めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

→小雪→大雪

2007-11-29 | 二十四節気
最近所用でバタバタとしておりまして

「立冬」の次の節気である「小雪」に入ったことにふれるのをすっかり忘れておりました。

11月23日からは「小雪」になっています。日本でも既に雪が降っている地方がありますね~

もうすっかり「冬」って感じの寒さです。空も“どんより”としているし、日が暮れるのは早いし、、、、この時期「鬱病の人の病状が悪化する」と言われるのもわかる気がします。

鬱病でなくてもなんだか気分まで“どんより”しがちになると思いますが、大昔の医者が「花を見て胸のつまりを解き、音楽を聴いて哀愁を消すのが薬を飲むよりもずっと効果が高い」とおっしゃるように、自分なりに工夫して気分を盛り上げて楽しく過ごせるようにしたいですね



この時期オススメの薬膳には、ウサギの黒ゴマ煮、豚足の霊芝煮込み、若鶏のレモン煮、なた豆と豚マメ(腎臓)炒め、三種の鴨の煮込み、白木耳とクコの目にいいお粥、レタスと大根・豆腐のスープ、百合根とナツメ入り亀スープ、羊肝とホウレン草のスープ等があります

「若鶏のレモン煮」くらいでしょうかね、手軽に作れそうなのは。レモンのさわやかな香りで“どんより”気分をふき飛ばしてくれそうですね


中国ではこの「小雪」の時期から保存用の肉を加工するのに良い時期になると言われており、「立春」までの間に各家々で作っていたようです。

作り方は、肉を調味料(塩、花椒、八角、桂皮、丁字等のスパイス)で漬け込み、15日後に取り出し干して乾燥させてから、柏の枝、砂糖キビの皮、椿の木の皮、または柴草でゆっくり燻す

と記載してあります。「燻製肉」ですね。

香りがよくて味がいいのはモチロンの事、栄養豊富で食欲増進効果や寒さを追い払ったり、消化促進の効果もあるそうです。

消化促進効果があるのは、たぶん“よく噛む”からでしょうね。


我が家の大黒柱サマの様にスルメや鮭とば、燻製肉を“クッキー”を食べるのと同じような速さでもぐもぐ食べちゃう人は即トイレ行き(下痢)となりますのでご注意を

“よく噛む”事で唾液をはじめ消化液が分泌され、消化を促進してくれるし、「堅くて消化に悪いからいつもよりもよく噛まないと~」

ってアドバイスするのですが、いつも「噛んでるよっ」と言うだけですごい勢いで次から次へと食べていくのです。そしてトイレとお友達 の繰り返し

困った人




2週間ほど前に宅配で届いた“会津のみしらず柿”を追熟させておいたのがいい感じに熟して軟らかくなってきました

一般に出回っていない地方の独特の品種を買えるのも宅配のいい所 この柿はカタログの説明を読んだ時に「中国のトロトロ柿だ!」と思って注文したもの

同じように“じゅくじゅく”になってきて、蔕を下にして置かないと自分の重みで潰れてしまいそうになってきています。

これを凍らせて食べるとシャーベットのようになって美味しいそうなので、1個くらいは試してみようかな~



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀杏拾った!

2007-11-27 | 薬膳&食療(その他)
 先日家の近くの某私立学校の傍の道を歩いていたら、ものすご~い匂いが漂ってきました。

うっっ

足元を見ると、いい具合に熟して実が腐りかけている銀杏が落ちています。

おおーっ こんな所に銀杏が


敷地内に入って拾うわけじゃないからいいのよね?? しばらく考えて8個だけ拾って持って帰って来ました。

こんな経験初めてです。それにしても臭い部屋中臭くなって、帰宅早々大黒柱サマが「何この匂い あれ? ちょっと待てよ、、、銀杏?」

と見事当てられました。「土に埋めて腐らせるんだよ」とおっしゃったのですが、その腐りかけた姿を見て「もういいかも」との事。

実を取り除いて洗って乾かす事にしました。 まだプンプン臭います


これを初めて食べた人は物好きですね~


銀杏は生薬名は“白果”といいます。食材辞典によると~

銀杏:味甘苦、性平渋、小毒がある。生だと消毒殺虫作用があり、加熱後は肺を温め気を補う、咳を沈める、頻尿を治す。多食するべからず。


とあります。“小毒がある”とは、“少し身体に悪い成分を含む”と言う事です。日本でも昔から言われていますね。「子供は食べない方がいい」なんて事も聞きます。

“渋”とは“引きしめる”といった感じの意味です。渋柿を食べて口をすぼめるのを想像してください(笑)。

これからの季節は“蓄えの季節”です。夏の発散体質とは逆の体制になり、厳しい冬を越すのに備えます。

そんな時にふさわしいのが“渋”性の食材なのです。


だから外からの邪気を受けたり体の中に余分な物があって熱がでたり咳が出たりしているときは、余分な物を追い出す必要があるので一時的に“発散”体制にする必要があるので,“渋”性の物を摂ってはいけません。

“咳を沈める”効果がありますが、その咳の原因によって効く場合と逆に咳を悪化させる場合があるので注意が必要です


“頻尿”も同じです。膀胱炎やその他炎症が原因で頻尿になっている場合には逆効果になってしまい、気が足りなくなったりして気の“固摂”と言う“引きしめ”効果のような働きが弱くなることが原因で起こる頻尿には効果を発揮します。



今日本では咳、冷え等の症状に対して○○湯って感じで処方箋が出されている所が多いようですが、本来はその原因に対して処方箋を考えなければいけないのです。


ま、それは薬としてのお話で、、、自然の恵みを適量味わうには「楽しく美味しく味わう」ので十分

ただ、熱があったり身体のどこかに炎症がある時は止めておいた方がいいですね。



茶碗蒸しにするか?そのまま炒って食べるか?どちらにしようかな~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日を浴びよう!~睡眠と“気”の関係~

2007-11-26 | 健康・養生
水が冷た~いっ

湯沸かし器設置まであと3日手のアカギレがこれ以上増えないことを祈るばかりであります


冬は遅寝&遅起きが養生、健康の秘訣であると言います。まだ日の出ていないうちから起きて活動するのは陽気を消耗するのでよくないのです。

特に寒さが苦手で風邪をひきやすいなんて人は注意!

どうしても早起きする必要があるときは、せめてしっかり服を着て、部屋も暖かくしましょう。


“遅く起きる”と言ってもだらだらとゆっくり寝ていて良いわけではなく朝の日差しをちゃんと浴びて太陽のエネルギーをしっかり吸収するのが

秋に某新聞で読んだのですが、睡眠に関係するホルモンは日光を浴びてから十何時間後かに分泌されるそうです。

だから、いくら不眠症で寝不足でも朝きちんと起きて日光を浴びていないと次の睡眠に影響が出て夜眠りにつく時間がどんどん遅くなり、悪循環に陥るとの事。

夜なかなか寝付けなくて睡眠不足になり朝の起床時間が遅い人は、朝は早くに起きて不足した睡眠を昼寝で補うのがベストなようです。お勤めしている人には難しい話ですけど、、、その場合は1日ガマンするしかないですね。


中医学では睡眠は気の流れの影響を受けると考えます。

起きている時は体の表面(陽)を巡り防御の役割を果たしている気(「衛気」と言う)が、寝ている時は体内(陰)に入り体内を巡るのです。

だから気の巡りがスムーズでなく陽→陰への転換が行われないと、睡眠もスムーズに得られない事になります。

また、起きている時は「衛気」が防御(ガード)してくれているケド、寝るとそれがなくなってしまうので寝ている時は無防備状態になり、“うたた寝をして風邪をひいた”なんて事になってしまうのです。

バスタオル1枚でも無いよりかはずっとましなので、ちょっと寝る時は上着やバスタオルを被って、窓を閉めて風に当たらないようにするといいですよ~

 

“気”の動きは人間の感情や精神状態の影響を大きく受けます。みなさん既に十分実感されているかと思いますが、精神状態が良くない時は睡眠の質も悪くなりがちですね。

どんな事があろうとも寝る時と起きる時は清清しく気持ちよくありたいものです



姫様も朝日を浴びてから(←?)もう一度します。  後ろから見ると眩しくて本当にエネルギーチャージしているみたい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しい卵で嬉しさいっぱい

2007-11-24 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
今日は卵をどう調理しようかな


これを考えるのが楽しみになったのも、パルシステムで産直たまご(白色)を購入するようになってからです。


それまでは好きでも嫌いでもなく、義務感?イヤ、お手軽感から使っていて、時期によって白身のどろんっとした食感がイヤになったり、黄身の生臭さが嫌いになったりしていました。

卵かけご飯大・大・だーいすきな大黒柱サマがこの産直卵を大絶賛!するので、試しにゆで卵を作って何もつけずにそのまま食べてみたら


お・お・おいしいっっ これが卵の味 生臭さが一切無いよっ


オドロキでした。それからは温泉卵も半熟卵も大好きになり、もともと大好きだった茶碗蒸しがもっと好きになりました。

卵自体の味が美味しくて濃いのでシンプルな調理法が


生みの親は太陽の光や自然の風が入る鶏舎で育てられ、餌も全産地で収穫後に農薬を使用せず、非遺伝子組み換えのコーンを厳選しているとの事。

輸送も低温輸送で行われているようですが、宅配なので冷蔵状態で自宅まで届くので品質の劣化も少ないです。

容器は翌週回収してもらえてリサイクルされるのも

  パルシステムについて詳しくはコチラ→生協の宅配パルシステム


美味しいくってそれだけで嬉しくなる卵ですが、鶏卵そのものは昔から薬としても使われています。

中国の食材辞典によりますと

鶏卵:味甘、性平、無毒。熱をとり精神を安定させる。胎児を安定させる、下痢を止める。食べすぎは気の乱れを引き起こすので普段から“胸のつかえ”や“胃もたれ”がある人は注意(たまに一日2~3個食べる程度なら問題ないと思います)


となっていて、生薬と合わせた治療法が沢山紹介されています。日本の「たまご酒」を思い出しちゃいました。

卵黄と卵白に分けても紹介してあり、大きな違いは卵黄が温性で卵白が寒性であることです。二つ合わせてそれぞれ温と寒が打ち消しあって平性になっているのですね。



卵といえば気になるのがコレステロール。血中のコレステロール値が高い人でも1日1個まではOKとの事ですのでよっぽど食べ過ぎない限り問題ないと思われますけど、、、

実はコレステロールは体内で合成される方がはるかに量が多く、摂取量が少なくなるとどんどん頑張って合成しちゃうんです。

だから「コレステロールはほとんど摂取していないはずなのに、普段から多く摂取している人(や時)よりも血中値が高い」なんて事にもなりかねないのです。(代謝等個人の体質の差にもよる)

ガマンして節制している人にとってはかなり皮肉な話


悪者扱いされるコレステロールですが、細胞膜や各種ホルモンの重要な材料であるので、健康だけでなく美容に関心のある人も是非見直してくださいね。

大豆のイソフラボンパワーも、ホルモンの材料が無ければ意味ナシですよ

そんなワケで私は一般的にコレステロールが高いと敵視されている食品を食べる時は“コレステロール万歳”と思って食べています。

どうせ食べるなら美味しく食べて心も潤いたいですからね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牛スジでコラーゲン補給

2007-11-23 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
今年の秋は肌の乾燥にあまり悩まされなかった私ですが

油断してお手入れしていなかった為か?さすがに少しかさつき始めてきました

秋は“食材から水分を補う”事で肌をしっとりさせていたわけですが、冬は“コラーゲンでしっとり”を目指します!

ちょうど「ヨガをやっているのになかなか体が柔らかくならないなぁ」とつぶやいている人もいるので、よし!牛スジを煮込むか

と言う事で牛スジを煮込みました。

コラーゲンは肌に潤いを与えるし、スジがしなやかになめらかになると関節の動きもよくなりますからね。


圧力鍋で下湯でをして一度水でさっと洗ってから煮込むこと15分。あとは保温するだけ。ぷるんぷるんの仕上がり

それを一晩窓際に放置すれば翌朝にはスープは固まり、表面に脂が集まって固まってくれるので脂の処理が簡単カンタン スープのゼリーが朝日にキラキラ

ちょうど宅配で届いた“下仁田ネギ”があったので、これを美味しく食べる為に“すき焼き”風にして食べる事にしました。

スープは半分ほどとっておいて、大きめにぶつ切りにした葱と豆腐、えのき、半端に残った蓮根も入れてぐつぐつ煮込みます。

そして、我が家では数少ない“砂糖を入れる料理”の一つである為久しぶりに砂糖の瓶の蓋を開け、砂糖を投入!

脂は僅かながらも“しっかり”としたすき焼きの濃~い匂いが漂って来ます。


大黒柱サマが帰宅するなり「今日はすき焼き」と興奮して聞いたくらいですから  スミマセン期待させて

コレステロールや脂を気にしている方にはオススメのすき焼きですね。


主役は“下仁田ネギ”ですから

とあらためて言う必要が無いくらい葱が美味しくなっていました。葱だけ何本もたべていたいくらいでした。モチロン牛スジもとろんっとろんで

今日のお昼は残りの煮汁にお野菜を足して卵でとじて食べるつもりです あっ うどんを入れて煮込むのもよさそうだな~


人間の消化吸収能力は限られているので一度で大量摂取するよりは何回かに分けて摂る方が効果的だと思うのでちょうどいいですね


夏秋と魚中心の食生活だった為か?この頃肉が恋しく美味しく感じます。体の方でバランスをとろうとしているのかな~?










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バナナブレッド(おから入り)~その2

2007-11-22 | 台所で実験
先日美味しそうなバナナを買いました。


ナゼか?バナナは朝食べる事が多いのですが、こう寒いと食べる気がせず、このまま放置するとシュガースポット(黒い点々)が出て来てしまう!と焦りさっさとバナナブレッドを作っちゃいました

このバナナ、とても甘いです。まだシュガースポットが出て来て無いのに十分甘い。果肉はしっかりしていて甘みもあるし、大きいので1本でお腹いっぱいになります。

今回はどのレシピを参考にすることも無く、思いつきで作ってみました。珍しく計量したので記録として書いておこうと思います。


《バナナブレッド》 バナナ大3本 乾燥おから45g 小麦粉30g 砂糖25g バター45g 卵1個 牛乳50cc 胡桃、チョコレート(好みで)

下準備:バナナ2本はつぶしておからと混ぜ合わせ、溶かしバターを加えてよく混ぜ合わせる。

作り方:卵を泡立てて“もったり”したら砂糖を加えてよく混ぜる→バナナ&おからを加えて切る様に混ぜ合わせる→生地の様子を見て牛乳を加える→型に入れて(真ん中に残り1本のバナナのぶつ切りを半量入れて、更に上から生地を入れる。残りは胡桃やチョコと共にトッピング)200℃のオーブンで30分前後焼く。


~今回のポイント~

①バナナがものすごーく甘かったので砂糖はかなり控え、そして熟す手前でかたくつぶしてもドロドロにならなかったので、牛乳で水分を補うことに。

②卵は2個にしようかどうか?迷ったのですが、小麦粉を少なめにしたので“ねっちょり”にならないだろうと期待して1個に。

③朝ごはんやおやつに軽く食べれるようにバターを控え目にしたので溶かしバターを加える方法に。

④おからを“小麦粉の代用”として中途半端に加えるのではなく主役としてタップリ使用。




バナナがしっかりとカタイのでぶつ切りにした分がしっかりと歯ごたえを楽しめてよかったです。トッピングのチョコは焦げやすいので半分沈めて上からバナナをのせて焦げ付き防止。「中でとろけていて美味しい」そうです。

膨らみが悪かったので「さすがに砂糖を控えすぎたかな?」と思ったのですが、程よい甘みがあり美味しかったです。

それよりも食感が予想に反してとても良くてオドロキ


なーるほど、そういうことかぁ



今回の発見はかなり

次回は割合を変えて更にヘルシーさを求めたバナナブレッドを作りたいと思います


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まあるいお餅

2007-11-21 | Weblog
お餅が恋しい季節になってきましたね~

週末のお昼は残りご飯で一品、無いときは麺類する事が多いのですが、最近お餅を食べる事が多いです。

具沢山のスープを仕込んでおいて、お餅を焼いて入れるのです。表面のカリッとしたところと中のとろんっとしたところ、どちらも楽しめて


今年はパルシステムのカタログで“丸もち”を発見した大黒柱サマが異様に興奮して「これ食べたい!買おう!」とおっしゃるので購入してみました。

西の方では餅は丸いそうです。


このお餅 ふーどの白丸もち は有機栽培されたもち米で作られていて、品種は餅に仕立てるときめ細かく食感が良い「でわのもち」だそうです。


ただ“形が丸い”という事だけで興奮した大黒柱サマのいうままに購入したわけでもないのですが、予想以上の美味しさにまたまた大興奮

香ばしい(からゼッタイ焼くべし!)、のびが良い、弾力がある、もち米の味が美味しい


きっと第三者が見たら「うるさいよ!」って言いそうなほど絶賛しながら食べています。

お正月はこのお餅に決定  今からお雑煮が楽しみ~

 詳しくはコチラ→生協の宅配パルシステム


さてさて、私の場合冬になると食べたくなるもち米ですが、皆様はどうでしょう?

もち米は普段食べているお米が平性(寒熱の偏りが無い)であるのに対して温性です。気を補い脾胃を温める作用があるので虚弱体質で冷えるとすぐ下痢する人、疲れやすくて暑くも無いのに汗をかいたり、妊婦さんで疲れ易くてお腹や腰が張って下垂感がある人、動いた後は息が短くだるくなる

なんて人にはピッタリな食材なのです。

母乳の出をよくする効果もあるので、産後体力の回復が遅く、だるくて乳房の張りも無く母乳の出が悪い人にはオススメです。(乳房が張って痛い人は物はあるけどつまっているだけなので効果なし)

ただ消化があまりよくないので、食べすぎには注意することと、よくかんで食べましょう。

特にお餅は噛む回数が少なくなりがち。日本では「お餅は消化がよくて腹持ちがよい」なんて言われますが、これって矛盾しているような???

消化がよい=腹持ちが良い  ですか? 


中国では「餅(もち米)は消化がよくないので食べ過ぎないように!」と誰もが口をそろえて言います。

その為か?お餅やそのまま蒸して食べるよりはお粥として食べられる事が多いような気がします。

お粥と言えば、我が家では鍋の後の雑炊にも餅は欠かせません。ひと口大に切ってご飯と共にぐつぐつやってとろけたところをいただきます。

お茶漬け感覚で“サラサラ”な雑炊を食べる人には好まれないかもしれませんが、“とろーりもっちり”が好きな方は是非お試し下さい


最後に注意ですが、温性なので熱性の病気中(“おでき”ができて化膿したり、咽がはれたり、風邪等で熱があったり、、、)はなるべく控えましょう。


今週も注文できるのでお正月前にもう一度注文しちゃおうかな~



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不安な夜に~百合根粥~

2007-11-20 | 薬膳&食療(その他)
昨夜はものすごく沢山夢を見ました。

どの夢も“落ち着かない”“不安”といった感じの夢でなんだか起きた後も心の中が落ち着かない感じ

昔体調がものすごく悪かった時期があって、そんな時は毎晩こんな感じだったなあ・・・・


体調が良くても夢を見ることの多い私。姫様の睡眠妨害も手伝ってあまりよい睡眠を得られない事の方が多いのですが、ここ半年カフェインを控えてからは比較的質のよい眠りを得ていました。

そういえば昨夜夕食後、週末クマ子で買った“クマ子ロール”の残りを食べた時に大黒柱サマの飲んでいた紅茶(職場の方のイギリス出張土産のハロッズのダージリン)を一口もらったけどまっまさか一口で??

一口の紅茶よりもむしろ“遅い夕食+食後(寝る前)にケーキまで食べている”事の方が問題でしょう


夕食早い時間に食べたいなぁ


まあ、自分でできることからやるしかないので、今朝は百合根粥を作る事にしました

精神安定効果のある生薬&食材は幾つかありますが、その中でも“不安”を伴う場合にピッタリなのが “百合”です。

これは“百合根”を乾燥させた物(→正確な加工法は、「熱湯にさっとくぐらせてから乾燥させる」となっています)。今朝は“百合”を使ったのでいつもの「食材辞典」ではなく「中薬学」の本から紹介します。



百合:味甘、性微寒。肺・心系に入る。養陰潤肺止咳(陰を養い肺を潤すことで咳を止める)、清心安神(心を静め精神を安定させる)



特に虚熱(陰が足りない事で陽が相対的に余り熱となる)があって落ち着かない場合に、陰を補う事でその熱を冷まします。

心に対する効果を得る為にはそのまま使用、肺に対する効果を得る為には更に蜜で炒ると言う加工が必要になります。



《百合根粥》 冷やご飯茶碗2杯分 百合(生薬)大匙1 水適量

作り方:百合を水で戻す(水に30分浸す)→火にかけて10分くらい煮る→冷やご飯を入れて好みのやわらかさになるまで煮る。



本格的なお粥にするには米から炊くんでしょうけど、私はたいてい冷やご飯を使っちゃいます。普段からシャトルシェフ(真空保温調理器)や圧力鍋を使って調理しているので長時間煮込むのは目が離せないし、何より換気扇がうるさくてイヤなのです。

これを朝と夜の二回に分けて食べようと思います。これで今夜は安眠かしら~


モチロン百合根を使った方が美味しいし、効果も少しは期待できるので是非お試し下さい。

百合根といえば、、先週末外出の帰りに“百合根”を探しに駅ビルの地下によったところ、売っているのを発見!したのですが、ゆっくり見ている間に最後の2個をパワフルなオバサマに先に買われてしまって

生薬の“百合”はまだあるし、大黒柱サマは「百合根入りの茶碗蒸しは年末か正月のイメージ」とおっしゃるのでその頃にまた買いに行くとしましょう。




それにしても“クマ子ロール”美味しかったな~先週末に食べた“ジャージーロール”も良かったけど、我が家の好みは“クマ子ロール”の方。

カスタードクリームが中心にある為か?生地事態の卵の割合は“ジャージー”よりも低めでした。生クリームとカスタードクリームの2つの味を楽しめる方が好き

シュークリームもそうだけど、生クリームとカスタードクリームが混ざり合って1つのクリームになっているよりは、生クリームとカスタードクリームが独立して?入っていて、自分で割合を変えたり別々に味わったりする方が楽しみが何倍にもなるので好みなのです

今年は自分でクリスマスケーキを焼こうと思っているので色々食べて研究しなきゃ~






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

里芋じゃなくっちゃ!

2007-11-19 | 薬膳&食療(野菜)
風が冷たくなってきましたね~ 



先週は講習会が続きバタバタとしていたので鍋やら煮込み料理が大活躍。ずいぶん前から豚汁は作っていたのですが、先週になって初めて里芋を使って作ってみました。

やはりじゃが芋と違ってあの独特のネットリ感、ヌルヌル感がいい冬が来た~って感じがします。

下処理として一度下茹でして“ぬめり”をとるように料理本には指示がありますが、私はその“ぬめり”こそが里芋の醍醐味だと思うので下処理はナシ!

皮をむくのもじゃが芋に比べて大変ですが、やはりこれからの季節は里芋でなくっちゃ!って料理がいくつかあるのでがんばっちゃいます


そんな里芋、沢山種類があって大きさも色々。大きな“八つ頭”とか、今日野菜として有名な“海老芋”も里芋の一種です。

中国の食材辞典によると


里芋:味辛、性平滑。胃腸を通し皮膚を養う。魚と一緒に煮るととてもよく気を下ろし胃を整え虚を補う。10月以降芋を日に当て乾燥させてから保存して冬に食べると病気にならない。

注意 沢山食べすぎると気が停滞して胃を損なう


となっています。特に鯉や鮒と煮付けると美味しいそうですよ~ 「芋を食べるとお腹が張ってガスがたまる!」なんて人は是非お魚と煮て食べてみてください


そして忘れてはならないのが芋の茎“ずいき”。干して乾燥させた物は“いもがら”といいます。

中国では葉も食べるのか?葉と茎が一緒に紹介されています。

芋茎・葉:味辛、性冷滑、イライラを除き下痢を止める。妊婦がイライラと気がつまり胎児が安定しない状態を治す。


今は便利な?世の中なので冬でも夏野菜(身体を冷やすのが多い)がいくらでも手に入りますが、昔は貴重な寒性のお野菜だったのでしょうね。

性質で“滑”とあるのは、滑り(通り)をよくする効果があるということです。便秘の人にはオススメの食材ですね


“芋がら”は日光に当てているのでいくらか身体を冷やす作用が弱まっていると思います。あまり目にする機会がなく私も数えるほどしか食べた事が無いのですが 見つけたら是非買ってみたい食材の1つです。



それにしても本当に寒い!

やっぱりオイルヒーター欲しいなあ・・・・・・・







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑いっぱいの公園で心の浄化を

2007-11-16 | 健康・養生
11月から心機一転!

なんて宣言したのに早速躓いてしまって


イライラしているわけではないのだけど、ストレス発散の為のはけ口を求めてしまうという事はそれなりにストレスがたまっているのかなぁ?

と言うわけで、頑張って緑の多い広~い公園まで行って来ました。


この公園は私の大好きな公園で、大きな木は沢山あるし、噴水もあるし、散歩コースもあるし、だだっ広い土手があるので10年前はよく自転車で来ていました。


赤や黄色に紅葉している葉があってとてもきれい~

ちょうどお昼時だったので、お弁当を食べている人が沢山。子連れの親子だらけでベビーカーがものすごい数ですが、広いのであまり気になりません。

私もお昼の用意をしてくるんだった


とりあえず土手の一番上まで上って行き座って辺りを眺めていましたが、あまりに気持ちよくてゴロンッと横に。

真上には真っ青な空が広がっていて太陽がポカポカ

周りの緑で心が浄化されていくような気分を味わい、更に太陽からはエネルギーをもらっているような気分に。


きゃっきゃ言って走り回る子供の声や鳥の鳴き声も心地よく耳に響き、そのまま日光浴&森林浴を30分ほど楽しみました。



人体の“陽気”(いわゆる“気”と考えてもらってもいいです)は寒気が大の苦手で寒気によって損傷しやすいので、これからの季節は“陽気”を守る事が養生の秘訣になります。

冬が苦手、寒いの嫌い!冷え性なんて人は特に寒さ対策は万全に



そしてこれからの時期の貴重な日光は(紫外線対策をしつつ)存分に浴びて気のパワーを補給するといいですよ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする