ナメコだろうと気になっていたキノコを図鑑片手に鑑定した。表面と柄の下部は粘液物質で覆われ、柄の途中にはゼラチン様のつばがある。つばの上部は白色、下部は淡褐色で該当する点がここまであれば確定するしかない。
それでも一抹の不安はあって試食で最終確認をする。柄を外してバターと味醂、白ワイン、醤油で炒めた。しんなりしたら随分とカサが減ってしまったが小皿の一品はいかにも美味そうに見える。
一枚だけ胃袋に納めた。「美味い!」としか言いようがない。銀シャリが欲しいところだが残念なことに我が家には玄米しかない。口に入れる前から香りが鼻をくすぐるし、口に入れればシャキシャキと噛み応えがまた美味さを増長させるのだ。
夕食までの数時間、何も無ければ夕食の一品にする。こんなことに幸せを感じる人生とはこんなことだ?!。
PS:七味を加えた。ツルンシャキシャキが一層味わい良くなった。こんなことなら前回発生したのから調べるべきだった。これこそ「後の祭り」「後悔先に立たず」である。