この週末は家で静かに過ごしていました。
かと言ってゆっくり読書や音楽鑑賞をしていたわけではなく、三食の準備と片付けに洗濯掃除に食材の買い出し…と日々の家事をゆっくりやっていたら一日過ぎてしまった感じです。
普段は自由時間を捻出する為に家事を相当テキパキ急いでこなしているのだなと実感できました。
そりゃあ交感神経が優位になりやすいでしょうね。
私は婦人科を専門的に学び、特に不妊治療において有名な先生のもとで長く実習していました。
どうしてなのか?
よくわからないのですが…
たぶん、発端は「月経を調える」事に興味があったからではないかな?と思います。
授業で月経トラブルの勉強をした時に、「日本では全て個人差ですまされる様な事が色々と、それぞれ異常として治療法が確立されているので、これはぜひ日本で役立てて多くの女子を救いたい!」と強く思い、婦人科を専門にしようと思いました。
だって、問題は月経だけにとどまりませんからね。
月経トラブルがあるという事は、体内のバランスが崩れています。
という事は、他にも何か影響が出ていたり、これから出てきたり、今は小さな影響で気づかない程度であっても、長年積み重なった時に症状で出てきたり。
更年期のトラブルは長年の影響が積み重なった結果なのかもしれません。
それより早く影響が出るのが妊娠と出産でしょうか。
不妊治療においても、先ずは月経を調えることから始めます。
患者さんは「私は不妊治療をしたくて来たのよ!月経ケアをしに来たのではないわよ!」
と怒り出す人もいました。
日本よりも月経に関して意識の高い中国ででもそんな感じです。
まあ、中国にも健康に無関心な人だっていますからね。
とにかく、そんな患者さんには先生が「月経がととのってなくて妊娠できるわけがないだろう。」と一喝していました。
月経は妊娠を望まない人にとっては鬱陶しく感じるかもしれません。
私は中医学的を学ぶ前はそう感じていました。
でも、今は違います。
確かに期間中は不便だったり体調も万全ではないので、早く閉経してほしいなと思う事もありますが、すぐに
「でも、無くなったらどうやって体内の状況を探ればいいの?」
と思い、前言撤回してしまいます。
月経の状態は人それぞれ。
同じ人でも、月によって変わります。
それは体調を表しているから。
だから、月経の時期は毎月反省会になる私。
ああ、そういえばこのひと月は冷える事が多かったとか、湯船にあまり浸からなかったとか、イライラする事が多かったとか、緊張状態が続く事が多かったとか、ストレスを上手く発散できなかったとか、食事のバランスが良くなかったとか、まあ色々あります。
それで日々微調整していけると、悪い事が積み重なりにくいです。
だから、産む人も産まない人も、女子であるなら月経を上手く利用して体調管理に活かしてほしいなと願います。