ようやく冬至だ。年が明けると日が長くなったのを実感できると思うと寒さも和らぐ。この冬一番の冷え込みとなって、今まで凍結しなかったため池が凍った。
春に掘り上げて今まで干上がったことは無かったが、これから渇水期を迎えるとどうだか、越冬しているはずのヤゴなどが気にかかる。
それはともかく、今日も侵入竹の処理作業に追われた。東側の竹を倒したから陽射しが入って気温が低くとも快適だった。指先の冷たくなるのには閉口しているが、皮手袋では如何ともし難い。保温作業手袋でもサンタが持ってくるかどうか、自前のサンタだけど…。
フイールドから帰宅しようと車に近寄っていったら、目の前を綿毛が流れてきた。結構大きくて差し渡し6cmはあった。ポプラやヤナギなどの種子かと思ったが時期ではないし今の所は識別不明だ。
かなり昔の話だが、銀座周辺に正体不明の白い綿毛状の物体が舞ってニュースになったことがあったが、今回の物体は種子らしきものをつけている。
なによりも放射状に伸びた銀毛が美しかった。弱い日差しを受けてきらきらと輝きながら舞っていたのだ。手にとっても車の中に持ち込んでも僅かな空気の揺れを感じて煌めく様は、息を飲む美しさだった。写真ではそれを感じることは出来ないのが残念である。