日本の剣豪に興味を持っているが、直木賞の直木氏が、戦前に書いた
剣豪列伝を読んでみた。
十数人の剣豪を主に題材にしているのだが、その中には、その弟子やら、
関連する剣豪の話にも飛びまくっており、少々、まとまっているとは
言い難い部分もあった。
後半の雑話の中には、繰り返しとなる文章もあり、飛ばし読みになって
しまった。
しかし、戦前の本にしては、読みやすく、大衆小説の賞に与えられる
直木賞の由来が少し、理解できるような気がした。
また、非常に珍しい話と思える部分もあり、面白く読めた。
一度に相手をした最多人数は、5人を相手にして、3人を斬ったのが最多で、
十人、二十人..と斬るような超人的なことは戦場以外では、できないというのが
なるほどと思った。
また、戦場では、道場の剣道のように、飛び跳ねたり、よけたりなどはできず、
両隣も後ろも味方であり、正面の敵に対して、上からたたき切るか、突くしか
ないというのも納得がいった。
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