トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

迷いの森

2010-02-09 | 今日は真面目に

 『立ち枯れを丸太に切りて積み上げるいつかは孵るクワガタ想う』

 『鋸の音木霊をすれば人恋し幹見上げつつ一人立ち聴く』

 『立ち仰ぎ傾き見れどこの幹は素直に伸びて間引くに惜しや』

 『現役の頃は弱者を支えたり森に入りては弱木を伐る』

 『しなりつつ倒れ逝く竹杉の木の枯れ枝を削ぎイヤイヤと落つ』


表層破壊

2010-02-09 | 性向有毒の翁なれば

1 Photo_4 2Photo_5  3Photo_6

 林内整備をしていたら話し声が聞こえたので振り向いたら、沢向こうの斜面で竹の子掘りだった。年配の男性2名、昼食時に話題になったが「ご常連さん」だったようだ。唐鍬を持ちリュックを担いで探し歩いている。例年、定期的に入山してくるセミプロ級とでも言いたい輩が二桁はいるのだ。

 急な足場の悪い斜面だから、慣れた人でないと足を踏み入れない場所だ。一服しながら眺めていたが、この人たちも山を崩すのに一役買っている場面をまざまざと見てしまう羽目になった。竹林ならともかく、侵入竹の生えている場所なら急な斜面でも入り込む。

 唐鍬で結構な範囲と量の表土を削るのだ。急な斜面ではほとんどが留まることも無く流れ落ちてしまうだろう。この時期は大きな竹の子は収穫できないが、探りを入れる面積は余計に広くなる、よって多く削られてしまうということになるだろう。

 山芋堀りの埋め戻しをしないのは林床や表層が人為的に荒れる大きな要素でもあるけれど、竹の子を探り表層を削るのも植生には大きなダメージがある。一木一草すら定着できないからだ。

 一方、子供連れで竹の子探しに奔走するグループもいたが、こちらは微笑ましい。小生もあえて探り方や発生し易い場所の能書きを並べてしまった。こういう評価や対応の違いは差別になるんだろうかネェ。