ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

おごそかな渇き

2011年03月21日 | 時代劇はミステリー

好きな作家のひとりに”山本周五郎”がいる。だが、どれを読んで、
感動したとか、どの作品が好きとか言えない。

 そんな中で、”おごそかな渇き”という短編集を読んでみた。有名な
”雨あがる”や”かあちゃん”があったせいでもある。

しかし、最初の作品を読み始めて、不思議な懐かしさに襲われ、次の
作品で、確信へと変わった。”読んだことがある。”という確信だ。

しかし、ほとんど、記憶があるわけではない。したがって新鮮なのだ。

多分、30年以上前に読んだのだろう。 前に読んだことのある小説を
読むと、もったいないという気分になって、がっかりするのが常であるが、
今回はそういうことがなかった。

それだけ、優れた作品だからだろう。また、多分、30年以上前に読んだ時
と、ほぼ、変わらない印象、感動を覚えたような気がする。

多分、30年以上前から、自分も変わっていないということかも知れない。

 
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