トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二又もミツマタも

2009-12-23 | 性向有毒の翁なれば

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放射冷却でこの冬一番の霜の原が出現した。そんな朝だったが作業中は汗ばむほどで、近くにはミツマタのつぼみが膨らんでいる。名前のとおり、全ての分岐がミツマタなのは面白い。

 一方、永田のミツマタは牛車の制御が出来ぬ鼻引きだから行く先不明の様相を呈している。行き着く先は「霜一面の枯れ野原」なんて有り難くはない。

 せめて二又くらいにしておけば良さそうなものだが「火中の栗」でも「虎穴の虎子」でも手を出さざるを得ないところに不幸がある。栗ならまだしも「鈍愚吏だらけ」なのが一層不幸せを実感させるのだ。民の虎の子は減る一方だし・・・。

『君の手で押さえきれぬぞミツマタは押さえ処でひと玉溢る』

『隠しようしたくて出来ぬ腕二本叉は三つじゃ一つはこぼる』

『イチジクの葉さえ三つを納めるに一つ覗くは相撲じゃ黒よ』

『生来の野牛繋げだトロイカは鈴の音軽く吹雪に消えぬ』


雪便りに想う

2009-12-23 | 感じるままの回り道

 『我が郷は雪に埋もれて冬至なり』

 『新雪に尿で書初め日本晴れ』

 『雪も来ぬ緑のこの地寂びしけり』

 『群発の地震はこちら郷は雪』