ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

2022年02月18日 | 国内ミステリー

第135回直木賞受賞作、「まほろ..」を読んでみた。

まほろ市は、東京のはずれに位置する架空の都市西部最大の町で、
他の小説でも使われる地名のようだ。

解説によると、架空の(まぼろし)とも取れるし、素晴らしい、
住みやすい街とも取れるとのことだ。

また、三浦しをんに描かれたまほろ市は、おそらく町田市であろう
とのことだった。

主人公の多田便利屋に、高校の同級生、行天が、ころがりこんで、一緒に
暮らすという物語だ。

行天をはじめとして、何とも、個性的な登場人物が多数登場する。

いかにもいそうな人物とも思えるし、いや、いそうにない架空の物語
とも思える。ただ、不思議な世界であることは確かだ。

SFのような不思議な世界に、引き込まれる。

主題は、幸福の再生、取返しがきかないことはあるが、同じではなくても、
形を変えてでも、幸福は再生するということなのだろう。

不思議な魅力は感じたが、また、いつか読みたくなるかは、わからない。


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