THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

社会見学の1週間

2016-02-29 09:50:52 | チョイ毒エッセイのようなもの
地獄の1週間が終わったよ。

インフルエンザに罹った正吉君を毎日仕事場に連れて行き、外現場のあるときは現場にも連れて行き。
俺がうつされることもなく、娘二人にもうつすこともなく。長女は卒業式と入試を控えているんで、いまインフルエンザに罹ると大変なことになってしまう。

先週の転倒で打撲した足は、今でもアザは残っているけど、先週の中頃には痛くなくなったのだそうだ。

丸一日正吉君と一緒に居るものだから監視の目があるようなもの。サボるわけにはいかず、仕事に本当に身が入った。1週間、エロ画像やエロ動画は見なかった(笑)。
あらためて、普段の仕事の取り組み方を反省した次第。
というか、俺の場合は遅くとも朝5時から家事やら仕事の雑務やらで動いているので、子供たちを学校に送り出すと、どうしても「やれやれ…」とへたり込んでしまうのだ。多少は大目に見てほしい、というのが本音かな。

インフルエンザの正吉君を連れて店に入るわけにはいかないし、コンビニ飯を食わせるのもどうかと思って、現場でのランチはハイエースの中でうどん。


5日間は娘達とは完全隔離で、熱のある間は正吉君だけ別メニューを作った。


最初の内は大きい作業台の上で勉強させていたが、仕事の邪魔なので床に追いやった。


勉強してると賢そうに見えるわ(笑)。

ここ最近、正吉君が俺が小さい頃とそっくりになってきたような気がする。


これは俺が幼稚園の頃ね。

トラックの車内でも読書中。


読書が苦手な正吉君なので、絶対に読まずに寝るだろうと思ったら、一応2冊読破した。
「本が面白くなってきた?」と聞いたら、「全然面白くない」だそうだ(寂)。

水曜日には解熱、それでも本調子ではないようで、別途処方された薬を飲んだ。
土曜日に軟禁状態が解禁。5日ぶりに家族揃っての晩ご飯。


ニンニクバリバリのモツ鍋にした。俺は鍋つゆの素を使わない主義で、いつも自分で出汁をとるところからスタートしている。
余談だけど、最近「夜ごはん」という言葉を良く聞くようになった。
これは、俺は断じて許さない(笑)。「晩ごはん」か「夕ごはん」でしょ?
日本語は正しく!!・・・と言いたいところだけど、いずれ現代用語として認められ、辞書とかにも載っちゃうんだろうなぁ。

あと、「ご飯をつぐ」という言葉も許さない(笑)。ご飯は「よそう」でしょ。地域差とかもあるようだけど、つぐ=注ぐは「さんずい」がある以上、液体にしか適用しないというのが俺の意見である。つっても、味噌汁とか椀に入れるものは「よそう」だよね。「注ぐ」はお茶などの飲み物くらいか。まあこれも俺一人がワーワー言ったところで、既に日本全国で「つぐ」と使われてしまっているから、どうしようもない。

まあいいか(笑)。

1週間学校を休んだので、どうしようかとは思ったんだけど、日曜日にはモトクロスランド多度へ。俺はとても背徳感があるものの、正吉君は気にしないみたい。
普段は登校するだけでも結構な距離を歩くわけだが、この1週間は全く体を動かしていないから、無理をさせないように。
本人の気持ちも走りも、完調というわけではなさそうだ。65は他の子に引っ張ってもらったこともあって普段とそれほど変わらないレベルだったが、50はいつもの1秒落ち、ベストの2秒落ちくらい。

割とヒネれるようになってきた。




50だと、空中に浮いている間にハンドルを切る子はたまに見かけるけど、これは一応ホンモノのウイップ。

今回のクラッシュ打撲からインフルエンザ騒ぎで、ハッキリと再認識したこと。
正吉君は、気分がノッているかどうかだけで調子の良し悪しが決まる、ということだ。
先週クラッシュした日は、今考えると朝から少し変だった。打撲して痛かっただけでなく、風邪を引いた小さな子がグズるようなものだったのではないかなあ。学校を休んでいる1週間もやたらテンションが低く、この週末の多度でもテンションは低いままだった。「多度に行くぞ」って言ったら何故か勉強道具を準備していたし(笑)、色々な事を自分で考えて、頭で解決していくという事ができないみたい。ウ~ム、今後1年、頭脳的な成長に期待しよう・・・。

そろそろ本番車も整備しとかないと・・・というわけで、もう一台のTT-Rも持って行った。
とりあえずフロント周りだけでも整備しようと思ったら、何とインナーチューブが曲がっている。アウターチューブも三叉で捻ってしまっている。
DR-Zは手の力だけで直るそうだけど、コイツは無理だったので、バラしただけで工場にお持ち帰りすることに。トホホ・・・。


ポディウム改修状況。


下地は本当は鉄やアルミの枠にしたいところなんだけど、コストダウンのため、端材の板(要するにゴミ笑)を取り付け、その上に仕上げの板を両面接着した。
こっから先は、現地で状況をご確認ください(笑)。

今週末は長女が卒業式。来週は公立の入試が2連チャンとなるので、今度しばらくは長女に振り回されることになりそうだ。
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昼は溶接工、夜は・・・

2016-02-27 05:30:01 | 俺のR45
この間、現場仕事に外に出た日のこと。
店でランチ中、出窓でハエがジージーともがいていた。
飛べないみたいで、ひっくり返った状態でその場で高速回転していた。

それを見た瞬間、フラッシュダンスを思いだした(笑)。

フラッシュダンス - ホワット・ア・フィーリン Flashdance... What a Feeling


何の事かワカラン人は1分40秒、3分22秒あたりを観て下され。
俺が中学2年生の頃の映画で、教室の後ろで友達をクルクル回したり、友達に回してもらったりしていた(笑)。
あと、水ザバーッも流行ったなぁ。同級生や1年生には、3年生にバケツで水をぶっかけられるヤツもいて、学校で問題になったよ(笑)。

ちなみに、ランチに同席していた職人さんは俺よりも7つ下で、フラッシュダンスと言っても何のことか分からないのだそうだ。

もしかして当時の俺の年齢的なもの…要するに、今でいう中2病なのかもしれないが、洋楽や洋画がとても流行った記憶がある。カルチャークラブのカーマは気まぐれとかも、確かこの頃だった。
今の時代に、当時のような感じでヒットする洋画・洋楽はあまりないんじゃないかな。最近ので思い浮かぶのは、アナと雪の女王とLet it goくらいか。

What a feelingは俺もユニットやらピアノやらで演奏したのでとても想い出が深い。

同時期に放映されていたテレビドラマで、エンディングテーマとして使われており、若年層にはそちらで有名になってしまったのかも。
スチュワーデス物語ED


「ドジでのろまなカメ」とか「教官!」とかの流行語を生み出したドラマで、以前に紹介した「おんな風林火山」と同じ大映ドラマ。高校聖夫婦とかも大映だった。
この辺りの存在が、その後のトレンディドラマの誕生に影響を与えたんじゃないかなぁ。
俺はこの頃はテレビをほとんど見ていなかっんだけど、オヤジが無趣味でテレビを見ているだけの人だったため、断片的に覚えていたりするのだ。
テレビからWhat a feelingが聞こえてきたと思ったら、日本語でウゲェッとなったのは記憶している(笑)。

さてさて。
このブログは今年の7月で丸10年!!(驚)

バイクが増えると同時にブログのカテゴリーも増え、ヨタ話ついでの「俺のR35」なんてカテゴリーも作ったんだけど(と言いつつ、実は自分でも楽しんでいる)、R35というにはちょっとキビシイ年齢になってきた。
あと、R35っていうとニッサンGT-Rとカブってしまうこともあり、いつの間にかコッソリとR45に変更してあるんですわ(笑)。
R35とネーミングしたときも35歳ではなかったけど、今も45歳ではないよ。
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Weaken eye and cursed eye

2016-02-24 05:51:53 | チョイ毒エッセイのようなもの
月曜日の朝、正吉君の様子が少しおかしかったので、熱を計ったら40度近い高熱だった。
そういえば日曜日の晩、音読の宿題の時に「教科書が遠く見える」と言っていたな。
多度で薄着のままだったからか?
いや待てよ、普段は滅多に寒がらない正吉君が、クラッシュの直後に「寒い」と言っていたぞ。
今考えると日曜日の朝から少し変だったか。

夕方に外科に行くはずが、朝から小児科に行くことに・・・。

検査の結果、インフルエンザA型だそうだ。
お医者さんからいきなり「異常行動の可能性があるので2日間は一人にしないように」・・・って言われて一瞬ピンと来なかったけど、タミフルを処方されるのね。

熱が出ると完全にキャラが変わってしまったような感じで、少女マンガのウルウルした瞳になって、めちゃんこ大人しい。クラッシュして凹みまくっていたのは、コレが原因だったか…。

しかし…。
片親の家庭の弱点を見事に露呈。ウチはじーちゃんばーちゃんもいないし、頼りに出来るような人は身近にはいない。
幸いというか不幸ながらというか、自営なので融通は利く。しかし、その分仕事には影響が出てしまう。この時とばかりに行政を呪ってやったわ。
月曜日の現場の予定を変更。火曜日はハイエースを「移動隔離病棟」にして、正吉君を現場に連れてった(笑)。
娘二人とは違って正吉君は俺がまともに仕事(作業)をしているのを見たことが無いので、興味津々なのだろう。寝てろって言ってもハイエースのサイドの小窓からガン見し続けていた(笑)。

ここ近年は、「家政婦のミタ」とか、「下町ロケット」とか、中日新聞をはじめ各紙で連載中の四コマ漫画「おーい栗之助」とか、「マルモのおきて」とか、シングルファーザー家庭を舞台にしたものが多い(マルモはシングルファーザーではないけど)。
基本的に父と子との関係や、父親が家事が苦手という事にスポットを当てて描かれるケースが多いけど、現実はそんなに甘いもんじゃない。それに、別に俺は家事は苦手ではない。

この時間の無さだけは、何とかならないものか。

誰か、超美人でナイスバディで家庭的で、俺にベタボレしてくれるようなオネーチャンを紹介してください。あ、あんま若すぎない方がいいな。会社の電話番とかできるような人だと、尚可(笑)。
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Marble Pattern

2016-02-22 05:33:27 | 正吉君モトクロス
正吉君、またもクラッシュ。ヘルメットも傷ついたし、この日に取り替えたばかりのリヤフェンダーも割れた。

3人が絡んで赤旗を振られるような大クラッシュだったので、打ち付けた左腿が痛いというのは分かるんだけど、いつもの事ながら凹みっぷりが酷すぎる。
時間をおいて50で1本だけ走らせたら、大げさな「痛いアピール」をするので、ここで練習走行終了。

俺はかなり自分に厳しいタイプであり、怪我したときにメソメソしていると人に迷惑をかけるし、第一カッコ悪いと思うから、やせ我慢をする。時には空元気、ハイテンションを装ったりもして。
でも、小さな子供は自分のメンタルを追い込んで頑張ることはできない。

もしかすると本当に痛いのか?
歩くことはできるから、骨折とかの重症ではないはずだ。

大した怪我でもないのに練習を終わりにするのは、甘やかす事になるのではないのか?
俺は本当はもっと仕事をしたいし、今でも諦めていない夢もある。それらのプライオリティを下げて、時間を作り出しているのだ。

いつまで経ってもメソメソしているので、思わず怒鳴りつけた。

その直後、猛烈な後悔とやり場のない怒りが酸っぱい感情となって、何色とも表現できないような色の渦を巻く。

俺は、どうすればいいんだ?





結局日曜日は、ポディウムの改修作業に多度へ行ったようなものになってしまった(笑)。


ベースに塗ったターコイズグリーンの塗料は、調べたら9年前からの不良在庫。
文字のミントグリーンのフィルムは、11年前からの不良在庫だった。
不良在庫は使えない色ばかりなので、組み合わせを考えるのも大変なのだ。他にはクリーム色とか紫とかが多いかな。
我が社の規定では、塗料やシンナー、ボンドなどは開封されていれば棚卸在庫に含まない事になっているから(顧問の税理士の先生の見解)、長期在庫になったとしても、単純に邪魔なだけの存在。
フィルム(カッティングシート)は1m単位で棚卸在庫に計上するため、この先絶対に使わないのであれば、経理上では捨ててしまった方がいい。もちろん「何かに使えるんじゃないのか」と思って保管してるわけなのだが、今は印刷の方が主流なので、こんなことになってしまうんだよね。
捨てるにしてもどちらも金が掛かる事もあり、置いておくしかないのだ。
これでようやく、材料としての生涯を全うできる。まだまだあるぜぇ、不良在庫(笑)。

完成まで、あと2週間くらいかな。
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All At Once

2016-02-18 16:30:09 | 俺のR45
昔々、結婚式の披露宴の生演奏のバイトをしていた時に、式の事前にリクエストされた曲。
なんとなく知ってはいたんだけど、フルでは知らなかった。
ビンボー学生だったから特に興味の無いCDを買うこともできず・・・、楽器屋の楽譜コーナーで立ち読みして覚えるというウラワザを使ってやった(笑)。

All At Once - Whitney Houston


元々俺は歌の歌詞には全然興味がなく、今まで特に調べることもしなかったんだけど、あらためて調べてみたら、コレって結婚式の披露宴で演奏したらアカン曲じゃん!!(笑)

*********************************

all at once=突然

不意に私は気付いたの、あなたがもう戻ってこないって事に。
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全日本チャイルドクロス[NOTE1]

2016-02-17 06:00:14 | 正吉君モトクロス
自身の覚え書きというより、今後CX(チャイルドクロス)に挑戦する予定の人への参考記事のよーなもの。
意外と口コミ的な情報がネットに転がっていないんだよね。
何せ今んトコ、「チャイルドクロス」と検索すると、MFJ公式サイトを除けばこのブログがトップ(笑)。

ライセンスについて。
2年生以下は「PCライセンス」(parent & childの事だろう)という区分になり、保護者とキッズライダーの2人合わせて1枚のライセンスとなる。
これが3年生以上になると「PCライセンス」ではなく「ジュニアライセンス」となり、キッズライダー本人だけのライセンスとなる。
んで、親はあぶれてしまうので、別途ピットクルーライセンスを取らなきゃならない。
ピットクルーライセンスは、申請するだけで取得できる。

同一人物が全く別の人格としてライセンス申請することは許されず、過去30年くらい(と電話で言っていた)のデータの中に名前がある限り、全く新規の申請はできないそうだ。
実は俺はエンデューロに出場のためにライセンスを保有していた時期がある。
今回のピットクルーライセンスの申請時に、当時のライセンスナンバーが必要になるのだが、そんなもん全く記憶無し!!(笑)
これはノープロブレムで、電話すればライセンスナンバーを教えてもらえる仕掛け。

裏をかけば、スターティングエリア以降でマシンに触れさえしなければ、ピットクルーライセンスは不要って事だよね?(笑)
良くわかんないけど、プレパレーションエリアゲート内は誰が入ってもOKで、スターティングエリア内に入ったら、ライダーとピットクルー以外はマシンに触ることができない・・・という意味でいいんだろーか。(キャンギャルはスターティングエリア内への立ち入りはできるが、バイクを支えて持つとかはできない)

車両について。
レースに出場するためにはMFJの公認車両でなければならない。
良く分かんないんだけど、マシンがニューモデルとして発表された際に「初回公認」を取得するようで、この有効期限はどうやら5年のようだ。
5年を過ぎると再び5年有効の公認を再発行されるのかな? 日付を見るとそんな感じ。
'15とか'16というのはモデルイヤーなので、公認発行はその前年になる。'15の場合は'14に公認発行、'16の場合は'15に公認発行となる。

んでね、ちょっと問題があるのよ。
日付を見る限り、2回目の公認失効後、3回目の再発行の場合は有効期限が1年みたい。絶版でも人気のある車種は3回目以降も公認が再発行されているようだけど、スーパーマイノリティのTT-R50Eはど~なのか??
TT-R50Eは、国内では'07と'08しかないのだが・・・。

うおっ、どうやら'07のTT-R50Eでは、今シーズンからはMFJのレースには出れまへん!! 先シーズンを最後に公認から外れている。まあ、子供だましのようなレースなので、食い下がれば何とかなりそうだけどね。
ウチの2台のTT-R50Eは、両方とも'08なのでセーフ。2017シーズンまでレースに使えるようだ。

良く分かんないけど、公認車両一覧の年式から判断するに、TT-Rの'08ってモデルイヤーじゃないのね。'08なのに'08に初回公認を受けていることになる。もちろん'07モデルは'06に初回公認を受けているのだ。だから公認の有効期限が2年の開きがあるってわけ。
もしかして'08は在庫一掃セールだったのかな?(笑)
ちなみにMFJ公認車両一覧では、ヤマハ車の中でTT-R50Eだけモデルイヤーが記載されていない。

TT-Rでチャイルドクロスに出場予定の方は、今すぐフレームナンバーをチェック!! まあ、ほとんど誰もいないだろうけど・・・(笑)。今年のチャイルドクロスでは、他にTT-Rはいるのか?

CXのAクラスに出場できるCRF50、DR-Z50の3車種の中で最も不利と言われているTT-Rだけど、最近になって有利な面があることに気付いてきた。正吉君には是非いい成績を残してもらい、TT-Rが良いマシンであることを証明してもらいたい。
TT-R50E再販は、正吉君の肩に掛かっているのだ!!(棒読み)

恐らく多度のレース日程を見てスケジュール変更したウマゴヤを含めて(何だかとても申し訳ない気持ち…苦笑)、どこまで出れるかな?
検討した結果、今期は初代TT-Rを練習マシンとして、2代目を本番車にしようかと思っている。
これは何より、俺自身の整備の手間を低減するため。
おおよそ8ヶ月のうち、仮に15戦出場すると、隔週でレースになってしまう。なので、65に関してはほぼレースには出ない方向で考え中。出たとしても多度くらいかな。
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フィールドを愛する気持ち

2016-02-15 05:28:01 | チョイ毒エッセイのようなもの
正吉君がバイクに乗るようになって丸2年。
BMXも2年近いキャリアがあるので、これでBMXの経験年数を追い越したことになる。
同じ2輪車だけど、BMXとバイクの世界では、何もかも異なるように感じている。そこに流れる文化そのものが違うとでも言ったら良いのだろうか。

BMX乗りが使う言葉に「ローカル」というのがある。「地方の」というところから転じて、「地元の人」「そこのコースをホームコースにしている人」という意味。今風の言葉で言えば「住人」といった感じかな。
BMX、特にダートジャンプ系は、どこかの敷地に間借りするようなスタイルでひっそりとコース(トレイル)が作られるケースが多い。「ローカルの人」のSNSでも、場所を特定できるような書き込みは暗黙の了解によってNGで、仲間内での口コミだけが情報源となる。
ハナシは逸れるようだけど、実は正吉君にも秘密の特訓場所がいくつかある。ブログに書かないのはフィールドを守りたいがため。山に行った、河原に行った、とある空き地で練習したというのは、ネットに書かないのがマナーだと思うよ。

BMXの場合は、コースを重機で整備するような事はごく稀で、ほとんどの場合はローカルの人達が手作業でDIG(ディグ=掘る、の意)する。ライディングするにはDIGが欠かせないのだ。
走行料金は無料とか、場所代として\500くらいのケースが多いかな。
施設というよりコミュニティであり、DIGを含めてライフスタイルとしている人も少なくない。

そんなスタイルだから、ローカルの人のそのフィールドに対する想いは、とても深い。
有料施設やレーストラックでも、BMXコースの場合は必ずそういった血が流れていると言っていいんじゃないかな。

モーターサイクルの場合は始めるのに結構なイニシャルコストが掛かり、BMXよりは競技人口も多いので、コース運営が有料で成り立ったりする。要するに利用するライダーはお客さんになる。
俺たちライダーは、ついついそこで勘違いをしちゃったりするんだけど、必ずしもそれだけのものではないはずだ。

モトクロスランド多度は子供が最も練習しやすいコースだから、他のコースに比べても常連さんの比率が高く、大人のライダーも居付いてしまったりする。
モトクロスの場合はDIGはできないけど、子供たちが安全に走れるように小石を拾ったり、ときにはスイカの差し入れがあったりして。

俺には人徳も何もなければ人への気遣いもできない。家にスイカ畑があるわけでもないから、差し入れもできない。何か自分らしくできる事がないかな~と考えて、決めた。
表彰台をリニューアルするぜぇ(笑)。

見た目がキタナイんで(ゴメンチャイ笑)、職業柄もあって以前から気になっていたんだけど、もしかして昔のキッズライダーたちが描いたのかな~と、特に触れずにいた。
勝手に変えちゃうのはマズいだろうから、ちゃちょうに聞いたら、「俺が林の絵を描こうとした」…のだそうだ(笑)。

開幕戦までに間に合うように、少しずつ進行中。


仕事で余った材料、今後使わない材料を中心に、あまりお金を掛けないように作業を進めますわ。
目標は、「ポディウムの見た目は日本一」。富士や鈴鹿などの国際サーキットを含めてしまうとキビシイので、モトクロスに限ってという事で(笑)。必ずや全日本の表彰台よりもカッコよくしてやるぜぇ。
俺自身も楽しみながら進めるので、皆様は気にせずに練習走行してくだされ。

作業してるとキッズのパパママを始めとして、みんなから声を掛けられるんだけど、それが自分の事のように「ありがとうございます」という言葉が多い。
ということは、やはりみんな自分がローカルだという意識があるんだね。これはとても嬉しい。モトクロス界もBMXに負けてはいない。

さてさて。

元々、2月11日の建国記念日にも正吉君を練習に連れて行ってやる約束をしてたんだけど、仕事が片付かずに断念。
13日の土曜日に行こう、とは言ったものの、結局仕事が片付かず(笑)、午後から多度に参上した。
何かを掴みかけているようなので、練習させてやりたいなあ、と。

色々な工夫をして、様々なトライをした結果、正吉君の場合は65の練習が50のためになることはあっても、50の練習が65の上達にコミットする事はないようだ。
いや、それどころか50の練習は65の上達の足を引っ張ってるんじゃないかな。
なので、交互に乗らせることはしないことに決めた。基本は65で練習をして、2時のスタートバー以降は50のみとする。場合によっては50の練習はもっと短く。


日曜日のスタートバーの時、ちゃちょうが少し困ったような顔をして、「3コーナーでコケてエンジンを掛けれなくてしばらく停まっている子がいて、正吉君がバイクを止めてどうするのかと思ったら、コケた子を助けに行った」と言っていた(笑)。
助けに行くのはいい事だけど、レースでそれをやったらドンケツになるわけだからね。

1977年の鈴鹿のF2000で、トップを走っていた高橋国光氏がゴール目前、周回遅れのマシンのクラッシュを目にして、自らのマシンを停めて人命救助にあたった。
後続のドライバーもこれに倣ったため、チェッカー前のその時点を以ってレースは中断成立、高橋国光氏は正に男を上げる勝利を手にした。
・・・というのは、俺が古くから愛読する「サーキットの狼」からの受け売り(笑)。

俺は正吉君には、「PWに乗っているような小さな子がコケて困っていたら、助けてあげて」と教えている。どうやらそれを拡大解釈したようで(笑)。
う~~ん、難しい判断だけど、俺は今回、それでOKと言っておいた。
勝負である以上は甘さは禁物。でも、果てしなく強く、果てしなく優しく育ってもらいたい。

父ちゃんバイク乗り、母ちゃんバイク乗り。正吉君と同じ2年生の男の子、バイク乗り。


一番下の女の子は毎週のように有無を言わさず多度に連れてこられ、「帰りた~い」と駄々を捏ねたり、「ちゃちょうが怖いから来たくない」とパパママを困らせたり(笑)。
彼ら家族にとって、彼女がバイクに乗ってくれるかどうかは、人生を左右する重大な事なのだ。

あんまり気にしてなかったのだが、日曜日はバレンタインデーだったな。


女の子達はやっぱ優しいね。モトクロスをやっているからといって、男勝りの子になっちゃうわけではないみたい。ありがとう。

相変わらず謎のトレーニングに励む正吉君。

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憧れのVFX-W

2016-02-08 09:14:47 | 正吉君モトクロス
何故だか知らないけど、正吉君は派手なクラッシュが多い。
50ccのキッズはポテッとイン側にコケるケースがほとんどなのだが、正吉君の場合は吹っ飛んで行って顔着というのが頻繁にある。初期の頃からそうで、最近はTT-R50Eに乗って一気に倒しこんでステップが地面に引っ掛かり、その反動でアウト側に顔着とか・・・。正吉君はバカか天才かどっちかだと思う(笑)。
そして、ウェア類がボロボロになるのだ(笑)。
特にひどいのがヘルメット。正吉君に掛かれば、バイザーなんかすぐにへし折っちゃう。
今のヘルメットも既にガリガリで、全日本の車検のヘルメットチェックで傷を指摘されたほど。そろそろ何とかしてやらなきゃ。

同年代の他のキッズは、大半がヘルメットは1個目。クラッシュして買い替えというケースもあるようだけど、頭が入らなくなって買い替えるケースの方が多いみたい。
正吉君は今のが2個目で、買い換えれば3個目になる。クラッシュのたびに買い替えていたら、おそらく20個は下らなかっただろう。

他のキッズも3年生を境にユースサイズから大人のXSやSに替えるケースが多いようで、今回の買い替えに際しても悩みどころ。
財布の事情で(笑)、次回もFOXのYLかな~と思ってたんだけど、色をチェックしようと思ってダートフリークのHPを見たら、何故か掲載されていない。
たまたま覗いたモトスペースのブログでも、「輸入元が入れていない」と書かれてて、なんでだろうと思っていた。

他に用事があったので、ダートフリーク改めダートバイクプラスの実店舗に買い物に行ったら、ユースサイズのFOXはやはり今は置いていないのだそうだ。
もちろん大人のFOXは置いてある。

詳しい事情は失念してしまったので誤解を避けるために書かないけど、国内のレースでの認可の関係とか、そんな理由…だった、、、かな?

悩んだ挙句、SHOEIのVFX-WのSサイズにすることに。

巷ではSHOEIとAraiではフィット感が違うとかいう人もいるけど、俺には全く分からない。そんな細かい事は、俺にとってはどうでもいいのだ(笑)。
身に付けるものは基本的にデザインで選ぶ。
結果、オフロードヘルメットに関してはSHOEIしか使ったことは無かったと思う。だって、どう見てもカッコいいじゃん。

ガキのくせに俺よりも先にVFX-Wを手にする正吉君だが、このヘルメットを使う以上、俺にとっては避けて通れない事がある。
デカール作成ね。

球状の帽体に貼るグラフィックを平面上でデザインするのは、とても難しい。先人のメーカーさんもそうだけど、結局はパターン的なグラフィックに落ち着くのが楽なのだ。要するに手抜き(笑)。


左右非対称のキカイダー仕様。




キカイダージローは左が赤で、01は右が赤だから、正確には01仕様だな。

カバーする面積を極力増やそうと思ってチャレンジングな型になったが、少し詰めが甘く、貼るときに若干の修正が必要になった。
俺はプロなので普通に貼れるレベルだけど、曲面に馴染ませなければならない箇所が多く、このまま一般人が貼るのは、よほど器用な人でもない限り無理だろう。
市販の際は(ホンマか笑)、もう少し貼りやすい形状にしなければならないと思う。
他メーカーさん同様に\10000を切るくらいだと良心的なんだけど、これと全く同仕様(プロテクトデカールの素材を使い、かつ面積が広い)だと、まるで採算が合わないくらい。
普通のステッカーの素材ならもっと安くできるかな。
ただ、積極的に宣伝しちゃうと、俺の体が追いつかないわ(笑)。

そんなVFX-Wを持ってモトクロスランド多度へ。一応今までのFOXの物も持っていった。


持って比べた感じでもVFX-Wの方が軽いんだけど、帽体が一回り大きい。半ば予想してたことなのだが、ヘルメット後端がネックブレースに当たるので、走りにくいのだそうだ。まあ、そのうち慣れるだろう。
結局VFX-Wを被って走ったのは一度きりで、「被って慣れろ」と言っても自分でFOXを選んじゃう。うーん、まあいいか。

いつも通り、65を中心に練習して、50は2本だけ。




遂に来た! 1秒のタイム更新。
まぐれかと思って何度も計ったけど間違いない。
このタイムなら、先シーズンの50㏄チャンプと全く同じくらいだ。
何か閃きがあったかなと思って正吉君に聞いても、何か変わったか、何を変えたかは分からないそうだ(笑)。
俺から見ると、以前よりも明らかに体が動くようになってきているのと、ブレーキングが良かったかな。ちなみにブレーキングは過去2年の間、一度も教えたことが無く、先週初めて教え始めた(笑)。
今回はたまたま速かっただけで、次回あたり元に戻っているような気がする(笑)。まあ、とりあえず一歩前進といったところかな。

スタートクラッシュでフロントフェンダーがへし折れてしまった(笑)。


目の前で転倒した正吉君を助けてくださったのだが、その直後、ご自身もドツボに嵌ったお方(ゴメンチャイ笑)


いつものことなんだけど、15時以降は極端にタイムが落ちる。この日のように3クラスの内、1枠だけの走行でもそうなのだから、あまり無理させない方がいいんだろうね。

先日、とあるプロライダー(笑)と話をしたとき、「練習させてると親が安心するだけ」という言葉を聞いた。確かに一理ある。必ずしも「走れば走っただけ速くなる」というわけではないことは分かり始めた。質の高い練習を適正な時間だけこなした方がいいんじゃないかな。親である俺も正吉君と一緒に勉強して、成長していかなきゃ。

そうそう、長女はとりあえず、滑り止めの私立の試験はクリアした。


早起きして一生懸命作ったのに、弁当には無反応だった(寂)。
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ブタさんに感謝しよう!

2016-02-01 13:01:00 | チョイ毒エッセイのようなもの
昨今の、CoCo壱番屋の廃棄冷凍カツ横流しに端を発した事件で、思うこと。

それは、「もったいない!!」ということだ。

もちろん廃棄するべきものを廃棄しなかったというのは、食の安全、産業廃棄物のマニフェストのあり方などに大きな影を落とすものであることは間違いが無い。
俺はそれよりも、それだけの量の食材が廃棄処分されているという事に驚く。俺んとこに横流しして!!(笑)
一応は飼料として再利用されているようだけど、消費期限・賞味期限が少々過ぎていても自分なりに確認して食べてしまう俺としては、とても残念な気持ちである。
冷凍食品で1ヶ月くらいだったら全然許容範囲なので、新聞などでそれを批判しているのを見かけると、自分を批判されているような気がして気分が悪い。

この事件で廃棄されようとしていたものは、異物混入とか、一時的に常温で放置されたものもあるそうなので、もちろん論外。でも、「消費期限を過ぎている」ということばかりがクローズアップされているような気がするんだけど、どうなのだろう。期限を過ぎたら食べる人は少ないのかな?
あれは便宜上の日にちであって、期限前でも食べれなくなる場合もありうるし、期限を過ぎていたとしても、自分で正しい判断をすればいいだけのこと。俺は変なもの食って腹壊したことはないよ。子供たちもない。

合法的に横流しする方法って、何かないのかね。世界中で助かる人がいると思うよ。これでは材料になったブタさんたちも浮かばれない。

さてさて。
長女が高校受験で、今週末に滑り止めの私立の試験がある。
親としてはカツ丼を食べさせてやりたいのだが、普段あまり食べないものを試験前日に食べると、お腹を壊してしまったりするのが心配される。消費期限切れを食べるよりもその確立が高いと思う。なので、もう少し前に・・・と思ったら、3日は節分だから我が家では恒例の丸かぶり寿司を作って食べなきゃイカンのよ。
そうなると残された日は1日か2日しかない。ゲン担ぎやら何やらに翻弄される俺だ。

試験前のカツ丼とか節分の丸かぶり寿司とかは、食べるといい事が起きるわけではなくて、単純に「日本の文化だから」食べるのである。
バイク乗りは年末年始に口をそろえて「走り納め」とか「走り初め」とか言うので、「なんでそこでバイクと繋げるのよ」と陰でコッソリと笑ったりしてるけど(笑)、要するにそういう事でしょ?
元嫁が礼儀や常識というものをまるで持っていなかったせいか、俺が拘る割に、子供たちはそういう感覚を持ち合わせていないようだ。
受験のお守りも「いらない。何でお守りなんて要るの?」と言っていたけど、先日近所に行った際、買ってきてやった。


わが地元で学問の神様といえば、菅原道真を祀った岩津天神である。
これを持ってりゃ合格できるってんなら安いもんだが、日本人はお守り! それだけのことだ。ああ、ありがたや。

当初から俺と長女が希望していた高校は黄色信号だということで、先日の三者懇談で志望校を変更する事となった。
俺は中学までの勉強では、一切苦労した覚えが無いので、子供たちの不出来ぶりには肩を落とすばかり(笑)。
まあ、そんな俺は「勉強しなくてもいい点とれる」と高を括っていたものだから、県下有数の進学校へ行って大変な苦労をする事になってしまったのだが・・・(笑)。

日曜日のモトクロスランド多度での練習の帰り、正吉君と話をしていて、衝撃の真実を知ってしまった。
彼は、「ブレーキングを短区間で終わらせた方が、速く走れる」という事が分からないのだそうだ。
それともう一つ。レースで「ラスト1」のボードが出された時に自分が2番手だったとすると、そのままチェッカーだと1位になれないという事が分からないんだって(驚)。
あ、ちょっと書き方が悪いな。2位だというのは分かるけど、あと1周走る間に、前のライダーを抜かなければならないという事が分からないみたい。
本当に俺の血を引いてるのか?(笑)

学力的には年齢相応の理解力はあるはずで、テストでも100点とかが多いし、間違いがあったとしてもケアレスミスがほとんど。
ところが、稀に40点くらいの事がある。
どうやらこれは、問題の意味が分からなかったとか、答えを書く場所を間違えたとかが理由のようなのだ。

頭カラッポ、体で覚えているだけであの走りをするのは驚異的だけど、もうちょっと脳ミソのシワを増やしてもらわないと・・・。

1月最後の日曜日。
写真は全員写ってないけど、65は大盛況! フルグリッドでも足りなかった。


真ん中くらいのレベルで淡々と走る正吉君。




前の記事にも書いたことだけど、やっぱ3年生はスゴい! 上達ぶりもそうだし、何より話す内容も変わってきたし、顔つきも違ってきたね。1年前とは大違い。

4クラスに分けての走行だったため、50ccもボチボチと練習した。








他コースのコンディションが悪いからか、大人のライダーもボチボチいたかな。
羨ましいなぁって遠い目で見ちゃうけど、俺はライフワークとして定期的にバイクに乗るという事は、もう無理! 当面の間は乗らないことにした。
色々言う人もいるかもしれないが、俺と同じ立場になってみれば何も言えなくなると思う。

これからは俺は、口でバイクに乗る人になるのだ。だから、誰よりも速いぜぇ(笑)。
強いて言えば、たまに引っ張り出して乗れるバイクが1台あるといいなぁ。
どこでも使えて、長期間所有しても価値が下がりにくいような・・・。
現行YZ125とか・・・ボソッ
コメント
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