先日の合宿の時にキャブ(PWK35M)のニードルをイジった際、「ケーブルホルダー」という部品を傷めてしまった。
スロットルバルブの上部からニードルを差し込んだ後、ニードルを固定しつつスロットルケーブルを引っ掛ける為の部品で、ボルトのような形状をしている。
この六角頭をナメてしまったのだ。
ケーヒンはありがたい事に販売代理店がシッカリしてるので、プライベーターに対しても部品をたった1個からでも販売してくれる。
280馬邪に使用している社外品の取説や交換した純正部品の品番、その他データ等はファイリングしてあるので(これとは別にPCにも数値的なデータが保存してある)、部品番号で注文する事ができた。
他のセッティングパーツと共に午後にFAXで注文したら次の日の午前中に届いてしまった。便利ですなあ、代引きなので気も遣わんですむし。
実は仕事が忙しく(T中さんほどではないw)、バイクに乗ってる暇もイジっている暇もあまり無い。しかも次の週末、東京に出張なのだ。しかもマトモな街の中。俺は田舎者なんで魑魅魍魎が闊歩しているような所にゃT中さんばりに運転してまで行きたくないのだが・・・。出張前後も日程が詰まっている。坂内2DAYSエンデューロは3週間後。ウーム・・・ちょっとアセってきたな。まあ多分、東京から帰ってくればある程度落ち着くと思うので、一晩徹夜して一気にメンテナンスしようかと画策中。
日程を逆算すると、先日の合宿で断念した灯火の第一回目のテストをそろそろ行っておかなければならない。
まず、テールランプ。ブレーキランプを装着する必要はないので、単なるLEDを点灯させる。
これは仕事で使用したものの余り(端材)。2年前にこの280馬邪を使った際に採用したLEDとは異なる物で、LEDの粒がシリコンゴムで繋げられた製品。3粒で1セットとなるので、3の倍数の位置で切断する事が出来る。仕事では100V電源の為にトランスが必要になるが、バイクに取り付ける場合はそのまま線を繋げばOKだ。
次に入手してから長い間放ってあった、スターター&キルスイッチの交換。いままで使っていた物は、実はくだらん加工が施してある(内容はヒミツ)。以前レース中に振動でメインスイッチが壊れてしまった事があるので、予防修理である。
問題のヘッドライトは、去年まで使用していたライトが我がチームのマネージャーwN目君の個人所有の物であるため、今回は俺が自腹を切って購入。今年は田中麗震愚からは280馬邪&XLR芋樽号の2台出走の為、N目君所有のXLR芋樽号の方に今までのライトを装着するのだ。
合宿の時は面倒臭くなってライトの装着を諦めたが、配線を今一度テスターで確認し、無事点灯。2年前に280馬邪(当時は250)を24時間EDで使用した際に、ライトを取り付ける為に配線を変更し、脱着が楽に行えるようにカプラーを増設した。1年前の24時間EDではXLR芋樽号を使用したためにカプラーごと移植したと思われるのだが、どーにも去年の記憶が全く残ってない。何せ電線3本を一度にニッパーで切ったままテーピングしてあったもんで・・・(笑)。
テールランプ側には記憶通りカプラーが残されていたが、確認するも電気が来てない・・・。今回は直結で対応したが、もう一度しっかり診てやらなくては。
本日(日曜日)は仕事しつつも280馬邪をイジり、夕方4時に坂内へ向けて夜間テストに出発する予定だった。
ところがキャブを組み付けるとスロットルの動きがおかしい。もう一回取り外してワイヤーに油を通す。
出発の時間が近づいてきた。焦る、焦る。
しかし、再びキャブを組み付けてセルボタンを押すも、今度はエンジンが掛からない。
プラグ確認、火は飛んでる。
所有するコンプレッションゲージは280馬邪の細いプラグ穴に使えるアタッチメントが無く、圧縮の確認は出来ないが、激しく走った後はいつもバルブが突き上げてきているのでバルブクリアランスを調整する。やはりバルブを押したままになっている。毎回特にインテーク側が顕著。困ったもんだ。
キャブを分解した後なので、もしやと思ってドライバーの柄でフロートチャンバーをコツコツッと叩いておく。
するとエンジンは掛かった。一度に作業したので正確には判らないが、恐らく圧縮不足ではなくフロートやニードルバルブの引っ掛かりが原因であろう。
結局1時間遅れの5時に出発。仮にもテストに行くわけなので、ダメだった時の対策品も持って行かなくてはならない。
去年まで使用していたライトにはハイワッテージを使用していたので、近所のホームセンターに飛び込んでハイワッテージバルブを探す。
が、無い。ナンと全て60/55wなのだ。仕方なく「135/125w相当」というヤツを購入。
現地には7時過ぎに到着。当然既に真っ暗。
もしや、とは思っていたがJAYBIRDさんはまだいた(笑)。ご友人の某オフロード用品店にお勤めの人と一緒に。どうやらこの方、坂内2DAYSに出るらしい・・・。しかも鶴里で何度か俺を見た事があるそうな。何処で見られているかワカランので悪い事はできませんな。
軽く光軸調整してから出走。
ん~~~~・・・。
コース途中でライトの向きを変えてみたりしたが・・・走りにくい・・・。
走行中にイノシシと遭遇。一つ目の東屋のちょい上でコースのど真ん中にいたが、俺を見て茂みに逃げていった。以前ウリ坊は見た事があったが、今回のは結構デカかった。
熊だったらタマランなあ・・・。
一旦クルマに戻って再調整。妥協点を探り、またコースへ。
コレならば何とか走れるかなあ・・・?
ある程度以上のペースで走ると、当然それなりに遠くまで照らしてないとダメなワケだ。ところが遠くが見えるように調整したところで、逆に近くが見えなくなってしまうと困る。
そう、明るさはともかくとして、この海外製の高級品wは、明らかに配光パターンが悪い。横長の楕円状態でしか照らしてくれない。
しかも横長と言ってもその範囲は狭い。
直線であれば真っ直ぐ見るだけなのであまり気にならないが、コーナーが連続する場面では見える範囲が狭く、何度かコースアウトしてしまった。
ここまで使用したバルブは、高級品に標準添付されてきた60/55wスタンダード品。
ここで先ほど購入したバルブに交換。
ほほお・・・。確かに明るい。問題解決とはいかないが、とりあえず走れるってところか。
前述のN目君所有のライトはIPFのSUPER RALLY930で、スタンダードバルブ(ハイワッテージではあるが非HID)としては文句無い明るさであった。
それに引きかえコイツは・・・。点数を付けるならば50点。絶対評価ではなく、俺の予想との相対評価である。もうちょっとマシだと思ったんだがなあ・・・!!!
仮にこのレンズを使用してHIDにコンバートした所で、満足の行く結果は得られないと思われる。
こんなのに金使うくらいだったらジェベルXCとかの純正流用の方が確実だよなあ。
まあそれでも、坂内2DAYSエンデューロは一般的なエンデューロよりも1周の距離が比較的短くて、4km弱。ラリーなどと異なり、全く未知の場所を走る訳でもない。コースの特性上、状況が急激に変化する事も無いので、走りなれた人であればこのライトでもそれなりには走れるであろう。
今回は予算の関係でHIDは見送る事としたのだが、一応、俺はまだその他の対策案を保有している。
現在の状態は「最低限の状態」としてキープし、改良してみます。
仕事がちょっと忙しいので(T中さんほどではないと思われるw)、もしも余裕が無かった場合はこのままとなります。
グループ分けでコッチチーム(青組)の人は覚悟して下さい(笑)。