ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

日本剣豪列伝(直木三十五)

2020年10月06日 | 時代劇はミステリー

日本の剣豪に興味を持っているが、直木賞の直木氏が、戦前に書いた
剣豪列伝を読んでみた。

十数人の剣豪を主に題材にしているのだが、その中には、その弟子やら、
関連する剣豪の話にも飛びまくっており、少々、まとまっているとは
言い難い部分もあった。

後半の雑話の中には、繰り返しとなる文章もあり、飛ばし読みになって
しまった。

しかし、戦前の本にしては、読みやすく、大衆小説の賞に与えられる
直木賞の由来が少し、理解できるような気がした。

また、非常に珍しい話と思える部分もあり、面白く読めた。

一度に相手をした最多人数は、5人を相手にして、3人を斬ったのが最多で、
十人、二十人..と斬るような超人的なことは戦場以外では、できないというのが
なるほどと思った。

また、戦場では、道場の剣道のように、飛び跳ねたり、よけたりなどはできず、
両隣も後ろも味方であり、正面の敵に対して、上からたたき切るか、突くしか
ないというのも納得がいった。


 


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