THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

イントロダクション

2018-09-03 14:13:00 | 神様がくれたもの
俺が初めて「アスペルガー症候群」という言葉と出くわしたのは、2012年の映画(アメリカでは2011年の年末公開)「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

家庭崩壊が始まる以前に観た映画で、主人公の少年がアスペルガー症候群(疑い)。
アスペルガー症候群について何も知らなかったので、この映画を機に、少々調べた。しかし、この頃はまさか自分が当事者とは思っておらず、症状についても良く分からなかったというのが正直なところ。
映画も謎の展開が多くて、疑問符がついたまま終わった。

映画好きなブロガーが、映画評論家よろしくレビューを書いていたりするんだけど、アスペルガー症候群に触れたレビューは見かけなかったな。
9.11同時多発テロが物語の背景にあるので、こちらから紐解こうとすることが多かったように思う。
そして何より謎が残るのはこのタイトル。
原作者や映画制作側からの説明は全くなく、ブロガーのレビューでも謎解き状態になっていた。

もちろん当時の俺に分かるはずもなかったのだが、今では何となく「もしかしてこうかな?」という答えがある。

アスペルガー症候群は、普通の人と感覚が違うのだ。
長女は小さい時、工場で鉄を切る音や犬が吠える声を病的に嫌がった。
主人公の少年オスカーも、映画の中で似たような描写がされていた。これらと、父母との関係、調査探検ゲームの結末に引っ掛けられているのだろうと思う。

同じく映画。2010年のソーシャル・ネットワーク。

フェイスブック創始者であるマーク・ザッカーバーグをモデルとした映画だが、ストーリーは創作。
実は裏設定として、マーク・ザッカーバーグがアスペルガー症候群である事になっているのだそうだ。
これを知った上で観ると、見方が変わってくる。

2013年からの新しい診断基準によって、アスペルガー症候群という言葉は、今はあまり使われていない。
画一的な存在ではなく、自閉スペクトラム症という大きな幅の中の一つということという考え方からのようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする