トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬イチゴジャム

2009-12-09 | 何よりの楽しみ

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 冬イチゴは約1.5㎏採集したが200gほどは取り分けて譲ったので、最終的に1300g強を持ち帰る。

 グラニュウー糖1kg、レモン、ペクチンを取り揃えてジャムつくりに取り掛かったのだが、ここで思わぬ誤算がでた。それは果実内の種子が意外に大きくて果肉が溶けて種子が顕在化すると思いのほか目立つ存在になってしまった事だ。表面に浮いてくるから余計に目立つ。

 「桑の実」のジャムも種子が目立ってしまい、取り除かなければ「見た目で美味しさが半減」状態になったが、それと全く一緒である。結局、取り除いた種子部分だけで250グラム相当あり、これは20%に相当する。また一緒に廃棄せざるを得なかった果肉部分や搾り取れなかったエキス部分を加えると3割以上の減になってしまって、出来上がりは貴重品状態だ。

 1リットルの貯蔵瓶に入りきれない量になる、と踏んでいただけに少々残念だった。それでも味は良いのが慰めだ。

 熱い状態で味を見たが、結構美味しいかったし、濾しただけに半透明の綺麗なジャムに仕上がった。冷蔵庫で数日熟成させてから試食する。

 シンクやレンジ回り、鍋や濾し器など洗い物が多くなって、いささかゲンナリだ。市場に無いものを食べようとすると「骨惜しみ」は禁物なのが骨身に染みる。肋骨の骨折部位にはしみなかったけど…。

   


冬は始まったばかり

2009-12-09 | 小父のお隣さん

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 場所によって林床は冬イチゴで足の踏み場も無いくらいだ。このまま朽ち果ててしまうのももったいないから明日当たりに気合を入れて摘み取ろう。2時間も摘めば1㎏位は収穫できそうだ。

 ゼリーにするかジャムにするか迷うところだが、長く楽しむにはジャムにするしかないみたいだ。ただ「桑の実」のように味わい深くなく、淡い酸味の淡白な味だからジャムにしても「美味しさ」は期待できないかもしれない。見た目が命かも。

 摘み取りも「桑の実」の半分くらいの大きさだから、同量摘むのに手数は倍も必要な計算になる。とりあえずは摘み取る根気が続くかどうかが鍵になる。

 目を転じたら水仙の花が見えた「もう咲いたのか」と驚きもあったが、その近くでは椿のつぼみも色付いている。

 冬が始まったばかりなのにタンポポなど春の花と思っていたのを目の当たりにすると寒さも和らぐ感じがする。とは言え情けないことに「花よりジャム」が頭の中で今は優位なのだ。