風野真知雄の「わるじい秘剣帖」全10巻を読み終えた。
8巻まで読んだ後、山関係の小説にはまって時代劇は、
遠ざかっていたが、9~10巻を一気に読み終えた。
この作品は、なんとも、設定が、おかしな設定だ。
何しろ、息子が不倫して芸者に産ませた赤子を不憫に思い、
引退した元目付けのじいさんが、長屋の隣に住みつき、
おんぶして子守りをしながら、いろいろな事件を解決して
いくというのだ。
また、一刀流の免許皆伝なのだが、いろいろ、秘剣を生み出していく。
例えば、刀を杖のようにして年寄りの恰好して、突然、
反撃に出たり、枯れ葉を舞わせて目をくらましたりとかだ。
また、目のつけどころも、意外とするどいため、奉行自ら、
探索を依頼してきたりするのだ。
このおかしな設定だけで、十分、楽しめる。
落研だった風野氏の作品は、どれもほんわかしている。
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