昨春、漏水防止と貯水量増の為に土嚢を積み上げ補修した積りの溜池だったが、完全には漏水防止が出来なく「粉粘土」を使用する策もあるのだが費用が掛かるのでそのままにしていた。 少なくとも夏季、冬季の渇水期にも以前のように底が乾燥してひび割れることも無くここに至った。
今日、定点観測の撮影に立ち寄ったら昨夜の雨で満水になっていた。漏水地点も滲み出る程度で少しは緩和されたようだ。
土嚢に詰めた溜池周辺の土は粘土質で沈殿すれば固まるが、土嚢で積み上げて圧力が掛かっていると水で緩んで土嚢から漏れ出す微粒子だった。そのため積み上げた強度の不安はあったが、逆に溶け出した粘土質が漏水している部分を埋めてくれたのかもしれない。
それはともかく、干からびないで春を迎えられそうなことから、今年はトンボの孵化が現実味を帯びてきた。今は枯れているが蒲やカンガレイの茎で抜け殻を見つけれるか楽しみだ。
しかし、アカハライモリが多数生息していて捕食されてはいないか、その影響が心配ではある。