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THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

He found Guri and Gura.

2014-06-24 01:46:10 | 正吉君モトクロス
いつもならば、土曜日は仕事の俺。
1ヶ月間も毎週の土日を連続で休みをとると、若干の背徳感が・・・(笑)。
そんな強化月間の最後の週末。
21日土曜日の午前中はモトクロスランド多度でレース前の最後の練習、午後は「ハマー&ちゃちょうスクール」。
22日の日曜日は「ダートスポーツ杯・HAMMERのアリーナクロス・第3戦」となる。
 
前夜、仕事と平行しながらPWを整備&デカールの貼り替え。デカールはシャレでYZ50にしておいた(笑)。
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普通のポリタンクだとデカールが剥がれやすいんだけど、このポリタンクはそうでもないような気が。
パッチテストでも不具合が無かったので、純正デカールを剥がして貼り替えた。
純正デカールは、3MのAG-204のはず・・・。
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結構粘着がしぶといのね。
 
積み込みを済ませて朝5時半に帰宅して家事に取りかかるも、少しだけ時間が足りず、洗濯物が半分くらいしか片付かなかった・・・。
人からは「一体いつ寝てるの?」とか、「タフだねぇ」とか「寝ない人」とか勝手な事を言われている俺だが、俺だって人並みに寝てぇんだよ!! 寝たくなくて寝てないわけじゃねぇんだよ!! ・・・という事だ(笑)。
まあ、ショートスリーパーである事は間違いなく、またいつでもどこでも少ない時間で熟睡できる性質であるのは確かだ。
 
レース前日だからか、クラス分けされた練習走行時間枠が始まるたびに、毎回スタートバーを使ってコースインする。
この日は、ほぼ全てがDR-Zの中、PWは正吉君だけ。
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やはりPWはスタートで不利なようで、「ガツン!」と出て行けるミニモトに対し、モヤーッとしか発進できない。
まあ、スネークも自信を持って走れるようになったようだし、いいんではないかな。
 
昼飯はまさかの豚肉のモヤシ炒め(笑)。
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安売りのカップラーメン程度の金額で、キッチリとした食事をとる事ができる。
俺は正吉君には、絶対にコンビニ飯は食べさ(略)
 
バイクに関しては、かなり根性を出すようになってきたかなと思うが、やっぱ根っこの部分は変わらない。
休憩時間は、相変わらずこんなカンジ(笑)。
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お~い、ぐりとぐらは見つかったか~(笑)。
 
午後はたった\2000でスクールに参加でき、ハマー(高濱龍一郎氏)直々に教えてもらえる。
俺は、自力でエンジンを掛けられない正吉君の「エンジンスターター役」として、付き添い参加。
俺自身も過去に数回、ライディングスクールに参加したことがある。講師の教え方がそれぞれにかなり異なり、興味深い。
今回は50ccキッズからフルサイズまでと、ライダーのレベルにかなりの開きがあり、全員に伝わるように話をするのはとても難しいはず。
ハマーは、意外と細かいポイントを中心に説明するのだな、と感じた。
細かい内容については、参加者だけに知る権利がある。スクール内容をWEBにアップするのはマナー違反であると思うので、割愛。
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ここ「スネーク」はかなりのタイトなコーナーの連続で、ライン的には小さいバイクの方が有利と言えるが、轍ができてしまっているため、50ccのミニモトでは倒しこみがしにくく、ハンドルを取られやすい。
正吉君は決して上手ではないが、意外と失敗が少なく、淡々とクリアする。S字の走り方は「エンジンの音」と「左右のフォームの切り替え」で教えたとおり、それなりに守って走っていた。
 
場所は変わって、2コーナー。
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ここは多度で一番長い直線の後の、フラットな右コーナー。
進入(時計の9時の位置)からすぐにコーナリングフォームを取り、コーナーの真ん中(12時の位置)までに体勢を決める・・・という練習。
スポンジバリアを置いてわざとアウト側からスピードを残したまま進入するようにして、バイクと体の重心を探るのが目的。
スポンジを過ぎたらすぐにコーナリングのフォームを取る。
これ、オフロードコースを走った事がある人ならば分かると思うけど、かなり難しい。
俺自身、12時の位置くらいまで突っ込んで、コーナー後半で向きを変えてしまう癖がある。
正吉君はちゃちょうとハマーに褒められるほど思い切りがよかったのだが、重心を探りきれないままアクセルを開け続け、走るたびにひっくり返っていた(笑)。
 
レース当日は、残念ながら雨。
屋根のお陰でコースはドライだけど、やっぱイベントは晴れの方がいい。
 
今回の秘密兵器、メガホン(笑)。
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多度のレースでは、キッズにインカムを付けさせるパパさんをちょくちょく見かけるので、それに対抗して用意した(爆)。俺は地声でインカムに勝ってみせる(笑)。
人それぞれ色々な考え方があると思うけど、F1とかのインカムって、ピットとドライバーが「情報を素早く共有するため」に取り付けるものでしょ?
例えば、ドライバーからは「水温が上昇してきている」とか、「タイヤがチビってきてる」とか。ピットからは「前走者から何秒遅れ」とか「ポジションは何位」とか、タイヤ交換や給油のピットインを、他チームとのタイミングを計った上で指示したりね。
あくまで相手が知り得ない情報を中心に会話しているだろう。時には、走者のメンタルにプラスになるような応援や励まし、もちろんジョークもあるだろう。
決して「もっとアクセルを踏み込め」とか「ブレーキングポイントを奥に取れ」とかは言わないはず。シランけど。
 
子供にインカムを付けさせるってのは、良い意味では“ピノキオ”のジミニー・クリケットや“みどりのマキバオー”のチュウ兵衛にも成り得る。だけど悪く言えば、親が「思考」を担当して、キッズに「操作」を担当させるという事だ。
仮にそれで速く走れるようになったとしても、いずれ訪れるであろう、インカムを取り外す日。その時、彼らはどうするのだろう。正吉君に色々な事を経験させ、色々な事を考えさせたい俺が出した答え。それは、「ウチには合わないな」と。
 
つか、正直に言おう。実はちょっと羨ましくて、「いくらくらいで買えるのかな~」と思って、調べたよ(笑)。でも、我が家の台所事情では買えねー(笑)。
で、ちゃちょうの次に地声がデカい自信がある俺としては(笑)、100円ショップのメガホンを採用したわけだ。
もちろん、細かい事をガタガタ言わず、応援するだけね。

さてさて。
HEAT1がスタート!
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ゴール!!(爆)

なんと、他の子の転倒に助けられて10台中2位!!
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PWはスタートが鈍いので、8番手くらいから追い上げての結果。大したものだ。
俺はマジで涙が出たが(笑)、正吉君は至って普通。トップの子の数秒遅れのままで平行して追走していたが届かず、悔しかったみたい。
 
その後のパドックでも、正吉君の調子は変わらない。
チェーンオイルを持って、「(PWには)使うところがない」。
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ん、スルドイな(笑)。
 
スパゲッティを手にして「スゲェパーティ」。
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ボキャぶってるのか(懐)、単なるオヤジギャグなのか。
 
俺のカメラをイジっているうち、正吉君は1枚の写真に目を留める。
「このバイクなに?」
アッ、TT-Rを買った事は今まで黙っていたのに、写真を見つけやがった。
 
PWはスロットルが重いので、手にマメができやすい。
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テーピングで防止している。
 
昼は手を抜いてスパゲッティにしたのだが、どこからウワサが回るのか、数人の奥様方がメニューをチェックしに来た。
俺が毎回キッチリとメシを作っているのは、既に有名になっているとか、なってないとか。ホンマかー
俺は(略)
 
HEAT2がスタート!!
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今度はスタートが決まり、4番手くらいで出たが、俺がスタートバー後ろから高見台に移動するうちに順位の入れ替わりがあり、6番手くらいに。
そこからまた追い上げ開始。
ゴール!!(爆)
 
なんと、また他の子の転倒があり、2位に。
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正吉君は良くも悪くもステディで、自分のペースを守って走って2位(1位じゃない)というのは、とても彼らしいな、と思う。
俺としては、もう少しカーッと熱くなってクラッシュするくらいの元気の良さや、負けて悔し泣きをするようなファイティングスピリッツを期待しないでもないんだけど、それは勝手すぎるだろうか。
 
感動したのは、パッシングテクニック。
オンロードサーキットと異なり、オフロードでは「ベストライン」というのはあまり関係が無い。速いライダーほど多くの、いや無限のラインを持っているもの。
昨日までの練習走行では、いつも決まったラインばかり通っていたのに、レースでは突然、違うラインを走り出した。
例えば3コーナーはキレイなバンクなので、2コーナーからのスピードの乗りと4コーナーへの突っ込みを考えると、バンクをフルに使って、アウト側のラインで走るのが楽で速いはず。
そこをイン側に入ってパスしたりしていた。一体いつの間に走れるようになったんだ???
 
HEAT1の後もHEAT2の後も、おばちゃん(社長の奥様)が来てくれて、正吉君を褒めてくださった。
正吉君の引っ込み思案な性格についてやら、走行料金システムについてやら、ちょくちょくおばちゃんに相談をしていたので、気に掛けてくださっていたようだ。とてもポジティヴシンキングで、毅然としていて、それでいて優しい。若ければ惚れていただろう(笑)。
正吉君は4stのミニモトを抑えてPWで2位なので、本部でも話題になっていたそうだ。
 
HEAT1とHEAT2では1位が入れ替わっているので、2-2の正吉君はまさかの総合優勝かと思ったら、1-3のR君と1ポイント差で準優勝となった。ちょっと残念、でも良くやった!!!
 
止まりそうなスピードでしか走れなかった第1戦から、たった2ヶ月で誰もが驚くほどの上達を遂げ、次戦からは「チャレンジャークラス」にスピード昇格となる。
今後は、50ccのトップカテゴリーである「プロクラス」へ、今シーズン中の昇格を目指して頑張ってもらうことにする。
 
あ、それ以前にチェンジと右足ブレーキを覚えてもらわなきゃ。

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青の系譜

2014-06-19 02:40:05 | TT-R50E
"何が何でも・・・”という程でもないが、俺はヤマハ贔屓である。
 
理由は、何よりその繊細なデザインにある。
初期型のVirago400とか、SRX600(モノサス)、果ては不人気車のDiversionとかでもキレイだな、と思って眺めてしまう。
イジり派の視点では、部品単体の状態で見ても、他のメーカーに比べて端正な形をしていると感じる。
 
もう一つの理由は、俺が音楽好きであること。
発動機と楽器では別会社なのは分かっているけど、バイクと音楽という全く異なる趣味で、同じ名前のメーカーの製品を使っているというのは、とてもロマンがあるのではないだろうか。
 
また、トヨタのスポーツエンジンを全面的に作っているというのも、ファンとしてはとても誇り高い。
古くはトヨタ2000GT、俺も乗っていたAE86の4A-G、最近ではレクサスLFAのLRなどもヤマハだったはずだ。
 
そして俺にとって存在が大きいのが、Vmaxである。
Vmaxオーナーはヤマハというブランドにはこだわらない傾向が強く、俺もまあそうだと言える。
「YAMAHA」のロゴが入ったジャケットを着てVmaxに乗っているライダーを見ると、何となく違和感を感じてしまうのは事実。ダメだと言っているのではないんで、誤解なきよう。
俺の場合はVmaxを作ったメーカーに対してのリスペクトといった所なんだろうな。
 
トレール車では、最初にセロー225(キック)、DT200R、DT200WR。2st市販車がこれでオワリというウワサが流れ始めた時にLANZAを新車で買ったら、皆に変人呼ばわりされた(笑)。
 
さてさて。
正吉君が今週末の多度の第3戦(6月22日)を最後に、いよいよPW50を卒業する。(もちろんPW50を購入する時も、QRという選択肢は無かった)
多度の第3戦までは、1ヵ月置きにレースが行われてきたので、乗り換えのタイミングを失ってしまっていた。でも、少なくとも正吉君にとっては、PWのまま頑張ってきて良かったのではないかと思う。
「バイクが遅い」とまで言うようになったし、チェンジや右足ブレーキに翻弄される事なく、ライディングの基本を身につけることができたのでは・・・と。
週末のレースでどんな結果になるのかは分からないけど、例えコケて結果が出せなかったとしても、胸を張って「PWを卒業」できるのではないだろうか。
 
次期マシン選定だが、ほとんどのキッズパパはDR-Z50をチョイスする。4stミニの中ではこれが一番再後発で、ポテンシャルも高いのだそうだし、セルとキック併用だから。
事実、多度ではほとんどのキッズがDR-Zに乗っている。
次に多いのがCRF50。CRF50はキックしかないけど、モンキー系なので部品には困らない。
多度では、DR-ZとCRFの比率は7:3くらい。
 
しかし、俺が選んだのは、もちろんTT-R50E。
Img_1147
 
TT-Rは不人気車で、国内では既にカタログ落ち。多度でもほとんど見ない。
遅くても、ミニモトの中で一番ポテンシャルが低いと言い訳できるし(笑)、ポテンシャルの低いマシンで速けりゃカッコいい。
 
順調に行けば2年半~3年半程度の長い付き合いになるはずなので、新車(新古車)を探し回り、ようやくGETできた。
不人気車の長期在庫なので、相場が安い・・・というのは、ナイショの方向で(笑)。



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どっかに飛んでった、頭ん中のネジ

2014-06-17 04:15:07 | 正吉君モトクロス
土日はまた連続で多度に練習に行ってきた。
 
土曜日は残念ながら、朝練には間に合わず・・・。
進入でスロットルを戻すのが早く、空走時間が長いので、実際に俺がブレーキングポイントに立って、「ここ」と指差ししてスロットルを戻すゼスチャーをしてみた。
まあまあ走れているけど、もうそろそろ劇的な上達は無いだろうな・・・などと思いつつ、詰めるポイントを探すべく、タイムを計ってみた。
スネークを通らないショートカットコースで、50秒を切るくらい。
スネークを通ると、1分5秒弱。
スネークは走り慣れていないので、他のキッズと比べると、スネイク区間だけはかなり見劣りする。
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速い子たちは基本的にショートカットでは走らないのでタイムは分からないが、スネークを通って55秒くらい。プロクラスの一番速い子が50秒くらい(驚)。
まだまだ先が長いなぁ(笑)。
 
昨晩オーバーホールしたエンジンだが、今度はどうやら左側クランクベアリングが音を出している。
ど~なっとるんだ、もう知らねぇ。もう直さねぇよ(爆)。
 
昼飯はまさかのハンバーグ(笑)。
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先日自宅でハンバーグを作ったとき、多めに作って冷凍しておいたもの。
俺は正吉君には、コンビニ飯は絶対に食べ(略)
 
久しぶりのような気がする、スタートバー練習。模擬レースっぽくなるので、正吉君も気合が入るようだ。
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左手を挙げているのは、コースから出るときの合図の仕方の練習。
スタートバーの練習時にはその日の全キッズが揃うので、ちゃちょう(多度の社長ね)が色々なアドバイスやレクチャーをしてくれるのだ。
「急にコースから出たり、スピードを落としたりすると危ないから、合図するように!」
 
ところが・・・。
 
走行中に、正吉君が合図無しにスローダウンして停止。
4台ほどのダンゴ状態で、後ろにいた子があわや衝突!!・・・となりかけたのだが、何とか回避。
走行直前に、テーブルトップのバックサイドに散水をしていた。そのポイントで前走者からドロの洗礼を受けてしまい、ゴーグルにドロが付いて片目の視界を塞がれてしまったため。
ゴーグルを外してやり、注意しようと思ったら、何を思ったか正吉君がゴーグル無しのまま再スタート。
 
コースサイドで「止まれ!」と叫ぶが、止まらない。(聞こえないのだろう)
 
暫くして、3コーナーで転倒してストップ。
しっかりとお灸をすえてやった。
正吉君がバイクに乗り始めて以来、ライディングに関する事では、絶対に怒らないようにしている。
だが、ルールやマナー、とりわけ安全に対することに関しては別だ。厳しく接するべきだと思う。
今回は直前に“ちゃちょう”に言われた事を守らなかった。
一方で、怒った後の切り替えを、早くするように心掛けている。
 
その後、徐々にタイムアップをし、最終的にショートカットで46秒台がベストラップだった。まあ上出来だろう。
Img_1077
 
翌日の日曜日は、朝練から参加。
4時半起きで準備したのだが、色々あってギリギリになってしまった。
 
なんか、昨日よりもフォームが良くなっている。
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そして・・・。
1本目の練習走行。
なんかおかしいぞ!! いや、悪い意味じゃなくて、ヤケに速い!!
タイムを計ったら、前日のベストラップである46秒台でコンスタントに周回している!!
スネイクを通ると、58秒くらい。ベストでは55秒台くらいなので、他のキッズと十分戦えるレベル。
これはタイムを更新しすぎだぞ。
 
「どうなっちゃったの? 正吉君!?」
と聞くも、「別にどうもしてない」との答え。
色々話を聞くと、何となく分かった。
 
正吉君はバイクに乗りたくて仕方が無くて、頭の中でバイクを走らせているらしい。
ははぁ~ナルホド。つまりそれって、イメージトレーニングじゃん。
「アクセルを開けても全然スピードが出ない」と言うので、どっか壊れたのかと思って俺も乗ってみたが、どこも悪くない。
要するに自分のイメージよりも遅いって事か?
どんだけ速く走るイメージをしとるんだ。
 
昼飯は想定範囲内のヤキソバ。
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が、まさかのキャベツ抜き(笑)。持ってくるのを忘れてきてしまった。
ソフト麺で作ると、なんだかんだでかなり安上がりになる。
俺は正(略)
 
スタートバーを使って、模擬レース。
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10台くらいの内、正吉君だけPWで、他は全車DR-Z50(驚)。あ、1台だけCRFがいたかな?
 
PW50はどうやらスタートでは不利なようで、ゼロスタートでのダッシュ力が弱い。
で、考え付いた方法が、ストライダーみたいに足で地面を蹴ってスタートする方法。
結果、多少マシになったけど、あんま変わらないかなぁ(笑)。
 
しかし、その後の走りに驚いた。最後尾グループにピッタリとついて走っている!!
最後尾とは言っても、キャリアが全然違うキッズたち。
しかも抜きつ抜かれつを演じる好走。
 
他のキッズパパから「もう十分速いですよ。いい加減にバイクを替えてやらんと、PWなんかでは・・・」と声を掛けられるほど。
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トップグループとはラップタイムで数秒の差があるので、10周くらいでラップされてしまったけど、今の時点ではこれ以上望むことはない。スゲェよ、正吉君。なんか、頭の中のネジがどっか切れちゃったか?(笑)
 
ここのところ、毎回の走行枠の前に、シャドーコーナリング(そんな言葉はあるのか!?)でフォームを確かめさせている。
俺自身、人に教えられるようなテクニックを持っているわけではないから、客観的な目で見て、理屈を考えて教えている。
いわば横峯パパみたいなカンジか?
 
それでも一応、ベースにしているモノはある。
その中でも存在が大きいのは、ライディングスクールで馬場善人氏に教わったこと。
比較的レベルの低いライダーばかり(笑)6~7人くらいのスクールというまたとない好条件で、1日ベッタリ、ランチも共にでき、いろいろな裏話も聞くことができた。
参加者のレベルに合わせての事なのだろうけど、難しい事は一切言わず、ほぼ9割がステップワークに関して。外足をリヤアクスルに向かって踏ん張る・・・とかね。
確か現役を引退された直後のことだったと思うけど、すでにBABANA SHOXをやってみえて、俺は当時乗っていたDT200WRのリヤサスのオーバーホールをお願いした。
馬場さんのブログもちょくちょくチェックしていた。2人の息子さんがだんだん大きくなり、大貴選手は遂にIAに。大貴選手のプロフィール欄に「いつか馬場善人を超えたい」とあったりして、お父さんの偉大さが伝わってきた。
その馬場善人氏が、6月11日に51歳の若さで亡くなられたそうだ。
謹んで哀悼の意を表します。
 

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腰下オーバーホール

2014-06-16 12:51:51 | PW50
先週、ドリブンピニオンシャフトのベアリングを取り替えて、異音がなくなったのも束の間の事。
半日くらいで別の場所から似たような音が出るようになった。
 
パーツリストで確認すると、PW50の腰下には、コンロッド大端を除けば、ベアリングが4個しかない(驚)。
内2つはクランクベアリング。
残る2つが前回のドリブンピニオンシャフトの1個と、ドライブピニオンシャフト(パーツリスト上での名称はメインアクスル)に1個。
テクニカルイラストレーションを見る限りでは、このベアリングはクランクケースの中央付近にあると思われる。
 
バラした結果、ドライブピニオンシャフトは右側クランクケースのバカ穴を通って左側クランクケースに差し込まれていて、別途プレートを介してネジ固定される構造。なので右側カバーを外すのみで交換できる。プーラーも要らない。
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しかし今回は、どうせここまでバラすのなら・・・と、フルオーバーホールを行った。
 
問題のベアリング。
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すぐ横にスパイラルベベルがあり、反対側にはシャフトに鍔がある。
これではベアリングが抜けねぇじゃん・・・。
 
パーツリストを確認すると、なんとASSY!!
ベベルがシャフトに圧入されているので、内燃機屋さんに持って行けば入れ替えてくれるだろうが、週末に走らせなければならないので、間に合わない。(お得意さんだったら急ぎの依頼でも快く引き受けてもらえるだろうが、滅多に行かない、顔も覚えてもらっていないような個人なので)
 
ダメ元でギヤプーラーでベアリング&ギヤもろとも引き抜こうと試みてみたら・・・
ベアリングアウターが割れてオワリ。
Img_1143
 
バーナーで炙ったりもしてみたけど、ダメだった。
仕方なくASSY注文することに。
 
週末にはまた練習に行かなければならないので、パーツ注文から入手までの時間的な問題を考慮して、分解は月曜日に行った。しかし、たまたまこの週は近所のYSPが月火の2連休。
水曜日の午前中に注文に行ったところ、部品の到着は金曜日との返事。
ところが仕事の都合で、金曜日は引き取りに行けないのだ。困ったぞ。
 
以前、「昼の2時までに注文すれば、在庫がある限りは翌日入荷」と聞いた覚えがあるので確認したところ、そのとおりだった。
「翌々日ならば朝から引き取りOK」という意味で、伝票に自動で日にちが印刷されるようだ。おかげで木曜日に入手できた。
 
組もうとしたところ、クランク右側ベアリングの動きが渋い事に気付き、こちらも交換。
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フルオーバーホールとはいえ、作業はとても楽。2stでミッションも無いからね。
でも、キックスターターのリターンスプリングを引っ掛ける位置が分からず、あーでもない、こーでもない・・・とかなりの時間を悩んでいたずらな時間を過ごす事に・・・。サービスマニュアル持ってないからね。
まあいいや、とテキトーに終わらせたのだが、全部組み立てた後で、バラす前の写真がちゃんと撮ってあった事に気付いた(笑)。
引っ掛ける位置は、間違ってなかった(笑)。









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強化月間中。

2014-06-13 22:46:41 | PW50
またまた連続で多度に練習走行に行く予定。
 
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・・・行けるのか?(笑)

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多度連荘

2014-06-09 23:54:34 | 正吉君モトクロス
金曜日の昼3時ごろに自宅から電話が掛かってきたので、何かあったのかと思ったら、正吉君からだった。
正吉君が俺の携帯に電話してくるのは初めて。
「ボクだけどさー。明日どこに行くの?」
 
ゴニョゴニョ言ってるので的を得ないが、要するに多度に連れて行け、という事らしい。
俺は通常は日曜日と祝日しか仕事を休めない。しかし、次のレースが22日なので、強化月間中であることもあり、特別に、土日連続でモトクロスランド多度に行く事にした。
 
おかげで土曜日の晩と日曜日の晩は、深夜2時起きで朝まで仕事をするハメになってしまった(笑)。
そのあとちゃんと家事もやってるのだ。エライだろう(笑)。
 
今の正吉君は「走った分だけ速くなる」という言葉がピッタリで、見た感じは他のキッズと比べても、ほとんど遜色のない走り。
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実際には、速い子とはかなりの差がある。ラインの自由度とかパッシングテク、走りにくい路面での走行においては最も差が大きい。でも、以前のように簡単には抜かれなくなった事は確か。
何より、正吉君本人が他の子に抜かれまいと張り合うようになったのが大成長かなぁ。
正吉君がそこまで負けん気を出すとは思わなかった。
 
あと、営業時間前に行われる「朝練」。あれは少なくとも正吉君にとっては効果覿面。
水を撒いてドロドロになったコースの一部を、延々と周らされたりするんだけど、他の子たちが一生懸命走っているので、自分だけ泣き言を言ってられない。朝練を何とか走りきってパドックに戻ってきた後、ヘルメットを被ったまま悔し泣きをしていた。
 
土曜日の昼食は、まさかの生姜焼き(笑)。
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野菜も食べなきゃイカンので、玉ねぎ入り。
俺は正吉君には、コンビニ飯は絶対に食べさせないことを宣(略)
 
土曜日は50ccは正吉君を含めて4人しかいなくて、内2人はかなり速い子。
この間までは、速い子がスネーク(タイトコーナーが連続するテクニカルな部分)を通り、正吉君がエスケープラインを通ると、ほぼ同じくらいのラップタイムだったのだが、今ではそれだと正吉君が周回する方が速い。
 
以前はすぐに抜かれ、引き離されて終わりになっていた。でも、最近はそうでもない。
今は上手になってきたので、正吉君にも半々くらいでスネークを通るように言ってある。速い子からすると、タイミングによっては抜いても抜いても正吉君が前にいることになり、また正吉君も抜かれまいと踏ん張る。ずっと絡んでいるような状態となる。
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速い子はヤキモキしてコース以外のところや近道、エスケープラインを走って正吉君を抜いたりする始末(笑)。
サイドバイサイドのデッドヒート状態wになる事もあり、「あぶな~い!!」と叫んでしまう事もしばしば。
何度かはHITしたりもしていた。誰もコケなかったけど・・・。
 
バイクを降りれば、どこにでもいるヤンチャなキッズ。
またお友達ができた(嬉)。
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この彼(3年生)からは、「PWなのに速い」とお褒めの言葉をいただいた(笑)。
 
先日修理した駆動系の異音。
もちろんその音は消えた。
しかし、別の箇所から同様のモーターのような音が出始めた。
前回は明らかに左側からだったが、今回は真ん中あたり。少し右よりから出ているような気がする。
帰宅後に調べたら、駆動系には先日のベアリングを含めて、2個しかベアリングが使われていない。
もう一つは普通のバイクで言うところの「ドライブシャフト」(ドライブスプロケットのあるシャフトね)にある。
つまり、クランクケースを割らなければならない・・・。
 
この日の晩飯は、手作りハンバーグ。
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もちろん俺の手作りね。
俺は子供たちには、コンビニ飯は絶対に食(略)
写真に入りきらなかっただけで、作ったのは3食じゃないよ。
 
上の写真の、ポヤ~ンとした表情の正吉君。
俺の知っている正吉君は、負けん気を出すようなタイプじゃなくて、こんな感じ(笑)。
頭文字Dの藤原拓海みたいな感じかな(笑)???
 
次の日も朝練から参加。
あ、もちろん家事もちゃんとやってるのよ、メシの支度(ボーイスカウトに行く娘達の食べる分も)、掃除、洗濯。朝練に行こうとすると、5時に活動開始しても間に合わんな。次からは4時半にしよう。
俺がやっていることに対して、誰にも文句は言わせない・・・それくらいのレベルでやっているつもり。
 
日曜日の練習走行中、突然エンジンが止まってしまった。
掛けなおせばすぐに掛かるが、アクセルを開けるとンモモモ・・・といって止まってしまう。
キャブ的なカンジではなくて、点火系っぽい。
ノーマルPWのメインスイッチをSTART位置にしたような感じだったので、どっかリークしたかと考えて、丸裸にしてみたが、目視上は異常なし。
左側ケースカバーを開けてみたら、かなり砂埃が溜まっていたので除去。
良く分かんないけど、復活したのでヨシとしよう(笑)。
正吉君、「エンジンが止まった」とか言ってベソ掻いてるし・・・。
 
日曜日の昼飯は、まさかの鰹のタタキ(笑)。
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野菜が多過ぎで鰹が見えない(笑)。もちろん現地で炙ったんじゃないよ、出来上がったのをスーパーで買ってきて、切っただけ。
俺は正吉君には、コンビニ(略)
 
午前中は50ccとそれ以外の2クラスに分けての走行だったのが、午後からは3クラスに分けることに。
ところが、走行台数自体が少ないので、65・85クラスで走る人がほとんどいない。(SUGOで全日本だし・・・)
で、おばちゃんのアナウンスが入った。
「50ccで速い人も走っていいです。」
 
多度のレベルによるクラス分けは、あくまで「自称」でOKなので、これは走るしかないだろう。
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当然、それとは別に「50ccのクラス」でも走るわけなので、全走行時間のうち、3分の2は走る事になる。
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最後の1枠の走行前、正吉君が大げさに「いたたたっ」と手を押さえるので、「ケッ」と思いながら(笑)「どうしたの?」と聞いたら、手にマメができて、潰れていた。
2日間丸々乗りっぱなしだから、マメもできるだろう。
ロクすっぽ乗ってない俺ですら、今現在も皮がめくれている。アレ、前回乗ったのっていつだっけ(笑)。
「頑張って走ってる証拠だぞ。勲章だ、勲章。」と練習に送り出したが、終盤、ペースがかなり落ちてきた。
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走行終了直後はそうでもなかったのだが、片づけをするうち、正吉君がだんだんスネてきた。
いつもレスポンスの悪いスネ方をするので、スネている理由は察しがつくが(手のマメが痛い)、見ていてとても気分が悪い。
 
お友達が「バイバイ、またね」と言ってくれたのを無視。
頭に来たので、耳を掴んでお友達のところに連れて行き、泣き喚く正吉君をムリヤリ挨拶させてやった。
バイクに乗るのがヘタクソでも怒らないが、挨拶ができないとか、マナーがなっていないのは、俺は絶対に許さない。
俺も小さな頃、挨拶しないと人前でもオフクロに殴られた。
今でもそうなんだけど、俺は根っこの部分では社交的な部類ではない。正直なところ、物陰に隠れてやり過ごそう・・・みたいなキモチもあるのだが(笑)、「何か声を掛けなきゃイカン」と頭で考えて挨拶をしているような部分がある。だからこそ「挨拶をしない」というのがどうしても許せない。社会人になってから、挨拶をしなかった取引先の人にケンカを売り、かなり揉めた事がある(笑)。
 
正吉君と俺との関係は、俺の中では、俺とオフクロの関係にカブる。
俺が正吉君に怒る度に、逆に信頼関係は深まっているような気がしないでもない。
俺とオフクロの関係のようにね。

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駆動系異音修理

2014-06-04 04:16:40 | PW50
しばらく前から気になっていたんだけど、PW50が「ウイ~~ン」という、モーターのような音を出すようになった。
 
最初は全くそんな事は無かったと思う。
初めて気付いたのは、タイヤを交換した頃だったろうか。その時はタイヤのロードノイズかな、と思い込んでやり過ごしたのだが(その時は舗装路面だったので)、日を追うごとに音が大きくなっているような。
先日の練習走行では、「何かに異常が発生している」と確信した。
 
どうも車体の左側から発生しているようで、そしてスピードの増減に合わせて音が大きくなったり小さくなったりする。
自分でもPWに乗ってみて、駆動系のどこかだろうと見当をつけた。
 
PW50はチェーンドライブではなく、シャフトドライブ。
Vmaxではデフケースにもオイルが入っているが、PW50にはドレンボルトが見当たらない。
以前から「どういう構造をしているんだろう」と気になっていた。
 
バラしてみて笑ってしまった。
Img_0901
 
グリスが詰め込んであるだけ!!!(笑)
 
構造はVmaxをチャチにした感じ。PWの場合は「リヤアーム」はあっても、「スイングアーム」は無い。スイングしないからね。
なのでVmaxのようにユニバーサルジョイントは無い。

リヤアームとオイルシールを取り外すと出てくるのが、この特殊なスクリュー。円盤に六角の穴が開いている。
Img_0903
 
取り外すのにSSTが必要になる。これは困ったな・・・と周りを見回すと、ナイスなものを発見。
Img_0904
 
なんかの車載工具だったのか??
安っぽいプラグレンチ。
Img_0883
 
これがスッポリと入って、見事に使えてしまう(笑)。
あ、ネジは逆ネジね。
 
デフケース側も同様の形状のスクリューが使われており、そちらは一回り小さい。
プラグレンチの小さい側が使えないかと思って差し込んでみたら、入らなかった。
少しの事なので、サンダーで削ってやれば入りそう。
こちら側には異常は見受けられないので、今回はバラさない。
 
ついつい「デフケース」と呼んでしまっているけど、デフ(ディファレンシャルギヤ)ではない。Vmaxの場合はズッシリと重たいので「デフ」と呼んでも何となくシックリ来る。実際、サービスマニュアルではそう表記されているし。
んが、PWの場合はチャチなので、かなり違和感(笑)。もちろん重さや見栄えの問題じゃあない。
「ベベルギヤケース」が正しいかと。
 
ドリブンシャフトにはベアリングが圧入されているのだが、写真のものを使用して、取り外し&圧入を行った。
Img_0891
 
圧入のリーチが長いので、道具や設備を持っていないと作業が大変かも。
 
さて、異音の原因だが・・・。
それほど悪い部分がない(汗)。
 
このドリブンシャフトを取り外してエンジンを掛けると異音が聞こえないので、考えられる原因は3つ。
 
1つ目。ドリブンシャフトに圧入されているベアリングの不良。
確かに微妙に引っ掛かるような感じはあるが、果たしてどうなんだろう? ベアリングをエアで回してみても、特に音はしない。
が、念の為に取替することにした。
在庫のベアリングを探すと・・・あった、6203。
Img_0887
 
LLUなんで、シールを取り外して使用する。
 
2つ目。ディスタンスカラー。
Img_0885
 
パーツリストでの名称である「ディスタンスカラー」とは名ばかりで、ホイールベアリングのディスタンスカラーのようなものではなく、シャフト後端を支えるプレーンベアリング的な機能を持っている。
これが微妙にシャフトとの滑りが悪い。
段々悪くなるようなものでもないだろうが(磨耗していくはずなので、クリアランスがキツくなって音が出るようになるというのは考えにくい)、念の為にバリ取りしてラッピング(研磨)。
 
最後にもう一つ、ベベルギアの噛み合わせが悪いという可能性がある。
これはクランクケースを割らないとどうしようもないので、今回はスルー。
 
念の為ゾイルスプレーを吹きつけてから組み付けた。
Img_0906
 
どちらかが理由だったのだろう、音はしなくなった。
納得ができなかったので3回ほど組み直して確認したが、間違いはなさそう。
ディスタンスカラーの後に付いているオイルシールまではミッションオイルでの潤滑になる。
ドライブシャフトはクランク軸と同じ高さにあるせいか、ここをバラしてもオイルはほとんど漏れてこない。

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PW50に一工夫

2014-06-03 04:37:36 | PW50
ネックブレースをするようになって以来、正吉君が「立って乗れない」と言っていた。
顔を上げるとヘルメットの後部がネックブレースに当たるので、気になるみたい。ある意味、そのための物だからね~。
あらためて動画を見直しても、全部シッティングで走ってるし、先日のレースでも全部シッティングだった。
 
ネックブレースの装着方法自体にも疑問があるのだが、それは今度また識者に聞くとしよう。
 
バイク側に問題があるとすれば、既にPW50は正吉君にとって、少し小さいという事だ。
というか、ポジションの自由度が少ないといったところか。
ハンドルバーが低いので、スタンディングがかなり前かがみになる。しかも位置が近い。ちょっと窮屈そうに見えてしまう。
 
20~30mmほどグリップ位置が上がればスタンディングは楽になりそうなのだが、正吉君の体で20~30mmとなると、大人で言えばかなりの変化。ハイシートにする必要も出てきてしまいそう。
 
話は逸れるが、正吉君のBMX、REDLINEのPROLINE PITBOSS(16インチ)と比べると、PWのステップをREDLINEのBB位置に合わせた時に、ハンドルの前後位置はほとんど同じで、グリップ1本分REDLINEの方が低い。
Img_0818
 
BMXの場合はPUSHする必要があるので、オフロードバイクよりも前傾姿勢になる。
また、BMXではシッティングで走るという事は有り得ない。
車格的には大体似たようなものだが、BMXはダートジャンプやパークの場合は、3~4年生くらいまで16インチでも全然普通。
PWをその年齢まで乗るのは、ちょっとキビシイだろう。
 
さらに話は逸れる。
オフロードライダーにとって、自転車(BMX)でトレールを走るのは、かなり目からウロコ状態となる。
特に大人が子供用の小さな自転車に乗ると、体の動かし方が恐ろしく良く分かるのだ。どれくらい小さな自転車が良いかというと、俺が12インチ(3~4歳向け)に乗るくらい。
それこそ、何故に誰も論文にしていないのだろう・・・というくらいの衝撃がある。
そして俺は、正吉君にライディングフォームを教えるにあたり、俺は寝ずに考えた。
その結果、ちょっとユニークなことを思いついたので、近いうちに紹介したい。
 
さて。
とりあえず、試験的にハンドルを上げてみる事にした。
用意したのはM8の高ナット。
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長さは20mmと25mm。これを咬ますだけ。
いつもの俺ならもっと別の方法でやるのだが、そろそろリセールを意識しなければならないので、少なくとも切った貼ったは避けたい(笑)。
今回は25mmの高ナットを使用した。
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Img_0822
些か上がりすぎのような気がする。

もう一つはグリップ。
Img_0826

ヘヴィマディのエンデューロなんかでよくやる「割り箸」のようなもの。ただし、安全を考慮してゴム製。
正吉君の場合、PWのスロットルが重いので回しきらないというのもあるのだが、スロットルポジションをより意識できるようになるのでは・・・、と。
そういえば、いまのところスロットルがどこまで開くか、実際に回させた事が無かった。

で、土曜日の朝練で乗らせてみた。
ハンドルの高さは、スタンディングしている時は良いのだが、シッティングではやはり肘が下がってしまう。
それほど乗りにくそうでもないので、このまま様子を見ることにする。
グリップは効果あり、といったところ。

上手になりたいという気持ちはとても高まっているようで、俺に言われた事を何とかモノにしようと、とても素直に従う。
先日のレース日にミニスクールで教えてもらった、転倒でバイクに挟まれた時の脱出方法。
全然聞いてなかったのかと思ったら、ちゃんとやっていた。
いつもボーッとしてる割に、意外と聞いてるのね・・・。
でも、見た目が悪ぃよ。もっとシャキッとしてほしいものだ。
 
このモディファイは先週に行ったもの。
諸事情により、アップロードのタイミングが前記事と入れ替わってしまった。
日曜日の走行で、飛躍的に上達していたのは、こういった地味なモディファイと地味な練習(色々と問題があるので、このブログでは練習内容については書いていないし、今後も書かない。直接聞いてくれればお話します)の成果。
キッズライダーのお父さんをやるってのは、結構大変だ。

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そろそろ「多度っ子」の仲間入り。

2014-06-02 08:17:09 | 正吉君モトクロス
日曜日はモトクロスランド多度へ。
第3戦まではレースが1ヵ月ごとに開催されるので、結果を出そうと思ったら、毎週行かなければならない。
正吉君にとっても、第3戦は1つの区切りにさせたいから、今後1ヶ月間が勝負。
先月に引き続き、いや、先月よりもさらに強化月間とする。
 
初めて「朝練」から参加してみた。
Img_0836
 
「朝練」とは、その日に練習走行するライダーは誰でも参加できる、ちゃちょう(多度の社長)のスクール。
いままで出た事ないのは、家庭の事情と、あまりに他のライダーとペースが違いすぎるため。
もうそろそろ他の子と一緒に走れるだろうと、思い切って放り込んでみた。
が、参加してるのはヤル気のある速いライダーばかり。やっぱ動くシケイン状態であった(笑)。
少なくとも正吉君にとっては、スクールの内容云々よりも、「緊張感のある雰囲気」に参加する意義があるのではと思う。
しかし・・・。
ちゃちょうからアドバイスがある時はエンジン停止。その後すぐに再始動。
正吉君はエンジンを自力で掛けられないので、俺は早くもバテ気味に(笑)。
 
正吉君は、他のキッズパパ達から「速くなりましたね~」と言われるほどの上達ぶり。
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本人にも上手に乗れている自覚があるみたいで、積極的な走りになってきたように感じる。
 
もう一つ言われるのが「そろそろPWが壊れますよ」(笑)。
もちろん俺も分かっているのだが、レースが1ヵ月おきなので、乗換えのタイミングが難しいのだ。
 
先週のレースのときにプール開きとなった多度の名物を初体験。
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昼飯は、まさかの餃子(笑)。
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現地で包むのはかなり骨が折れるので(笑)、チルド品を持ち込んだ。
俺は、正吉君にはコンビニ弁当は絶対に食べさせないことを宣言する。
 
もう一つの多度の名物に、カキ氷がある。
どうも恥ずかしくてもらいに行けないみたいなので、鍋を持たせて、ムリヤリちゃちょうの所へ一人で向かわせた。
しかたなく黄色いテントに向かう正吉君。
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向こうの方から「おおーう、鍋持ってきたか~~!!!」とちゃちょうが叫ぶ声が聞こえて、ドヤ顔の正吉君が戻ってきた。
鍋には大盛りのカキ氷。
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自転車の時から、バイクの右側に立つ癖をつけてしまったので、「左に立つように直せ」と言ったら、俺が近くにいないときでも意外に素直にやっている。
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あ、上の写真。ブレストガードを前後逆につけてら(笑)。
 
午後もガンガン走りまくる。
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やっと友達もできた。
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実は正吉君は、自分でレースのエントリーリストを見て「あの子は○○君、向こうにいるのは○○ちゃん・・・」と、かなり名前を知っているが、恥ずかしくて声を掛けられないようで(笑)。ストーカーか、オメェは。
 
この日は田中麗震愚のメカ長(最強のメカw)、T浦さんがひょっこり顔を出してくれたり、でんでん丸さんが見学に来たり。
俺も他のお父さん達に色々と話を聞いてみたりと、とても充実した一日になった。
 
正吉君の成長とともに、一緒に成長できる親でありたい。

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