THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

潮の見極め

2018-09-10 17:27:34 | チョイ毒エッセイのようなもの
結局、全日本モトクロスの名阪の観戦には行かず。

正吉君は自分の意思表示をしないので、出場するレースなどの予定は、いつも俺が決めている。それも今後を考えると良くはなかろうと、今回は1週間以上前から「名阪にレースを観に行くか、練習に行くか。どちらも行かないんだったら、家で勉強だぞ」と言ってあった。

半ば予想していたことだが、何も言わない。俺が言っている意味が分からないのか、決めかねているのか。はたまた観戦も練習も嫌なのか。
何度か念押しするも、最後まで何も答えなかった。

正吉君が肝心の場面でパフォーマンスを発揮できないのは、こういう部分が原因だと思う。コレを含めてメンタルだと言えばそうかもしれんけど、所謂メンタルとは少し離れた部分にあるものではないかな。

地元では雨が降っていたこともあり、週末の2日間は、パソコンで仕事の作業をして終わった。おかげで随分捗ったよ。今シーズンの残りのレースも、本人が出たいと言わない限りはエントリーしないつもり。7~8戦の2日連続開催は個人的にどうかと思うんで、意思表示として行かない。

名阪では、地元勢は結構頑張ったライダーも多かったみたいだね。
全日本を実際に観戦したり、リザルトを研究したりすると、全国レベルではほぼ無名のライダーが、地元大会でいい成績を出しているのに気付いたりする。
地の利で練習もたくさんできるし、地元ならではの安心感や自信、応援の声を多かろう。

残念だけど正吉君には、そういった事は全く期待できない。
いずれはシッカリとしてくるのかもしれないけど、少なくとも10年くらいは無理なんじゃないかなぁ。

俺ばかり頑張ったり、俺が勝手に決めたりというのは、俺の期待通りにならなかった時に正吉君に怒鳴りつける一番の原因になる。

当初から、今後モトクロスを続けていくかどうかは、5年生の間に決めるつもりだった。確かにこの1年で、テクニック的にはかなりのレベルアップを果たしたと思う。でも、レースをマトモに走れないのではしょうがない。
まあ、6年生いっぱいまでは続けるのと、敗者復活戦的に来年も65のレースにスポット出場する予定なので、これで終わりって訳ではない。

しかし、そろそろ引き際を見極めるべきなのは、間違いないようだ。
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イントロダクション

2018-09-03 14:13:00 | 神様がくれたもの
俺が初めて「アスペルガー症候群」という言葉と出くわしたのは、2012年の映画(アメリカでは2011年の年末公開)「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

家庭崩壊が始まる以前に観た映画で、主人公の少年がアスペルガー症候群(疑い)。
アスペルガー症候群について何も知らなかったので、この映画を機に、少々調べた。しかし、この頃はまさか自分が当事者とは思っておらず、症状についても良く分からなかったというのが正直なところ。
映画も謎の展開が多くて、疑問符がついたまま終わった。

映画好きなブロガーが、映画評論家よろしくレビューを書いていたりするんだけど、アスペルガー症候群に触れたレビューは見かけなかったな。
9.11同時多発テロが物語の背景にあるので、こちらから紐解こうとすることが多かったように思う。
そして何より謎が残るのはこのタイトル。
原作者や映画制作側からの説明は全くなく、ブロガーのレビューでも謎解き状態になっていた。

もちろん当時の俺に分かるはずもなかったのだが、今では何となく「もしかしてこうかな?」という答えがある。

アスペルガー症候群は、普通の人と感覚が違うのだ。
長女は小さい時、工場で鉄を切る音や犬が吠える声を病的に嫌がった。
主人公の少年オスカーも、映画の中で似たような描写がされていた。これらと、父母との関係、調査探検ゲームの結末に引っ掛けられているのだろうと思う。

同じく映画。2010年のソーシャル・ネットワーク。

フェイスブック創始者であるマーク・ザッカーバーグをモデルとした映画だが、ストーリーは創作。
実は裏設定として、マーク・ザッカーバーグがアスペルガー症候群である事になっているのだそうだ。
これを知った上で観ると、見方が変わってくる。

2013年からの新しい診断基準によって、アスペルガー症候群という言葉は、今はあまり使われていない。
画一的な存在ではなく、自閉スペクトラム症という大きな幅の中の一つということという考え方からのようだ。
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