THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

出張帰りのオキマリ

2006-10-31 13:21:25 | これはグルメなのか

Vfsh0001

仕事で出張に出る事がある。
俺は特に美食家でも何でも無いのだが、時間的に余裕のある時はご当地の名物なんぞを食べてみたくもなる。
で、気に入ってしまったりすると、同じ方向や地区に行った時に必ず寄って来る。その中の一つがコレ。
珍しい物では無い。東名高速の牧の原SA(下り)のスナックコーナーの、「桜えびの天ぷらうどん」¥400ナリ。

たまたま数人で出張に行った際、誰かが「桜えびは由比の名物だ」というので、特に考える事も無く注文。

ウ、ウマイ~。

それ以来は牧の原以東に出張に行く度に必ず寄る事にしている。通い詰めて5年以上か。知人にも勧めまくっている。
その後知ったのだが、ここで出店しているのは「スマル亭」という地元の有名店。SA以外の店には行った事が無いが、下りSAだという事で、仕事帰りのオキマリとして、また無事に終了したらコレ!という縁起担ぎ的な物として、食ってマス。

スミマセン、カテゴリ名を変更しました。
ジャンクフード・グルメ→庶民的グルメ。
ジャンクフードってのは「カロリーは高いが栄養価は低い食品」とか「空腹感を満たす為だけに口にする食品」とかの意味で、広義ではインスタント麺とかスナック菓子も含まれるし、もっと拡大解釈するとコンビニで買ったパンとかも含まれると思う。が、実際にはジャンクフード=ファーストフードという定義がある程度固定しており、また俺が勝手に「コレはジャンクフードである」と決めても、販売してる人、作ってる人はそういうつもりでは無い場合もあり得る。
このカテゴリを設定した当初から我乍ら少々の戸惑いはあったのだが、今回紹介するのは正に定義的に微妙。今後「ジャンクフード」以外の物を紹介したい事もあると思うし。「ジャンクフード」の正確な意味についてはWiki等で調べて下され。

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シートレールの曲がり修正

2006-10-30 11:58:07 | XR250

シートレールが曲がってしまっているので、この修正と対策。
元々このXRが俺の手元に来た時点で今回と同じ方向にシートレールが曲がっていた。どうもMD30の癖の様だ。
シートレールがボルトオンの別体式なのは、メーカーも使用上のトラブルを予想しているのもあるのでしょう。

Epsn2318

右側はミャフリャーが付いており、コレが補強代わりにもなる為に変形は少ない。ノーマルミャフリャーはかなり頑丈に出来ていた。なので俺もミャフリャーを製作する際、当然サブフレームを兼ねる事を意識している。
対して左側はバッテリーがぶら下がっている。ノーマルのバッテリーはデカくて重い。俺のXRも前オーナーのN造さんの転倒により、バッテリーケースを固定するブラケット部分ごと曲がってしまっており、バッテリーケースはタイヤ側にめり込んでいた。

俺は「ホームセンターで入手し易い」という理由で、スクーター用の小型MFバッテリーに変更、当初はノーマルバッテリーケースに入れて隙間に発泡材を詰め込んでいたが、その後補強を兼ねたアルミ製のバッテリーケースを製作した。コレによりバッテリーケース全体が薄くなるので、フレームやバッテリーケースが曲がってしまってもリヤタイヤに擦る様な事は無かったのだが、「補強を兼ねた」状態で製作してもサブフレームは曲がってしまうみたいだ。

この弱点への対処として考えたのが以下。
①ノーマルシートレール+アルミバッテリーケース+小型バッテリー(つまり現状)
②シートレールをアルミで製作+シートレール一体型バッテリーケース+小型バッテリー
③ノーマルシートレール加工+シートレール一体型バッテリーケース+小型バッテリー
④バッテリーレスにする。

この中で④について。
バッテリーレス化を推奨するショップもありますが…。
もしも俺のXRに俺しか乗らないのであれば、また俺が今後比較的短いレースや難所の無いコースばかり走るのであれば、バッテリーレス化するであろう。また逆にタイムを気にしなくても良い様な林道ツーリングとかでも外してもイイかな、公道スパルタン仕様みたいなカンジで。でもXRやXLRのエンジンは始動性にちょっと癖があり、長時間EDや難所では再始動に苦労する。実際に過去の坂内2daysでコース途中でXLRをエンストさせて再始動する事が出来ず、帰ってこなくなった人が2名(笑)。ちなみにこの2人のヘルプには俺が行き、どちらもアッサリ再始動(爆)。その前のDT200WRで走った時も、誰とは言いませぬが再始動できなかった人が1名(笑)。この時も俺のヘルプでアッサリ再始動。この人、自己所有のCRMもキック30回位で掛ける事ができず、試しに俺がキックしたら1発・・・。その後練習して(苦)掛けれる様になったらしいデスが。
余談だが、2daysをXLRで走った時、俺が夜中に走行中に転倒してストール、キックしようとしたらキックペダルが根こそぎ折れた事があった。この時は坂を利用して(登りだったので逆走した・・)押し掛け、折れたペダルは溶接してしまったのだが格納する事が出来ない様になってしまったので、スプライン部分を抜き差しするカタチで取り外し式になった(爆)。
今回の2daysでXLRからXRとなり、我がチームのマシンに初めてセルが付いた。メンバーからはエラく評判が良かった。まあ、個人によって価値判断も違うし、セルはMD30の美点の一つでもあるので、あまり偏った意見を鵜呑みにしない方が良いのでは? MD30にセルが不要とするならば、俺だったら別のバイクに乗ります。

さて。
多分、何をやっても転倒すればシートレールは曲がると思われる。で、シートレールを消耗品として考え、俺の使い方と併せた判断をすると②が良いかと思われるのだが、ここにも幾つかの問題がある。

●ノーマルシートレールは意外と軽いので、アルミを使って強度と重量を両立するのが困難
●アルミの材料の入手性に問題アリ(一般流通している型材はほぼ100%がA6063=アルミサッシの材質であり、強度を出せない。丸パイプでは少しマシなA5052等もあるし、コアな材料屋さんではジュラ系もあるらしいが、どんな対策をしても転倒すれば曲がる。手間やお金を掛けるのには疑問が残る)
●鉄に比べて、何度も修正する事ができない
●ノーマルを採寸するのが面倒臭い

で、今回は③の方法を選択。先にアルミのバッテリーケースを製作した際にも当然考えたのだが、その時にこの案を却下したのは、ノーマルに追加溶接する事によってクラックが発生するであろうから。だが、俺のXRのシートレールは既に死んだも同然。折れてしまったメンバーの溶接を兼ねてノーマル加工する事にした。

最初に曲がったシートレールを修正。長いパイプを使って、テコの力を利用して修正する。変形具合を見ると、真左にドカッ!!と倒したカンジで、上から見ると平行四辺形的に曲がっている。

Epsn2322

角パイプに砂を詰め、バーナーで炙って曲げる。治具なんぞ無いので、何度も現物確認しつつ形状を決める。折れてしまったメンバーにはガゼットを入れて溶接。シートレール前端のメンバーにもクラックが入っていた。

Epsn2324

出来る限りすり合わせした後、点付け。この後車体から外して本溶接の予定。

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ステップの修理とカスタム

2006-10-28 18:52:49 | XR250

とりあえず簡単そうなパーツから復旧開始。
仕事の合間にステップを修理。表現を変えればステップを修理する合間に仕事。

折角修理するので、ワイドステップに改造する。ノーマルに準じて3.2tの鉄板を使いたかったのだが、適当な端材が無く、4.5tを使った。

Epsn2299

写真の様な加工をしてコンターで切り出し、バーナーで炙って曲げた。完全に現物合わせ。
ステップの付根部分の「コ」の字の部品を作るのが面倒だったので、ここだけ既存を流用する為、ノーマルのステップ本体をサンダーで切り落として新規を溶接。

TIGの方が緻密で高品位にして確実な溶接が望めるのだが、事前に材料同士のすり合わせが必要になる為、楽な半自動にて作業(一部TIGを使用)。車両に装着した状態で点付けし、ポジションやシンメトリック性を確認&微調整。本溶接は車両から取り外して行った。

ゴツい。あまり頑丈過ぎると転倒時にフレーム側がやられるので、橋渡しするのは避けた。
ちと無骨だと思い、サンダーで削ってカタチを整えた後でブラスト。スパッタと黒皮の除去と塗装の足付性を高める。

Epsn2316

塗装の下地に、缶スプレーのプライマーサフェーサーを使う人も多いと思うが、荒っぽい扱いをするパーツには余り向かないと思っている。クルマ用のアンダーコートとかジンクリッチが良いかと思うが、今回は何故か最近、ホームセンターの塗料売り場で良く見かけるアルキド系の下地塗料を使用、余っていたガンメタのラッカーを塗った。最終的には二液ウレタンクリヤを掛けるが、たったこれだけの部品の塗装の為に硬化剤を混ぜると、大量に塗料を損するし面倒臭いので、塗装する物が溜まるまで放置。

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2days後のマシンの状態の報告と、ボヤキ。

2006-10-27 23:42:05 | XR250

(敢えて冷静に・・・)
ウム、元々と比べて随分カタチが変わってる気がしますが・・・。走るよりもイジるのが好きな俺としては、嬉しいなあ!!

Epsn2296_1

Epsn2302

エアクリーナーエレメントを掃除しておこうとフタを開けたら、見慣れた物が見慣れない場所から出てきた。ん?チミはシートレールのメンバーだね? レース中にここから精密ドライバーが出てきた時も笑えたが、コレは一体? マシンを後ろから見ると、素晴らしくシートレールが曲がってます。

Epsn2298

貧乏な俺に気を遣った誰かが、ワイドステップ加工を施して下さった。出来れば左だけではなくて、右側も同じサイズにして頂きたい。

金属系の部品については、復旧するのは手間や時間は掛かるが大した問題では無い。レベル的には俺はバイク屋には負けない。この作業はボチボチとこのBlogにて報告。

外装もボロくなった。まあこれもいい。ボロくなると困る物は事前にボロ外装と替えておいたし。デカールは作り直すだけだし、デカールやLED、その他の材料テストも出来た。直接バイク用品として商品化するつもりは無いが、この後の材料選定の参考になるであろう。

Epsn2295

但し不思議な現象が一つ。フロントフォークブーツが捻っています。恐らく「ひねり揚げ」が好きなT中さんの念力なのでしょう。

問題はエアクリーナーBOXが割れた事である。多分MD30の弱点なのであろうが、左サイドカバー下部を固定するネジ部分がポッキリ。俺の手元に来た時点で既に割れていた為、折角部品交換したのに。結構コレはショックだった。まあ割れた片割れが残ってるので、良しとしておくか。
転倒とは関係無いとは思うがチェーンガイドも割れた。新品買うのもアホらしいので、後日作ります。

俺は1回もコケて無いので、ちとこの代償を考えてみた。

第一案、来年の坂内2daysで全員、幻のアイアンマンクラスにエントリー。お勧めのチーム名は「ひとりででき太@田中麗震愚」(関係者の方、もしも見てたらスミマセン)。又は「帰ってこないひとりででき太@田中麗震愚」(アワワ、どうもご近所さんみたいでして、見てたらコメント下さいませ)。 最下位者は次回2daysにマシン提供

第二案、次回以降の坂内4Hで1時間クラスに全員エントリー(俺は除く)、ここでハッキリと勝負を付ける。1時間とは言え、ナメてはいけませぬ。表彰台に上がったら卒業。卒業するまでは2daysでライダー兼世話係として活躍、24時間の間に仮眠をとる事は許されない。

XRは、まあ一応、年内に最低あと一回は乗りたいので復旧作業を開始します。29日に坂内で行われる「チャレンジライド」も走りたかったのだが、止めておいて正解だった。
そう言えばスペアエンジンの作業も放置状態だ。

その他気付いた点。
まず燃費について。俺が最後に走る前にシュラウドスタイルのIMSビッグタンクを満タンにした。実測はしていないが公称スペックは満タン総量12.1リッターとの事。終了後に残ったガソリンを抜いて量ってみたら、6.1リッターだった。1時間半走行で6リッター消費。N目君のXLRが2時間走行で4リッター位だった事を考えると、ソリャ大食いにも程がある。(※単純比較は無理だと思うので参考までに。)

それと…。今回スターティングライダーとアンカーと両方務め、尚且つその間に一定の間隔を置いて合計4回走っているのだが、一番最初よりも一番最後の方がパワーが出ている様に感じた。スタート&ゴール以外の2回は夜間走行の為、スロットル全開に出来てないと思われるので除外するとしても…何故?? 考えられる一つ目としては、エンジン内のカーボンが吹き飛んだとか、回り癖が付いた事。二つ目としてはエンジンオイル。これまで俺個人はコストパフォーマンスを重視してMOTUL5100を使用してきたのだが、今回はWAKO’S・4CR。出走直前にオイル交換し、その後6時間置きに交換して走っている。随分昔の事だが、和光ケミカルの営業の人に「4CRは4CTに流動性の高い添加剤(具体的にはWAKO’Sのフォアビークル)を入れた物」と聞いた覚えがある。どうもこの4CRのお陰の様な気がする。まあコレも俺の思い込みかもしれないので、適当に流して下さい。
ちなみにMOTULの時から15W-50を使用してるが、全くタレない。ノーマルXR250にオイルクーラーは必要無い。(※ゲロとかの使い道によっては別だが、街乗りの人が渋滞に嵌ってヒートするから・・・とオイルクーラー付けるのはオカシイと思う)

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坂内2days・レースレポート(長いよ!)

2006-10-24 18:21:16 | XR250

遂にスタート。ルマン式だ。
マシンは当然サイドスタンドを外しているので、T中さんが支えている。
各マシンはコースに対して直角ではなく、8耐なんかと同じ並べ方。先頭の方にはオープンクラス(251cc以上、又は250cc以下のレーサー)、次に250クラス、末尾は125クラス。それぞれゼッケン順(受付順と思われる)である。
我がチームはゼッケン「25」なので、250クラスでも後ろの方、全体で見てもかなり後ろなのであまり良い位置では無い。出走38台中30番目位かな?
「セル付きマシンの絶対的有利」なんつって言ってみたりもしたが、冷静に考えると最近のマシンはみんなセル付いてますな。
出走前、ホールショット又は1周目トップで帰ってきたら「T中さんから金津園オゴリ」との約束なので、そりゃ力も入ります。まあ、ホールショットは位置的に絶対無理。

_dsc2296

午前11時。対面にいるスタッフが国旗を振り下ろす。マシンまでは10m足らずだが、砂利だらけ! 直ぐに跨りつつエンジンスタート、2速に掻き上げて発進!!! まあまあなスタートではあったが、既に前を行くマシンが多数。ただし坂内4Hの時の様なダンゴでも無いので頭をクールダウンしてガンガン抜きに掛かる。先は長いので無茶は避けて、下り狙い。登りは2stなんかには敵わないし、嵌ってしまうと再スタートに苦労するので。下りの逆バンクや直滑降部分等で稼ぎつつ、最後の河原の直線で全開! ん~?近くに他のマシンがいない?

_dsc2328

スタート時に先頭との距離差がありすぎて、どーなってるのか全く判らん。取り敢えずそのまま全開走行を続け、5周位走った時点で燃費走行に切り替え。ナンかピットサイン出てるが、理解不能(爆)。事前に「ライダーチェンジのスパンは、1時間+1周」と打ち合わせしたので、「あと1周?」と大声で聞いてみたが、どうも違うらしい。まあいいか。
暫く周回を続けるとN目君が「あと1周!」と叫んでたので、その通りにピットインしてRすけ君に交代。先刻のピットサインの意味を聞いたら、「現在TOP」との事らしかった。肝心の金津園オゴリは?・・・残念、1周目では2~3位くらい、3周目位でTOPに立ったのだそーで。

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第二ライダーのRすけ君はマジで速い。単純に比べれば俺の方がまだ辛うじて速い様だが、悔しいかな、彼は現在オンロードレース野郎。TOFでも入賞する様な実力者である。しかもウェアが時代錯誤。幼少の砌より今は無きテクニカルコース「池の平ワンダーランド」で特訓してきただけの事はある。2位以下を突き放す。また、彼はマシンに文句を言わない。なので彼が走っている間は一番安心できるのである。トラブっても必ず帰ってくる、と。

次はN川君。彼は我がチームが初めて「坂内2daysエンデューロ」に出場した時、マトモに周回すらできなかった。なのに今はかなりアテになる存在だ。問題はRすけ君と違い、マシンに文句を言う事である(爆)。坂内で練習走行をした時も転倒をタイヤのせいにしていたな(ドーン!)。なんか、またエンジンがフケないと言ってるぞ。うるちゃい、文句ばっか言っとらんと、全開で走ってこんかい!(※一応彼の名誉の為に付け加えると、エアクリーナーが水を吸っており、本当に調子が落ちていた。コレは水の浸入対策をし忘れた俺のせいだな。)

T中さんにチェンジ。我がチーム最年長であり、チョイ厄オヤジである。我がチームはこの方の名前を冠しているほどに、我がチームでは最も存在感がある(ボケっぷりに)。しかもチョイ厄にして第一子が誕生したばかり! これはもう息子に生き様を見せ付けるしかあるまい。が、残念、力み過ぎたのか? かなりの数の転倒をした様だ。ピット前を通り過ぎる度にバイクのカタチが変わっていく…? 周回タイムにも相当なバラつきがある。練習走行では後ろから煽ると結構速かったりするんだが・・・? この時点で大体4時間経過。中間リザルトではクラス4位、2位以下同一周回数、トップに1周遅れ。

またRすけ君に交代。実は彼は1日目で帰る事になっているのだ。その分だけ走って貰おうというN目君の采配である。で、この時点で問題が浮上し始めた。この次に走る筈のJロウさんが来ない。土曜日午前中にヤボ用があり、到着が遅れるとの事だったが・・・?
ボチボチ日が暮れ始めた。走行時間を長目に引っ張る。わざわざ灯火装着の為だけにピットインさせる事はできないので、頑張ってもらう。集計ポイントで「ライトオン」の指示も出た様だ。この指示から1時間以内に点灯せねばならないが、「行ける所まで無灯火で」とのサインを出し、ライダーチェンジのタイミングはRすけ君にオマカセする事に。

Rすけ君は連続1時間半走行、もう無灯火も限界・・・。その時Jロウさんが現れた! さすがにイキナリ走る訳にも行かないので、N目君がマシンに跨る。6時間毎のエンジンオイル交換の1回目(MD30はドライサンプの為にオイル交換に時間が掛かる)と同時に前後灯火を装着。どうやらこの頃、ゴルフボールの数をチェックした所、またTOPと同一周回数に返り咲いたらしいのだが・・・。

N目君が帰って来ない。10分が経過・・・。俺は一人で真っ暗な山の中に入る。うーん、過去7回の出場で、徒歩でヘルプに行くのは4~5回目か? 闇雲に歩き回ってもダメな事は判ってるので、取り敢えず叫ぶ。「オーイ!!!」。何度も叫ぶ。すると返事があった。何て言ってるのかは判らないが、声のする方向へ向かう。
最初の登りの直線よりもかなり左の方から声が聞こえるので、下りの途中かと判断して直滑降の辺りへ向かう。声は近付くが、内容までは聞き取れない。下りを逆進する形で歩くが、はたと気が付いた。
これは「橋の少し上」と言っているのでは?
自称「坂内オーソリティ」の俺は、各所のバイパスルートを熟知している。登りの直線を登りきった所にあるコンクリートの橋から少し上に上がった所でN目君とマシンを発見。エンジンが止まってしまったらしい。工具を持ってこなかったのでチェック出来ないが、ウンともスンとも言わないのは電装、しかもメイン系であろう。沈黙したままのXRに跨り、惰性で下りる。
坂を下りきった辺りにT中さんとN川君が工具を持ってヘルプに来てくれていた。#6のチームが教えてくれたらしい前記事参照)。左サイドカバーを外すとメインヒューズが飛んでいた。どうもコレはメインスイッチが振動で壊れたのが原因の様だ。サージングした結果、ヒューズが飛んだのであろう。実は俺のXR、メインスイッチはトグルスイッチに替えてあるのだ・・・。コレは俺のイジり方がトラブルの原因か
何れにしてもコース途中での修理は不能、ピットに押して帰る。

心配して帰らずに待っていたRすけ君(実は本職のメカ、但し四つ輪)と共に修理作業、あっさり完了。だが1時間以上のロスになってしまった。N目君再スタート・・・が、それを取り戻そうとカナリ焦っている様子。何度も転倒している様だ、ピットを通り抜ける毎に疲労してる雰囲気がヒシヒシと伝わってくる。それでも規定時間を走行、お疲れ様でした。

Jロウさんにチェンジ。この人はスゴイ。特にオフロード経験は無かったのだが、ひょんな事からオフロードでも非常にスムーズに走れる事が判明し、可哀そうにこの世界に引きずり込まれてしまった。確実性という意味ではT中さん、N川君、N目君よりも上だ。ピット前を通り抜けるのは振り子の様に正確

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次、俺。少しでも取り戻そうと1時間半を超えて走行、N目君にバトンタッチ。この頃からはまたトラブルも無く進行。なので俺も仮眠。

2時過ぎにマシントラブルとの事で起こされた。チェンジペダルのスプライン部を締めるネジが折れたらしい・・・何で??? このまま走行するとペダルを落とす可能性があるので、折れ込んだボルトを抜きたいとの事だが、一筋縄では抜けないカンジ。なので針金でワイヤリングを施し、万一振動で抜け落ちても無くさない状態にしておいた。

_dsc6833

朝4時頃また俺に交代。過去7回走った2daysの内、殆ど毎回この時間帯を走っている。一番辛い時間帯だ。俺は夜間でも殆どペースを落とさないので、明るくなるまではと追い上げの為に2時間を連続走行。先程トラぶったチェンジペダルだが、どうも様子がおかしい。転倒して曲げてしまってケースカバーに当っているだけでも無い様子・・・。暫くガマンして走る。

そんな状態で走行中に登りで2stマシンに抜かれた。コレはチェンジペダルの問題とパワー差なので仕方ない。下りで抜き返し、次周。チェンジが思うように上がらないので、ストレートでのスピードがイマイチ・・・多分これにヤキモキしたのだろう、1本ラインのタイトコーナーでカナリ強引にインに突っ込んで来た挙句に転倒して進路を塞いでくれた。ここをガマンすれば次の長い直線で抜けるのに・・・? ムカッと来て厳しく文句をつけてしまったが、後で自己嫌悪。レースではそんな事は言うべきでは無い。スミマセン。
チェンジペダルはこの後一度ピットに入って修理。その後は問題無し。が、何故か1速に入らなくなった。まあ元々使わないからいいけど。

その後も順調だが、一度ラップされ、尚且つ差を付けられた物を取り戻すのは並大抵では無い。今年は雨が降ってないせいか、各チーム周回数が多い様な気がする。どちらかと言えば「減点制のゲーム」になってる雰囲気。差は縮まらないままにアンカーの俺。俺はスタートをやってるので別のメンバーの方が良い様な・・・? と思いつつ、仮眠してたのを起こされて言い渡されたので、超ローテンションのままマシンに跨る。それなりなペースで周回するが、ナンか時間が長い?(※後で知ったが、1時間半も走っていた)

最後の最後で背後に2stマシンの気配を感じ、直線で抜いていける様にラインを開けた所、アッ、明け方の・・・。
俺も結構なペースで走ってるつもりなのでイキナリ追いつかれる様な事は無い。ピットストップやライダーチェンジの関係だろう。明け方と同じライダーかどうかは判らないが、2stの割りに登りでもそんなに速い訳でも無い。下りでは明らかに俺が速い。しかしコーナー立ち上がりのツキで負けるので苦労。ラインを開ける気配が無いので、またムカーッ。空ぶかしして煽った後、抜いた。が、やはり暫く後で自己嫌悪。抜くなら正々堂々と真っ向勝負、実力で抜かなきゃ。スミマセン。
ん~、俺自身寝起きで走行する場合等は特にそうだが、直ぐにはペースが上がらない。イキナリ真っ暗闇だと全開走行も怖い。なので、実際には自分よりも遅いライダーにラインを譲る事もあるし、あっさり刺される事もある。24時間もの長丁場なので、目先の勝ち負けに捉われてはならない。無理すりゃ最終的に損するのは自分なのだ。抜き抜かれしてるが、「完敗だ~」と思ったのはOPENクラスの1チームだけ。でも速く走れるチームが勝つとは限らないのが「坂内2daysエンデューロ」なんだな。

_dsc6840

まあそれでも充分楽しかった。

我がチーム#25田中麗震愚は総合16位/38台、クラス13位/30台、155周走行。主催のクラブオフHPに最終リザルトと中間リザルトが掲載されている。中間リザルトで4Hまでは上位にいるのにその後消えてます(笑)。それでも俺はやりきったので、悔しいけれども結果には納得。[クラブオフからリザルトがUPされた為、加筆しました] 俺自身は合計6時間を超える走行、50周位(そんなに走っていたのか!)、無転倒、ノントラブル。

ちなみに我がXR250は10年落ち! 元々は15年来の友人のN造さんのバイクである。価格は4万円ナリ。彼は既にOFFを辞めてしまったが、一緒に走っていた当時の事が思い出される。それ以来様々な出来事があった。チームの人間には判って貰えると思うが、今回走らせるのを諦めたN目君のXLRも俺らが2daysを走るに当って相応しいマシンだが、俺のXRもそれに勝るとも劣らず、由緒正しき存在なのでは?

※今回の記事で使っている写真は最後の集合写真を除いて全てプロカメラマン夏目健司氏撮影
本文を読めば想像付くと思うが、我がチームのN目君の事である。俺は版権に関わる仕事をしてるし、大学のゼミなんかでも著作権に関しては非常に厳しく叩き込まれてきた。なのでホントはプロの仕事をここで使ってしまうのはケシカラン事である。が、彼からの善意により提供いただいた物。彼は地元バイク雑誌等で活躍&露出してるので、知ってる人も多いのでは?
高級カメラのお陰で・・・イヤ、N目君のウデか、ドンガメの様な俺の走りですら速そうに見える!!!
彼はレポートや記事も書いてくれますゾ。バイク系が得意ですが、勿論それ以外(エロ系等)もOK! 興味のある方はこのブログにコメント下さい。通常仲介料¥30000の所、当面の間は無料にて紹介します(爆)。

参考過去記事:坂内バイクランドの紹介

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坂内2days・ピット設営

2006-10-23 18:02:34 | オフロード

毎年この時期は仕事が忙しい。加えてプロパーとしての坂内2DAYS参戦、さらに東名名神集中工事が忙しさに拍車を掛ける。結構大変です。でも、無理してでもやってる。

中学とか高校とかで、部活でメチャメチャ活躍してて、女の子にもキャーキャー言われてたりする奴がいて、部活の練習も人一倍多くやってて、時間なんか無い筈なのに何故かテストの成績もいい…なんて男、いなかった? 
もちろん所詮はレジャーなのだから、必要以上に仕事やその他の大事な事を犠牲にする必要も無い。でも、「忙しくてさ…」なんつってボヤき気味に言いながら仕事して、メシ食って、何時間かでもパジャマ着て寝てる奴よりも、仕事を頑張って終わらせて夜中に現場に駆けつけて、文句も言わずに泥や埃にまみれてバイクに乗って、燃え尽きてオフロードウェアのまま車の中で爆睡してる奴に、俺はなりたい。
きっとそれだけのエネルギーのある奴なら、前者の様な奴よりも、仕事面でも成功を収めるに違いない。

いきなりヘビーな投げかけをしてしまった様ではアリマスガ…。俺にとって坂内2daysエンデューロ(24時間エンデューロ)ってのはそんな存在。近年は2daysを走るためにバイクに乗ってるのでは?…という疑問すら浮かぶ程である。
そんな「坂内2daysエンデューロ」の開催も、今年で第10回だそうだ。俺個人としては7回目の参加、自主チームとしては5回目(途中で色々あって、チーム名は変更している)。このレースが縁で新しい人脈もできたし、直接面識は無いが、毎年エントリーしてるチームも多くて「おっ、また走ってるな!」なんてカンジで嬉しかったりもする。こんな場を提供してくれている主催者の「クラブオフ」の方々には頭が下がる思いです。

結果を残せれば尚良し、だが、このレースに関してはある程度その辺りは吹っ飛んでしまってます。それよりも「やりきる事」に意義がある。
各チーム一人や二人は速い人もいると思うが、身内で速い人ばかり5~6人揃えるのは大変な事。大抵毎年、上位チームはショップ関係かオフロードバイククラブ系。我がチームの様にシロートな友人をイキナリ走らせるスタイルでは(笑)入賞は難しい。でも最初から考えれば途轍もない進歩ですぞ!!

前置きが長いな…。前記事で現地到着した所まで書いたので、次。ピット設営などなど。
今回俺はハイエースでは無く、マツダ・タイタン(トラック)にマシンとピット設備等を載せて登場。

Epsn2288

以前はピットエリアには車を置く事が出来なかったのだが、途中からピット&パドック方式になり、格段に設営が楽になった。以前は露天ピットのチームも多かったと思うが、現在はほぼ100%がテントを構えている。
トラックはハイエースに比べても積載量が多いので、無茶積みしておいてそのままピット&パドックエリアに進入すれば荷物搬入の手間が随分省けます。お陰で設営と撤収がかなり速かったのでは?
あと、俺のハイエースはエアロが付いてるので、坂内のピットエリアではガリガリやってしまうのだ。

道中も快適だった。タイタンは何とフロントサスペンションがダブルウィッシュボーン。しかも荷物を載せると車体が不安定になるハイエースとは逆で、1トン程度迄であれば寧ろ安定する。またハンドルが異常に良く切れる。ハイエースはハンドルが良く切れると思っている人も多いと思うが、タイタンは感覚的にはその3割り増し位。実は俺は超タイタン党である。俺個人としては5台目のタイタン。

Epsn2284

受付番号順(多分エントリー用紙が主催者側に届いた順と思われる)に車をピット&パドックエリアへ。我がチームはかなり後ろの方で、エリアに入った頃には目ぼしい場所は全て占領された後…。設営には最も不利なのでは?とすら思われる場所が残されているのみ。何とコース整備時の盛り土により、コースレーンとピット場所に50cm近い落差がある。が、こんな事でメゲている場合では無い。本来は別の事に使うつもりで持っていった足場丸太を使って櫓を組み、ピットを設営。スタンドを確実に立てる為にコンパネでステージを組む。見たか、看板屋の底力を。

何チームか面識のあるチームの人達と挨拶を交わし、万一コース上でストップした時にそれぞれのピットに連絡をする協定を組む。(※コレがお陰様で…)

ピットでは少々の作戦会議。顔が広いN目君が毎回何処からか誰かを連れてくる。今年は二人のヘルパー。有難う御座います&南無阿弥陀仏。でもヤロウ二人とは…。ピットを隣に構えたチームは、女性が沢山居ますぞ! 羨ましいが、俺は通常は硬派で通っている為に全く興味の無い振りをしつつ、クールな目付きはギャルを追っている。

ブリーフィング。
ナンか今年は進行がスムーズ? 常識的な注意、坂内4Hで使われたシケインは使わないとの説明等。
スタートは過去はクラッチスタートとかヘルメットタッチで行われてきたが、ウヒョ、今年はルマン式らしい!! 耐久の最高峰の様でカッチョイイ!
一般的なサーキットエンデューロの集計では、集計担当の人がゼッケン読み上げで行うのが普通だが、2daysは伝統的に「自己申告制」で行われる。方法は、、、、集計チェックポイントの一番手前側にゴルフボールが沢山入った籠が置いてある。1周走ってこのチェックポイントにきたら、その籠からボールを1個取り、自分のチームのゼッケンが書かれた籠に入れる。籠は会議用テーブルの上にゼッケン順に並べて置かれており、ゼッケン「1」はボールが沢山入った籠の隣なので楽。今年の我がチームは「25」なので、ボールを手に取ったら、ボールを持ったまま3m位バイクごと動かなければならない。しかも万が一会議用テーブルごと引っくり返してしまったら…?
もちろん自己申告とは言え、インチキするような人はいない。本記事の冒頭に書いた様に、「勝ちたい」という理由だけで出場してるチームはいないのである。

さて、ブリーフィングが終了、いよいよスタート。今年は立候補により、スターティング・ライダーは俺。過去6回の出場で、実は一度もスタートをやった事は無い。どーなるのか?

つづく。

※チーム員に私信。レース中の写真が無い。提供求む。

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06坂内2daysエンデューロ・マシン準備

2006-10-23 13:01:45 | XR250

10月15日に行われた坂内4Hエンデューロに出走した俺のXRだが、今度は2daysに向けて整備をスタート。(※この記事はレース終了後に作成しています。)

基本的に俺のXR250は、必ずしもレースレギュレーションやカテゴリーに拘らず、気持ちよく練習走行出来る様に、ハイレスポンス&ハイパワー及び外観を重視して製作している真っ最中である。最終的には坂内2days用に払い下げ(爆)するつもりではあったのだが、現状では3~4時間程度のサーキットエンデューロ向きな構成になっている。
とは言え大した変更は予定していない。何故か?
その一、そもそも俺のホームコースは坂内なので、最初から坂内向きにマシン製作している事。
その二、俺自身坂内2daysエンデューロを走るのは7回目なのだが、その経験上「ホンダのバイク」、とりわけ「XR250(MD30)」は根本的に坂内2daysエンデューロに向いている事が判っているから。
完全なるアンチホンダであり、XRもあまり好きでは無い俺が、敢えてXRに乗っている理由の一つはここにあるのである。

坂内バイクランドを走る上で気をつけるのは、坂内4Hの時と同じで、水と振動。今回、実は水については対策をし忘れてレースで若干の問題が発生・・・。振動はパーフェクトな対策をしたつもりだったが、やはりレース終盤ではネジの緩み等が発生した。

2daysの場合は通常のサーキットエンデューロと異なり夜間走行があるので、灯火類を装備しなくてはならない。

Epsn2287

テールランプ。これは仕事で余った(っつーか、2daysの為に余らせてあった)LEDモジュールがあったので、これを使用してユニットを製作した。現状では俺のXRはMAIERのMXフェンダーに変更してあるが、ノーマル初期型のリヤフェンダーに戻した。

ヘッドライト。本体は去年使ったマルカワレーシングのライトを使用するが、本来何用なのかは不明であり、しかも激しく変形している。当初はこの変形を修正して使うつもりだったのだが、あまりの変形ぶりにイヤになってきたので、アルミのフレームは新規で製作する事にした。時間的な余裕が無くて製作中の写真が殆ど無い。スミマセン。

Epsn2279

仕事で余ったアルミパイプに天日干しした砂を詰め、バーナーで炙って曲げた。砂はセメントを捏ねるのに使っている山砂で、ホントは篩いに掛けた方が良いが、時間が無いのでそのまま。バーナーは酸素アセチレンバーナーにNo.3火口(大きい)を付けた物。アルミは融点が低いので慎重に炙り、適当な丸い形状の物を探し出して型に使った。
アルミの材質についてだが、俺自身余り詳しくないのと、追求していくとキリが無いのでサクッと・・・。
使用したのはA6063で、アルミサッシと同じ材質。一般に「建材」として売られているのは、型材はA6063、板材はA1100。どちらも車両には余り使わない。特に1100は純度の高いアルミであり、強度が低い。バイクでは簡単なブラケットでもA5052以上の強度を持つ材質が使われる事が殆どだが、稀に例外もある。何故かというと、A6063は他の材質に比べてダントツに「型材としての」流通量が多いから(だと思っている)。これを理由に、マルカワレーシング製の物はA6063又はA5052と予想を付けて、部材を一部切り取って拝借しようかと思ったのだが、何故か上手く溶接出来なかった。材質が予想と異なるのか、溶加棒が適合してないせいか、又は酸化しているせいか? 仕方が無いので仕事の余りの端材の山から適当な物を探し出して、アルマイトを剥がしてくっつけた。摺り合わせもしてないし、アセっているので超適当。24時間持てばエエのです。全て仕事の端材を使い、現物合わせにて製作しているので、仮取付してみて干渉する所をチェック、切欠き&溶接を繰り返して完成。ちとオーバーハングが大きくなってしまった。

Epsn2286

本番は21日(土)・22日(日)なのだが、俺は19日(木)・20日(金)は仕事で出張。場合により前側に延びる可能性アリって事で、この作業をしてるのが16日(月)・17日(火)。
その他の作業は
●フロントフォークオイル交換
●ステムベアリング・グリスアップ
●Rサスリンク・グリスアップ
●前後タイヤ交換・スペアホイール分共(N目君が担当)
●スパークプラグ交換(経験上大丈夫とは思ったが、念のため)
前年までN目君のXLRで出場してきているので、共通スペア等を照合して不足分を入手。
今回の共通スペアは以下。
●左右レバー
●フロントホイール(リヤホイールは使えない)
●前後ブレーキパッド
●エアクリーナ・エレメント

あと、坂内4Hで苦労の原因となった二次減速比の不適合について。
■ノーマルは・・・F13丁、R39丁=3.00(年式により異なる)
■俺の手元に来た時点で・・・F12丁、R42丁=3.50
■坂内4H走行時・・・F13丁、R44丁=3.384
■今回Rスプロケを新調・・・F13丁、R45丁=3.461
元々まさかドライブ側が変更してあるとは思っておらず、この為の変更ミスである。
坂内4Hでは2速では高すぎ(1速は2速の代わりになる程は高く無い)、3速も高すぎ、2速を使い切れないので3速に入れる事も出来ない位。(※ドリブンを45丁にした結果、これがベストと言っても良い位であった。坂内4Hの時のダルさが嘘の様で、登りでもちゃんと4速に入る。)

Epsn2281

但しノーマルが102Lの所を106Lで切ってしまった後の事で、チェーンガイドがチェーンを1cm近く「へ」の字に押し上げてしまう。写真の通り、たったの1丁違いでも外径がこんなに違うのです。坂内4Hの時に簡単なブラケットを製作して対策してあったのだが、今回もう少しマトモな物を製作。

20日に集中工事が終わったばかりの東名高速で、出張先の富士から帰ってきた。意外と早く帰れてヨカッタ・・・。
土日は俺の携帯電話は繋がらなくなってしまう(坂内バイクランドは携帯が通じない)ので、急ぎで!との要望のあった製作物(仕事の)を数点仕上げておき、引き続きマシン製作。我社の工場にT中さんも手伝いに来てくれた。その後N目君も。マシンを完成させて、その他の装備類等も積み込み終わったのは、日付も替わった当日の2時・・・。一人だったらマジでヤバかった。

一旦風呂に入りに自宅に帰り、そのまま坂内へ…のつもりが、途中で睡魔に襲われてコンビニ駐車場で6時ごろまで仮眠、7時チョイ前に現地着。

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坂内4H・参戦レポート

2006-10-16 19:16:52 | XR250

坂内には前日晩11時頃出発、当日深夜1時過ぎに到着。
朝6時から車検。「いかにも改造車、どうみてもOPENクラス」と友人のN目君が言う通り、結構目立つみたいで、かなりの視線を感じる。
ちなみに申し込み時に、バイク名は「XR250BAJA」ではなく、単に「250馬邪」とだけ書いておいたのだが、何故??? 「XR250バハ」と名簿に書いてある。クソッ。

パドックを隣に構えた人から話しかけられた。どうやら兵庫県から来たらしい。次々週に行われる「坂内チャレンジライド」にも出るらしいが、坂内を走るのは今日が初めてとの事。予備知識にでもなれば・・・とコースを説明する。
「このコース、ハンドガード要りますねえ。」と、ペットボトルを切って作り始めた(笑)。

反対隣は、以前練習に来る度に顔を合わせていた人達だった。2DAYSにも毎年来ているが、今年は出ないと言っていた。

Epsn2215_1

先ずは1時間エンデューロ開始。子供が4人エントリーしており(大人と混走)、マーシャルにより万全のサポート体制が採られている。一番小さい子は、ウチの長女と同い年の様だが、頑張って走ってます!! 街ぐるみで応援するその体制、素晴らしいです。そう、このエンデューロは、世にも珍しく役場が主催するレースなのだ。

4時間エンデューロの前に、練習時間が設けられているので走行してコースチェック。
全体に渡ってかなり整備されており、走りやすい。坂内は逆バンク気味のコーナーが多く、結果的にアウト側に轍が出来てイン側には草が生えてしまうのだが、イン側もきれいになっていた。
確か98年の2連発台風の時に壊れたままだったと思うが、いつの間にか直っているダンロップの看板の辺りは、前回のレースで怪我人が多かったとの事でレイアウトが変更され、看板の前にはシケインが造られていた。
河原のストレートにも前半部分にシケインが造られており、平常時の様なトップスピードが出せない。

2人で走るクラスはルマン式スタートだが、俺が走るC-Sクラスはクラッチスタート。
いきなり、大失敗。出遅れた。これはギアリングにも問題があるし、他のエントラントは皆レーサーなので、高速の伸びが違うのもある。随分前を塞がれてしまった。ウーム。整備されていない路肩部分を使ってガンガン抜くが、時々嵌ってまた順位を落とす・・・。ダンゴ状態がバラけてきてからも、抜いた後でコケたりコースアウトしたりして、順位を上げている感覚が全く無い。

Epsn2218

一箇所難易度が高く(急な登りでコーナーになっている)、通常のレースでは直進迂回する場所があるのだが、ここでストールしてストップしてしまった。いつもならばこんな所では失敗しないのだが、ギアリングが全く合っておらず、通常2速で走る所を2速では高すぎ、1速では掻き回してしまう。加えてキャブがPWKに換装してあるので、低回転域で急開すると、エンストしてしまうのでヤンス。
抜けるのに苦労したが、逆にコレで、6年ぶりのレース(2DAYS以外では)でヒートした頭が冷却された様だ。やっと調子よく走り始めた。

Epsn2272

山の頂上までキッチリ整備されており、お陰で逆バンク気味のコーナーで殆どの人がアウト側を走るので、抜くのは簡単だ。俺のXRは平均よりも音が大きいので、威圧感もあるのでしょう(スミマセン)。
とは言え、俺は特別速い部類では無い。1時間過ぎた辺りで、先行スタートしたクラスにラップされ始めた。その中で、俺と同じ三桁ゼッケンがブッチギリな速さでカッ飛んで行った。この人はクラス優勝したのだが、何とマシンはXR200。スゲェ。どーなってんの???(加筆:その後AAライダーである事が判明。XR200でやたら速い人がいるという噂は聞いてましたが)
あと、やはり顔馴染みのKさんにも抜かれた。この方は、云わば俺の師匠。坂内の主の様な人で、例えるならば「坂内の星野一義」。有名なので知ってる人も多い筈だ。必ず上位に食い込み、今回も当然の様に表彰台だった。山の頂上辺りで抜かれたので、暫く付いて走る。速い!!っつーか、ソツが無い。河原に出た辺りでグイグイ離される。向こうはレーサー、コッチは10年落ちトレール。この辺りからパワー差に泣かされる事になった。
下りでは普通に付いて行けるのに、直線や登りでアッという間に見えなくなる。場合によっては抜かれても下りで抜き返す。なのにまた直線や登りで抜かれる。クソーッ。
2時間経過して嫁さんからサインボードがあり、給油の為にピットイン。実はピットイン直前にリザーブに入っていた。IMSビッグタンクは12リッター入るのに、2時間で空っぽ? エラく大食いなXRですな。20リッターしか用意してないから、燃料が足りないかも?

ピットインした時に水分補給したのだが、今までの経験上では急激な水分補給をすると足が攣る事は判っていた。今回は「まあいいや」とキャメルバッグは止めたのだ(暫く使って無いので、カビが怖かった)。
結局、ホントに攣った。俺は平常は殆どスタンディングで走るが、時々シッティングにしてみたりして暫くガマンして走ったが、ペースはガタ落ち、挙句に転倒。アカーン、全く足が言う事を聞かん。復活するまで暫く待機後、安全と思われる所へ移動して休憩した。
結局これは正解だった。ペースを取り戻し、ハスクバーナと絡む。圧倒的なパワー差で、直線や登りでは抜かれて見えなくなるが、登りのコーナーが連続する辺りで差を縮め、下りで抜き返す。だが、また直線や登りで抜かれる。ふぬーう!!!
これを4~5回繰り返した結果、さすがにヤラシイと思ったのか、登りでも抜いて来なくなった(笑)。この間にブッチギるんだ!・・・と思ったら、何でもない所で転倒(爆)。あらら・・・。

Epsn2274

その後は順調に走り、無事完走。
結果は、38台中9位。不甲斐無い。2時間経過時点の暫定リザルトでは18周で7位、4位以下同一周回数だったのに、休憩したのが結果に出てしまった様で、残り2時間では15周。うおっ、例のハスクにも負けてるぞ! 次回は何があっても270ccだな・・・。

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10月14日・坂内4Hマシン準備

2006-10-16 17:09:12 | XR250

ちょっと忙しくてマトモに準備してなかったのだが、たまたま後ろにズレた仕事があり、結果的に14日はマシン準備できる事になった。

●前後タイヤ&チューブ交換
●Fフォークオイル交換
●ステムベアリング交換
●RサスリンクOH
●チェーン&前後スプロケット交換
●エンジンオイル交換
●坂内2DAYS用の灯火類配線チェック

Epsn2204

スプロケットはノーマルがF:13丁、R:39丁(後期型は40丁に変更されている様である)の所、F:13丁、R:44丁を買ってきた。
選択理由は、これまでがR42丁でちょっとダイレクト感が足りないか?と思っていた為。
だが、交換時に問題が発生。ナント、フロントはノーマル13丁だと思っていたのだが、実は12丁だったのだ。これでは二次減速比が逆に上がってしまう(高速寄りになってしまう)。

Epsn2211

いまさらどうしようも無い。しかもこの時点でチェーンを106Lで切ってしまっていた。諦めて組み付けすると、ナントRチェーンガイドがチェーンを5~10ミリ位上に押し上げてしまう。仕方ないのでガイドを移設するブラケットを製作して取り付けた。時間が無かったので、メチャクチャいい加減だ。

MD30は潤滑がドライサンプ方式で、メインフレームがオイルタンクになっている。レベルゲージを兼ねたオイルキャップはステムとガソリンタンクの間にあり、交換作業が非常にやりにくい。何せ覗き込む事が出来ないので、気をつけていても油を溢れさせてしまう。規定量の5~7割程度入れて油がエンジンに落ちるまで暫く放置後、残りを注入とかしないとイカンのです。
当然2DAYSでは、レース中に何度かオイル交換する事になる。この手順をレースでやっていたらタマランので、秘密兵器を製作。

Epsn2197

キャップは並み目のM20なので、M20のボルトに穴を開けて中空ボルトを製作。真ん中に仕切りを入れてエア抜き穴を開け、ホースを接続。反対側にはMOTULの2L容器が付くようにした(JIS規格のキャップだった)。

Epsn2208

コレを使用にてオイルを注入・・・。速い! っつっても、やっぱり気を付けてないと、エア抜き穴からオイルが漏れるが。

あと、配線チェック。
俺のXRは一般公道は一切走らないので、潔くウインカー等の配線は取っ払ってある。が、この不要配線を間引く改造が、実は途中かけ。元々2DAYSを走る事も視野に入れてヘッドライト&テールランプの配線は残す方向だった。が、現状がどうなっているのかは自分でも忘れてしまった(爆)。2DAYS直前に仕事で遠方に出張になるので、今の内にやってしまわないとイカン。
テスターで一通りチェック、間引く作業を終了。

Epsn2206

作業中のトホホな姿のXR。フロントが部品待ちなので、その間にリヤを作業。適当な支えを入れてやった。ちなみにスタンドは10年位前の自作。ヘタクソだ。が、市販品に比べて異常に頑強。

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マシン準備

2006-10-14 07:32:53 | XR250

毎年出場している「坂内2DAYSエンデューロ」に、我がXR250で出る事になった。

元々は、過去に3回使っているN目君のXLR250(MD22)で出る予定であったのだが、不調が発生。以前の記事でも指摘したのだが、スロットルがハリツキの様な現象を起こして異常な重さになっている。
このトラブルは、実は今回が初めてでは無い。XLRでの初回参戦時にも発生していた。この時は最終的にはキャブ本体を交換して解決したのだが、今年は時間が無い。とりあえず完調の俺のXRで出ようか、となったのである。

そもそも俺のXRは、俺の練習用(暫く乗るバイクが無かった)であり、最終的には2DAYSで走らせる事も考えていた。
現在組み立て中のエンジンは完全に俺の嗜好で鍛造ピストンを用いてパワフルな改造を実施中である。ご存知の通り鍛造ピストンを使用すると、鋳造と比較して短命となる為に長時間エンデューロには不向きとなる(一発でオワリ・・・であれば別)。そんな訳で、俺のXRを2DAYSで使うとすれば「今年限定」となる・・・とりあえず当面は。

それはさておき、2DAYSは21~22日。その1週間前の15日には先日エントリーした坂内4Hに出場する事となっている。つまり、坂内4Hと2DAYSの整備を同時に行わなければならないのである。
ここ数年は仕事が忙しくて余り準備を手伝えなかった。今年は結構練習してきているので、仕事が忙しいか暇かは別にして、「マシン製作を引き受けたい」というのが心情であった。

どの道4Hは俺+XRでは大した結果は望めない。一応照準は2DAYSとした上で、全体的な見方でマシン製作したい。
坂内を長時間走る上で留意しなければならないのは・・・。
先ず一つ目、振動である。石だらけのコースでガタガタ揺られて、ボルト類にはかなりの頻度で緩みが発生する。2DAYSではサイレンサーの脱落が多く、エントラントの間で問題になった事もあった。4時間でも振動の問題は例外とはならない。各パーツの脱落防止は完走する為の必須条件である。
二つ目、それは水。坂内バイクランドには川渡りがある。と言っても、晴天時は大して流れておらず、水溜り程度。・・・なのだが、これが毎周の事であるのでバカにはできない。エアクリーナーエレメントは水を吸い、当然エンジン内部にも入る事となる。
このため2DAYSでは、水の浸入には比較的強い4st(誤解を生みそうな表現ですが、俺のボキャ内では良い言葉が見当たらず)の方が、周回タイムでは遥かに上回る2stよりも速い。

坂内4Hは一般的なEDよりも1時間長いが、過去のリザルトではトップクラスはアベレージで1周7分を切るかなりのハイペースと言える。俺はボチボチと走り、マシントラブル時はあっさりリタイヤするつもり。途中で休憩&食事するかも?
対して2DAYSは、24時間で180周走ればトップクラスであるが、電卓を弾くと1周8分ペース。俺は全く普通に流して走って7分弱位の周回タイムで、チームの他メンバーも同じような物。充分表彰台に上がれる実力はある。(ちなみに俺個人としては他チームと合同で出たりして、2DAYSでは表彰台1回、入賞1回)・・・にも係わらず、今迄10位以内にも入った事が無いのは何故か? 結構、マシンが止まってる時間が長いのです。マシントラブルを始めとして、始動性に癖のあるXLRをエンストさせて、百発キックでも掛けれない人がいたりして(苦)。
つまり、如何に「マシンを止めずに走るか」がポイントなのである。

さて、珍しくも2週連続となるレースに向けての整備をスタート。
一般整備のみで終了の筈だったのだが…。

Epsn2189

ステムベアリングに引っ掛かりを感じるな~と思ったら、錆びてます。
MD30はフレームがオイルタンクになっているので、かなり熱くなる。なので、サービスマニュアルにはウレアグリスを使う様に指示がある。油が熱で溶け出してしまうのですな。…が、俺は多分大丈夫だろ!と普通のモリブデングリスを使っていたのが原因と思われる。坂内の川渡りで水が入ったりもするのでしょう。
これが月曜日の夜中に発覚。火曜日は仕事の都合上部品注文出来ない。水曜日は店が休み。で、木曜日に従業員なみの朝一番で店に飛び込み、在庫確認をしてもらった。金曜日には入荷するとの事で一安心。
ベアリング屋に品番で注文したら?と言われそうだが、XR250のステムベアリングは特別なサイズなので、ホンダ純正でしか入手出来ない。これは詳しくは後日。

Epsn2201

もう一つ大問題が発生。フロントフォークオイルを交換しようと思ったら、ナント!インナースプリングが真っ二つに折れてます。俺のXRは元々放置車両だったので、スプリングの上の方が錆びていたのが原因と思われる。どうも、何でも無い様な所で良くコケていたのはコレが理由だな、きっと。これを発見したのが木曜日の夜中。金曜日は仕事の都合上部品注文には行けないので、N目君に注文してくれるように頼んだ。スミマセン。これもホンダ部品鈴鹿に在庫があり、土曜日には入荷するとの事。

トホホ、いつもギリギリ。

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