夜叉ヶ池登山から帰った後、すぐに道の駅藤橋の「藤橋の湯」に行き、またバイクランドに戻る。
夕方6時から前夜祭が行われるのだ。
前回大会時に初めて前日の昼間に来たのだが、駐車場はガラガラだった・・・。
しかし今回はイベントがあるので、夕方の時点でほぼ満車!
登山に参加した人はバイキング無料、その他の人の参加もたった100円! 熱燗はタダ!
レポートに先立って書いておきたいが、この100円という金額が本来の金額ではない事は誰もがわかることであろう。
生々しい話ではあるが、100人来ても売り上げはたったの10000円ですぞ。
これらが町費とかで賄われているのかどうかは分からないけど、ちょっと心配になっちゃう。レースのエントリーフィーも極端に安いしね。
もしも何か無理してるんだったら、値上げして下さいって言いたくなってしまうほど。
坂内4Hは年2回行われ、今回は50回。と言う事は、25年もやっとるんですよ。スゲェ!
ローカルレースでここまでの開催数を数えるというのも、非常に珍しい。
レースはほとんどがボランティアによって成り立っている。
イベントの運営には完璧はありえない。文句を言い始めたらキリが無い。もしも文句を言いたい人は、何か一つ位でも運営を手伝われてみては如何でしょう。1回じゃダメですぜ。何年もやらないと。
俺は2~3回位が限界かな~。だから平伏すのみなのだ。
参加者に出来る事といえば、何はともあれ参加して、たらふく食って飲んで、自分が出したゴミくらいは片付ける・・・って事くらいであるのだ。
スタッフの方々に心の中で手を合わせつつ、まずは熱燗(竹酒)と地獄うどん。
熱燗はナントカいう地元の日本酒で(名前を失念!)、甘口で飲みやすい。
地獄うどんの方は所謂「釜玉」になるのか「ぶっかけ」になるのか? 某チェーン店で食って以来、釜玉はあまり好きではないのだが、結構旨いぞ!
何といっても唐辛子が旨い。野菜的にして調味料的な味があるのだよ。
聞けばこの唐辛子も地元の特産との事。唐辛子を炒めるとか揚げるとか言っていたような気がするが、失念w
激辛党の俺も超オススメ! この唐辛子は道の駅で売っているそうで、写真の物はJAYBIRDさんからのおすそ分け。
スタッフの工夫が凝らされたゲームが行われる。
コレだけ準備するだけでも大変だろうに・・・。
今枝さんのMCも楽しい。
レースの進行も彼のMCで行われるが、特筆すべきは時間ピッタリに行われる事。
ここまで完璧なリズムでの進行は、何処のレースでもあまり無いだろう。
5人1チームでコーラの早飲み競争が行われたので、5人家族のウチも参加。
しかし子供が3人、その内に2歳児が含まれるので、単なるオチャラケにしかならん。
触感クイズっていうんだったっけ・・・?
ここで使われているプリンは、何と手作りですぞ。
地元の高校生(だと思う)のヨサコイ演舞。
しっかり練習してあって見ごたえあり。それぞれの顔をよく見ると、見たことあるぞ。いつもレースの運営を手伝っている子たちだった。
坂内地区では女の子の方が元気なのかな?(笑)
地元の消防団の方々のバンド、「笑望暖」のライブ。
元々ドラマーでもあった俺(ホント)、見てると自分もやりたくなってしまう。
前日ほとんど寝ていないのと、登山の疲れで意識が朦朧と・・・。
そんな楽しい夜は、アッという間に過ぎていくのであった。
次の朝。レースである。
左腕の骨折が完治していない俺は、今回は出ない。
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と言っていたはずなのに、アレ、おかしいな。
なんでYZを持ってきているんだろう。
何故既にゼッケンが貼ってあるんだろう。
自分の意思とは裏腹に、吸い寄せられるように車検を受ける(オイ)。
しかし、当初から参戦表明していたN川君が来ない。
時々変な時間に来るヤツなので、少々の事ならば心配しないが、もう直ぐ車検の受付時間も終わろうとしているのに来ない。
俺、エアゲージを忘れてきたので借りようと思っているのに、来ない。
何かあったのかと思って、一度携帯電話の圏内に入る場所まで移動しようかと思いつつ、トイレでウンコ待ちをしていると・・・
窓の外にYZを積んだ軽の1BOXが・・・来たーッ、俺のエアゲージ!
ウウウ~ッ!!!次でウンコが出来るのに~!!!
レンタカートランポが途中で故障して止まってしまい、レンタカー屋に代車を持ってきてもらって積み替えた・・・との事。なかなか冴えませんなあ(笑)
自分の意思とは関係なくレースに出場する俺のYZは(オイ)、今回は前後中古タイヤ、曲がったハンドルの取替え、エンジンオイル交換無し、屁の突っ張りでフロントサスの油面を下げたくらい。
完全にやる気ゼロ。来週の24時間の練習のつもりで走る事にする。
対してN川君のYZは、正に「走る実験室」。コチラのブログに詳しいが、パンク対策に中古チューブを2枚重ね、木製のアンダーガードというスペシャルチューンだ。
彼は必ずしも整備や工作が得意な方ではないと思うが、彼を見習うべき人も多いのでは?
俺もチューブ2枚重ねには興味深々だ。似たような事は何度か考えた事があるが、実例を聞いた事が無い。上手くいけば貧乏ライダーにとっては大いなる福音となるであろう。
昨日の疲れからか、両足が攣っている状態で最後部グリッドからゆっくりスタート。
周回を続けるものの、調子が出てこない。
腕も足も直ぐにパンパンで、クラッチを握る握力も低下。右手はエンジンの振動で痺れてきた。
オマケにロールオフが巻き上げなくなってしまった・・・またか。仕方なくゴーグルを外す。
1台ずつパスしながら走行していると、出走前に軽く話した#161氏に追いついた。抜く事は出来そうだが、スタート前に交わした会話からすると、もっと速いはず(戦績などからして)だが・・・?
しばらくしてラインを譲ってもらうような形でパス。
ところがこの後、離れない。一度前に出た以上は、簡単に先を譲るのも何なので頑張ってみたが、既にバテバテ。しばらくすると#161氏はありえないスピードでカッ飛んで行った。
じっくりと走る事にした。するとだんだん調子も上がってきたようだ。その頃、集計のシケインでホイールを持った男が「ウォーイ」と叫んでいたような・・・。
ア、アレ・・・? N川君か? まさかね。
2時間経過して給油のためにピットイン。既にヘロヘロ状態だ。
偶然目の前に居合わせたでんでん丸氏に手伝ってもらい、給油を済ませる。ありがとうございます。助かりました。
この時にゴーグルを取り替えて出たのだが、直ぐにドロドロ。またゴーグルを外す。
目が痛い。視界が霞んできてしまった。
何度か止まってゴーグルを拭いてみたり、川渡りのところでゴーグル外して洗ってみたり(笑)、ピットに入ってスポーツドリンクで洗ってみたりしたが視界が良くならない(眼自体が霞んでいるので、ゴーグルが少しでも汚れると極端に見えない)。
裸眼で走るのもそろそろ限界だ。走りもダラダラだし、思い切ってリタイヤしよう。
そう思いながら走るが、抜いたばかりのバイクが後ろにいたり、前方にバイクが見えていたりするとなかなか勝負を諦められんのよ。
2時間以上経過した事もあって2人で走るクラスのバイクには時々抜かれてしまう。コレはイカン。
結局そのまま3時間が経過。ここで吹っ切れた。このまま行ってやろうじゃないの。
で、何故か今更ド全開。モータースポーツはやっぱメンタルのスポーツですなあ。
最終ラップで突然後ろから4stの音。さっき後方を確認したばかりなので、誰も来ていない筈。
後ろを見ると、ゼッケンには「M」の文字が(爆)。
ボンボン煽ってくる。K頭さん、勘弁してくださいよ。もうバテバテなんですから。
結局1時間経過ごろに集計ポイントで見かけた謎の男は、N川君。スペシャルチューンなチューブ2枚重ねは失敗に終わり、見事にパンクしたらしい。ヒヒヒ
どうりで前半にコース上で見かけないと思った。
その後自力で修理して復活したのは、大したモンだ。俺ならリタイヤだな。
前回の大会では猛烈に消耗していた彼だが、今回はパンクのおかげでそれほどの消耗もない。
が、無言でパンを食う姿にはやはり哀愁が漂っている。
俺は骨折の痛みが復活してしまったが、何とか完走できて満足。6月以降、ロクすっぽ練習も筋トレもしてないので、バテテしまってイカンなあ。
レース中にはコケなかったのに、パドックに戻るときにスッ転んでしまった。なんてこったい。
まあ来週の練習にはなっただろう。
家族総出で出かけると、この有様。
グランドキャビンが欲しい・・・でもアレは仕事では困るんだよな。
ヨシッ! 気合充分で坂内2DAYSエンデューロだ!
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えっ、レースの結果?
何故かタナボタで2位でした、ハハハ。1位はもちろん#161氏。