めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

カレー曜日

2010-08-28 | Weblog
今日は我が家の食いしん坊に元気が無かったので

急遽、彼女の大好きなカレーにする事にしました。

豚肉をダシにして茄子とピーマンをたっぷり炒め煮しようと思い準備を進めていたので、お鍋には解凍した茄子(オーブンで焼いたもの)、さっと湯通ししたピーマンとしめじがたっぷり。

今日はお昼ご飯と3時のおやつがカロリー(油脂分)高めで豚肉も脂が多めだったので、市販のカレールーは使わずに作る事にしました。

豚肉を粗挽きくらいにたたいてたまねぎ、人参のみじん切り+スパイス(コリアンダー7~8粒、クローブ1粒)とともに炒めます。

火が通ったらクミン、うこんのパウダーを小さじ2分の1ずつくらい追加してさっと炒めてお鍋にうつします。

トマトジューズを加えて軽く煮込み、仕上げにカレーパウダー(S&B)を小さじ4分の1程度加えたら出来上がり


となるつもりがトマトジュースをきらしていて水で代用。サラッとしたキーマカレーのような仕上がりになりました。



ニンニクと生姜を入れてないからか?やや味に深みが欠け大黒柱様にも「もの足りない。パンチにかける」と言われてしまいましたが、主役?の食いしん坊はおいしい、おいしい、ととても喜んで食べてくれたので成功とします。

いつもの事ながらクールダウンを心がけたカレーなので茄子たっぷりでニンニク、生姜、唐辛子は抜きで。



今回は急遽作る事になったので材料にも限りがありましたが、今度は印度カレーのレシピを参考に緑豆を使って作ってみたいと思います。

暑い国なのに毎日毎日スパイシーなカレーで大丈夫なの?

ずっと不思議に思っていたのですが、「いちばんよく食べているのが緑豆のカレーです」と印度人による料理本に書いてあるのを見てなるほどと納得。

一度はレシピを忠実に守り緑豆のカレーを作ってみたいと思っているのですが、ここ2~3年は急に思い立ってカレーを作る事が多く実現に至らず。

2年以内には実現させたいです。





季節は秋ですがこの暑さ。

週末に緑豆を使ったデザートでも作ってみようかな。

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みょうが

2010-08-25 | 薬膳&食療(野菜)
処暑

暑さも終わり
涼風を感じる
でもまだ18日間は汗を流す


そんな記載がありますが、暑すぎます! 外を歩くと“むあん”と熱風が襲いかかってくる様な日が続いています。

昨夜の天気予報では「あと2週間は厳しい残暑が続くでしょう」と言ってました。 

ああ、秋が恋しい。



毎年夏になり目にする度に「今年はいつ食べよう」と思うみょうが。

初めて口にしたのは中学生の頃。おみやげにいただいたしば漬けだと思います。

その頃はみょうがなんて存在すらも全く知らず。なので未知の味に驚き、すっかり“しば漬けのとりこ”になってしまいました。未知の味故にどうやって作るのか想像もつかず、不思議な思いをしながら食べていました。



数年前にふとしたきっかけでしば漬けの存在を思い出し、「あれ、作れないのかなあ」と市販のしば漬けの原材料を見てみたら、、、、
「え? これだけ???」

特別な調味料の記載はどこにも無く、そこには”みょうが”の文字が。

ああ、これかも! あの独特の風味の犯人はみょうがだったのね!!


食べ慣れていないだけにあまり料理法も思い浮かばず、薬味に不可欠とも思えずなので、思い出してからは季節ものとして毎年1回はしば漬けで楽しんでいます。

この夏は赤紫蘇が手に入らなかったので青紫蘇と梅干しで作ってみました。

色はほとんどついていませんが、香りは「そうそう、この香り」と思わず“にんまり”してしまう香りです。

みょうがの他にも生姜に紫蘇と香味野菜が入っているので気の巡りが良くなりそうです。

これでしばらく続く残暑もなんとか…





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もうすぐ、もうすぐ…

2010-08-21 | 二十四節気
朝晩は幾分暑さがやわらいだか?と感じるようになりましたが

それでもやっぱり暑い!

今年はエアコンのスイッチを切る機会がありません。

汗を流して環境に適応するのも必要だとは思いますが、ここまで暑いと体力の消耗が激しくなるし、私だけでなく高齢の姫や幼いミニーさんと助子クンもいますから…

それにしても自分の体力の無さにはあきれてしまいます。

体力があれば環境適応能力も精神的余裕ももっとでてくるだろうに、今の私はそのどちらもほとんど無く毎日ヘトヘトに疲れ果ててしまっています。

体力をつける為に少しずつでも何か始めないと!



この週末はまだ酷暑となるようですが、来週月曜には二十四節気の「処暑」となります。「もう暑さも終わり」と言う意味で風を涼しく感じられるようになります。

睡眠が重要なこの時期。暑さでゆっくり休めなかった体を十分休ませてあげる為にたっぷり睡眠をとりましょう。


我が家では
姫  → 就寝前(夜10時頃)と明け方3~4時頃から1時間くらい騒ぎ続ける
ミニーさん → 就寝前(夜8時頃)の1時間と夜中から5~6回騒ぐ

と言う状態が1年以上続いています。

去年のクリスマス辺りに新しく我が家の一員になった助子クンは騒ぐ事が少なかったのですが、立夏を過ぎた辺りから騒ぐ事を覚え、7月に入ってからは昼だけでなく夜中にも騒ぐようになってしまいました。

よって私は睡眠不足の日々。

我が家には悪い気でも流れているのでしょうか?

ちょっと風水的に判定して欲しくなってしまいました。←現実逃避?


あー

西瓜食べたい!


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未練あり

2010-08-20 | Weblog
覚悟はしていましたが…

夏の余熱は思った以上にすごいですね。

そんな暑さ故か?今年の大暑の頃に火がついた西瓜熱は冷める事なくますますヒートアップしています。

と言うのも、先日久しぶりに少し自由になる時間ができたので西瓜を買いに出かけたのですが、目の前で私の狙っていた小玉西瓜の最後の1個が買われてしまいました。

あっ…

そりゃあもう、がっかり。

一気に気持ちがどよーんとしてしまい、代わりになるかな?と目についた梨を買ってどうにか気持ちを持ち直そうとしたのでした。


秋は乾燥の季節。梨は肺を潤す作用があるので、乾燥に弱い肺を守る為にも是非食べたい果物の一つです。

もちろん、ひんやりとする程度に冷やした梨はカラッと乾燥した秋に火照った体にはとても美味しく感じるので大好きです。

ただ、こうも蒸し暑い日が続くとやっぱり西瓜に未練が…

西瓜食べたいなあ



沈んだ気持ちのまま作ったこの日の夕食はメインに華が無く、代わりに常備菜をアレンジして数を増やしてみたのですが、大黒柱様に「これだけ?」と言われてしまいました。

普段は「余裕が無ければ何でもいいよ。卵かけご飯や納豆だけでも全然かまわないよ」なんて調子のいい事言ってるのに。

あげくの果てには食後の片付けが終わって寝る準備をしていたら「お腹空いたからおにぎりつくって。わかめご飯のがいい」なんて言うではないですか!

こう言う事って「やって当たり前」と思われているようで、「何もしなくていい」と言うのには含まれていない様です。

今更変わりようが無いでしょうけど、ねえ…


ああ、西瓜食べたいー!




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秋は少辛増酸

2010-08-14 | 薬膳&食療(その他)
今年の夏は本当に暑い!


と言う言葉、本当によく耳にしました。

例年エアコンをあまり使わない我が家も今年はかけっぱなし。特に姫なんて高齢なのでエアコン無しだと本当に辛そうなので…



さて、秋の薬膳ですが

基本は“少辛増酸”

肺は五行学説では金に属し秋の気に通じているので肺の気は秋に盛んになります。

辛味のものを少量食べるのは肺の気が盛んになり過ぎるのを防ぐため。

五行(木火土金水)の力関係では、「金は木を克する」ので肺の気が盛んになり過ぎると肝(木に属する)の機能を損います。よって酸味を増やす事で肝の機能を増加し盛んになっている肺の気の侵略に抵抗するのです。


辛味のものには葱、生姜、ニンニク、ニラ、唐辛子や胡椒等があり食べ過ぎは津液(体の潤いのもと)や気を消耗します。

酸味は多くの野菜や果物に含まれ津液を補います。特に肺を潤すのは人参、冬瓜、レンコン、白木耳、豆類や大豆製品、キノコ、昆布等の海藻、梨、柿、柑橘類、バナナ等

秋は乾燥の季節。この点からも少辛増酸を心がけたいですね。



もう1週間以上も風邪(たぶん)で体調を崩している者がいる我家。発熱が不規則(あやしい病気の疑いあり?)なせいか?診察も頻繁に来るよう要求されていて早朝のネット予約が大変でした… 今朝は記入ミスの為1分遅れて6番目!

だいぶ回復しているのですがご機嫌ナナメで元気も無いので、せめて食事で楽しませてあげようと思い色々と工夫しています。

昨夜は久しぶりに好物のカレーにしました。

まだ完全に回復していないのでカレーはあまり良くないかと思ったのですが…

少辛にする為に生姜やニンニクは使わず熱を冷ます食材を沢山入れて作ってみました。

カレールーは風味を感じる程度にごくごく少量だけで、とろみづけは昆布とキノコ、人参のペーストで。

具には豚肉、少量のたまねぎ、皮をむいたキュウリ、茄子。

たまねぎ以外は体の熱を冷ます食材。野菜はたっぷり入れました。

茄子は一度グリルしてストックしてある物を使ったので煮込んでも型くずれ無しです。キュウリは皮をむくと青臭さがなくなり冬瓜の様な感じになります。いずれもさっと煮込む程度で存在感があるように仕上げました。

調子に乗って相性も何も考えずにあれこれ入れ過ぎたか?と一瞬不安になりましたが、なんでも美味しくまとめてくれるカレー効果のおかげか? 意外に美味しかったです。


この夏よく食べている茄子。茄子は冷蔵庫を嫌いますが、かといってこの熱さで常温での保存はちょっと…

なので、買ってきたらすぐ縦に半分に切りオーブンのグリル機能で素焼き(油を薄く塗ると香ばしく仕上がります)してから適当な大きさに切って冷凍庫や冷蔵庫で保存しています。

かさも減り保存性も高まり冷凍野菜のように便利に使えるのでとても便利!

煮込んでも型くずれしないのもうれしいところ。

茄子はそのまま煮込むと型くずれはするし歯ごたえもなくなるのでどうも食べた気がせず味もぼやけた感じになり困っていたのですがそんな悩みも一気に解決です。

秋もまだまだ美味しい茄子。

冷えの心配が無い者ばかりの我が家なので、引き続き茄子を堪能しようと思います。


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ひゆな(ジャワほうれん草)

2010-08-12 | 薬膳&食療(野菜)
この夏は珍しい(懐かしい)野菜を食べる機会に恵まれました。

緑の茄子に、赤いオクラ、外国でよく瓶詰めのピクルスになっているずんぐりむっくりなキュウリ、そしてヒユナ。

”ジャワほうれん草”と言う名で売られていた葉野菜

大好きな空心菜に手を伸ばしつつも目はその葉野菜に釘付けでした。

ほうれん草と言うからには下茹でが必要なのかな?と思い、そのまま空心菜を手に取ろうとした時に目に入った紹介文が「下茹でせずにそのままお味噌汁にどうぞ」

へえ、それなら是非試してみよう!


と言う事で買ってみました。

家に帰ってとりあえず茹でてみると…

なんだか食べた事のあるはずのにおいがします。

パタパタとあおいで冷ましながらぼーっと考えていると、思い出しました。 ピンク色のヒユナと同じ香り!



調べてみるとやはりヒユナでした。

東南アジアでよく食べられているそうです。

なるほど。どうりで夏にピッタリなほろ苦さがあるわけだ。


空心菜同様体の余分な熱を排出する働きがありビタミンも豊富なので暑い時期にたっぷり食べたい野菜です。

ヒユナには通りを良くする働きがあるので湿気の多い日本の夏にもピッタリ!(湿は気の流れを妨げます)


大黒柱様が受け入れられるゴーヤの苦さは苦手な私ですが、大黒柱様が「あまり好きでない」と言うヒユナの苦さは心地よく感じます。

つくづく、人の好み(味覚)って不思議だなぁと思いました。

味覚は体調を反映するので当然と言えば当然かもしれませんが、でもやっぱり不思議~
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うりうり

2010-08-10 | Weblog
まだまだ日中は暑いですが

夕方の風を心地よいと感じるようになりつつあります。

そんなわけで大好きな西瓜やマクワウリもそろそろ食べ納めに。

幼い頃からのクセで自分の欲求はすべて押し殺してしまう私。(もちろん誰にも言わない。そしてどうしても譲れない事だけたまーに強く主張→勘違いされやすい。改善したいと思いつつ…クセとはおそろしい)

中国から帰国してからは西瓜をあまり食べていませんでしたが、今年は大暑の時期に2~3度楽しみました。

久しぶりの味に「あー  やっぱり西瓜大好き!! 死ぬ前の最後の晩餐は西瓜を沢山だわ」としみじみ思いつつも、

「うーん、別の季節にはちがう事を言ってそうだわ。秋は葡萄に梨、冬はりんご(ジョナゴールド限定)、春は…無いから南国でマンゴー&パパイヤ&パイナップル、初夏は中国でエリザベスめろん、、日本で死ぬなら西瓜を美味しく感じる夏がいいな」

なんて考えつつシャリシャリと幸せのひとときを

ああ、飽きるまで食べていたい…



今年は貴重なマクワウリを手に入れる事ができました。

日本のメロンにはあまり魅力を感じない私(甘すぎる果物は苦手)

歯ごたえもそこそこありスッキリとした甘さのマクワウリは好きです。

市販されていないのでほんとうに久しぶり

その強い香りに「そういえば中国では香瓜と言っていたなぁ」なんて思い出しました。


糖度を追求して品種改良を重ねた果物ばかりでなくこういった素朴な味の果物も育ててくれたらいいのになぁ…
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予定日超過

2010-08-09 | 産・婦人科ゴト
出産がいつあるのかは誰にもわかりません

妊婦さん本人は期待と不安とを感じながら出産を待ち望んでいる事でしょう。


先月、予定日を1週間過ぎてまだ出産の兆候が無いという妊婦さんからのSOSがあり中医学的アドバイスをさせていただきました。

予定日超過の原因は大まかに2つに分ける事ができます。

→巡りが悪いか?押し出すパワーが無いか?

栄養過多が問題である事も多い現代では巡りが悪いことがほとんど。

ストレスや運動不足、冷え等幾つかそれに至る原因が考えられるので多方面の対策をたてました。


まずストレス。

これは難しい。病院で「あと1週間以内に産まれなければ帝王切開です」なんて言われて焦らずにいられないでしょうから…

これにはバラや好きな香りのハーブティーを

バラは効果が比較的強いので一番のオススメですが、香りを気に入らなければ逆効果だし手に入れやすくはありません。

リラックス効果を得る事が一番なので好みのハーブで十分だと思います。


運動は緑や花のあるところでの散歩を

緑には気分転換、花には鬱々とした気分を晴らす効果があります。


冷え対策は特に下半身を冷やさないように。

きつい靴下は血行不良により冷えや気の滞りを引き起こすので注意!!

洋服を着込むよりはマッサージをする方が効果的です。


そして中医学ならではのツボ

“陣痛を起こすツボ”なんてものは存在しないので、気の巡りを良くするツボで素人にも部位を把握しやすいのを幾つか(ストレス対策の肝系と全身の気を巡りを統括する三焦系)



周囲の「まだ産まれないの?」攻撃も焦りにダメ押しを加えるので避けたいところですが、そう言う気遣いの無い発言をする人には何を言っても無理(悪気が無ければ何をやってもいいなんて事ありません!悪気も無いけど良い気=気遣い も無い人。私の周りに多すぎるような…)なのでこちらが打たれ強くならねば!!と言う事で、それについては受ける側で「笑い」に変えるようアドバイス(笑)



1週間と言う長い様な短い様な期間。これらのアドバイスの結果は…




めでたく自然分娩する事ができたそうです。

これらのアドバイスが無くても自然に分娩できたかもしれません。

でも、いろいろと”やる事”があると余計な事を考える時間が無くなるのでそういう点では少し役にたったかな?

何より自然分娩できた事をいっしょに喜ぶ機会を得た事で気持ちがほんわかとあたたかくなって、私の方が感謝したくなったのでした。

ほんとうによかった! おめでとう!!
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涼風至る

2010-08-07 | 二十四節気
今日も目眩がしそうなほど暑いですが

ようやく立秋となり、暦の上では今日から秋です。

2008年の立秋


昨日も昼間はものすごく暑かったですが、日が沈んでからは風が心地よく久しぶりにエアコン無しで過ごせました.今日もそんな風になるのでしょうか?

秋の訪れを告げる自然界の様子が『涼風至る」

これからは、これまでの熱風を思わせる様な風とは異なる心地よい風を感じる事が出来ると思います。

だんだんと朝晩冷えるようになるので窓を開けて寝ている人は風に直接当たらないように注意しましょう。

というのも、ふだん体表で防御機能をはたしている衛気(気を働きにより分類したときの一つ)が睡眠中は体内に入ってしまうので外から邪気を受けやすくなるのです。

“うたた寝をして起きたら風邪をひいていた” なんて事もそんな理由の為です。

一枚バスタオルを羽織るだけで十分なので用意しておきましょう。



秋は最も好きな季節なのでほんとうにほんとうに嬉しい!

これから少しずつ秋を感じていけるのが楽しみです。





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にんじん?人参?

2010-08-06 | 薬膳&食療(野菜)
今日は家人が熱を出してしまったので急に家にこもる事になりました

そんなわけで朝から常備菜作り

ここ2~3ヶ月冷蔵庫に必ずと言っていいほど入っているのがにんじんのマリネ。

時間がない時にパパッと作る朝食や昼食、お弁当なんかに大活躍の一品です。

品数が少なくてもその鮮やかな彩りに助けられてそれなりの仕上がりになるので本当に助かってます。

実は今まで料理に使うにんじんはあまり好きでなく彩りの為に入れていた様なものなのですが、この常備菜は本当に気に入っているので今のところ飽きる気がしません。

まるで今まであまり食べなかった分を取り戻そうとしているか?とも思えるくらい。


きっかけは遊び心でした。

普段野菜の皮をむく事が少ないので滅多に使わないピーラーを使ってみようかと思い、ごぼうのささがきをする要領でひらひらと削ってみたのです。

1本のにんじんが山盛りのひらひらに。

まるでリボンの様な鮮やかな色をいかして料理したくなったので、蒸し焼きにして塩だけで味付けです。

サッパリとした箸休めとして食べようと思っていたのと保存性を高める為にお酢とオリーブオイルでマリネする事にしました。

こうやって作業をしているうちにドンドンとアイデアが浮かんで最後に一品仕上がる過程が好きだったりします。(最近邪魔が多いのでストレスになってますが)

我が家は宅配で届く新鮮で甘い人参を使うし、熱いうちにマリネ液に浸すと酸味が和らぐので砂糖は加えません。

炒める時にクミン等のスパイスを加えたり、マリネ液にハーブを少し加えてみたりとその時々の気分で色々と試していますが、塩だけの方が食べる時にアレンジがきくので塩だけのことが多いかな。

最近はチーズといっしょにサンドイッチの具にする(全粒粉のパンに合う!)のが好きで、1本分くらいあっという間に食べてしまいそうです。



「人参」と書くと中国では日本でいう「朝鮮人参」のこと。生薬の人参をさします。中国でそちらに慣れてしまってからは日本でも「にんじん」と聞くと頭には「人参」と浮かぶので、ついつい生薬の事かと思ってしまいます。

食材辞典には「気を下げて胃腸を調え五臓を安らかにし食欲増強効果もあり人体にとって有利で害がない」と記載があります。

「気を下げる」だけ聞くと良いんだか?悪いんだか? よくわからないかもしれませんが…

胃の活動の原動力である「胃の気」は通常下に進む事で食物を腸に送り出します。胃の気が上に進むと「胃気上逆」と言う異常状態になり嘔吐症状が出ます。

にんじんは気を下げる事で胃腸の働きを調えるのですね。


食欲増強効果…

もりもりと食べれてしまうのはその効果なのか?それとも異常なのか?

いずれにせよ食べ過ぎには注意したいと思います。

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