現在の自宅の大家さんから退居をお願いされたのが今年の1月半ば頃の事。
※完全に大家さんの事情であり、法律的にはそれに従う義務は無い
それ以前は引っ越すつもりなど毛頭なく、実家ですらまだ手放す踏ん切りが付いてない状態。
まして家を買うなんて・・・。
それから二ヶ月余り。
実家は既に売却、動産の運び出しもそろそろ終焉を迎える。そして新居も今月末には引き渡し完了して引っ越す事が決定。
実家から引き上げた物の行き先が無いので、現在は会社に置いている(笑)。
会社は正に中古品びっくり市場状態。ハイエースの中は布団と仏壇で充満。後ろが全く見えねえ。新居に入居するまでこの状態なので、仮に時間ができてもバイク積んで走りに行く事は出来ないw
諸々の都合上、俺だけ先に住民票を新居に移す事となった。本日手続き完了。書面上のみのプチ単身赴任だ。センチメンタルな気分に浸る間もございません。
余りの急展開に、俺はもちろんのこと嫁さんへの負担は大きく、またチビたちも突然の転校・転園となった。不動産屋さんもこちらのわがままな要求に極力応えて下さろうとする。今日はさらに我社指定(及び我が家指定)の保険屋さんも巻き込む事となった。当事者でありながら何も変わらないのは、我が家の長男、正吉君だけかな。相変わらずそこら中に笑顔を振りまいてやがる。お父さんはその笑顔を見て、また気持ちを新たにするのであります。
実家には十数本の植木がある。対して新居には一本も無い。
黙っていても、解体される運命の実家にある木々は処分されてしまう訳だ。殆どは我が母が植えた物であるが、一本だけ俺が植えた物がある。俺が3歳の時に食べたビワの種。コレが発芽し、今も健在。一年おきであるが、ちゃんと実もつける。実家の植木の中で敢えて一本選ぶとするならば、このビワである。
が、植え替え方法を調べる内にビワの木は庭に植えてはならないという迷信がある事を知った。俺自身は迷信なんぞどうでもよいのだが、「良くない」と言われている事をやるのは、周りから見て宜しくない。
要するに「世間体」ってヤツです。世間体なんぞ気にして・・・なんていう意見もあろうが、例えば女性が口紅を塗るなどのメイクをしたり、俺がヒゲを剃り、髪もジェルで整えたりするのと同じ事です。ビジネスマンが身だしなみを整えるのと同じ。車やバイクを磨いたりするのも同じ事。
いつも汚れた車やバイクに乗っている人は、少なくとも俺は「だらしない人だな」と思うね。
ビワは諦めて、その他数本の植木を植え替えするつもりで引っこ抜いた。シロート判断で上手く行くんだろうか?
実家との別れも、あと数日。