トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

根笹の根絶・生物の再来

2010-02-11 | 小父のお隣さん

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 廃道再生で刈払機を使用したが、帰路にある草地誘導地の根笹の根株を地際から再度刈り取る ことにした。アズマネザサの密集していた平坦地を刈り払って5年になるが、まだ根株から芽が出てくる。

 今までは刈り倒した稈が邪魔をして、地際から綺麗に刈り取れずに残っているのだ。ようやくボロボロと形が崩れるところまできた。「暑い日だなあ」と思いながら作業をしていたら黄色い蝶が飛んでいるではないか。

 「蜜も無いのに」と思いつつ眺めていたら地上に降りてくれた。忍び寄って覗いてみると僅かばかり花開いたタネツケバナだろうか、蜜を吸っている。この手の蝶は接近させてくれないのが通例なのだが、餌が少ないせいか飛び立とうとはしなかった。

 あたりを見渡すとジャノメチョウの仲間も二種類飛翔が確認できた。蜜を提供してくれるのは、スミレもあるようだが、まだ数は少ない。黄色い蝶はキチョウと思ったのだが、良く見るとソバカスがいっぱいある。どうもキタキチョウのようだ。

 鳥のさえずりやチョウの出現、スミレの開花など季節は春にまっしぐらだ。梅や寒桜より春を感じる。


眠らぬ森の精

2010-02-11 | 小父のお隣さん

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『立春と聞いて顔出すフキノトウ』

『羽毛散る林床に射す春日和』

『藪無くば倒竹の中地鳴きあり』

『倒したる竹枝もぐるメジロかな』

『竹消えた森を抜けたり鷹の勇』

『血は温き生きて宴に寒の森』