THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

久しぶりの美杉

2018-03-26 16:00:05 | 正吉君モトクロス
約半年ぶりに、オフロードランド美杉へ行ってきた。中部選手権第2戦の事前練習ね。

相変わらず美しいフォームと・・・笑


安定のフープス。
昨シーズンは、常にどっかでコケるんじゃないかという危なっかしい走りだったが、そのイメージは払拭できた。
いや、なんやかんやで結局はコケるんだけど(爆)

ここは本当に絶妙なコース設定で、実力差がハッキリ出る。
この半年の間に、正吉君は確かに速くなった。しかし、それがホンモノなのかどうかはまだ分からない。テクニックが確実に底上げできているかを確かめるには、美杉はピッタリのステージだと思う。
正吉君とも事前に話をして、目標タイムを設定したのだが・・・。

結果、目標クリアならず!
最低ボーダータイムは出すことができたものの、まだまだのようだ。今回同じ走行枠で走っていた先輩ライダーとの差を見ると、もしかするとコースコンディション的な理由もあったのかもしれない。
ま、レースのときはもう少しタイムを詰めるだろうし、期待をしておこう。

美杉は中部と近畿が接する位置にある。
昨シーズン、このエリアには全国的に見ても速いライダーが多く、一緒に走る事ができたのは、とてもラッキーだった。
これをネガティブな見方をすると「いつまで経っても上位を狙えない」という意味に変わってしまう。
偉そうなことを書くようだけど、俺と正吉君がモチベーションを保つことができているのは、その辺を上手く整理できているからだと思う。

もちろんレースで負ければ、相手が誰であろうと悔しい。
圧倒的な速さを見せて65を卒業したライダーたち。主戦場をアメリカに移したライダー(ケガしてしまったようで・・・これは俺も悔しい)。
残されたライダーからの羨望の眼差し、妬み、嫉み。そういったものを背中にたくさん背負っているライダーこそ、ホンモノになっていける。
1年前に初めての美杉で覚えた衝撃は忘れない。
今シーズンは正吉君がみんなを驚かせる番である。

な~んちゃってね(笑)。

中部モトクロス選手権の全9戦の内、4戦がここ美杉で行われるため、最大のキーポイントになるはず。
もーちょっと近けれりゃいいんだけどねぇ。
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正にミラクル

2018-03-21 09:37:16 | チョイ毒エッセイのようなもの
次女が公立高校の第1志望校に合格した。

先生からも「無理でしょう」とハッキリ言われていたし、俺も資料を見て不合格を覚悟していた。
全然レベルの高い学校じゃないし(苦笑)、決して自慢できる学校じゃないけど、我が家では祝杯を上げるくらいの奇跡。
私立2校、公立2校受験して不合格無しなので、次女としては超上出来である。

我が子は3人ともコミュニケーション能力が低く、会話に少し問題がある。病院で診断されているのは正吉君だけだけど、3人とも同じルーツのものだと思う。

長女は何事にも淡々と取り組むため、成績は割りといい部類といえる。陸上部では選手としては活躍はできてないけれど、しっかり取り組んでいる。先日のウィメンズマラソンや地元のマラソン大会に給水のボランティアで参加したりするのは、親としてはとても誇らしい。小学校に上がりたての頃に一輪車に乗りたいと言い出し、1年くらいかけて自力で乗れるようになった。小学校の部活でも、トランペットをそれなりに吹けるようになった。自己管理がそれなりにできているということだろう。

正吉君は、特に言葉が弱く、吸収力が低いので分かりにくいが、その代償として天才的な能力を持っている。

次女は自己管理が苦手な上にすぐに拗ねてしまうので、何をやらせてもダメなタイプ。一輪車もトランペットも、中学の部活もリタイヤした。正吉君と同様に、負の代償として何かの能力を持っているはずなのだが、それがまだ何なのか分からない。
この1ヶ月ほど、試験が近づいてさすがに落ち着かなかったのだろう。早起きの苦手な次女が、俺が起こしに行った時には既に起きてて、毎朝勉強していた。
内申点のボーダーを考えると、付け焼刃では無理だろうと思っていた。しかし最後の頑張りは俺の想像を超えて、彼女の人生に初めて好結果を齎した。

学校は、入るのが目的じゃない。出るのが目的なんだぞ。この調子で頑張れば、いまだ見つからない、自分の得意な何かが必ずや見つかるだろう。
本当に良かったね。おめでとう。
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中部モトクロス選手権、開幕!

2018-03-19 10:06:35 | 正吉君モトクロス
中部モトクロス選手権の開幕戦がいなべモータースポーツランドで行われ、正吉君が出場した。
吹きっさらしのイナベとしては珍しく、風が穏やかな春の陽気で、絶好のレース日和となった。コースは適度に散水され、しっとりとしたベスコン。
正吉君は、ようやく雨男の汚名を返上することができた(笑)。


結果は・・・
ヒート1、1位。
ヒート2、ホールショットからの1位。
総合優勝。

シンプルに書けてありがたい(笑)。


しまった、ユニクロのシャツだ(トホホ)

ヒート1はほとんど横並びで1コーナーを抜けたが、僅かに遅れてホールショットならず。
そしてオープニングラップ後半で、鼻先を突っ込んだ状態で前のライダーが転倒(笑)、当然避けることができずにクラッシュ。どうなることかと思ったが、割と復帰が早く、レース後半にトップに立つことができた。

優勝したとはいえ、両ヒートとも後ろを気にするような走りで、いつもの破壊力や存在感は感じられなかった。タイムも目標達成できず。
正吉君は50ccの頃から不利なマシンばかりに乗ってきたため、ホールショットからのブッチギリという展開は過去にほとんどない。
基本的に、後方からの追い上げばかり。


初めて有利なマシンに乗り、後続のレース展開が分からない状態で走ることに慣れていないのかもしれない。まあ、それを跳ね飛ばすくらいのハートの強さは持っているはずなので、これから親子で一緒に考えていこう。

いつもは320時間も走ったガタガタ状態の'16練習車に乗っているが、レース前日と当日は'18本番車に乗ることにしている。
ところが、本番車に乗り換えるとものすごくタイムが落ちる。正吉君に聞くと、本番車の方がかなりパワーがあり、スロットルを開けた状態をキープできないのだそうだ。慣れの問題だと思うけど、これに関しては対策を考案中。

今回の中部選手権はフルサイズのクラスは大盛況で、NBは32台もいた。
それに引き換え、ジュニア以下は寂しい台数。特に50は・・・


65からモトクロスを始めるキッズはほとんどいない。85から始めるキッズはもっと少ないはず。
50がいないということは、今後このエリアがどうなってしまうのか、誰しも分かることだろう。
「もっと台数が増えて欲しいです」とは壇上のS君。よくぞ言ってくれた。
とりあえず3年生縛りを無くしてでも、50ccが増えることを考えないと。レースよりも、先ずはみんなが集まれる場所だよね。うーん。

今回は地元大会だが、珍しく前日泊した。
晩ごはんは、しゃぶしゃぶからの鍋。



食材は、ほとんど半額セールの品ばかり。調子に乗って買いすぎた。
もちろん持ち帰って自宅でのご飯に使う。

焼肉は準備・後片付けが大変だけど、しゃぶしゃぶは楽なんでオススメ。
ただ、ある程度のクオリティの肉が必要になるのが欠点かな。
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ブラック・ジャック

2018-03-12 12:11:48 | KTM65X
しばらく前の話になるが、練習走行中に、正吉君が「パワーが出ない」と言いだした。乗っていたのは'16の練習車の方ね。
確かにスピードの乗りが悪く、それまではブッチ切っていたはずのライダーにも追い回される。

プラグを見ると真っ黒。
普通に火は飛ぶのだが、とりあえずプラグのみ交換して走った。

結局やはりフケないようで。普通にエンジンは掛かるし、空ぶかししても違和感はない。しかし、走っている時のいつもの力強い全開音がない。
ちなみにピストンリングは交換したばかり。正吉君は「水が入った」と断言している。洗車もしてないのに、それはないだろう(笑)。

バラしてみてナルホド。

排気バルブのダイヤフラムが破れていた。

65SXの排気バルブは、チャンバーの排圧によって制御されている。
チャンバーの後ろの方にホースが取り付けられており、これがシリンダーヘッドの排気バルブに接続。排圧が高まると空気袋(ダイヤフラム)が膨らみ、その膨らむ力を利用してバルブを引き上げる仕掛けとなっている。アクセルを戻すと、バネで元に戻る。
排圧とバネの力で制御されるわけで、かなりファジーな仕掛けだ・・・。
YZ65はYPVSとのことなので、キッチリとマッピングしてあるんだろう。ただ、VmaxのVブーストでもそうなんだけど、デバイスがエンジン本体で完結していない(電源や回転数以外は全く独立したシステム)というのは、電気仕掛けのオモチャのように感じてしまう。

破れたダイヤフラム。

人生の問題の大半は、コーキングで解決できる(笑)。

もちろんこれで恒久的な修理をしようなどとは思っていないよ。でも1日は持った。
純正部品のダイヤフラムは、なんと¥3000!! ずっとコーキング補修のままで乗り切ろうかと思ったが、ダイヤフラムそのものが劣化しているだろうから、仕方なく新品に交換しておいた。
この不具合の原因を正吉君に説明したのだが、全く分からないとのことだ(寂)。

同じく'16練習車。
リヤブレーキがキーキーと音を立てるようになった。
65SXのキャリパーピストンは樹脂製。

熱が原因か、ブレーキパッドへの当たり面が斜めになってしまっている。(これは65SXのクセとのこと)
ピストンはブレーキパッドにピッタリと当たろうとするので、キャリパーの中で斜めに傾いてしまう。
するとキャリパー内で引っかかってしまい、ピストンは出ないし引っ込まない状態となる。4POTのキャリパーは実質1POTとか2POTになり(笑)、ペダルストロークが10mmくらいになっちゃう。一応スイッチのような状態でブレーキは利くんだけどね。
しかもディスクが超減っており、刃物のような状態となっている。

しかも、薄くなった部分で割れちゃった。

とりあえずサンドペーパーとオイルストーンで樹脂のピストンを削って、当たり面を直角に。

これで1日は持った。
最初からピストンがやたら短かったのは、前オーナーが同様の作業をしたのかもしれない。

これは社外品で対策部品が出ている。ステンレスのキャリパーピストンね。

しかーし、俺はそんなものは買わないのだ。

16Φのステンレスの丸棒を輪切りにして使うだけ!!(笑)
丸棒とは書いたけど、仕事じゃステンレスの丸棒なんてほとんど使わない。切り売りで入手しようかと思ったけど・・・

結局ステンレスの半ネジボルトを使ってやった(笑)。15.89Φくらいしかないが、元の樹脂製よりはマシだろう。今んとこ、丸っきり問題ナシ。

やはり'16練習車。

シフトペダルのスプラインがナメてしまい、シフトできなくなった。
俺の知る国産車は、スプラインを差し込んだ後で、スリ割りの入った部分を円周方向に締め付けるのが普通だが、KTM65SXはセンターのボルトで押さえつけるようになっている。だからナメてしまうと増し締めしてごまかすということができない。
シフトシャフトのスプラインも少々ナメているんで、本当に直すならクランクケースを割ることになるのだが、要は使えりゃOKなわけで。
バカ穴になったシフトペダル(社外品)の穴周辺を削り・・・

肉盛り溶接。
穴を開けなおして、シャフトにムリクリ圧入すると・・・

ホレ、スプラインが復活(笑)

俺が小学校1年生か2年生の時、モーターで走る車を工作した。キット物ではなくて、バルサで作った全くのオリジナルね。
モーターと豆電球を並列でつなぎ、走行中にヘッドライトが点くようにした。
スイッチを入れないまま手で押して走らせると、モーターが発電機代わりになって豆電球が点灯するわけですわ。

これを見た当時の俺は、「この理屈を使えば、電池をずっと替えなくても走る車が作れるじゃん」。

もしも俺が左脳型の理系人間、技術肌であったならば、間違いなくプリウスやリーフの開発に加わっており(笑)、ウィキペディアの俺のページには幼少期のエピソードとしてこの話が紹介されていたはずである(笑)。あ、ちなみに回生ブレーキは俺が生まれる前から電車で実用化されていたそうだ。

残念ながら俺は極度の右脳派で、全てを匂いで嗅ぎ分けている。理屈は存在するが、理論は存在しないのだ(笑)。

その割りに何故か数学と理科が好きで得意だったのだが、数学は一定のポイントを過ぎるとドンブリ勘定になる。会社の経理はある程度の振れが許されるので(零細なんでね)とても得意だけど、高校に行ってからの数学はダメだったなぁ。

スーパーマンⅢで、敵役ウェブスターがスーパーマンを無力化するため、クリプトナイトを真似た化合物を作ろうとした。しかし地球上にない成分が僅かに含まれており、代わりに適当なものを入れた結果、微妙な偽物が出来上がってしまった。
俺がやってる事って結局、そんなような感じだと思う(笑)。

HGSのチャンバーとサイレンサーを取り付けた。

極悪なルックスだけど、サウンドは意外とジェントル。

ダイバージェントコーン・ストレート部・コンバージェントコーンまでがかなりエキパイ寄りで短く、容量が小さめ。

ノーマル(ボコボコ笑)と比べると一目瞭然。

といいたいところだけど、実際には前側に突き出したレイアウトなので、見た目ほどエキパイ寄りというわけではない。

炊飯用の土鍋を忘れたので、鍋でご飯を炊いてみた。

カンペキ(笑)
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YZ65迎撃モード

2018-03-05 14:23:03 | KTM65X
ウワサでは、YZ65の国内販売&デリバリー時期は、かなり早いみたいですな。
なんちゅう中途半端なタイミングで出しますのん・・・。これは意図したものなのか、何にも考えてないのか。はたまた、ようやく出来上がったニューモデルを、一刻でも早くリリースした方がいいだろうという判断なのかは分からない。しかし、渦中にいるドンピシャ世代の我々は、翻弄されてしまっているわけで。

今の正吉君の上達スピードを見る限り、間違いなく今シーズンで65は卒業することになるだろう。公式戦は10月までだから、仮にYZ65を買ったとしても、乗れるのは5ヶ月ほど。
KTM65SXを注文した去年の9月の時点でYZ65のデリバリー時期を知っていたとしても、きっと今と同じ判断をしただろう。本音を言えば、ものすごく悔しいんだけどさ。

KX65二台をゴッソリKTM65SXに買い替えて、主要な部品も揃えてしまった。今さらYZ65に買い替えるのは無理がある。
YZ65であれば、新車1台に加えて、できればスペアホイールセットを買っておけば、当面の間は心配要らないだろう。俺は、最も金が掛かるコースを歩んできてしまった。

正吉君には今シーズン、目標が3つある。
それらはあえてここには書かないけど、もう一つ目標が増えることになりそうだ。
それは、YZ65には、絶対に負けないこと。徹底的にマークし、何があっても勝たせない(笑)。なんでヤマハ党の俺がこんな立場になっちゃったんだろ?(笑)

そこで、KTM65SXに少し手を加えることにした。
本当は、ストックでも使いきれていないものをチューンナップしたり、細かいセッティングに拘ったりするのは嫌い。それ以前の問題だろうという考え方なのであーる。だけど、今シーズンは少しでも足しになることには、ちゃんと取り組むというのが俺の方針でもあるし、まあいいだろう。ちなみに、趣味で乗ってる大人が自分のバイクを盆栽にするのは、全然OKだと思う。業界にどんどんお金を落としてくだされ(笑)。

チューニングメニューをリストアップし、今一度MFJのレギュレーションブックを確認すると、半分くらいがボツ(笑)。自分の認識の甘さにガッカリ。
今すぐできるのは、チャンバーの交換くらいかなー。

国内モトクロスはレギュレーションの問題なども有り、カスタムするのはあまり一般的とは言えない。やったとしてもコントロール系の部品(ハンドルバーやレバー類、ステップ)や、アルマイトが施された小物類という感じかな。
しかも65は市場が小さく、さらにKTMともなると台数が少ないので、国内で入手できるパーツは限られてくる。
国内で入手できるKTM65SX用のチャンバーは、知る限りでは、KTMパワーパーツのもの(FMF製)、FMF、プロサーキット(正規代理店は無いようだけど、日本では昔から名前が通っているせいか、取り扱いしているところが多い)、DEP Pipes('16以降用のものはラインナップに無いが、ステーを加工すれば取り付けできるとか)、Bill's Pipes、RRレーシングといったところ。

モディファイの情報は国内サイトではほとんど見当たらないので、最近は専ら海外サイトばかりチェックしてるんだけど、上記メーカーのチャンバーは、必ずしもそれほどは使われてないみたい。さすがにFMFはたくさん出回っているようだが・・・。
これらとは別に、有力チューナーの間で装着率の高いブランドが一つある。そういえばどっかで・・・と思ったら国内でも見たことがあったよ(謎)。
真似だと言われるのも悔しいが、各社の製品をテストできるわけでもないので仕方ない。サルマネと言われても受け入れよう(笑)。

オランダのメーカーのもので、直販はされていない。大型店や有名ネットショップでも取り扱いは無い模様。もちろん日本国内には取扱店はないので、得意の英語(笑)で個人輸入することに。

探しまくった結果、オーストラリア経由となった。


意外とこの手のパーツって海外へ発送してくれるショップがあるんだね。リスクを考えるとあまり使いたくないけど、最後の手段としては有効かも。
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