ペペロンチーノに今ひとつ合わない500g¥88のパスタに見切りをつけ、別の500g¥88のパスタを買ってきた。
こちらはそこそこペペロンチーノに向いているようだ。茹で時間6~7分と短めで、安っぽい食感は否めないが(細めで、そうめんのような感じ)、まあ500g¥88で文句を言いすぎる訳にも行くまい。
自宅で調理する時は3倍以上する価格のパスタを使って、しかも火力の強いコンロを使用しているのでバチが当たるのではという気分に苛まれつつ調理するのである。
ご存知の通り、「もやし」は炒めると大量の水分が出てしまう。
これだけ頻繁にペペロンチーノを作っていると、自ずと「水分が出る野菜はペペロンチーノに向かない」と分かってくる。
それなのに水分が出やすい「もやし」に挑戦するのは、日本を代表するペペロンチーノ・ブログとしての義務だと考えたのだ。
「もやし ペペロンチーノ」などのキーワードで検索をすると、ヒットするのはほとんどが「もやし」を麺に見立てたペペロンチーノである。
日本を代表するペペロンチーノ・ブログとしては、当然「もやし入りペペロンチーノ」を作らざるをえない。
もやしの水分が出てしまうのを抑える方法は、予め油を絡めてコーティングみたいな作用をさせるという方法がメジャーなようだが、今回はパスタが茹で上がる30秒ほど前に、同じ鍋に入れて茹でてみた。
トッピングは冷蔵庫の中で飽和状態となっているネギ。
水分が出てしまうのは抑える事ができた。しかし可もなく不可もないという組み合わせであり、ペペロンチーノらしくない。野菜炒めを食っているような感じである。
例えて言えば、そんなに好きではない相手とエッチするとき、顔が見えないようにバックで攻め、好みの女性とエッチをしている妄想をするようなものである。
いまだ店頭で見かけることのない「桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油」。
ハッキリ言ってワーワー言うほどは旨くない(旨いのだが話題の方が先走りすぎてしまっている)。
そんな桃ラーでペペロンチーノを。
トッピングは冷蔵庫の中で飽和状態となっているネギ。
桃ラー自体はパスタに使える素材である事は確認できたのだが、もはやこれはペペロンチーノではない。
例えて言えば、自分はあまり好きではないが、ものすごくモテる女性から「あなたの女にして」とか「奥さんがいても構わない」とか言われて、酒が入っていた事もあってその場の雰囲気でエッチしてしまったが、相手が余韻に浸って寄り添ってきたときに、「ごめん、やっぱりキミとは付き合えないよ」と言うようなものである。
再食はないな。
「一時の気の迷いだったんだ。幸せになってくれ。じゃあな。」
ああ、俺ってなんて罪な男。
これは旨い。
写真はオリーブオイルが多めに掛かっているかのように見えてしまうが、実物はもう少し赤かった。
トマトソース系なパスタの味を想像してしまうが、味はしっかりとペペロンチーノである。
例えて言えば、「一時の気の迷いだったんだ。幸せになってくれ。じゃあな。」と言ってさっきの女と別れた後、本命の彼女のところへ行き、「キミじゃなきゃダメなんだ」というようなものである。付き合いが長くなるとどうも新鮮味が薄れてしまうのだが、ちょっときわどい真っ赤な下着をプレゼントしてあげると、また楽しみが増える。野菜ジュースをミックスするという事は、そういう事である。
野菜は一度買うと、一人で消費しようと思っても難しいものだ。
冷蔵庫の中で飽和状態となっている納豆。
冷蔵庫の中で飽和状態となっているセロリ。
冷蔵庫の中で飽和状態となっているネギ。
これらを一気に使ってみた。不思議なもので納豆とセロリの組み合わせには違和感は無い。
ハッキリ言って旨い。
しかし少々無理やりな感じがあるのは否めない。
女の子2人を同じ部屋に呼べば良かったのに、修羅場になるのを恐れて、並びの部屋を2部屋リザーブ。「ちょっとシャワーを浴びてくるよ」と言って隣の部屋に行ってエッチをしてから、また「シャワーを浴びてくる」と言って元の部屋に戻る・・・それを繰り返すような無理やりな感じ。
やはりターゲットは絞るべきである。
突然のことである。ゴーヤは旨いだろう、と思いついた。
期待に胸や色々なところを膨らませて、食してみる。
んが・・・。
それほど旨くない。海原雄山以外は普通には食えるレベルだが、ゴーヤとニンニクはあまり合わないようだ。ゴーヤはゴーヤが主役の使い方にした方が良さそう。
例えて言えば、美人な女性に声を掛けて自分の部屋にお持ち帰りしたら、今日は来ないはずだった本命の彼女が部屋で待っていて、鉢合わせしてしまったような感じである。
やはりターゲットは絞るべきだ。
当然、まだまだ続くのである。