トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

暖かい一日

2009-12-06 | 小父のお隣さん

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 昨夜の雨も上がって穏やかな日和となった。北の山並みに目をやるとうっすらと白くなっている。

 それでも快晴無風の朝は陽射しの暖かさが良く生きて、濡れた幹からたっぷりの湯気を上げさせている。

 竹の処理は触れると上から「ザーッ」と水滴が落ちてくる状態なので、トレイル脇の侵食陥没孔を埋め戻した。いつもの事ながらツルハシ、鍬、スコップの作業はきつい。

 どういうわけか周辺は地下に水道が出来易い土壌で、トンネルが大きくなって上部が陥没した地形が多々ある。大きいものは直径数メートル、深さ3メートルもあるのが林内にいくつかある。

 食事前、トレイルの水溜りの横にオオスズメバチがじっとしていた。朝、通ったところだし触覚が動いているから、その後飛翔してきた女王蜂だ。近くで見ると最大サイズに近い体格だ。画面いっぱいに撮影したかったのだが気温は15度にもなってきたから遠慮してしまった。

 標本として保存したいくらい立派な個体だった。

 


スッポンタケ END

2009-12-06 | 小父のお隣さん

 幼菌の発生から成菌になり崩れるまでを撮影しようと狙っていた菌が一向に展開しない。周辺には後発のスッポンタケが朽ちてきている。シーズンも終わりだ。

 業を煮やして断念した。持ち上げてみたら細い菌糸が地中に一本だけ伸びている。刈り草を集積する時に動かして、他の菌糸を切断したためかと推測した。

 上部が中から押し上げられて成長が止まったままだから皮を剥いてみた。ゆで卵の殻の下にある皮の感触だ。

 その下はゼリー状の物質で覆われている。既に乾燥が進んでいて触れた感じは「葛切り」のような印象だ。半割りにすると本体が現れた。

 成長が途中で止まってしまったのが良くわかる。この個体は周辺で一番大きな幼菌だっただけに、発生したら立派なスッポンタケになっただろうと悔やまれる。

 軸となる圧縮されたスポンジ状の本体、カサの部分にはクレバの黒い粘液が層になり外側にゼリー状の物質が蔽っている。ゼリー質のものはクレバほど臭くなかった。

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