THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

崩れ行くTT-R50E

2015-07-28 13:25:57 | 正吉君モトクロス
うーむ、いつものことだけど時間が足りねぇー。
結局この週末は4耐も8耐も行けず、夜中に起きて仕事して、土曜日もせめて近場で正吉君のモトクロスの練習でもと思ったが、やっぱり時間が足りず。

折れたフレーム修理にようやく取り掛かったのが、土曜日の夕方だった。
印籠(水戸黄門の印籠のように、パイプの中に径が一回り小さいパイプを仕込んで、差し込むかたちでジョイントする方法)で直しておいた。





残念ながら都合の良いサイズのパイプの在庫がなく、少し大きいパイプにすり割りを入れて径を調整した。

チェーンまで交換している時間が無くて、結局は日曜日に多度に持って行ってパドックで作業することに。
ホントは大人の事情でDIDにしたかったんだけど、これまた大人の事情でEKになっちまった。


社外品のチェーンはチャイルドクロスでは使えないんだけど、スペアとどっちがどっちか分からなくなるのを防ぐため(笑)、ゴールドチェーンをチョイス。
ちなみに純正のチェーンはKMCのスタンダードスチールで\5000くらいと、普通の倍くらいする。ちょっとボリすぎな気がするのだが、いかがなものだろう(笑)。なんでチャイルドクロスでは交換不可なんだろうね。
なぜか純正のドリブンスプロケットは色が変更されていた。
以前は黒染め、新品はメッキね。

巻き込んで変形してしまったチェーンガイドを取り替え。


こんなもんの新品が、なんと¥5000ですよ奥さん!!

スペアの方のリアホイールは何かがおかしいのか、走るたびに異常にスポークの張りが緩んでしまう。
そして遂に、ハブが割れてしまった(泣)。


金額調べたら、約¥11000というステキな金額でございました。

この日の正吉君、走りは悪くなかったんだけど、やっぱ全体に気力が足りないかな。
で、ちょっと下らないアイデアを思い浮かんだので、現在実行中なんであるよ。
あまりに下らなすぎるんで(笑)、作戦が成功したら方法を紹介する事にする。上手く行かなかったらナイショのまま。
正吉君は多度の常連キッズの中では練習量が少ない部類かと思う。何と言っても朝練に出れないし・・・。
そのわりに上達してるんで、もう少し走らせてやればもっと速くなると思うんだけどなあ。
うーん、もったいない。
そろそろまた開眼するんじゃないかなーと思っているんだけど、まだ先になりそうだね。
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正吉君に足りないもの

2015-07-21 09:59:02 | 正吉君モトクロス
随分前、「F(エフ)」っていうマンガがあった。
俺が大学1年の時にすでにアニメ化されてたんで、原作は30年近くも前になるんだね。
バブル前からバブルにかけてのフォーミュラブームを牽引した感もあるマンガで、何をやらせてもムチャクチャな主人公が車の免許もないのに高校を辞めて上京してレースを始めて、最終的にはF1に乗ってしまうというストーリー。なんやかんやで「サーキットの狼」をかなり参考にしている感がある。
このマンガではドライビングテクニックを磨くという描写がほとんどなく、主人公はメンタルや精神論だけで速くなっていった。

実際、F1パイロットやモーターサイクルレースのトップライダー、他のスポーツでも世界の舞台に立つような選手のインタビューを見ると、細かい技術面の話をする人はいない。負けたとしても「気持ちが足りなかった」というようなコメントをすることが多い。もしも機会があるのならば、メンタルと技術が何対何くらいで必要なのか、彼らに聞いてみたいものだ。

俺はスポーツ選手でも何でもないのでその辺は分からないが、確かに仕事でもメンタルというのは重要と言える。
職人仕事の場合、毎日その作業をしていれば必ず技術が身に付く。俺はちょくちょく他の職人さんと一緒に仕事することがある。ほとんどの場合は、みんな技術力は変わらない。
中には評判の悪い人もいたりするんだけど、実際に仕事ぶりを見てみると、手際とかはほとんど変わらないんだよね。

結局のところ、仕事の仕上がりを左右するのは技術ではなく、本人の性格やら仕事への取り組み方に因るところがとても大きい。
人に文句ばっかつけてる人とか、最後の場面で自分の根本的な間違いに気づいてもやり直さない人、最初はやたら調子がいいのにピンチになると言い訳や逃げに回る人。そんな人たちとは、あんま一緒に仕事をしたくないなあ。もちろん俺もカンペキな存在ではない。何も言わず、内面から自分を改善したい。

正吉君はまだ小さいので大人のようなメンタルがどうとか言うレベルでもないけど、走りを見ていると、足りないのは何よりも「気持ち」だろうと思うワケで。
普段は俺は、目線とフォームしか教えていない。そのおかげか、フォームに関してはダントツにキレイと言える。で、あとはノリノリノーテンキ(笑)で走れば速いかなーと思ってたんだけど、どうやらそれにも限界があるようだ。

世間様では3連休だったこの週末、土曜日は夕方まで仕事をして、某所で2時間ほど柔らかい路面の練習。










アドバイスの仕方としては、怒るっていうより焚き付けるという感じかな。うーん、難しい。

日曜日は馬小屋でレース。
雨天だと翌週に順延となり、8耐とカブるので最初から当日エントリーと決めていた。と言っても、絶対に8耐に行く…いや、行けるとは限らない。
前日に降っていたんで、俺の「希望通り」マディコンディション。
レースには、クリソツ親子ばかりが集結(笑)。みなさん、親子の見分けがまるでつきまへん!!(笑) ウチもボチボチ似てるけど、そこまでは似てないよ。ま、ここはコースオーナー親子自体がクリソツなんで(笑ゴメンチャイ)。

案の定、HEAT1は途中でコケてビリに転落。


気合が入ってないのは走りを見るだけですぐ分かる。


HEAT2はスタートでマトモに出遅れたがノリノリで走って2位。


5台出走の4-2で3位と同ポイントで2位というショーモナイ結果。
檀上から「お父さん、ありがとう!!」って言えっつったんだけど、言わなかった(笑)。


仮に将来、全日本IAで表彰台に上がることがあったとしたら、必ず「お父さん、ありがとう!」と言わせてやる(笑)。
ま、全日本IAという時点でムリか。それどころか、ウチは家庭の事情でジュニア85出場もキビシイよ。

月曜日の祝日はモトクロスランド多度へ。
ノリノリで走り出したのだが、何故かスピードが乗らない。先週もそうだった。

と思ったら、チェーンが外れてドライブスプロケット側のチェーンガイドを巻き込んでしまった。
すぐに直してコースイン…するも、ついにチェーンがブチッ!! 無理してノビノビチェーンを使ってたんだけど、やっぱケチンボはアカンね。

図らずもスペアマシンが大活躍しております(笑)。


先週からスピードの乗りが悪かったのは、どうやらチェーンとスプロケットのせいだったようで・・・。タイヤのせいかと思ってたんだけど、あんま関係ないのね。
50㏄はパワーがないので、少しのロスが影響してしまうようだ。

また走り出したんだけど、しばらくしてまたおかしい。
停止させてチェックすると…ガーン! フレームがボキボキに折れとる(笑)。


まあ、修理自体は屁でもないのでどうってことないが…正吉君に足りないのは「気持ち」、、、だとすれば、俺に足りないのは「時間」だ。

むう。

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バイクの2こぅなーですべれるようになりたい

2015-07-14 16:24:34 | 正吉君モトクロス
タイトルは、正吉君が学校の七夕の短冊に書いた言葉ね(笑)。

俺はどうも昔から「誰かのファンになる」という感情が薄いようで、憧れる人物とかはいない。尊敬する人とかはいるし、レースでも面識のある人が走っていればいつもの大声で応援する。でも、いわゆるファンじゃあないんだよね。
そんな俺が面識がないのに応援しているライダーがいる。
それは、IA2の馬場兄弟である。以前にも書いたことがあるけど、彼らのお父さんである馬場義人氏にはライディングスクールで教えてもらった事があり、またサスのOHもお願いした事がある。
馬場さんがブログを始めたころからずっと見ていて、初期の頃は確かお兄ちゃんの大貴選手は65、亮太選手は50に乗っていた。今の正吉君と同じくらいだったわけだ。
それからずっと見てたものだから、もう他人とは思えんのよ(笑)。
先日の神戸大会で、初めて大貴選手と少しだけ話をした。そしたらヒート2で素晴らしい走りを見せて4位入賞! これは俺のおかげだろう。亮太選手は少し乗れてないかな~と思ってみてたけど、それでも10位だった。どうやら小怪我をしてたみたいだね。ルーキーでこれだから、期待するしかないだろう。
彼らのファンじゃないとすれば何なのか…というと。そうだなぁ、バーチャル息子ってトコだろうか(笑)。

俺はモトクロスの専門家でも何でもないし、観戦経験もそれほどあるわけではない。アスリートでもない。
でも、真剣にレースを見ていると、結構色々なことが分かるんだなぁと感じた。
序盤に真ん中くらいに埋もれていたライダーを「おっ、乗れてるな~」と思って見てたら、案の定中盤以降でグイグイと前に出て行ったり。
バトルして走る2人のライダーを見て「あそこをこう走れば抜けるのに~」とかさ。まあ、実際にはそんな簡単なものじゃないんだろうけど。
ルーキーがホールショットを獲ることがあっても、ベテランは必ずいい位置にいて、いともあっさりと抜き去ってしまう。これはスタミナか、経験か、技術か。はたまたメンタルの強さか。ベテランとルーキーの差は、とても大きいように感じられる。
また、スタートでいい位置に付けるってのはとても大事だな、と。集団に飲み込まれちゃうと自分の走りができない。台数の少ないIA1はともかく、フルグリッドのIA2だと、上位3分の1のライダーは他の3分の2のライダーをラップしちゃう。

そんな感想を自分なりに頭の中でまとめていて、正吉君に「土曜日は多度に行くかぁ?」と聞いたら、「行かない」との返事。
友達と遊ぶとかだったら仕方ないかなぁと思いつつ、「なんで?」と聞いたら、どうやら神戸がボロボロの結果だったのでバイクに乗りたくないという事らしい。
そんなわけでほぼ強制的に連行することになったのであるよ。
仕事を片付けて、多度に到着したのが2時くらいだったので、みんなに笑われてしまった。

土曜日は正吉君にナイショでツルツルタイヤに交換して、空気圧を1.5くらいにして走らせた。最初からテンション低めだったこともあり、イマイチな走り。
日曜日は空気圧を落としてやったら、そこそこ走っていたんだけど、何故かスピードのノリが今ひとつ。テンションもあんま高くなかったかな。


子供のことだから波もあるだろうし、何よりこの日は他の子たちが速かった。


追いかけられてばかりだったので(正吉君は後ろにピッタリ付かれても意外と冷静だ)、ヒート練習では少しスタートで遅れて出て他の子を追いかけろと言ってみたり。


何故か黒酢もずくを持参した。


変な表情の写真をチョイス(笑)。

正吉君が、学校で育てている野菜をちょくちょく貰ってくる。
やたら変形したキュウリだったので輪切りにしてしまうのがもったいなくて、トグロを巻いて中にもずく酢を入れてみた。


別の日には巨大なキュウリ。


小さい方はスーパーで買ったやつね。

やはり小さく刻んでしまうと面白くないから、ピーラーでスライスしてバンバンジーの付け合わせに。


さすがに大味だった。

バンバンジーは茹でるよりバターで焼いた方が旨いと思うけど、茹でると茹で汁がそのままスープになるというオマケがついてくる。
今回は焼いた後で茹でてみた。二律背反、いいとこどりのつもりが、特筆すべきことも無かったかな。家で食べる限りは茹でるだけの方がいいや。
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全日本のチャイルドクロスに挑戦! その4

2015-07-07 03:30:27 | 正吉君モトクロス
非難を浴びまくるかもしれないが、ハッキリ書いておこう。

チャイルドクロスは、単なる親バカレースである(笑)。

そもそも、小さな子供をバイクに乗らせる事からして親バカだ。ヨロヨロ走ってる子供を「上手上手~」とおだてたり、この後バイクを続けるかどうかも分からないのにウェアを頭の先からつま先まで10万円以上も掛けて揃えてやったり、酷けりゃ外車を買ってやったり…なんてのは、バイクに興味がない連中からすれば正気の沙汰ではない。

全日本のチャイルドクロスなんて、たかだか5分+1周のレースのために講習を受けてライセンスを取り、遠路はるばる会場に行き、実力以前にコケるかコケないかで勝敗が決まるようなレースで親が一喜一憂するんであるよ。
子供に経験をさせてやりたい? いや、親がやりたいだけでしょ!
走るのが子供だっちゅーだけで、ありゃ親のレースだよ。

もちろん俺だってそんな事は分かっている。俺は確信犯なのだ(笑)。

ウェアがバッチリ決まってても、デカールを貼り替えても1秒も速くはならん!!
しかしまあ、なんだね。わが子が会場で注目を浴びるかどうかは、親にとってとても重大な事柄なんであるよ。

過剰な親バカを制限するため、使用するマシンにはキビシイ改造制限が設けられている。
国内メーカーはPWを除けば20万円弱の4stミニモトしかないが、外車に目を向ければ、その倍もする究極の親バカ専用マシンも用意されている。
その性能差は比べるべくもないので、チャイルドクロスは普通の親バカクラスであるAクラスと、究極の親バカクラスのBクラスの2クラスという設定になっているのだ。

そんでも底辺を支えるというのはとても大事なことで、チャイルドクロスの制限年齢である小学校3年生までにバイクに乗り始めた子と、それ以上になってから乗り始めた子では割と大きな差が生まれてしまうような気がする。もちろん例外なライダーも多いんで、始めたのが遅くても諦めちゃイカンよ! 俺はとうのムカシに諦めたけど(笑)。
それに、国内モトクロスの頂点であるIAと、最底辺であるチャイルドクロスが同日開催されるっちゅーのは、とてもロマンがあるよね。

ただ、俺の意見をぶちまけておけば、チャイルドクロスのレースは少々チャチ過ぎる。
当日のタイムテーブルなんかの関係で仕方ないのかもしれないけど、5分を10分にする事くらいはできるでしょ?
どーせ親バカレースだから、こんなんでOKって事かいな。

…とまあ、親バカが過ぎると今度はモンスターペアレントになるワケで(笑)、一応当事者の率直な思いを人気ブログ(嘲)で自虐とともに書いておいたっつーワケ。
MFJさん、税務署みてぇな対応はカンベンしてくださいよ、まったくもう(笑)。

そんな感じで、親バカな俺に無理矢理バイクに乗らされている正吉君の出番がやってきた。練習走行である。


集合場所で、スタッフから説明があった。

「本日のレースは、フルコースで行います」

エッ、マジ!?
なんでも、予め用意していたチャイルドクロス用のショートカットコースが前日と晩の雨で水没してしまったからとのことで、まさかの大英断となった。チャチさが少し解消されるわけだ。
マウンテンコースでは50㏄でフルコースの走行は無理があるかもしれないけど、平地に盛り土した神戸であれば、十分可能だろう。

ウェイティングエリアに入る前に、トランスポンダの作動チェックがある。


そしてスターティングエリアへ。


隣の#6の子も多度っ子で、なんと同じ町内。全日本CXに同じ町内から2人!! お兄ちゃん2人もJ85とJ65で出てたんで合計4人!


ンゲ~~~~!! ドロドロだぁ!!


練習走行を開始するも、4stミニではスロットルを戻すと失速してフロントが泥に食われるので、そこら中で転倒者続出!


正吉君も例外ではなく…いや、例外どころかダメダメだ!!


全てのコーナー、アップダウンでコケまくり、バイクを起こせない。起こしてまたがっても、なかなか走り出さない。
ありゃ完全に凹んでるな。

ロクすっぽ周回できないままに練習走行が終了。
正吉君には大目玉を食らわせたのは言うまでもない。
涙でゴーグルが曇ってるぜー。


受付開始は8時で、練習走行終了したのが9時20分くらいだったかな?
レースは11時半に集合締め切りなので、余裕をブッこいているほどは時間がない。
洗車機を借りて泥を落とし(ありがとうございます)、コケすぎてエンジンの掛かりが悪くなったのでエアクリーナーなどをチェック。午前中に行われているプログラムを見る間もなく、集合時間が来てしまった。
IAライダーを擁するチームでは、たった1人2人のライダーために相当な人数のクルーが動いている。これには今さらながら納得である。開催クラスが多く、IAとIBは2ヒート制となるので、タイムテーブルどおりに動かなければならないのだ。
ローカルレースではライダーが自分でトランポを運転して単身乗り込むことも多いけど、全日本だとほとんど無理なんじゃないかな。少なくともそれでは上位は狙えないと思う。
俺の空き時間ではIAやIB、LMXが走っているわけで、気を遣ったあまりチームハマーやTEスポーツに顔を出しそびれてしまった。

くじ引きでグリッドを選ぶ優先順位を決め、先ほどと同じくトランスポンダの作動チェックをしながらウェイティングエリアへ。


ちゃんと番号順に並ぶ仕掛けになっている。


スターティングゲートは使わず、ヘルメットタッチスタートになる。


うーむ、壮観だね。


金払うだけで出場できるとはいえ、わが子が全日本の決勝のスターティンググリッドに並んでいるなんて、とても誇らしい。


しかも結構目立っているじゃないか。親バカだぜイェイ!!


ちなみにキッズの前で写真を撮っているのはRongeさんという割と有名な方。アマチュアカメラマンだそうで、全日本の様子が良く分かるブログは俺もチェックしている。あ、俺が一方的に知ってるだけね。写真もなかなか見ごたえあるんだけど、あの臨場感は何より人柄と顔の広さによるものだね、ありゃ。
どうもこうも声を掛ける時間は無かった。

うおー。付き合って下さい(笑)。


スタートしてったんだけど、スタート直後から見るからにヘッポコ状態。


目線が近くて、まるで覇気のない走りだ。




なんで??? 練習走行の時に比べてコンディションはかなり回復してきてるし、上位の子は全く普通に走っている。
正吉君は練習走行の時と全く同じで、進んではコケ、バイクを起こせず、跨ってからもちっとも再スタートしない。そんな事をやってるものだから多度で正吉君よりも下のクラスの子たちにすら置いていかれ、全30台中25位という散々な結果に終わった。
当然の如く大目玉を食らわせたのは言うまでもない。

明らかにコレはメンタルの弱さからくるもの。
初めて走るコース、現場の雰囲気、知らないライバル達、厳しいコースコンディション、観客の目。これらに負けているわけだ。
一度コケればさらにテンションが下がり、走りももっと悪くなる。負のスパイラルである。

まあ、他の同年齢の子たちに比べて特別にメンタルが弱いとまでは感じないが、もっとしっかりしている子もいるわけで。
俺がよく彼の事を「気分屋だ」と書くんだけど、正確に書けば「テンションをアゲるために、お父さんの手助けを必要とする」といったところだろうか。おだててやると速く走る。他の子に比べてノーテンキで頭カラッポなんで、単純なんだろうな。今回も1週間位前から「いいなあ、正吉君は。全日本を走れるんだぞ」と何度も言ってたら、結構その気になってテンション高めだった。単細胞だ(笑)。この時期の開催なんで雨を心配してたけど、結局コンディションに負けてしまったね。
俺が見る限りでは3年生くらいが境目のようなんだけど、ある一定の年齢になるとメンタルをセルフコントロールするようになってくるので、親の手助けが要らなくなってくるようだ。
また、どうやったら速く走れるかを自分で考えるから、突然速くなる子もいたりして。正吉君はまだまだその手前で踏みとどまっている。逆に言えば、悔しいという気持ちも自分で考える頭脳もないままで、そこそこ走っているわけなので、この後でまだまだ伸びしろを残していることになる。

「キッズに厳しく怒らないように」なんてことを聞く事があるんだけど、個人的にはそれは半分正解であり、半分はハズレだ、と思う。
そりゃ自分が怒られた時のことを考えると、「怒る人は嫌だな」とか思ったりもする。でも、怒るという感情は必要なものだから、神様が人間に植え付けたわけである。
「悔しい」っていう感情は、自分に怒ってるって事でしょ? それが過ぎると「逆ギレ」という歓迎されない状態になってしまうけど、自分がイメージしたとおりにならなかったから怒る・・・イコール成長するって事でもある。
人に悪さをしたら怒られた・・・すると、何で怒られたんだろうと考えるわけだ。

前回の記事の冒頭の次女の話に戻ると、彼女はとてもここらへんのバランスが悪い。ちょっと何かを指摘すると、すぐスネちゃう。これは小さい頃・・・そうだな、3歳くらいからそうだったんだけど、最初のうちはどっちかというと、逆ギレキャラだった母親の真似をしてるだけのように見えた。これが小学校3年生くらいになり、気がついたときには完全に個性として定着していた。不思議なもので、行動に特徴があったとしても小さいうちはそれが個性だとは気付かず、3年生くらいになった時に初めて「あっ、こういう事だったのか~」と分かるんだよね(笑)。3年生の法則が正しいとすれば、正吉君の全容が見えるまで、あとわずかだ。

そうそう、子供をバイクに乗らせていると、「将来的にプロライダーを目指している」と思われることが多いんだけど、俺を含めてそこまで考えている親は少数派だと思うよ。
あくまで野球やサッカーの代わりなんじゃないかな。
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全日本のチャイルドクロスに挑戦! その3

2015-07-06 17:20:18 | 正吉君モトクロス
バッタバタで行って戻ってきた・・・。

レポは2回くらいに分けて書く予定。
レース結果は引っ張るような内容でもないので先に書いちゃうと、正吉君は未だかつてない絶不調で30台中25位。後ろから数えたら入賞という不名誉な結果に終わった。

俺は仕事がバタバタで、そもそも行けるのか、行ってもいいのかというほど。結局、納期が変更になったものがあり(あまりにムチャなスケジュールだったので納期を伸ばしてくれた)、どうにか行けることになった。
元々は金曜日のうちにある程度準備して土曜日の朝に出発、早めに現地着して観戦しようと思ってたんだけど、全くそんな時間が無くなってしまったわい。

金曜日の深夜から土曜日の朝にかけて、いつものとおり仕事をして、土曜日の午前中に準備して・・・と思っていたら、土曜日の朝に次女が行方不明に!! 
朝7時に弁当を持たせて部活に送り出したのに、7時半過ぎに顧問の先生から電話があり、まだ来ていないと。いつもなら電話はなかったのかもしれないけど、この日はバスで遠方に練習に行くはずだったのだ。
次女はしばらく前から様子が変だったので、実は薄々予想をしていた。中学生の子が行く場所なんて大体読めるから、しばらく探したら発見! 誰にも分からない場所を選んだつもりだろうし、まさか顧問から俺に連絡が行くとは思ってなかったんだろう。いきなり俺が現れてビックリしていた(笑)。バックレた理由はここには書かないけど、俺が想像していたとおりのもの。なんちゅうか、メンタル的に負のスパイラルに入ってしまっている状態なんだよね。
これは今回の正吉君にも通じる話なので、今回のレポの最後にまとめとして書こうと思う。

そんなわけで、出発を土曜日の夕方くらいにしようか、いっそ次女も連れて行くか迷ったが、結局は正吉君と2人で昼頃出発することになった。
中学生にもなれば自分で考えて解決するしかないので、何故今のような状態になってしまっているのかを俺なりに分析したヒントを与え、また彼女自身もある程度は落ち着いていたので、放っておいたほうが良かろうと。

自宅からレース会場へは、ちょうど3時間くらい。「in神戸エアポート」とは言ってるけど、空港の敷地内というよりも空港のある埋立地内で開催するという表現の方が合っている。小豆島から○○立米の土を運び・・・との事だったけど、これも会場の周りに「残土処分云々」という看板が建っていたことを考えると、モトクロスの為だけに土を運んだという訳ではないんじゃないかな、シランケド。

きっとゲート付近に何人もスタッフがいるんだろうと思っていたら、どこに行っていいのかも分かりにくいような状況で、中に入ったら入ったで、またまたどこへ行ったらいいのか分からない。
散々ウロウロした結果、知ってる人を見つけたので、すぐ近くにパドックを構えることにした。

一番最初に送られてきたパドックの配置図によると、完全にメーカー毎にスペースが区切られていた。
ファンサービスや利便性、一体感を考慮してのことなんだろうけど、何せチャイルドクロスでTTRは正吉君だけなんで、もしも両隣がバリバリのIAだったりしたら肩身が狭いな~と思っていたら、最終的にチャイルドクロスエントラント専用のパドックスペースが用意された。
まあ、パドックとして用意された場所はかなり広かったので、実際にはあまり気にする必要もなさそうだった。

これがトランポの車両通行証。


・・・なんだけど、「チーム名」とかならまだしも「所属」って・・・。モーレツに背徳感を感じるんですけど(笑)。
コレとは別に、リストバンドのライダーパスとピットクルーパスがある。

パドック設営後、しばらくレースを見たりしてたんだけど、雨が結構降っていて体も濡れてきたし、正吉君も寒いと言ってるし・・・で、風呂とメシに行くことにした。
いつもならパドックで調理するところ。でもアレって、料理することよりも食材の調達や調味料の準備が大変なのだ。
あまり遠くに行きたくなかったんで近場の街中で風呂とメシを食う場所を探したら、不思議なくらいに独立店舗が無い。
仕方なくショッピングモールに入っても、やっぱり独立した飲食店が見当たらない。フードコートしかない。何故にこんなトコまで来てリンガーハットで食わなきゃいかんのか~。
入浴施設指定の駐車場に入れたのに、2時間無料のはずが「入浴のみのお客様は駐車サービスになりません」とかこきゃがるし(怒)、やたら高くついてしまった。今回は準備も下調べも無しだったので、ちと無理があったかな。

そして今回不便なのは、何と言ってもハイエースじゃなくてトラックだということ。
キャンプ用のテントで寝るしかないのだ。


多度の常連さんも集まり出した頃、いい加減に疲れが出てきて、酒もほとんど飲まずに寝てしまった。

朝メシ。あえて変な表情の写真をチョイス(笑)。


「俺は正吉君には絶対にコンビニ飯を食べさせない」などと言っていた割に、あっさりと失脚(笑)。まあ、いつもはこれだけやってるんだ。たまには許されるだろう。

さて、受付開始である。
全日本なんて初めてなんで、とにかく勝手が分からない。


エントリー受理書や誓約書(WEBエントリーの場合はエントリー時に自筆の誓約書が添付できないので、当日提出することになっている)、マシンの仕様書(予め改造点を申請したり、フレームナンバーやエンジンナンバーを記入する)、ライセンスを用意して受付に向かったが、保険証やらトランスポンダーを固定するためのインシュロックなどを持っていかず、受付とパドックを2~3回往復するハメになってしまった。
チャイルドクロスは受付したらそのまま練習走行になるので、受付には全部準備していく必要がある。

トランスポンダは左側フロントフォークに取り付ける。インシュロックを通せるようになってる、親切設計。


借りる際、保証料として1万円預けなければならないが、レース後に「時間内に」無事に返却すればそのまま1万円戻ってくる。
練習走行時には車体に取り付けられていなければならない。

車検。


フレームのネックに「車検合格」のシールが貼られ、エンジンマウントボルトとサイレンサーエンドキャップに塗料でマーキングされる。思っていたほど細かいチェックはされなかったな。
ちなみに車検場に入る前にヘルメットチェックがある。FIMとかの公認を示すシールが貼られていないとレースに出る事ができない。

いよいよ走行だ。

つづく。
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