MICHAEL CONNELLY（BLOOD WORK)

マイケル・コナリーのBLOOD WORKを読了しました。ボッシュシリーズも素晴らしいが、それ以外のものも本当に素晴らしい。
マイケル・コナリーの本では５作品目ですが、まだ、読みたい本があります。マイケル・コナリーは心の葛藤の描ける作家だと思います。


⑤BLOOD WORK

又、マイケル・コナリーの素晴らしい作品に出った。どうして、こう、独創的で、他の作品と違う作品を次々に書けるのだろうと驚嘆するばかりである。

元、ＦＢＩの催眠術による聴取もできるプロファイリングのプロのMcCalebが主人公である。
心臓移植で命を取り留めたばかりの主人公が、心臓のドナーの女性を殺した犯人を追い詰めるまでの物語だが、最後のどんでん返しに行くまでに、何度となく、2転、3転と推測が変わっていくのだが、それが、ちっとも、不自然ではない。
犯人を追っていく主人公が、犯人にされそうになるとは！

最後には、何をやっても、先を読まれてしまう天才的な犯人から、ギリギリの選択を迫られる主人公が取った決断とは。

マイケル・コナリーは素晴らしい。