ハッキリした味で脂ギッシュ(笑)な生姜焼き、ざくざく食感で甘旨なキャベツ。それをまとめる要に据えたのが、優しいチキン・シチュウです。
大ぶりに切り分けた鶏もも、じゃが芋、人参、玉葱を、ふっくら煮て、あむっと食すよう作りました。
いでよ、ルク!(笑) …もちろんストウブ鍋でも(笑)。この日、ストウブは別のお仕事していましたから(笑)。
[作る]
1)鶏ももは皮をはぎ、大きく切り分ける。じゃが芋、人参、新玉葱も同じ方針で。
2)パセリの茎、クローブ1本、ベイリーフ1枚を、不織布のお茶パックにいれ、ブーケガルニとする。
3)厚手の鍋に、バターをたっぷり。塩をふった鶏ももを並べ、浅く炒める。
4)鶏を取り出し、新玉葱を並べる。その上に、鶏もも、人参を並べる。白ワインをかけて蓋をし、軽く蒸す。
5)鍋底から起こすように一混ぜし、じゃが芋、鶏スープを加えて煮立て、あくをひく。
6)ブーケガルニを加えて、お鍋が笑うように煮込む。
7)人参に火が8割まわったら、ブーケガルニを取り除く。ハインツのベシャメル缶+白ワインを、泡立て器で滑らかに混ぜたものを加えて、全体をよく合わせる。
8)じゃが芋もほっくり煮えたら、ひと肌に温めた牛乳を加える。突沸させないよう注意して、合わせ混ぜる。
白胡椒をがりりっ。刻みパセリをトップ。
ほっくりした土物にして、乾いた気配。陽射しの向こうに、馬を追いかけて、砂煙があがる。土に溶け込む鞣し革のテントには、三角の標…。その先は河があって歓声がきこえて……。というストーリィの器選び(ニッコリ)。
ネイティブ・アメリカンの居留地に似合うような、優しい土の気配の器。
この器デビューのために、クリームシチュウを決めたのでした。(ニッコリ)
蛋白質と野菜を美味しくしっかり食した後で、二次会(笑)は、ミニ・パイナップルを切り、カナッペと共に。
薄切りされた香草入りゴルゴンゾーラは、こんな時に重宝します(笑)。
のんびり、家呑みの時間でした。
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シチューですか。
この季節に意外性がありました。
わたくしの献立には年に1回か2回ほどしか登場しないメニューです。
またこの器が渋いですね。
食べること以上に食事全体を楽しんでおられる雰囲気が伝わってきました。
うん!うん!
フレンチのシェフにそう習いました。
ミジョテですよね。
よびちゃんは、料理のお仕事をんさってるわけではないのに・・・ほんまあれこれとお詳しい!
大尊敬です。
おっしゃる通りです。食事全体を楽しんで作り、食した休日でした。
ええ、この大地を思わせるような器を手に入れて。
最初に何を?と思ったときに、穏やかだけど、食べ応えある(笑)シチュウにしたいと思ったのでした。
最初に盛る料理が、器の性格を決めるような気がしていて(ニッコリ)。
嬉しいコメント、ありがとうございます。
そう、ミジョテ、コトコトと、躍らせずに煮込むことですね。
母はクラシックな美しい料理を学んだ人でしたので、家にも沢山の本がありました。
自分が旅の中で、文化としての食に興味を持ってから、沢山の本を読み、自分で試してみて、それぞれのクックさんに教えていただいたりもしました。
調理は科学です。細胞壁の透過性、蛋白質の変性温度を考えてみると、料理書が言わんとしていることが、伝わってくるように思います。
その基本を踏まえて、食す人に合わせて、調えることが、顔の見える料理に繋がると思っています。(ニコニコ)
お鍋が笑うようにって、美味しいスープをと思う時、自然と浮かぶ言葉です。伝わりやすい言葉ですね。