指を丸めて覗いたら 黙ってみんな金出した 流石一郎
この道はいつか来た道 ああそうだよ まやかしの花が咲いてる 泥縄
からからの花が咲いたよ 白け白けの花が咲いたよ 吹詩大国
今も荒海 向こうも首よ 派遣泣く泣く もう銭切れた 転石
今宵泥酔鼻骨惜しや 暗い路地裏鼻血散る 浅腫瘤
疑惑の山は転嫁の件 検察官も物ならず 鳴物
春の裏等の済んだ金 示談
濁り酒濁れる飲みて鼻柱しばし慰む 俄長者
「村の女は眠れない」と言う詩集?があったような記憶がある。小生流なら「ムラッとおいらは眠れない」となるだろう。昨日はフイールドが濡れてスリップ事故など避けたいから休養日にしたのだ。
日中、衛星放送で「フライド グリーントマト」を見て、温泉にも行かずテレビ桟敷だった。そのため深夜に目覚め、フレーズが浮かんだら眠れなくなった。日中の活動が無いから当たり前だけど、施設入所者が「眠れない」と訴えるのが良くわかる。
結局、ペンライトを点けては書き、点けては書きとめ、朝になってしまった。こんな日のチェーンソー作業は危険だから、浅くなった沢の河床の掘り下げと、その土砂を土嚢に詰めてトレイルの補修に使うことにした。こっちは寝不足には少々辛い活動だ。まだ夜は明けない。いびつな月だけが明るい未明だ。