ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

江戸職人き譚(佐江衆一)

2023年07月25日 | 時代劇はミステリー

佐江衆一氏の「江戸職人き譚」を読んでみた。

9編からの江戸時代の職人などを主人公にした
短編集だ。

錠前師、凧師、葛籠師、人形師、大工、化粧師、
桶師、女刺青師、引札師などを描いており、
そのユニークさに感嘆した。

もともと、純文学から初めて、時代小説に移って
いったとのことで、文章も素晴らしかった。

特に、抑えたエロチシズムとでも言うのであろうか、
男女の想いが良く描けていた。

気に入ったのは、2番目の笑い凧と最後の思案橋の
二人であろうか。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 町長選挙(奥田英朗) | トップ | 帝国の亡霊、そして殺人(ヴ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時代劇はミステリー」カテゴリの最新記事