨シーズンの全日本SUGOの車検で、物言いがついた。
この時に言われたのは「ゼッケンの書体が指定のものと違う」というもの。待て待てい、ゼッケンの数字は、書体の指定はないよ!!
あるのは「参考書体例」。「参考」の上に、「例」ですぜ。
モメても仕方ないので、手持ちの材料で現地で手直しした。

この時は言われなかったんだけど、余白の指定というものがある。でもね、余白の色までは指定がないわけですわ笑 広告スペースとの間にスペースがあればいいワケでしょ。
絶対に言い逃れできないのは、数字そのものがダクトの穴に掛かっているということかな。
それと、ゼッケンは「つや消しでなければならない」となってるけど、つや消しのゼッケンは1~2回しか見たことがない。ハーイ、みんな車検不合格!!笑

今回のイナベの大会では、ゼッケンの表示位置について物言いがついた。
「ナンバープレートの先端はライダーのフットレスト後方200mmのところを通る垂直線より後方に位置していなくてはならない」に抵触するとのこと。
俺の解釈は「あくまでナンバープレートの位置はメーカーのデザイン&設計によるもの」という解釈。
最近のモトクロッサーはマスの集中化によって各部品が車体中央に集中化したデザインになっている。

実際にスケールを置いて20mmを測った結果。












写真をご協力いただいた皆様、ありがとうございました笑
ケチつけてるんじゃなくて、問題提起してるだけなのでご理解くだされ。ゴメンチャイ 一応モザイク掛けときました笑

そもそも「ゼッケンプレート」はバックグラウンド色の部分なのか、サイドカバーなのかという問題もある。サイドカバーという意味であれば、ほとんどのマシンはアウト!!
ゼッケンの数字という意味ですら、200mmを割ってしまうバイクは多い。
フルサイズはともかく、特に小排気量車は車体が小さい分だけ不利なわけで。フルサイズですら数字の位置だと200mmを割っていた。
この200mmという設定はおそらく、自前でゼッケンプレート〈楕円とかの)を取り付けていた大昔の名残じゃないかな?

で、これを我らが中部MX部会のドン・芝山さんに相談したところとても納得してくださり、MFJにぶつけてみて下さるとのこと。

以前、漢数字のゼッケンにしてた時、MXトヨタの小林さんが「外国の方が喜びそうですね、一度MFJに漢数字もOKになるように話をしてみます」と言ってくださった笑
俺は純粋デザイナーではないけれど、物を作る立場。ハッキリ言って、飛びぬけたデザインのデカールは見たことがない。また、間近で見てカッコいいデカールは多いけど、走ってるのを遠目に見ると、灰色のカタマリが蠢いているだけになってしまう。
モータースポーツは見た目がとても大事なので、マシンの進化と同様にデザインも進化していくよう、レギュレーションも変わっていくべきだと思うんだけどなぁ。

どうなるかは、期待せずにお待ちくだされ。
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中部モトクロス選手権・第1戦

2020-03-16 11:00:05 | 正吉君モトクロス
仕事が忙しかったり、正吉君がインフルエンザでダウンしたり。
ここ1ヶ月ほどマトモに練習できなかったが、日にちだけは過ぎて行く。そして開幕戦の日がやってきてしまった。
超バタバタで整備して(後日詳しく書く予定)、毎度の寝不足で乗り込んだ。


会場は、いなべモータースポーツランド。
ヒート1はわりとスタートが決まり、後半タレてしまったものの5位!
ヒート2はスタート失敗、頑張って走ったけどなんだかペースが上がらず、8位。
総合6位入賞。

今のところはまあこんなものかな~という気がするんだけど、他に色々と事件がありすぎて、微妙な気持ちの週末になってしまった。

その中に、俺にとって職業倫理に関わる内容のものもある〈謎)。まだ正当性を主張できるポイントは残されていると思っているんで、自分なりに考え、調べ、対策をしたのちにこちらに書く予定。

あともう一つ、特定の人への批判になってしまうので書くかどうするか悩んだんだけど・・・。
この毒は自信を持って吐き出そう。

レースの日の朝は大変なマディで、洗車祭りとなり、洗車場付近の足元はドロドロとなった。
洗車機を片付ける頃には洗車機本体やホースも当然のごとくドロドロになっているわけで、俺は洗車用のプールから手で水をかけて、ホースを洗っていたわけですわ。
ふと見ると、すぐ横でドロドロのホースをプールにドボンして洗っているヤツがいて、俺も黙ってないタチなんで、ついつい一言出てしまった。相手から返ってきた言葉については伏せる。

少なくとも俺は今まで、各地方選手権、行ったことがある各コース、全日本の会場において、ドロドロに汚れたものをプールにドブ漬けにして洗う人は見たことがない。
ごく軽い汚れや、仕上げのリンス程度にやる人は見かけるし、俺もやるかな。もちろん、正吉君にも汚れ物をドブ漬けにして洗うな、と教えている。

今大会はエントリー台数が多く、幸先の良いシーズンスタートだと感じたが、多くの人が集まるということは、色々な人が集まるということ。レースは速けりゃ正義であり、スーパークロスにおけるライダー同士のトラブルや確執なんかは、ショー的要素の一つ。
しかしレース以外の場面では、話は全く違うはずだ。こういうことが起こると、とても残念な気持ちになってしまうな。
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