THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

電話マナーは何処へ行った・・・?

2006-09-24 22:39:21 | チョイ毒エッセイのようなもの

携帯電話を持つようになって15年位になる。

初めて携帯電話なる物に触れたのはもっと前、学生の頃にバイトしていた中古車屋のオーナーが使っていた。かなりの大型で肩に下げて持ち運び、使う時は固定電話みたいにガチャッと受話器を外して使う物だった。本当に緊急の時以外は使う物では無く、今の携帯みたいにしょっちゅう掛かって来る事も無かったので、俺が店の用事で外に出掛ける時などは持たされたりしていた。但し性能は非常に低くて電池も長持ちしないし、サービス区域も限られていた為に通話が途絶える事がかなり多かった。
実際に自分の物として手にしたのはそれから4~5年後。世間にもそろそろ普及し始めた頃の事だが、平均よりは結構早く使い始めた方だったと記憶している。この頃、携帯電話=ステータス性の証し・・・みたいな図式が各メディアによって構築されており、女の子にモテる為の必須アイテムでもあった。俺にそんなスケベ心があったかどうかは兎も角として、未だサラリーマンであった俺は、緊急時の連絡等に使用していた。また、友人とフリーマーケット(バイクの)に行った時のトランシーバー代わりと、どちらかと言えば「便利だ」と思って得意げに使っていたと思う。実際には仕事でも携帯に掛けるのは特別な時・・・といった様な認識があり、殆どの連絡は固定電話。不在の場合は帰社時間を聞き、時間を見計らって掛け直したりしていたのだ。

しばらくして世の中がおかしくなりだした。仕事でも直接携帯に電話を掛けるのが普通になってきた。ボチボチ若頭的存在になりつつあった俺の携帯は、トイレでウ○コをしてる時にも鳴るようになってしまった。確かに電話というのは「不特定な誰か」や「未知の誰か」に掛けるケースは少ない。固定電話に掛けるにしても「特定の誰か」に掛けるのが圧倒的に多い筈。そういった意味では、一人一人が持つ携帯電話というのは理に適っている。普及台数の増加や各キャリア同士の価格競争により、通話価格もどんどん下がっていた事も理由だろう。
この後色々あって職場を変わる事になった。この時、携帯電話ならではのメリットがあった。それまで仕事でも使っていた電話は会社の物では無く(手当ては付けてもらっていた)、個人の物であった為、転職後も旧顧客から電話が掛かってきたのだ。

だが今の世の中は完全におかしい。携帯に出ない(出れない)だけで怒られる。営業職の人は、電話してても直接仕事が進んで行くのでいいだろうが、俺の場合は完全ストップ。当然忙しい時程電話が掛かってくる回数が多いので気が狂いそうだ。それでも気を遣って掛けてくれるならまだマシだ。FAXで絵を描いて送ってくれればいいものを、電話で物の形状を説明しようとしたり、細かい数字の話をしたり。俺は忙しい時はいつもギリギリの行動をしているので、長話や微妙な判断を要求されても困る…というよりムリだ。
誰かと直接会って話をしている時、二人の電話がしょっちゅう鳴って、二人ともずっと他の人と電話をしてて二人の会話が成り立たないなんて事もある。おかしくないか?

朝7時とか、夜中12時、日曜祝日関係無しに掛けてくる人もいる。あくまで俺の個人的な意見だが、仕事関連で普通に掛けて良いのは平日の朝9時から晩7時までだと思っている。そこそこ気心知れてるなら朝8時から晩8時。それ以外で掛けてはいけないとまでは思わないが、あくまでどうしようも無い時の話。俺の場合はヒマな時でも最低夜中の12時までは仕事してるので、それまでならば出る。が、あまり遅い時間だと「何かあったか?」と出る前に心配してしまう。朝7時なんてのは論外、確実に寝てるよ。
時間以外でも人によって感覚は違う。俺は自分が携帯に掛けられるのがキライなので、人に対しても極力メールやFAXを使う。伝達だけで済むならばその方が確実で効率的だと思っているから。だが判らない物で、「細かい注文でも携帯に電話を貰った方がいい」と言い切る人も身近にいる。

さて、世の中には摩訶不思議な事がある。必ず最悪なタイミングで電話を掛けてくる人。両手ベトベトになってる時とか、ウ○コしてる時、極端に忙しい時など…。お陰でタイミング悪く電話が鳴ると、その人の顔が思い浮かぶ様になった。縁が無いのかねえ? いや、それよりも社会問題として携帯電話の存在を考え直すべきなのでは?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

禁煙1ヶ月

2006-09-18 17:05:04 | チョイ毒エッセイのようなもの

禁煙スタートから1ヶ月が経過した。

正直な所、単にタバコを吸わなくなっただけで他の部分には全く変化が無く、良く聞く様な事…例えば味覚が変わったとかいう事も無いし、体型変化も今の所は無い。
強いて言えば、お顔のハダツヤが良くなった様な気がする…?

Epsn2148_1

タバコに未練が無いのか否かについては、ハッキリ言えば「ある」。口が寂しいのだ。
但しニコチンの禁断症状の様な物は既に全く無い。以前は仕事に集中していてもニコチンが切れると体がタバコを欲していた。
だが今はそんな事は無い。ボーっとしてる時は、ついついタバコという存在を思い出すので吸いたいと感じてしまうものの、今は何かに集中している状態ならばタバコを吸いたいとは思わない。コンビニに入っても以前の様に条件反射的に「タバコ買わなきゃ」と思う事も無い。既に俺の生活からはタバコという存在は無くなりつつあるようである。

懸念していた便通も、ビール&発泡酒のお陰か、キシリトールのお陰か現在問題は全く無い。
禁煙時の状況には個人差がかなりあるらしいが、俺は何時になったら「過去にタバコを吸っていたのが信じられない」と言える様になるのだろうか?
禁煙は、「禁煙スタート」が最大の難関。現在の状況など諸々考えると、吸っちゃってもいいような気もするが、また吸い始めてしまったらオワリ。20年間もヘバリ付いていた物を折角引き剥がしたのだ、踏ん張らねば。

↓俺がこの1ヶ月お世話になった物。

Photo_8

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日のカスタム(苦)

2006-09-17 12:45:21 | オフロード

どうにもNEWブーツが馴染まない。
当然、チェンジペダルとブレーキペダルはステップよりも高い位置にセットしてあり、ペダル操作をしない時はつま先でステップを後ろに蹴る様な状態で跨っている。チェンジの方は最初は違和感はあったものの、操作が一瞬なので慣れれば余り困る事は無い。
問題は右側。スタンディングの時は問題無いが、足首が曲がらないのでシッティングだと勝手にペダルを踏んでしまう。
走り始めて2周目位で、逆に意識しすぎた結果、ブレーキペダルを踏まない状態でコーナーに突っ込んでしまって転倒。クラッチレバーを折ってしまった。

Epsn2140

いつも持ち運んでいるオフロード走行セット(ケミカルやパンク修理キット、その他スペア)の中にクラッチレバーのみ入っておらず、在り合せで修理したのが写真の状態。
動きが少々渋いとか、手触りが悪い位で、操作は殆ど問題無い。

ちなみにアルミのガード(バークバスター)を取り付ける様になって以来、一回もレバーを折った事は無かった。なので使っていたのは装着率の高い鍛造のレバーでは無くて、安い鋳造の物。今回は情けなや、ガードが緩んでいた。

以前は少しでも安く・・・と、プラスチックの物(この頃は中芯の入った物は無かった)を使っていたのだが、結構割れる。ガードが割れると同時にレバーが折れた事もあった。レバーを絶対に守りたいのであればアルミの物の方が良いと思う。
但しこの手の汎用品は、買ってきたそのままでは取り付け不能、位に思っておいた方が良い(※最近アルミのガードでは角度を調整できる物が多いので、この限りでは無い)。そのまま取り付けると形状が合わないので、ヒーヒー言わせて取り付ける事になり、衝撃を受けると楽な方に動いてしまうので、あまり役目を果たさない。特にプラスチック製の物は金具をサンダーで削ったりして合わせてやった方が良いと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂内・仕事のついでにチョコ練√木之本

2006-09-17 11:20:15 | オフロード

9月16日(土)、坂内バイクランドに行った。

このBlogに何度か登場するT中さんとN川君が「行く」と言っていたので、便乗した形。
但し俺はこの日は仕事。土曜日に走りに行く事自体はケシカラン事だとは思わないが、坂内バイクランドは携帯電話が通じないのが最大の問題点。俺の携帯には平日・日祝問わず、また深夜早朝問わず、平気で仕事の電話が掛かってくる。常識外の時間に掛けてくる人も掛けてくる人だが、職業柄「緊急時」という物が存在するので、連絡が取れなくなってしまうのは宜しくない。

だが、この時点で大津市辺りで1件、大垣市内近辺で3件の仕事の予定が入っていた。大津は誰でも出来るカンタンな仕事、大垣の方は調査。なので午前中に大津へ行き、その足で坂内、帰りに大垣に寄るつもりで出発。

午前中の仕事を終え、名神から米原JCTで北陸道へ入り、木之本ICで降りた。
実は滋賀県側から坂内に行くのは初めて。この時点で昼1時位で、昼食はコンビニで買って坂内で食べるつもりだったので、既にハラペコ状態。ICから坂内に向かう国道303号(山道)へはアッという間に入る事ができる。その瞬間に思ったのは、「この先絶対にコンビニは無え!」。IC付近まで引き返して食料を調達した。

さて、「ICからの距離」という意味では、大垣ICからは55km、木之本ICからは25kmと木之本からの方が遥かに近く、名古屋方面から坂内に向かう場合は、ナビでも設定次第では木之本に周る順路が表示される。だがその道は、乗用車がすれ違い出来ない程かなり狭い区間があり、揖斐川町側からの方が遥かに快適だ。

Epsn2135

道路は現在、整備を進めている真っ最中。橋脚が非常に高い陸橋を建設中であり、山道を走る間にそれを所々見ることが出来る。既にトンネルは完成しており、写真は県境の八草峠(ハッソウ)を貫く八草トンネル。何とこのトンネル、3025mもある。トンネルは殆ど直線で滋賀県側入口が少しだけカーブしているので、こちらから入ると遥か向こうの方に出口の明かりが見えるのだが、走っても走っても明かりが近付いて来ない。
クルッと回れ右して撮ったのがこの写真(↓)。現在は右手方向に山道を下っていくのだが、陸橋が完成すれば、巾員の狭い旧道をキャンセルできる。

Epsn2136

ちなみに俺が記憶する限りでもこの八草峠は何度も通行止めになった事があるので注意が必要だ。八草トンネルが完成してからは頻繁では無くなったが、つい先日も「8月31日迄は通行止め」との表示があったので、今回はT中さんとN川君に通行止めの場合は連絡をくれる様に頼んでおいた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボーリング完了

2006-09-13 18:40:05 | XR250

エンジン屋さんからシリンダーとヘッドを引き取ってきた。

Epsn2108

依頼したのはボーリング、バルブガイド挿入とリーマー通し、バルブシートカット。税込合計で¥21206。バルブの擦り合わせは自分でやるつもりなので頼まなかった。

ちと仕事が忙しいので、このまま暫く放置します。それと前回注文した純正部品に数点見落としがあり、先週末に注文したのだがまだ入荷の連絡が無い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コソ練、或いはチョコ練

2006-09-10 23:46:07 | チョイ毒エッセイのようなもの

ちと迷ったが、鶴里に練習に行った。
迷った・・・てのは、練習も然る事ながら、仕事もしなくてはならなかったからである。なので朝一に鶴里に行き、2時頃には引き上げてきた。

ブーツは昨日買ったばかりのアルパインスターTECH6だが、馴染んでいないのでペダル操作に苦労。しかも動きを拘束されている為に気分が悪くなってきた。今迄履いていたブーツをおろした時も吐き気を催したのを記憶している。加えて今日は左耳がおかしくて(耳掻きのしすぎで炎症を起こしたと思われる)、平衡感覚が今一つ。アップダウンの激しい鶴里のコースでトドメを刺した様で、激しい吐き気に襲われた為に長めの休憩を取った。

Vfsh0008

半日で切り上げた理由はもう一つ、天気予報で午後は天気が崩れると言っていたのだ。3時を過ぎた頃から、見事に空が真っ黒になってきた。ミラーで見える東には青空が広がっているのに、正面にはSFX映画の様な真っ黒な空が広がっている。この後、かなり激しい雨が降った。

それにしても最近は良く走っている。過去5年間の空白が嘘の様だ。テクニック的には戻ってきているというか、むしろ以前よりも上がってきていると思うのだが、速さだけを見れば明らかに前よりも遅く感じる(というか実はいつも時計を身につけて走っており、坂内では実際に遅い)。要するにXRが遅い。現状の俺のXRはノーマルに比べれば格段に速くなってきているとは言え、根本的にパワーが無い。キャブを換えようが、マフラー換えようが、フライホイールを削ろうが、マクロな視野では大差無い。
・・・つっても、坂内でDT200WRで絶好調で走っている時にノーマルのXR250(MD30)にピッタリ付けられた事もあるので(登りでは見えなくなる位に引き離すが、下りで近付いてくる)、コリャ腕の問題なのだが・・・ウーム。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TECH6をゲット

2006-09-09 19:45:50 | チョイ毒エッセイのようなもの

本日、オフロードバイク用品の輸入販売で有名なダートフリークの直販店が移転グランドオープンであった。
ちとミーハーかとも思ったが、現在たまたまこの近くの現場で仕事が進行中であり、今日も少々ココに用事があったので、ついでに行ってきた。

完全に俺の都合を言わせて貰えば、不便になった。俺の知る限りでは同店は既に二回目の引越しなのだが、俺からはどんどん遠くなっている。正直な所、名古屋方面からのアクセスはお世辞にも良いとは言えない。名古屋市からの距離自体遠くなったのもあるが、元々移転先の瀬戸市は昔からの街並みのまま発達した街で、リンクする主要道路が極端に少なく、市街の道路もややこしくて混みやすい。それでも昨年行われた万博のお陰で整備が進み、随分マシになった方だ。
名古屋中心部、三河方面から行くとどうしても瀬戸市内で一番混む場所を通り抜ける事となる。で、しかも今日明日は毎年この時期に瀬戸で行われている「せともの祭り」。一部交通規制が掛かっている事もあってか、随分クルマの中でボーっとするハメになった。

ダートフリークの社長さんは、俺が以前に「オフザワールド鶴里」に通っていた頃に何度かご尊顔を拝した事がある。また、恐れ多くも名刺をお渡しし、暫し雑談をさせて頂いた事もあった。大社長で在らせられるにも係わらず、鶴里に自走で走りに来てらして、エラく親近感を覚えた物だ。
この時、「ダートフリークは売り上げの大部分がバイク用品店に卸すスタイルから得ているので、直販であまり安い金額を設定したりする事は困難」と仰ってみえたのを記憶している。
今回の移転先は工業団地の様な所で、事実上商業施設を造る様な土地柄では無い。総面積や建物の面積に対して売り場面積がかなり小さい。
バイクでオフロードを走る事自体コアな趣味なので、少々アクセスの悪い場所でも客は集まるであろうし、バイク用品店に卸す為の商品の倉庫という考えなのであろう。金額の面はともかくとして、専門店で実物を手にとって見る事が出来るという意味では、我々地元の人間は有難く思うべきなのかもしれない。

Epsn2105

で、今回はオープン特価で2割引との事。アルパインスターのTECH6をゲット。今迄使っていたブーツは靴底が捲れてしまったので、最初からブーツ狙いであった。一緒に写っているのは、会社社屋の大家さんから戴いた物で、右は冬瓜(とうがん)、左は南瓜(かぼちゃ)。冬瓜の方は通常は白い毛で覆われているが、毛の無いタイプ。南瓜は普通は当然丸いと信じていたがヘチマの様な感じ。大家さん曰く、どちらも一般的なタイプよりも味は良いとの事。

それと昨日、エンジン屋さんから連絡があり、加工完了したそうだ。まだ数日瀬戸市に通わねばならないので、全く正反対方向の名古屋市南区には暫く行けそうにない。そうです、地元では有名な「アノ」エンジン屋さんであります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クランクケース合体

2006-09-06 23:56:42 | XR250

クランクウェイトとバランサーがヤケに眩しい。ミッションを組み込み、左右のクランクケースを合わせた。

Epsn2095

キャップボルトでは座面が小さいのでワッシャーを入れた。並んで写っているのはアンチブランド工具な俺が珍しく所有するBetaのオイラー。10年位前か?見た瞬間に「カッチョイイ!」と思って入手した物。

Epsn2102

自作のエンジンスタンドに載せる。妙な形状をしてるのは写真の様にエンジン真下にトレーを置く為だ。XRのエンジンは小さいのでスタンドの必要性は余り感じないが、あった方が当然楽。これなら床がフローリングでも作業可能。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケース合わせ用のボルト入手

2006-09-05 20:43:18 | XR250

クランクケース合わせのボルトは純正品を注文しなかったので、仕事で良く行く近所のネジ専門店にて入手。
この店は良くある金物屋ではなくて、ネジしか売ってない所が特徴。厳密にはネジ以外の物も売っているが、例えば金物屋では売っていて当たり前の釘なんかは、この店には置いてない。金物屋では在庫してない様なネジでも普通に置いてあるので、仕事でも非常に助かっている。

さて、XR250に使用されているM6ボルトは、通常ならば二面巾10ミリのところを、殆どの箇所に二面巾8ミリの物が使われている。しかもフランジ付き。これ自体は一般的では無いものの一応は規格品に存在すると思われる(未確認)が、XRに限らずバイクに使われている半ネジボルトは、みんなネジを切ってある部分が短いので、これは多分バイクメーカーが独自に作っている物だと思われる(コレも未確認、スミマセン)。
半ネジ長さに拘らなければ、規格品として入手するのは全く不可能な訳では無い。だが、特殊な物を長さマチマチで、しかもほんの数本しか必要ではない・・・となると現実的には無理だ。というよりもお店にとっては大迷惑になる可能性がある。その場合は純正部品を頼んだ方が人道的に正解だ。

Epsn2089

俺はキャップボルト(六角穴付きボルト)が好きなので、今回は鉄製でユニクロメッキの物を指定した上で、長さ・本数等を明記した注文書を事前にFAXしておいた。あまりに少量なので相手を煩わせては申し訳無い・・・という配慮である。まあ俺の場合は平常から仕事で相当量を買っているし付き合いも古いので、稀の事ならば気楽に御願いできる。
ユニクロのキャップボルトは意外と使われる事が少ないので(キャップボルトは、市場ではステンレス製や黒染めの物が主流の為に店頭在庫していない)揃うかどうか不安だったが、あっさり全部揃ったらしい。

俺がキャップボルトを好むのは、先ず見た目がスマートである事。工具の選択巾が広くて早回しが可能な事、確実なトルクが掛け易い事。
逆にネガとしては、OFFで使う場合は泥詰まりし易く、変形したりすると外せなくなる事、六角頭の様に真横からは回す事が出来ない事。

それとキャップボルトの特徴で余り知られていない事だが、ホームセンターや金物屋等を含めて一般的に流通しているネジの中では唯一、強度が高いのである。
キャップボルトの頭を良く見ると、小さな刻印がある。鉄製のキャップボルトの場合は大抵「12.9」か「10.9」と書かれている(俺はそれ以外見た事が無い)。これはJISで定められている10段階の強度区分の表示で、12.9は最強、10.9が2番目。
12.9は正しくは「12.9T」と表記する。12は「最小引張荷重」を表しており、この場合は120kgまでせん断しないという意味。
9は「降伏荷重」を示し、120kgの90%=108kgまでは引っ張られて(荷重が掛かって)伸びても元に戻るという意味。
ちなみにコレは俺の憶測であるが、メッキ品と黒染め品はネジを転造されるまで区別無く作られ、その後に表面処理をしているのではと思っている。メッキをすると強度がかなり落ちるので、例えば建築鉄骨で使われるボルト(HTBとかハイテンとか呼ばれる)は全く表面処理されず、組まれた後に塗装する(余談だが、コレはネジロックを兼ねている)。つまりメッキ品の「12.9」とかは、実際にはそこまでの強度が無いのではと考えている。
といっても普通に出回っているボルトの強度区分は大体「4.8」で、バイクに使われている高強度ボルトでもせいぜい「8.8」位なので、メッキのキャップボルトはブレーキ廻り等に使っても大丈夫だ。

ちなみに上記の事は、鉄以外の材質には当てはまらないので注意。ステンレスのキャップボルトはクランクケース合わせに使ってしまうと、頻繁に外さないので固着して齧ってしまう確立が高い。装飾的要素が強く、使えるのはカバー位。アルミとは相性が悪い。俺はケースカバーに使ってるけど。

予備をもっておいても損は無いので、かなり余分に買った。写真の分で¥240なり。申し訳無さに頭が下がります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリンダー、外泊。&ミッション検査

2006-09-05 00:12:23 | XR250

シリンダーとシリンダーヘッドは無事エンジン屋さんに作業を御願いする事ができた。
う~む・・・。俺は所詮はプライベーターなので、プロの視線には弱いのです。

「ワイセコですね?」(※ピストンの裏を見ただけで判るらしい)
「・・・そうです。」(※鍛造ベースはワイセコだが、加工&販売元はワイセコでは無い)
「4ミリボーリング・・・スリーブ、大丈夫?」(ノギスでサイズを測りながら)
「・・・多分。」(※一般論ではスリーブの限界は1.5t程度、今回は2.0t残る。XR250用のピストンキットでは大抵78πからスリーブ打ち換えとなっているので、今回の77π、スリーブ残り2.0tが限界なのか)

各部のクリアランス数値を伝え、ヘッドの修正面研についても聞いてみた。というのは、バラした時点では明らかに歪んでいたものの、その後オイルストーンでシャカシャカやっていたら、それなりになってしまったので。
「この辺(燃焼室外周をグルリと指して)の面が出てれば大丈夫」との事だが、この方はそれよりも、シリンダーボルト穴部分の虫食い(過去の記事・写真参照)が気になるみたいで、暫く指で撫でていた。この虫食いはN目君のXLRをバラした時にもハッキリと出ていた記憶があるので、この個体固有の物では無い筈である。

一通り伝達を済ませたので挨拶をしてその場を離れると、近くにいた若い人が興味深そうにヘッドを手に取り、穴が空く程見ている。ポートを照明に翳してみたり、何かを指差して先程対応してくれた人と話している。あんまり見られると、擦り減って・・・イヤ、ボロが出るので、程々に御願いしたい。

腰下を組む為に、バラして以来、ずーっと放りっぱなしだったミッション等を洗浄。使ったのは何と洗濯洗剤と水。パーツクリーナーだけだと幾らでも金が掛かってしまうので、俺はこの荒業を良くやる。洗濯洗剤の使い方の基本は漬け置き。水面からコンニチワせぬ様にトレーにナミナミと水を湛え(錆防止)、15~20分程度放置。その後台所洗剤でしっかり洗い、パーツクリーナーでリンスする。エアブローする環境の無い人にはチト辛いやり方かもしれない。

Epsn2079

で、洗浄しながらチェックすると、このミッションはかなり傷んでいる。何故か4速より上のギヤの傷みが酷く、特に6速。ギアの歯は虫食い、しかも高熱で炙られた様に変色している。高速道路で全開走行中に焼きついたのか?
一通り新品を買うと結構な金が掛かってしまうので、暫く悩んだ結果「プアマンズWPC」(ウソ)、ガラスビーズによるショットを施す事にした。(※プアマンズWPCってのは全くのハッタリだが、ガラスビーズでのショットは加工物を削ってしまう事無くピーニング加工出来るので有効。表面を改質して疲労強度を上げ、磨耗を減らす働きがある。また当然クリーニング効果もあるのでワイド・ピーニング&クリーニングの略であるWPCと同じ方向性の加工である事は確か。)

Epsn2083

見た目キレイなって、問題も解決してしまったかの様だ。(大ゲサ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする