一年間、海水を多量に飲みますか？

こんにちは。3/22（火）、冷たい雨と曇り空に、心が冷え込むような東京です。
原発の取水口周辺で放射性ヨウ素が暫定基準値を超えるという報道が、でていました。
原発の損傷を食い止めるために、放水を続けているのです。微量の放射性物質を含む水蒸気の大気への放出も続いています。
一時的に測定値が高くなるのは、予測できる結果だと思われませんか？

今の海水を、この先、一年間、あなたは毎日、飲み続けますか？
そんな起こり得ない仮定に基づいて、１年間、海水を飲み続けて、１年後に1mSvを取らずにすむ、今の概算基準値は、それほど厳しく定められています。
それは、国民の安全を護るために、厳しく厳しく基準は定められているからです。

もう一度、お尋ねします。あなたは海水を、一年間、飲み続けますか？

生物濃縮が心配だというお気持ちはわかります。
が、海では放射性物質は拡散します。ある一定の海域に留まるとは、考えにくいです。
生物濃縮を問題にされるのであれば、長期的な視野にたって、広域にデータを取り続けなくては、評価することができません。

そしてさらに。放射性物質には半減期があります。
一時的に高い値があっても、時間によって、減衰していきます。

今はまず。
原発を人のコントロール化に戻すために、放水を続ける必要があります。
一時的に測定値が高くなっても、この状況が一年続くなんてことは、ありえません。

ですから、どうぞ落ち着いて、推移を見守ってください。



それでも騒ぎ立てる方にお尋ねしたい。

放射性物質の飛散が、東京に向かう南と西だけと思っているのですか。
東の海のほかに、原発の北を考えたことはありませんか。
地震と津波で破壊された町、今でも、誰かを救出しようとしている町、がんばって皆で生きようとしている町、
そこにも、不安をあおるだけの情報を、届けようというのですか？
ただでさえ足りない物流を、いわれのない恐怖で切り崩そうとするのですか？

東京に向いた情報でなく、被災地の人に役立つ、
本当に大事な正しい情報を、伝えてください。
よろしくお願いします。