トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

フグリだなんて

2010-02-22 | 感じるままの回り道

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 山桜の枝先を覘いて、何気に足元に視線を落としたら目に入った一輪。「もしや!」と思って秘密の場所まで足をのばしたら満開だったのだ。足元一面に畳2枚ほど青い花のカーペットだった。若い頃ほど胸が妖しくならないが、それでも好きな春の花だ。青いご飯茶碗は今でも胸が妖しくときめく。

 ツユクサもそうだが青系の花は写真に撮ると似ても似つかない発色になってしまう。写真では実物の美しさは届かない。

 春は黄系の花色が目立つ中で青系は異色とも言えそうだが、名前も「オオイヌノフグリ」では異色中の異色だろう。安易に口に出来ない発音だけど、フグリと言っても伝わらなくなったのが昨今だ。

 しかし命名した学者は誰だか知らないが「ママコノシリヌグイ」同様、発想の貧弱さを感じる。今風に言えば「品格がない」となるのだろうか。

 アゲハの食草にと移植したカラスザンショウは冬だから葉を落としているが、葉のついていたところは猿面そのものだ。それぞれ似ているようで全く同じでないところが面白い。

 今日も暇をこいてしまった。


杉足るは

2010-02-22 | 性向有毒の翁なれば

Photo『間引きした寒木にみる成れの果て』

『記憶にも記録にも無し山仕事』

『月は天尿意兆して身は震る』

『湯ではなく汗ばむ大寒水欲しや』

『過ぎたるは遺憾なりとて事を締め』