七月一日、麦茶をお供に氷室饅頭をいただく。どうか、息災でありますように。
加賀の前田様から続く習わしに、そっと首を垂れる。
毎年、金沢の登志子さん(登志子のキッチン)が身内に贈るように願ってくださる。ありがとうございます。
今年は、金曜日だったから。かつて加賀で暮らした大叔母の元に一番に届けた後で、苦楽を共にしてくれる、近しいスタッフにも分ける。皆で息災で、世の要請に応えようと、願う。
人の出来ることには限りがある。知っていても、求められる限り諦めない。私たちが諦めた時が、お終いであるなら、付託に応えなくてはならない。
冷凍庫もない時代に、加賀からお江戸まで、馬に積んだ氷を届けようとする。猛暑の時は、運び手は、どんなに辛かったことだろう。砂漠に水を撒くような、過酷な仕事につくものが居たことを思えば、私の日々は、未だ頑張れる。(微笑)
自分が頑張るなら、それは良い。誰かに強いねばならぬ人生は哀しい。
貴方が息災でありますようにと、祈ってくださる方が居て。
感謝していただく夜があって。
平和であるからこそ、私たちは笑いも泣きもできる。心を込めて仕事もできる。明日の朝を楽しみに漬物を用意もできる。
ウクライナに届け、明日も皆が息災でありますように、と。
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無病息災でお過ごしなさいますように!