THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

子育てを卒業しました

2024-01-29 08:33:40 | 神様がくれたもの
色々あって、予定よりも少し早く子育てを卒業した。2週間ほど前から人生初の一人暮らし。
1人になってしまって、最初は気が抜けたり凹んだりしたけど、悪いことばかりじゃない。今は前向きに考えている。

経緯は、、、いや、悪いこともしてなければ、悪い状態になったってわけでもないんで、ご心配なく。
10年以上一人で子育てしてきて、完全に最後までやりきれなかったのは心残り。しかしまぁ、ほぼやりきったと思うし、100点は付けられないけど、胸を張って及第点、合格点だと言える。



しっかし、1人暮らしって、めっちゃ時間が余るんだね笑
1日おおむね12時間労働をしている俺ですらそうなんだから、定時上がりのサラリーマンだったりすると、そりゃあ余暇を楽しむ余裕もあるだろう。

メシを作るにも、人を気遣う必要がない。ちょっと量が少ないかなとか、もう一品作ろうかなとか、2~3日前と同じメニューにはしたくないなとか、今まで気にしてきたことがウソのように消えた。
何をするにもやたらチンタラやっていた人がいなくなり、タイミングを合わせる必要がなくなった。朝も晩も30分~1時間くらい短縮できる。
自分だけ外でちょっと高いものを食べるのは罪悪感があったけど、それも無くなった。
子どもたちに気を遣って、彼女とデートするときはコッソリ出かけたし、ちゃんと晩御飯の時間に間に合うように帰ってきていた。マッチングアプリや婚活パーティーへの参加も、今や隠さなくてOK。
育児のために、最も犠牲にしてきたものは、仕事だなー。随分話を断ったなぁ。仕事人生で一番おいしい時期を逃してしまった。これからはもうちょっと集中できるようになるけど、年齢を考えると、はたしていつまで働けるのだろう。
飲みにも行けるし、今後また誰かと付き合ったとして、多少遅くなっても大丈夫だし。ベル君(最近このブログに登場してないけど黒猫)さえ気遣えば、一泊位ならできそうだ。

1人になって、あらためて考え直してみると、自分にとって自宅は「子供がいる場所」だった。それ以上でもそれ以下でもなくて、自分の居場所は工場(仕事場)という感覚だったのよ。
荷物が多くて自宅では置き場所に困るってのもあったけど、自分の持ち物は、ほとんど工場に置いていた。
拠点が工場であり、彼女とデートに行くとか大人のお店に行くとかの、一人の人間の部分や男の部分は、自宅にいる間はオミットしてきたんだな。ガレージを建ててバイク関連はかなり引っ越したが、実はまだ大半が工場にある。オシャレ着とかもほとんど工場に置いていた。年末年始以外は、ほとんど自宅に居なかった。これ自体どうなんだろうと、あらためて気付かされて、考えてしまったな。
60歳で死ぬ予定、なんて言ってたのは、繋がりを言葉にして説明するのが難しいけど、こういう実態からの延長だったのだと思う。

自宅には、俺の実体がなかった。

俺はとりあえず、人間に戻りたい。
極力、栄養のバランスを考えて自炊し、子供たちがいたときと同様に早寝早起きし、休日に出かける用が無ければ自宅で過ごし。酒は控え、タバコもやらず。
仕事に打ち込み、趣味に打ち込み、人とのかかわりを大事にして。60歳で死ぬ予定なんてのは撤回する。
1人の女性と恋愛して、結婚して、いつまでも支え合って暮らして、失った人生を取り戻したい。今ならまだ間に合うと思う。

それでも、やっぱ・・・、ちょっとさびしい笑
コメント
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